ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

85    ちょっとバテぎみ・・・

2005-09-30 22:24:37 | Weblog
※お気に入りの1枚



最近バタバタしていたせいか(アソビ過ぎ?)きょうは少しスタミナ切れ状態。
レッスンの方も、もう1つノリきれなかった。
子ども達はせっかく週に1度のレッスンを楽しみに来てくれてるのに(多分)
こちらのエンジンのかかりが悪いようではドウシヨウもない
明日は少し栄養のある物を食べて体力回復を心がけよう☆
きょうは少々ムシ暑かったから、シンドイのはそのせいもあったかも知れない。

明日は全くのオフだし、今夜は早く寝て英気を養おう!!


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84    ストレス解消の日

2005-09-29 22:06:13 | Weblog
※西宮市立「船坂小学校」 壁画


午前中、初めて「西宮北道路」を通ってみる(250円)。
あっという間に有馬へ通じる「船坂」に出た。
この辺は昔から水が美味しいので有名なところだ。
途中立ち寄ったコンビニの脇の田んぼで、小学生の子達が稲の収穫を体験していた。
さわやかな青空の下、どの子もイキイキと楽しそうに、稲の束を運んではトラクターに乗せる。
知らぬ間にこちらまで微笑んでしまう情景だった☆

もうしばらく行くと、湖が見えてきた。
看板に大きく「金仙寺湖」と書かれている。
車を止めて散策。
ここは人造湖で、正式名称は「丸山ダム」という。
わずかに紅葉してきた木々を仰ぎ見て、湖面をわたる秋の風に吹かれながら歩くと、イヤな事などだんだん脳裏から消えていくのがわかる。
普段はノーテンキに過ごしているつもりでも、結構ストレスを抱えているものなんだナーと実感(ヘヘ~)

帰路、いつも気になっている小学校の校舎付近で車を停め、校門の辺りまで歩く。
「二十四の瞳」を連想させるステキな校舎だ。
もっと近寄って見てみたいなぁと思っていると、たまたま通りかかった先生がいたのでワケを話す。
「それなら校長先生に会って直接許可を貰ってください」との事。
えーい、乗りかかった船だ!
ドキドキしながら、案内されるままに校長室へ赴く・・・

意外にお若い校長先生が笑顔で迎えて下さった。
「どうぞご自由に撮って頂いて構わないですよ」とのお言葉を頂く。
学校の話なども少し伺ってから校舎の外に出る。
ちょど休み時間だったので生徒の子ども達とたくさんすれ違ったが、どの子も素朴で温かみのあるまなざしだったのが嬉しかった

ちょうどこの時偶然に、他校の生徒達がこの船坂小学校を見学に来ていた。
やはりこの辺では注目の学校なのだ。
ジャマにならないよう気をつけて散策を続ける。
ランチルームと名前のついた建物入り口に、「クロのお墓」と書かれた札とお花が目に入った。
帰宅後HPで調べたところ、この学校で17年間飼われていた犬だった。
そういえば、最初この学校の玄関を入ったところに、確か犬の写真が飾られていた。
生徒数60名という小さな学校だからこその、心温まる歴史なのだろう


あまり時間も無かったので、校長先生にお礼を言って学校をあとにした。
日頃のストレスはあとかたも無く消え去っていた・・・




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83    最近ポカが多いN

2005-09-28 08:08:45 | Weblog
※アイスを食べるのが異常に早いN


昨夜の会話・・・
N「明日ホントに対局やったかなぁ~」
私「うん、そうだヨ」
 「ちがうような気がする・・・」
 「え~? そんな事ないと思うよ、自分でカレンダーに書いてたもん」
 「そーかなぁ・・・・・」
 「じゃあ調べてみようか?」
 「ウン」

