ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

3990  涙目になる咳

2017-01-31 20:44:11 | Weblog

大腸検査の方は一段落したものの、胃と親知らずが気がかりで、相変わらずナーバスな日々。
しかも大腸検査後に引いた風邪がなかなか治らず、再びゴロゴロと寝てばかりの毎日に戻ってしまった。
こういう時はイヤな夢ばかり見るもので、特に、サスペリアの音楽がバックに流れる夢はツラかった。
28日と29日は教室のあと、ひとりで(Nは岐阜と京都行き)、テレビでウルトラセブンや「アイス・ツイスター」を見たり、
動画で「しんごヨシエ」、「転落していく女の人生」を見たりして過ごす。
不毛なり。

1月30日
あまりにひどい咳に負け、久々に呼吸器内科へ(西田三段似の院長先生、ものすごく優しい)。
この日は患者さんが多くかなり待つが、Nが珍しく本棚から絵本を持ってきた。
なんだろうと覗きこむと、『でんでんむしのかなしみ(新見南吉)』。
題名だけは知っていたが、読んだことがないので一緒に眺める。
なかなか深い、いい余韻の残る作品だった。 が、こういうのを国語の授業なんかで取り上げられると興ざめかも知れない。
そのあとは、ヒーリングビデオに映し出される満開のサクラとか、山肌から涼しげに流れ落ちる小さな滝、朝もやの中のシカ、巨大なエイなどをボォーッと見て過ごす。
診察のあと検査(肺活量を調べるようなもの)を受けると、案の定、気管支炎になっていたようだ。
調剤薬局でクスリを受け取るとき、説明があまりにも丁寧すぎる(長すぎる)ため、途中から咳きこんで止まらなくなり、涙目になってマイッた。


31日(火)は恐る恐る園田へ。
ここ数日の暖かさから、また一挙に真冬へ逆戻りしたような寒さだった。
園田屋さんでフウフウ言いながら食べるアツアツのきつねうどんが最高にオイシイ。
この日は、9Rの人気薄の川原(単勝人気31倍)が取れたのと、
大日本プロレスカップ後、この寒空の中、関本大介選手からアルゼンチンバックブリーカー?をかけられる竹之上アナを見られたのがよかった。


夜。
腐る直前のバナナが沢山あったのでバナナケーキを焼く。
多分すごくオイシくできたと思う。


おわり
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3989    賞味期限

2017-01-24 09:05:58 | Weblog
1月23日(月)

N、午後から連盟へ。

私はノドがいがらっぽく、少し咳が出る。
お腹の方はまだ緩いが、それでも、ほぼ普通の食事に戻れるのがうれしい。
大きなお鍋に、鶏肉だんごとタラの切り身、豆腐、白菜、大根、ニンジン、うどんを入れてグツグツ炊く。
おいしい。

夜は久しぶりのお風呂。
めんどくさいと言えばめんどくさいが、3日ぶりだとさすがにキモチいい。




1月24日(火)

N、2つの用件があり引き続き大阪へ。
ちょうど寒くなったので足の調子が心配だが、そう思いつつも、手を振って見送ったあと即コタツへもぐりこむ自分が、なんだか薄情に思える。

夕方6時から級位者研究会で7名参加。
昼間に台所の隅から出てきた賞味期限ギリギリのホットケーキミックスがあったので、それを自分の夕飯にしようとフライパンで焼いたのだが
火が強すぎて黒コゲになってしまった。
でも捨てるのもモッタイないので、表とウラのコゲを削りとりながら中身だけ食べるが、正直、まったくオイシくない。
ということで、あきらめてエースコックのワンタンメンにお湯をそそいでズルズル。
だらしない女に見えたことだろう。

研究会後のオヤツに 「生もみじ饅頭」 を用意していたが、よーく見ると賞味期限が切れている。
まあ、切れてるとはいっても1日だけだし、消費期限というワケではないので大丈夫だろう。
けど、一応は断っておかないといけないような気もするので、恐る恐るカミングアウトする。
ここで、「あ、ボク遠慮しときます」 とか言われると傷つくタイプなのだが、どの子も気にする風でなく、
ヘッチャラな顔でおいしそうにパクパク食べて帰って行った。

みんなイイ子だ(^-^) 


ホクセツサンデー、きょうはBクラスでの勝利。
ここまで来るとさすがに楽勝という感じではないが嬉しい。
これで高知移籍後11戦9勝3敗。
がんばれサンデー、母さんがついてるよ


N、10時半過ぎに帰宅。


おわり


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3988   少しづつ食べる  

2017-01-22 14:30:38 | Weblog
1月21日(土)

