ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

328      明月記

2006-05-31 23:04:50 | Weblog
※雲雀ガ丘「明月記」にて山崎六段、安用寺五段。
 クリック♪

朝食用のパンを買い忘れていたので、9時半頃「デニーズ」に行く。
本当は近くの喫茶店で済ませたいのだが、ナントナク行きにくくって(女性なら分かるでしょう)
デニーズでNは<フレンチトーストのミニセット>、私は<モーニングセット>を注文。
モーニングは‘スクランブルエッグ’と‘コンビーフ’と‘サラダ’のおかずでオイシカッタ♪
また行きたいなぁ・・・

午後からちょっと歩こうと思ったが、すごくムシムシして来たのでやめる。
ソファーで横になり、昨日サントリーミュージアムで買った本「日本で見られる世界のアート」を読む。
この頃は本を読み出すと、それがどんなに面白い本であってもすぐに眠たくなってしまうので困る。
きょうも5分も経たないうちに睡魔に襲われ眠ってしまった。

きょうは山崎六段と安用寺五段が、祝賀会のお礼とあいさつという事で来宅。
2人揃って我が家へ来るのは初めての事だと思う。
お茶の準備をしていると、5時からレッスンの子が間違って来たので(5週目なので休み)
少しレッスンする。

6時頃に4人で家を出て「阪急 雲雀ガ丘花屋敷ひばりがおかはなやしき」まで行く。
いつものように西出口から店に電話を入れると、すぐに送迎のバスが来てくれた。
閑静な住宅街の急な坂道を7,8分かけて上ると、かがり火の焚かれた『明月記』入り口に到着。
記念写真を撮っていると、バスの運転手さんが「撮りましょうか?」とおっしゃって下さる。
(その写真は今夜Nがアップの予定)

部屋に入り、足をブラブラ出来る予約テーブルに着く。
きょうは<夏の特別懐石>というコースを頼んでおいた。
食前酒に出てきた‘さくらんぼ酒’がとてもオイシイ。
その後、Nと安用寺五段はビール、山崎六段と私はウーロン茶で乾杯をした。

話題は様々だったが、私が1番可笑しかったのは、山崎六段が仕事で雲仙に行った時
バスの中で○○してしまった事(本人の名誉のためハッキリは書けませんが・・)
体調が悪かったのかも知れないけれど、想像すると笑いが止まらなくなってしまった。
あと、‘物を片づけられない’‘図書館で借りた本を無くした場合どう対処するか’
といったテーマにも花が咲く。
いま話題の「メタボリック・シンドローム」の問題になると、川崎三段の食生活の悪さに話しが発展。
本人が居ないとなると、めちゃくちゃシビアな意見が飛び交うのが良いところなのだ

それと、山崎六段のメガネは今の今までずーっと<伊達メガネ>と思い込んでいたのだが
実は立派な度入りメガネとの事だった(視力0、1とのこと)
安用寺五段がメガネをかけてる姿は見たことがないので、おそらく健康的な視力なのだろう。
きょうは奇妙なシャツを着ていたので、今度私が見立ててあげようかナ(イヤがるかも?)

よく食べ、よく喋り、よく笑い、楽しいひと時を過ごした。
いつの間にか外は真っ暗で、大きなガラス越しに遠くまでネオンの海が広がる。

全員満腹になり、送迎バスに乗り込み下界へ降りる。
向かい合わせのホームで大阪行きを待つ2人の小さな姿を見ていると
「この先も色々あるだろうけど負けないで!」と思わず心の中で祈ってしまった。

さあ、私も明日からガンバロー

おわり

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327       長居公園と天保山

2006-05-30 21:36:51 | Weblog
※前田尋さんの「きり絵」 クリック♪

きょうは、フォルクローレギター桑原しんいちさんの知り合い、前田尋さんの「きり絵展」を観に行く。
以前、京都での個展を見逃してしまったので、今回はとても楽しみに出かけた。
車でなく電車で行ったのだが、Nはイネムリばかりなので少しイライラする