 ・・・週刊将棋を見る。
 
「やっぱりそうだヨ。  王位戦で相手は阪口さん」
 「フゥ~ン・・・他には? 誰かイヤな人(深い意味は無い)居ない?」
 「あのねぇ~!  そういう心配よりも、たまには将棋勝ってヨォー」・・・


午後3時過ぎ
♪チャンチャカチャンチャンチャンチャ~ン・・・(電話の着信音、ヴィヴァルディの「四季」より‘春’)

「ハイ、森です」
「あ、劇団コーロの澳ですが」
「ア~、澳さんこんにちわー」
「森先生いらっしゃいますか?」
「スイマセン、きょうは対局で居ないんですヨ」
「ええっ?  でもきょう3時から清荒神で待ち合わせという事になってたんですけど・・・」

急いで駅に駆けつける。
澳さんは笑って許して下さったが、私は平謝り
喫茶店で少しだけお話をして別れる。

森信雄のバカー!  バカバカバカー




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82 きょうは仏滅???

2005-09-27 20:47:46 | Weblog
※市島の牛


きょうは2人そろってのオフなので、ちょっと遠出をする。
海だの京都だの意見が出るがまとまらず、結きょく兵庫県氷上郡の市島町に決定。
高速を使い1時間ほどで到着。
まず、「エデン牧場」という動物とのふれあい施設に行った。
広い金網の中で、ブタやアヒル達がのどかに遊んでる姿を見つける。
しかし、私達が近寄るとみな一斉に大声を上げて押し寄せてきた。
特にガチョウの攻撃がすさまじい。
こわれたラッパのような声を張り上げ、首を伸ばしながらの威嚇だ。
あとで調べた所によると、ガチョウは相当警戒心の強い動物で、ヨーロッパの農村では番犬代わりに飼われているとの事。
ほとんどN1人が集中攻撃に遭う。
彼は良くも悪くも、いつも動物達から関心を寄せられるのでフシギだ・・・
帰りに近所のおばあさんから、ここの施設が昨年5月に火事を出した事を聞く。
逃げ遅れて死んだ動物もいたとの事。
ロバや馬などの大きな動物達は、他で預かって貰っているらしい。
完全に復帰する日が早く来る事を願う。

そばの池のほとりでお昼にする。
「今度はアソコに見えている牛小屋へ行こう!」などとハリキッテお弁当をパクついていたその時、ふと何気なく自分の太ももあたりに目をやると・・・・・・・
ギャア~~~く、く、クモがぁ!!!!!!!!!!!!!
立ち上がって手当たりしだい激しくバタバタパンパンする
足が細くてナ~ガイ、見た事もないクモだった・・・ウウウ(泣く)
食欲も失せ、お弁当も半分しか食べられなかった。
Nは何の関心も無い。  こういう時のNは驚くほど冷たい。
気分治しにすぐそばの牛牧場に行く。
牛舎にはかなりの数の牛。
みな立派な体格の黒毛和牛だ。
人なつこく、デジカメを向けると大きな顔を突き出してくる。
夢中になって撮っていると、いつの間にか牛舎の外に出ていた。
戸外にも細い柵が廻らしてあって、数等の牛がノンビリしている。
1匹の子牛がジッとこちらを見つめていた。
可愛いので柵に近寄ってパチリと写した瞬間ビリビリッとお腹の辺りに電気が走った!
反射的に飛びのく。
一瞬なにが起こったのかわからなかった。
子牛は何も無かったように、私の目の前をゆっくり通り過ぎて行った。
ふと改めて目の前の柵を眺める。
と、オレンジ色の細い鉄線が目に入った・・・・・
そうか、まちがいナイ。
私は子牛脱出防止用の電線に触れて感電したのだった!