朝、
いそいそと検査後食セットの箱から、朝食用「全粥」を取りだす。
パックごと湯煎して器にあけるが、これがとんでもなく甘ったるくて食べられず
ガッカリするが、悲しんでても仕方ないので、昼用「3分粥」へ期待することに。
しかしここまで食べないと、空腹感も、もうさほどツラくは感じない。
午前中のレッスンも全然ヘッチャラだった。
断食道場っていうのも、こんな感じなのかなあ。


特訓教室を終えたNとK士は、昨夜のシチューでお昼。
私の検査後食は三分粥だけと思ってたら、お味噌汁も付いていた。
(でもなぁ、また不味かったらどうしよう)と思いつつ怖々口にするが、お粥はまともな薄味仕上げでパクパクいける。
お湯を注いで飲むタイプのお味噌汁も、しっかりと「みそ汁の味」で、こちらも涙が出そうになるほどオイシイ。
ありがたいなあと思いつつ、お椀をかかえ、ゆっくりゆっくり飲み干した。

夕食は最後のレトルトパック「鯛がゆ」。
細かくほぐした鯛の混ざる、ちょっと上品な薄味のお粥。
これにもう一品、パック入りのデザートが付いていたのだが、こちらは外から触るとブニョブニョ柔らかい感触なのでパス。
どうも、「ドロッと系の甘いもの」 に弱いようだ。
それでも、明日からふつうに食べられると思うと本当にウレシイ。


夜、レンタルのDVD『歩いても歩いても』を観るが、始まったとたん、前にも見ていたことに気づく。
でも、『♪ブルーライトヨコハマ』 からのタイトル名というのは、きょう初めて知った。
是枝監督って、たまたまテレビで見た時の印象がトンデもなく怖かったので、以来ずっと食わず嫌いだっのだが
きょう初めてすなおに、(いい映画を作る人だなあ)と思えた。


奨励会のN君から電話がなく、不安な気持ちで就寝。



1月22日(日)

朝、目覚めるとノドが痛い。
(あーあ、風邪ひいちゃったなあ)と思いつつ布団の中でモゾモゾしていると、外からNの声。

「N君から電話あった!」

「連勝やった!」







夜、風邪気味でご飯を作れず、M製麺へ。
油っこいものはダメなので、かけうどんと鮭のオニギリを注文。
目の前でNが食べるかき揚げが、ヨダレが出そうになるほどオイシく見える。

それにしても、そろそろNも何か作れるようにならないとなあ・・・。


おわり

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3987   3度目の大腸内視鏡検査

2017-01-21 12:39:53 | Weblog
1月20日(金)

8時10分に家を出て、南口までNに送ってもらう。

病院へ着くと、すでに、2リットルの洗浄剤(今回はボトルでなく、点滴用のパックみたいなのに入っている)を前に座る患者さんが数名。
受付けで血圧を測ってもらったあと、私も輪の中に入る。
すぐとなりは、なんだか暗ーい感じの女性。
座る時にちょっと会釈しようと思ったが、うつむいたままザンバラと覆いかぶさる髪で顔が見えない。
話しかけるなよオーラ満開なので、あきらめて、近くの雑誌を取って腰かける。
あ~あ、これからの長時間、退屈だなあ。

洗浄剤パックやミネラルウォーター、キャンデーのカゴなどが乗るテーブルの向かい側には、60前後の男性3人と、80は軽く超えてそうなオジイサン。
黙って雑誌を手にする人が多いが、どこかウツロというか、放心状態というか、心ここにあらずというか、
それほど真剣に読んでる風はない。
看護師さんの説明どおり、紙コップに書かれた黒マジックの線まで洗浄剤をトポトポ入れ、それをキッチンタイマーみたいなのを使って
15分かけて飲む。
「イッキ飲みはしない」 「15分以内に飲み終わっても余った時間は待つ」 「初回のトイレ行きの時はブザーで連絡する」などの諸注意を受けてスタート。
洗浄剤は相変わらずオイシくないが、それでも最初の1リットルほどは、頬ばったキャンデーと共になんとかクリアー。
壁のモニターに映る 「ALWAYS三丁目の夕日」 を眺めながら、程なくトイレとの往復が始まりだした。
排便の際は、2,3回に1度のわりで看護師さんに確認してもらう。
「まだ濁りが出てますねえ」 「あ、いい感じですよー」 「ずいぶん良くなってきましたね、あともう少しです」