地下鉄御堂筋線「長居駅(マラソンで有名な長居公園があるところ)」で降りる。
お昼前だったので、道沿いの食堂「めん処 さぬき」という店に入る。
Nは<親子丼>、私は<かやくご飯とおうどん>のセットを注文。
店内のテレビで「ミドリデンキのミドリちゃん」のCMが流れていたので感激♪

その後、5分ほど歩いた閑静な住宅街の一角に『Galleryキットハウス』を見つける。
1年前に古い民家を改造して始めたという小さなギャラリーに足を踏み入れると
まっ白なかべ一面に、前田尋さんのきり絵が飾られていた。
今回はほとんどアルゼンチンの風景の作品だった。
「ブエノス・アイレスの静寂」 「カチーの小路」 「アンデス山脈」・・など
旅情をかきたてるような題名をつけられた作品が20点近く飾られていた。
Nは「カルチャキー谷」と書かれた作品がお気に入りのようだった。
虎の背中を思わせるような力強い岩肌、頂上付近に神々しくかかった雲
とても男性的な作品に感じた。
私が気に入ったのは、1匹のフクロウがジッと佇んでいる小さな作品だった。
目にはいった瞬間から好きになって(あぁ、こんな絵が欲しいなぁ)と思いよーく見ると
下の方に小さく値段が書いてあった。

 これなら私のおこずかいで買える♪)

小さな声でNにその旨を告げる。
Nも「あーアレ? いいんじゃない・・・」 (ヤッタ~♪♪♪)

しかし、直後Nが・・・
「あれ? もしかして・・アレもう買えないんじゃないかな」
「ええっ? なんで???」
「なんか印がついてる・・・」

よく見ると数字の横に丸いシールが貼ってあった(イヤな予感・・・)
コーヒーを運んできて下さったオーナーの方に聞くと
「あ~、あれねぇ・・もう買われた方がいるんですよ」との事。
どんな人が買っていったのかと未練たらしく聞くと、この近所の方でマンションの部屋に飾られるのだそうだ。
ク~!!! 連れて帰りたかったな、あのフクロウ

前田尋さんは午後お見えになられるとの事、会うのは又の機会のお楽しみという事になった。
そして「長居公園」と言えば、『聖の青春』でお馴染みの「劇団コーロ」がある場所なのだ。
オーナーの方にちょっと尋ねてみると知っていらっしゃった。
「時々見えられますよ。お知り合いですか? よかったら連絡しますよ」と言って頂くが
急な事でもあるし、さすがに遠慮させて貰った。
1時間ほどゆっくりさせて頂いた後オイトマ、いい時間を過ごすことが出来た。

再び「長居公園駅」まで戻り、今度は「本町」で中央線に乗り換え「大阪港」へ。
天保山サントリーミュージアムで開催中の『シャガール展』を見に行く。
駅からまっすぐの通りには、どこか異国の懐かしさを感じさせる店が多い。
もう何十年も昔、Nが生まれて初めて四国から船に乗って、最初に降り立った大阪の地が
ここ天保山だったとの事。
ずいぶん様変わりしてしまったが、やはり何処となくその頃の雰囲気が残っているようだった。

1台の停車中の消防車から、一瞬けたたましいサイレン音が響く。
驚いてふりかえると、歩いていた1人のおじさんが消防車の方を向き、憎々しげな表情で
「燃えろ燃えろ!! ジャンジャン燃えろ!!!」と怒鳴っていた。
あれは一体ナンダッタのだろう(コワイ・・・)

シャガールの絵をナマで見るのは初めてだったが、想像以上に美しい色彩だった。
特に、青と緑がすばらしい。 
シャガール作品の特徴でもある、<花束><エッフェル塔><ニワトリやロバ、羊)なども
ナマの絵からはイキイキと伝わって来るものがあった。