クモといい、感電といい、きょうは踏んだり蹴ったりの1日だった









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81 有馬温泉

2005-09-26 18:04:47 | Weblog
※「カフェ・ド・ボウ」付設ギャラリーで、一目惚れして買ったお皿

昨日までお腹の調子が悪かったが、以前に愛媛母から貰っていた「大師陀羅尼錠」を飲んで少しマシになる。
さわやかな秋晴れの空の下、「有馬温泉」までドライブ。
温泉に入るでもなく、旅館の料理に舌鼓を打つでもなく、ただブラブラと散策するだけでも結構楽しめる場所だ。
きょうも古くから商っている店先を覗いたり、細い路地を入ったりしながら源泉巡りを楽しむ。
きょうは「妬うわなり泉源」「天神泉源」「炭酸泉源」「御所泉源」の4つを見る。
どこへ行くにも、小さな路地や坂を登ったり降りたりするせいか、観光客もさほど多くなく静かで落ち着いた雰囲気だ。
源泉付近の石は、温泉の成分のせいでオレンジがかった茶色に染まっている。
有馬の湯は、さまざまな成分が含まれている事で有名らしいが、塩分含有量も日本一という事だ。
熱くなければ入るんだけどナ~。
正午近くになって来てさすがに気温が上がってくる。
坂が多いせいか、腰も痛くなって来るしお腹も空いて来るしで、いつまでも夢中で写真を撮り続けるNに段々腹立たしくなるがグッと我慢。
雰囲気を察してか「そろそろお昼ご飯にしようか?」の声。
路地のステキな看板に誘われ入ったお店は、古い民家風の「茶房チックタック」。
店内にはディキシーが流れ、ピンボールが4台置かれている。
注文した「オムライス」が絶品だった。
トロンと柔らかい半熟状の卵は鮮やかな黄色で、見た目にも美味しそう。
ドミグラスソースを絡めながら食べれば、もうもう言う事無し!!
その後、白い壁がひときわ目立つ「カフェ・ド・ボウ」でお茶。
店内に入る際、となりのギャラリーの、2匹の犬が描かれたお皿に目が行く。
か、カワイイッ

もちろん買ってしまいました、ワーイワーイ
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80    ギター発表会

2005-09-25 13:58:04 | Weblog
※    大野ギター音楽院 発表会 


昨日までとは打って変わって肌寒いほどの天気。
ようやく秋か・・・嬉しいな、ルンルン♪
Nは早朝より京都、で、ベガホールの「大野ギター音楽院 発表会」を覗きに行く。
ギターの発表会というと、どうしても「淋しい」というイメージがある。
ピアノの発表会と違い、何も無い広いステージにポツンと1人正面を向いて座るからしょうがないのだろう。
でも、かえってそのシンプルさがまた良いのだけど・・・

用事があったので6曲ほどしか聴けなかった。
★「つむぎ歌」    バリオス
★「ロマンス」    メルツ
★「影を慕いて」   古賀正男
★「悲しみの礼拝堂」 ゴメス
★「風の丘」     久石 譲
★「小さなロマンス」 ワルカー

高校生風の子から70近そうな人まで、皆さんとても真面目に演奏していた。
ピアノのようにドレスだお花だと気負わず、淡々と演奏にのみ専念する姿がカッコヨカッタ

ギターと言えば、やっぱり当サイトでも脚光を浴びているK原さんだ。
さすらいのフォルクローレギタリストである。
以前、「スナフキンに似た風貌・・」と書いた事があったが、最近ますますその感が強まっているように思う。
K原さんはとても質素だ。
もっとゼイタクな暮らし方も出来るのだろうが、そうゆう気は全く無いようにも映る。
K原さんの周りには、男女を問わずたくさんの友人・知人・お弟子さん・ファンの方達がいる。
誰もが望む「チョッピリ贅沢なくらし」と引き換えた結果なのだろうか?
K原さんと禅というのも妙な取り合わせだが「吾唯知足(われ、ただ足るを知る)」の4文字が頭に浮かぶ。