しかし、下剤が残り三分の一ほどになってきた頃から、ガタッと飲むスピードが落ちる。
大腸検査を受けるのはこれで3度目だが、3度とも同じ現象だ。
お腹いっぱいで飲めないというワケではない。
なぜか突然、口中からノド付近が拒否しだすというか、味覚がいきなり受けつけなくなるというか、
競馬で言えば、元気に先頭を走っていた馬が、最後の直線で急にパタッと止まってしまう感じ。
(ああ、ここからが長いんだよなぁ・・)、袋に残った透明の液体をうらめしく眺める。

それでもトイレとの往復はひっきりなしだ。
13回目の排便を見てもらったあとは、以降、1回置きの確認。
サーッと水のようにほとばしる薄黄色い液体が、だんだんと透明感を帯びて来る。
何かに似てるなあと思ったら、〇〇レモン

そろそろ便もいい具合だし、洗浄剤も残り少なってきたということで、ちょっとズルしたくなってきた。
その後確認にやってきた看護師さんに、「おなかが張って、飲むのが苦しくなってきちゃったんですけど~」と甘えた声で言うと
「ああそうですか」 「でも、お薬を全部飲んでしまわないとね」。
そろそろこの辺でいいですよという返事を期待してたが、ダメだった

そうこうするうちに、となりの女性が全て飲みきったようだ。
カラになった洗浄剤パックを前に、わずかに顔をあげ、ホッとした様子でミネラルウォーターを飲んでいる。
(いいなあ・・)と思いつつ、まだ5分の1ほど残る自分の洗浄剤をうらめしく眺めていると、ほどなく看護師さんがやって来て、となりの女性に向かい

「🔴🔴さんねぇ」
「申し訳ないんですけど、まだ便に濁りがあるので、もう一杯おくすりの追加飲んでもらえます?」
言いつつ、新たに洗浄剤の入ったコップがテーブルに置かれた。
「大丈夫? 飲めます?」
看護師さんが心配そうな声でくりかえすが、女性はうつ向きっぱなしのままコクリともしない。
(ああ、気の毒に・・) (自分も同じ目に遭ったらどうしよう)
辺りには、そんな無言の空気が満ち満ちている。


そのうち、なんとかみんな最終チェックOKとなり、例の穴あきパンツに着替えたあと検査室前のソファーへ座る。
内視鏡検査自体は経験済みなので、痛くもコワくもないことは分かっているのだが(過去2回共グッスリ眠ってたので苦痛はゼロ)
それでもやっぱり緊張して、(ああ、早く検査台にあがって眠りの世界につけますように)と祈る。 
(永遠の眠りでは困るけど


ようやく名前が呼ばれ診察室へ。
検査台に乗り、キビキビした声の看護師さんから指示される。
「はい、左を横にして寝て」 「お尻をこっちに向けて」 「手でヒザをかかえて腰を丸めるように」 「もっとお尻をつきだして」 
目の前には小さなテレビくらいのモニターがあり、何かわからないモノクロ画像が映っている。
(ここに今から自分の腸の中が映し出されるんだな)(けど、きっと何も見ないうちに眠っちゃうんだろうな)、などと考えるうちに
点滴の薬が入り始め、あっという間に意識がなくなった。


ふっと目覚めると、周囲に6人ほどが寝ている。
胃カメラの時に比べるとグッと少ない。
となりには、洗浄剤のとき近くに座っていた年配の女性がいて、何か話しかけられた。
ちゃんと答えたのは覚えているのだが、そのあと眠くてたまらず、再び寝てしまったようだ。


着替えて廊下に出るとNの姿が見えた。
まだちょっとボヤーッとするので、来てもらってよかったと思う。
診察室前のソファーに座ると先ほどの年配の女性がいて、一緒に話をしながら待つ。
洗浄剤追加された例の女性は、昨年、大腸がんの手術を受けていたらしい。
「私もねえ、こちらで毎年検査をしてもらってるけど、やっぱり歳と共にシンドくなってくるわねえ」
ほどなくして名前を呼ばれ、Nと共に診察室へ。
モニターを見たり、図に書いてもらったりしながら、クールT院長から詳しい説明を聞く。
今回はちょっときれいに取り切れなかった部分があるので、来週もう一度来るようにとのこと。
まあ一抹の不安はあるが、とりあえず終わった。
T先生、ありがとうございました。

いちおうポリープ切除ということで3日間の安静。
食事も、この日を含めて2日間は検査後食セット(これもグリコ)ということで、
心から楽しみにしていたお寿司はお預けとなってしまった。
帰宅後、コタツで1時間ほど眠る。


6時からSさん来宅。
待ちに待った初来宅なのに、私は体が動かせず物も食べられずで、なんのおもてなしも出来なかった。
でも話しはやっぱりオモシロく、さんざん引きとめてしまう。
Sさん、次回は体調整えてお待ちしますので、またゼヒともお越しくださいませ


今夜から3日間入浴禁止。


おわり


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3986   検査前日

2017-01-19 12:26:51 | Weblog
1月19日(木)

対局のNを送り出したあと、大腸内視鏡関連のブログばっかり見て過ごす。

12時半。
お腹ペコペコになってから、年末に病院から貰っていた検査食セット 「コロミル(昼食・間食・夕食用)」 を開封する。
う~ん、いよいよ来たなあと実感。
昼食用クリームシチューのレトルトパックをお皿にあけ (えー、たったこれだけ~?) とガッカリしながらレンジでチン。
ドロリとしたシチューを、ひと匙ひと匙、大切に味わって食べる。
おいしいような、そうでもないような味だが、そのうちだんだん、(そういえば、トビオやクロも晩年こんなの食べてたなあ・・) と思い出し
徐々に食欲が失せる。
冷たいようだが、生理的な感情なので仕方ない。
そして当然だが、食べ終わっても満たされぬ空腹感
間食用に小っちゃいビスコが5枚ついているが (この検査食のメーカーはグリコ)、これは 「ここぞ!」 という場合にとっておきたい。
兎にも角にも、きょう一日は、この検査食で乗り切らねばならないのだ。
しかもきょうのレッスンは、年末に欠席した分の振替も兼ねているので、1人1時間。
空腹のせいで、生徒をド鳴り飛ばすとかないよう気をつけよう


ということで、あまり動きたくないので、午後はひたすらコタツで寝る。

夕食は、おかゆと、大根とじゃがいもの鶏そぼろあんかけ。
まずくは無いが、わびしい・・・・。

最後のレッスンが9時ちょっと過ぎに終了。
バイバーイと笑顔で見送ったあと、暗~い気持ちでトボトボと台所へ。
今からラキソベロンとマグコロールという2種類の下剤を飲まねばならないのだ。
特にラキソベロンは、あまりのまずさに過去2回ともパスしてるシロモノ。
今回は事前にネットで調べ、ジュースに混ぜて飲むという方法でトライすることにしたのだが
それでもいざとなるとやっぱり不安。
(ゲボッとなったらどうしよう・・)と思いつつ、ラキソ入りオレンジジュースを恐る恐る口にするが
これは期待以上によかった!
どっからどう見ても(飲んでも)正真正銘のオレンジジュース
ということで第1関門突破

・・・が、次のマグコロールが駄目だった
どうもオレンジジュースが大量すぎたようで、胃が「もうこれ以上受けつけられません状態」になってしまい
半分飲むのがやっと。
でもまあ今回はよくがんばった方だ。
ダッポンダッポンになったカエルのようなお腹をさすりながら自己満足。

1時過ぎ就寝。


おわり
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3985   2017年 1月17日

2017-01-18 20:38:33 | Weblog

1月17日(火)

今年もこの日が来た。
朝9時半に清荒神駅集合。
この数年ずっと変わらぬパターンだ。
船越君のお母さんと、お兄さんのT君。
増田六段、野間六段、安用寺六段、大石六段、澤田六段、千田六段、森家の3人、それに今回幹事の竹内四段が集合。
山崎八段と川崎四段は対局や仕事の関係でやむを得ず欠席、糸谷八段は少し遅れますとの連絡が入った。
この日は寒さも緩みホッとするが、対局場や仕事先から駆けつけて来た子、毎回5時台の電車で来る子など様々だ。

取材の方も含め、全員でアパート跡地へ。
今年もいつの間にか、船越君の部屋へ続く辺りの草が刈られている。
毎年ありがたいことだなあと、つくづく思う。
敷地の中ほど、船越君の部屋だった辺りまで進み、小さな三脚を置いていつもの写真を乗せる。
草がフカフカしてなかなかうまくいかないが、なんとか立てた。
持ってきた花束をそっと地面へ置き、ひとりずつ進み出て手を合わせる。
船越君のお母さんが写真の前で、「🔴🔴ちゃん」と、やさしく呼びかける声が小さく聞こえた。
「たかちゃん」か「たかふみちゃん」だったのだろうか。
思わず胸がつまる。

全員が拝み終わり、しばらくしたところへ糸谷八段が到着。
前日対局だったようで、息を切らして走りこんできた。
物も言えないくらい、ひどい息の切れようで心配だったが、すぐにひざまずいて手を合わせる。
そのあと船越君の写真を囲み全員で記念撮影。
お母さんを交えて写るのは6年ぶりだ。
枯れ草に覆われたアパート跡地の向こうには、同じく震災を乗り越えてきた市場の壁が低く連なって見える。
こういう場所も、もうほとんど残っていないだろう。