近いようで遠い人なのかも知れない・・・・・



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79 王子動物園

2005-09-24 21:02:07 | Weblog
※仲良しのサイ


午後の将棋教室の合間、どこに行こうか決まらぬまま駅に着く。
構内の壁に「シルクロード展」のポスターを見つけ、それに行く事に決めた。
「西北」で乗り換え「王子公園」で降車。
ところが目の前の動物園を見た途端、急に心変わりしてしまってシルクロード展行きは中止。
家族連れやカップルに混じって600円の入場券を買い「王子動物園」に入る。
近年、動物園入場者数が全国的に減少傾向にあると言われているが、きょうは3連休の中日のせいか、まずまずの人出。
フラミンゴ、カピバラ、ゴリラ、オランウータン・・・と見て回る。
みんなノンビリと、くったくない様子。
きっと良好な保護環境の下で暮らしているのだなぁ、と自分勝手に納得して安心する。
自分でも意外だったのだが、きょう初めて「ジャイアントパンダ」と対面。
ガラスの壁越しだが本当に目の前だった。
思っていたよりも大きい。
古タイヤにもたれかかり足を投げ出して、傍若無人に笹をムシャムシャ食べる姿はかなり胸キュンだった
やはり何でも実物を見ないと分からないモノだ。
でも、本日のハイライトはなんと言ってもスローロリス!!!
あの可愛さ、半端じゃないゾーーーーーー(は虫類・夜行性動物の建物に居ます、是非ご覧下さいっ)
そうそう、同じ建物内に「ナマケモノ」も居た。
やっぱりナマケていたので笑ってしまった。

2時間ほどブラブラしてから出る。
途中「西北」のジュンク堂によるが、何回もおなかが痛くなって落ち着いて見れなかった。
551でギョーザとシューマイを買って帰宅すると、久しぶりで橋詰ファミリーと会う。
以前このページで書いたネコの置物(イザベル)の事を読んで下さっていたようで、玄関を入ってスグに分かったとの事。
どうぞ皆様、今後ともイザベルを宜しくお願いします(トビオとクロも・・・)



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78   大本山 中山寺

2005-09-24 00:33:56 | Weblog
※中山寺境内にある観世音菩薩像


午後、H君のお母さん来宅。
Nは「伊丹将棋センターアットホーム」の8周年記念で、途中から川崎三段と家を出る。
H君のお母さんと別れてから、電車で「阪急 中山寺」へ。
「中山寺」は我が国初の観音霊場で、安産祈願で非常に有名なお寺である。
駅から山門までの参道に立ち並ぶお土産やさんでは、腹帯用の「さらし」が売られている。
今はさらしを巻く女性より、マタニティガードル愛用者の方が絶対的多数だと思うのだが、「さらし」というのも風情があって良いと思う。
着いたのがもう夕方だったので早足で広い境内を進む。
長い石段を登って「梅林園」へさしかかる。
2月の中旬から3月いっぱい、ここら一帯は満開の梅とカメラマン達でにぎやかになる。
夕暮れ時の今はシーンと静かで、小さい犬を3匹連れた夫婦がひと組、前方に見えるだけだ。
ほどなく「観音広場」へ出る。
片手を上げた大きな菩薩像と対面。
カメラを向けると、逆光の中、いつもと少し違う表情の菩薩さまが浮かび上がってドキっとする。
風が出てきて、足元の落ち葉が音をたてて舞い出した。
どこかからカスカに犬の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
さっき見かけた3匹の犬を連れた夫婦の声だろう。
足早に梅林とお墓の中を通り抜ける。
本堂付近に出ると、ろうそくやお線香をあげる人達が結構残っていた。
少しホッとしながら石段を降りる。

帰りは清荒神まで徒歩で帰った。
途中つかれて歩くのがイヤになったが、我慢して何とか家に辿り着く。
そのままリビングの床に倒れて1時間ほど寝てしまった。
目が覚めると、いつもの通りすぐ脇でトビオも横たわっている。