それからいくつかのグループに分かれ、西宮市との市境近くにある、ゆずり葉緑地公園へ。
お母さんとTさん、森家の3人は、取材スタッフの車に同乗させて頂く。
カブト山を正面に見ながら、逆瀬川沿いのなだらかな坂道をグングン登る。
昔はこの川も水量が豊富で、セリ摘みに来る人の姿もあった。

緑地公園へ着いてすぐ、訓練に来たらしい3匹の犬が目に入る。
何年も前、やはりここで訓練中だった3匹の真っ黒なラブラドールが、丘の上から全速力で駆けおりて来て、
恐怖でかたまるNに飛びついて(じゃれついて)きたことを懐かしく思い出す。

テントで記帳して小さな花束を受け取り、少し上がったところにある鎮魂の碑に供え、手を合わせる。
そばの砂防ダムの天井からは、いつもと同じように、丸く切り取ったような薄いブルーの空が見える。
天気はいいが、ここまで上るとさすがに空気が冷たい。

それから再び下界へ戻り、すっかり恒例となった若水での新年会。
毎年最初に出される、鳥獣戯画の湯のみに入った昆布茶でホッとひと息つく。
この日は、『3年後の自分へ向けて』をテーマに1人ずつ語る。
「地道に努力するのみ」 「結婚して心の支えになる人が欲しい」 「旅行をいっぱいしたい」
「忍耐」 「ちょっとしたことに動じない、ビッグな人間になりたい」 「元気で生きていきたい」 
「娘に恥じない父親になりたい」 「今やっている仕事をガンバってつなげていきたい」
「最近小さなことで苛立つことが多いので、もっと泰然としていたい」 「30代の余裕が欲しい」
「もっと仕事をやりたい」 「勇気を持って事にあたりたい」  などなど。
あと、向かい合った人からの質問に答えるというコーナーもあったが、こちらは諸事情により割愛。
食事の途中、船越君のお母さんが安用寺君のことを「アンギョウジさん」と言ってるのが聞こえてきた。
これはずっと以前からのことで、久しぶりに聞いて、微笑ましくなつかしい気持ちになった。


食事のあとは、残った6人(今年は疲れ気味の子が多く、帰宅組が多かった)で、最上階にある温泉へ。
女風呂は入ってから出るまでずっと貸し切り状態で、最後までノビノビできた。
シャンプーして体を洗ったあと頭にタオルを巻くが、不器用な私はこれがとってもニガテ。
苦心しながらなんとか巻き終えるが、鏡にうつるのは「さて~は南京玉すだれ♪」の人みたいだ。

そのあと露天風呂でキモチよく浸かっていると、そばで急にバタバタッと音がする。
(えっ?) (もしかしてチカン??) と身構えるが、犯人は、つがいのハトだった。
温泉を囲う岩のそばの小さな植え込みで、低く鳴きながら、しきりに何かつついている。
驚かせないよう、なるべく体を動かさず浸かっていたのだが、そのうちだんだん熱くてたまらなくなってきた。

(もしここで倒れたらどうなるんだろう)

(巡回の人だって、そうそう来ないだろうし・・・ハトに看取られながら死んでいくのかなあ)

さすがに恐ろしくなってきて湯船から出る。
同時にハトもバサバサと飛び立ってしまった。



しっかり温まったあと5人でS字橋を渡って帰る(K士はラーメン「あ」へ寄り道)。
途中、糸谷八段に、広島でのおススメのお好み焼きの店を聞くと、Rちゃん、Fちゃんの2軒を教えてくれた。
同じく広島出身の竹内四段も何か言っていたが、糸谷君とは好みが合わないようだ。
電車に乗って、金沢の21世紀美術館のことを話す途中、糸谷君に「絵はどんなのが好きなの」と聞くと(千田君は眠っていた)
「うーん・・多すぎて分からない」 「でも、陶器とか好きです」。
陶器にはうといので黙っていると、「金継ぎとか、オモシロいと思うんですが」


やっぱり個性的な子だ。



帰宅後、Tさんから頂いたオミヤゲの包みをあけると、Nの大好きな「あげ潮」だった。
コタツに入ってポリポリ食べながら、「あ~、これで今年の正月も終わったなあ」 とNが小さく伸びをする。
ラクな時代ではないけれど、みんな体だけは大切に、なんとか頑張って生きていきましょう。


夜、
船越君のお母さんから電話。
無事帰りつきましたと、とても元気な声だったらしい。
よかった。
次にお会いできる日を心から楽しみにしております。
そして朝早くから集まってくれた子供たち、および幹事役の竹内四段、みんなみんな、お疲れさまでした



おわり

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3984   2017 阪神・淡路大震災 犠牲者追悼のつどい

2017-01-16 20:10:05 | Weblog

1月16日(月)

お正月に買ったヒートテックの下着があまりにも良かったので、再度ユニクロへ。
昔の人たちにあげたら喜ぶだろうなあ。


お昼ごはんのあと、ものすごく眠くなり、コタツに入ったまま1時間グッスリ眠りこけてしまう。
その時に見た夢。
どこかの地方都市の繁華街を歩いていると、そこから一筋入ったところに、ちょっと時代錯誤的なよろず屋さんがある。
フラリと入ってみると、うす暗い座敷に、梱包されかけたままの雑貨が所せましと積み上げられている。
それをなぜかS世界編集長の奥さんと2人ボンヤリ見つめていると、田舎っぽい娘が出てきて
大きな包みをダルそうにほどきながら、「こっちが薄型で、これが厚型です」と見せてくれる。
それは女性が月々使う物だが、私たちは欲しくもなんともない。
なのに、「いらない」とも言わず、ボォーッと突っ立ったままそれを見つめているのだ。
途中、60になるかならぬくらいの店主らしき男性が現れるが、物が物だけに、そのまま何も言わず引っ込んでしまう。
そのあと、(さすがにちょっと買わなきゃいけないかなあ)と思いつつ、現物を手に取って眺めているところで目が覚めた。


4時に船越くんのお母さんと取材の人達がいらっしゃる。
玄関を開けたとたん、「また道に迷ってしまって」と、6年ぶりに懐かしい声を聞いた。
小一時間ほど休憩のあと、K士、Nとの4人で、伊丹の「阪神・淡路大震災 犠牲者追悼のつどい」へ出かける。
これまでは夜遅くにも参加していたのだが、そろそろ私たちも寒さがこたえる歳になってきたため
今回は夕方5時46分の「黙祷」に合わせて行くことになった。
昆陽池公園へ着くと、もう日暮れてはいるものの、辺りはまだうっすらと見える程度に明るい。

いつものように受付で記帳して広場へ出ると、もうたくさんの人が集まってローソクの炎が明々と燃えている。
15分くらい待ったあと、黄色いスタッフコートをはおった男性二名がローソクの輪の中央に立ち、5時46分になると同時に「黙祷!」の発声。
冷たいみぞれがパラパラ落ちる中、手を合わせながら船越くんを想う。
いかにも九州男児っぽい、真っ黒なまつげとパッチリした目、普段よく着ていた青いダンガリーシャツ姿の船越君が浮かぶ。
同じ時期に九州から出てきたS渡くん、H田くん。
何かでNに怒られ、短く刈りあげたアタマに野球帽をかぶった現在指導棋士の川崎四段、
負けん気いっぱいだった中学時代の山崎八段らの顔も次々と浮かび上がり、22年前のあの頃へ、つかの間タイムスリップする。

今年のテーマは「架ける」で、明石海峡大橋風の架け橋、人と人を結ぶ縁などが、明るいローソクの光で表現されていた。
緑のジャージ姿の中学生たちが、せっせと火をつけたり、溶けて固まったロウを集めたりするのをボーッ見るうち、段々寒くなってくる。
ローソクの火は暖かいのだが、足元からジンジン冷えこんでくる。

船越君のお母さんの取材が終わり、6時半に公園を出る。
それから、毎年恒例となっているサイゼリヤへ。
店へ入ると暖かさにホッとする。
やっぱり暖かいっていいなあ。
船越君のお母さんと私は「いろどり野菜のミラノ風ドリア」、Nは「パンチェッタと若鶏のグリル」
K士は「ほうれん草のクリームスパゲッティ」と「辛味チキン」を注文。
最近の体調、勤務先でのことなど色々お聞きする。

きょうの追悼の集いには息子さんのTさんも来られる筈だったが、仕事の都合でどうしても間に合わず、
翌日17日のみの参加となった。


明日はちょっとでも寒さがやわらぎますように


おわり

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3983   臨場

2017-01-15 00:59:31 | Weblog
1月14日(土)