ちょっと疲れた1日だった。





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77    セレブの町

2005-09-23 00:13:46 | Weblog
※「西宮共立リハビリテーション病院」近くの家


病院の時間待ちの間、付近をドライブ。
ここ「鷲林寺南町」から山手界隈は、お金持ちが住まう豪邸地帯だ。
ちょっとシャレた美術館と見まごうような家も1つや2つではない。
記念に1枚パチリとしたいが、不審者対策のせいか、路上に空きスペースが全く無くて駐車が出来ない。
グルグル走り回ってうちに公園が見えて来た。
これ幸いと近づいてみると、公園では無く、人の家の庭だった・・・
写真は、門の鉄扉と壁に配置された馬の飾りが、ひときわ印象的な家だ。
くもり空だったのと、不審人物と思われぬようササっと撮った事でわかりにくい写真になってしまったが、実物は本当にステキだった!
こういう豪邸に住んでいる人達は、決して「ユニクロ」で服を買ったり、100円ショップのお皿を使ったりする事は無いんだろーなぁ・・・と俗っぽい事を考える。

まだ見ぬセレブの世界の人とお友達になって、1度招待されてみたいモノだ



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76   ♪春の祭典

2005-09-21 22:29:41 | Weblog
※間もなくオープンの「兵庫県立芸術文化センター」


午前中、「阪急 西宮北口」へ。
駅より徒歩3分の好立地にオープンする『兵庫県立芸術文化センター(名前がちとダサイ?)』を見に行く。
まだクレーン車やショベルカーが出入りしていて慌ただしい風景。
この週末がオープンなのできっと大変だろう。
これまでは少し大きなコンサートとなると、大阪の「シンフォニーホール」か「フェスティバルホール」へ出向かなければならなかったが、今回のホールが出来ればものすごく便利になる。
ネットで公演スケジュールを見てみるとかなりスゴイ!
週末のオープニングは、佐渡裕と専属楽団による「ベートーヴェンの第九」
その後「ボレロ」、ベルリオーズの「幻想交響曲(大好き!)」
あと、ナントナント、あの3大テノールの1人ホセ・カレーラスも来るそうな!!
その他にお芝居や落語会などもあり、これからの人生楽しくなりそー!(お金もかかりそーだケド・・・)
でも、でも、何と言っても今回の目玉は、11月の12、13日上演の春の祭典なのだ!!!
そう、あのストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」である。
パリでの初演時、余りにもセンセーショナルな音楽と踊りに対し、客席からの激しいブーイングで演奏も聞こえぬほどの状態になったと言うイワクツキの名曲である。
通の間では「はるさい」と呼ばれ、かなりのマニアが存在するらしい。
私が小さい時、我が家にマルケヴィッチ指揮の春祭のLP盤があった。
オレンジ色の、ド派手なデザインのジャケットだった。
そしてレコード盤には、頬杖をついて寝そべっている天使の「エンゼルマーク」が描かれていて、それが又一種の不気味さを漂わせていた。
レコード盤に針を落とすと、かすかな雑音と共に、ファゴットの物悲しげな音色が唐突に鳴り出し「春祭」の幕が開く。
大地の恵みを受ける為、死ぬまで踊り続ける処女を生け贄として神に差し出すという、残酷なドラマの始まりだ。
宗教色の濃い原始的なリズムやメロディーに終始彩られ、いま現在聞いても非常に前衛的な印象の曲だ。
小さい頃、母が買い物などで外出するのを見計らってからカーテンを閉め、暗くなった部屋の中で一人「春祭」に針を落として聞き入る・・・今考えるとナント不気味な子どもだったのだろう。
まだ「春祭」未経験という方は是非お試しを・・・
数多くの盤が出ていてどれでも楽しめると思うが、1つ忠告するとすれば・・・
『聴く時は必ず添え付きの解説書に目を通しながら』という事。
これだけをしっかり厳守すれば、もうアナタは春祭のとりこだ



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