寒波襲来で少ないと思っていた子ども教室だが、玄関のクツを揃えると33足あった。
でも人数のわりに静か。
ひと頃の土曜教室()と日曜教室()は完全に入れ替わった。

天気予報どおり、夕方過ぎからどんどん寒くなってくる。

6時からh君来宅。
なんか中学生みたいで可愛かったが、そんな彼も今月末から東京へ。
子ども時代のヤンチャぶりは、仕事への情熱と他人への思いやりに姿を変えた。
交通マヒがコワいので早めに帰ってもらうが、それじゃサヨナラと言いながら玄関のドアを閉める瞬間がツラかった。
良いことがいっぱい待ってますように。


夜、お風呂から出てノンビリしていると

「ちょっとちょっと!」 
「何これ?」 「パッチだけで、パンツもシャツもないで!」 と騒ぐ声がするので和室をのぞくと
全裸のNが縮こまってガタガタ震えている。
写真に撮りたかったが、さすがに怒られそうなのでパス。


就寝直前、「手のひらサイズの蜘蛛が全長38センチのヘビを食べる」 の写真を見てエグかった。



1月15日(日)

朝、起きあがって障子をあけると、うっすら雪景色。
長グツをはいて駅前のポストまで、おっかなびっくり歩く。
外出できないNに見せようと、雪道の写真をいっぱい撮った。
帰宅後、サバの味噌煮と肉豆腐を作る。

aちゃんの初レッスン
発想用語はなぜイタリア語が多いかの質問から始まって、バッハの最も有名な曲は?
一番ピアノのうまい作曲者はだれ? などから、ステージ上での派手なパフォーマンスで女性を失神させたリストの話しへ。
そのあとの流れから、なぜかバッハの平均律に挑戦することに
さあ、どこまで弾けるかな?
後半の連弾タイムは『♪サンライズサンセット』、曲の説明をするうちミュージカルの話題へ。
aちゃんのオススメは『ウィキッド』。



夜、Nの見ていたテレビがオモシロそうで一緒に最後まで観る。
横山秀夫の『臨場』。
ストーリーも良かったが、内野聖陽が妙にカッコよくなっててビックリ。
気になってあとで色々調べてみると、私生活ではなんやかんや抱えているようだ。
あと、精神異常を装った犯人役が、荒崎役のお兄さんだった(納得?!)。



おわり

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3982    悪戦苦闘のロール白菜 

2017-01-13 16:32:50 | Weblog
1月13日(金)

明日あさって、全国的に寒波の襲来とかでコワい。
将棋やピアノの子達は来れるのだろうか?

積雪の恐れもあるので、念のためダイエーで食料品の調達。
オデンの具大量、カップラーメン数個、パン、たまごなど購入して、Nの待つ3Fのフードコーナー行くと
「オ! 嫁はん帰ってきたで」と、Nのそばの席の見知らぬ男性から声をかけられる。

(ん? なんだなんだ、失敬な)。 

多分将棋の知り合いなのだろうが、初対面の人からこのような言い方をされると、どうも不愉快になってしまう。
意外に堅いのだ(でも気が弱いので、一瞬だけヘラッと愛想笑いしてしまう)。
あとでNに 「アレ誰れ?」と憤慨しながら聞くと、「知らん」 「勝手にそばに寄ってきた」。
昼間からこんなところでグダグダしてるから、ただのヒマなオッサンと思われたのだろう。
今はヒザも痛くてボーッと浮かない顔をしてるから尚更かも知れない。


1時半からテレビの取材なので、それまでに夕飯のロール白菜を作っておくことに。
ところが、久しぶりに作るせいか、白菜をゆでるのをすっかり忘れてしまった。
肉あんを作り、いざ白菜で巻こうと思ったら、かたくて包めない。
めんどくさいが、今から白菜をゆでないと仕方ないだろう。
でも、それ用の大鍋には、すでに煮込み用のスープが入っている。
(あと20分しかないのに、どうしよう・・)と考えた末、洗い桶に白菜を入れ、その上から給湯器のお湯を入れようと思いつく。
ふだんは40度設定のところを43度に上げ、白菜を入れたステンレスの洗い桶にジャージャーお湯をそそぐ。
そして1分ほど置いて、(シナ~ッとしたかな?)と思いつつザルにあげると、ちっともシナ~ッとしていない。
それでも、ちょっとは柔らかくなっただろうと思い再びまな板の上で巻いてみると
やっぱりかたくて、巻くそばからペキペキ折れる。

時間はどんどん無くなるし、泣きたくなってきたが、泣いても誰も手伝ってくれないのでなんとか考える。

(そーだ!中華鍋があった!!)と思い出し、急いで取りだして半量ずつ茹でることに。
ふだんの10倍ぐらいのスピードでチャッチャと動く私を見て、「そんなにガンバリ過ぎたら倒れるで」とNが心配するが
倒れるぐらいガンバってるだなんて、今までの人生で初めて言われた

そしてなんとか作り終えたところで取材の人のピンポンが鳴る。
私にすれば1週間分の労働だった。


夕食は、悪戦苦闘して作ったロール白菜を、sonodayaさん、K士との4人で食べる。
その時、例の「あの店」の話題になったのだが、普段あまり人の悪口を言わないK士でさえ、
「いや、あの人、完全にオカシイでー」と言っていた。
うんうん、やっぱりそうか。


・・・と書いてるうちに、私も聞いてるだけでなく1度行ってみたくなってきた。
百聞は一見に如かず。
勇気を出して行ってみよう


母から、佐藤愛子の『九十歳。 何がめでたい』を貰う。


おわり

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3981  あの歌と明太パスタ

2017-01-12 09:58:20 | Weblog
1月12日(木)

午前中y医院へ。
途中、近道して通る船越君のアパート跡地は、腰丈ぐらいまでに伸びた茶色の枯れ草でおおわれている。
顔に当たる風が冷たい。
病院のドアを開けると、待合室の絵が変わっていた(ここは院長先生直筆の絵が飾られる)。
今回は、武庫川下流から歌劇場側を向いて描かれた河川敷の景色。
うーん、ちょっと地味かなあ。


帰宅後、アタマの中でまたあの歌が聞こえだす。
「おめでと~1月♪」「ナントカ~な2月♪」「ひなまつ~り3月♪」
歌詞はうろ覚えだが、年に数度の割りあいでよく思い出す歌。
「ねえねえ、これ聞いたことない?」
「クリスマース12月♪ っていうの」

シーン(カチャカチャカチャPCのキーボードを打つ音)

「ねー、知らない?」
「ひなまつーり3月♪ 虫のこーえ10月っ♪ っていう歌」

シーン(カチャカチャカチャ)

「ねえったら!」
「こんなのだよ。 おめでと~1月♪ 虫のこーえ10月♪ ひなまつ~り3月っっ♪  ていうの!!」



「(キーボードの手を動かしたまま) は? 大丈夫?」


忙しいようだ。


あー、それにしても、これ何ていう歌なんだろう。
ずいぶん昔によく聞いてたと思うんだけど。
いや、でもそれほどポピュラーじゃなかったのかなあ。
小学校の音楽の教科書かなんかに載ってたような気もする。


Nがy整形へ行ってる間、ヒマなので台所をゴソゴソ。
すると買い置きしていたスパゲティが出てきた。
家ではめったにパスタ料理はしない(何度やっても上手くいかないので、すっかり諦めてしまった)のだが、
去年、カラオケのランチで食べた「たらこスパ」があまりにもオイシかったので、勇気を出して挑戦することに。
PCで、「タラコ」 「パスタ」 「かんたん」で検索すると、1番最初に出てきたのがなんとか作れそうなので、それに決定。
鍋に牛乳、バター、昨年から大事に取っておいた辛子明太子、しょうゆ少々を入れる。
あとはNが帰るのを待って、ゆでたパスタを投入するだけ。
なーんてカンタン
ただ問題は、「果たして本当にオイシイのか」、「昨夜からバターの摂取量が半端ない」という2点。


夕方、NとK士がピピアの入門教室を終えて帰ってくるが、なぜか暗い表情。
聞いてみると、昨年末に引き払った賃貸マンション側から、壁紙の貼りかえ代として10万円近くの請求が来たらしい。
住んでたのは2年そこそこで、それほど汚したり傷めたりしたワケではないが、入居時の契約書にその旨書いてあったらしく仕方ないようだ。
まあ、気持ちを切り替えてガンバってもらいたい。

夜はnちゃんの初レッスンだったが、今年はいよいよ「あの曲」に挑戦することになった。
あの曲とは、「ある程度弾けるようになれば、誰もが必ず1度は憧れるあの曲」である。
Kちゃんの時以来なので私も楽しみだ
きょうのレッスンは 『おもちゃの兵隊』、『アメリカンパトロール』、『小象の行進』の初見連弾。
体力が落ちてるせいか、終わるとフラフラだった。


おわり


追記


例の歌だが、調べてみると「一年中の歌」という題名で、アメリカの曲らしい。

1番 おめでとう1月  雪がつもる2月  ひなまつり3月

2番 さくら咲く4月  こいのぼり5月  五月雨の6月

3番 暑い夏7月    夏休み8月    虫の声9月

4番 青い空10月   菊の花11月   クリスマス12月   



一年中の歌(知らない方のyoutubeですが、こんな感じの歌です)。


あと、たらこスパは、72,3点というところだった。
ギリギリ及第点。



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