帰り際、さんざん迷った挙句「観覧車」に乗る(二人ともオナカが痛かったので15分間ガマン出来るかどうか心配だったのだ)
世界最大級(地上高112、5メートル)という歌い文句にどうしても勝てず
何度もトイレへ通った後、えい!と勇気を出して乗り込む。
曇り空のため風景はもう一つだったが、のんびりとした空中散歩だった。
降りしなに、入り口を入る時に写してもらった写真を買う。
考えてみると、私とN2人で写った写真というのはほとんど無いのだ。

私の写りがもう一つだったので、2階の部屋にコッソリ飾ることに決めた。

おわり
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326      西北

2006-05-29 21:44:25 | Weblog
※これはなんの花後でしょうか? クリック♪

午前中、三田での用事を済ませ帰宅。
イイお天気なので、どこかドライブにでも連れてって貰いたかったが
結局二人とも昼寝をしてしまった(チョットもったいなかった)

起きると3時を過ぎていたが、トビオとクロに少し早めの夕飯をやって
阪急の「西宮北口(略して西北)」へ行く事になった。
私が楽器店で用事をすます間、Nはジュンク堂へ。
このパターンだと時間を気にしなくて良いので助かる♪

用事がすんでジュンク堂に向かう。
書店入り口付近でNにケータイを入れる。
しばらく呼び出し音が鳴ったあと、

「・・・はい」
「あ、ワタシ。 いま書店の入り口だけど、どこに居るの?」
「・・・写真集・・・・・」

いくら周囲に気遣ってると言え、まるで地獄の底からのような声を出すのはやめて欲しい

一番奥の『写真集』のコーナーへ行くと、真剣に見入っているNを発見。
はぐれた時は、大概このコーナーに来れば落ち合えることになっているのだ。
私も隅っこの棚でポストカード集を選ぶ。
きょうは『幽玄の花』というタイトルで墨画調のものを買った。

写真集に夢中になっているNを置いて、「ゲゲゲの鬼太郎」の本を探しに行く。
旅の仙人・水津さんに以前「ホンモノの目玉オヤジを見せてあげます」と言ったまま
まだ果たせないでいるのだ(「ブラシの木」のほうの目玉オヤジは以前見てもらった)

まず「子どもの本」のコーナーへ移動(写真集のコーナーとは正反対のはじっこ)
さすがジュンク堂だけあって品揃えが豊富だが、「ゲゲゲ・・・」はどこにも見当たらない。
お子様向けアニメの棚も見るが「アンパンマン」や「機関車トーマス」、ウルトラマン関係ばっかり。
ゲゲゲのゲの字も見当たらない・・・

仕方がないので‘文庫’の「水木しげる」で探すが、やはりかっこうなのが見つからない。

トンボの本シリーズが並んでいる辺りにないかと一生懸命探すがダメ。
だんだん足が痛くなって来て、立ったりしゃがんだりが億劫になって来る。
書店での独特の疲れ方だ。

フラフラになりながら写真集のコーナーへ戻ると、相変わらず真剣に見入っているNの姿。

「あ~・・もうシンドイんだけど・・まだぁ?」
「・・・ウン」
「なんかさぁ、私のどが痛くって・・チョット熱っぽい気もするんだけど」
「(本から目を離さずに)え~?」
「・・・まだ見てる?」
「・・・ウン」

しょうがないので、もう一度ゲゲゲ探しに出る。
途中、「小林カツ代のおかずですよ!」を衝動買い(ラタトゥイユとガスパッチョの簡単な作り方が載っていた)

その後もあらゆる棚を探すが全く見つからず。
自力で探すのはあきらめ、レジで店員さんに助けを求める。

「あのー、ゲゲゲの鬼太郎の本を探してるんですけど・・」
「ゲゲゲの鬼太郎ですか?」
「えっと、大人でも見れるようなので・・・何かありませんか?」
「ハイ、少々お待ちくださいませ」

長い時間かかって八方手を尽くしてくれたのだが、結局コミックしか無いという事で
また延々と「コミックコーナー」まで歩き、しかも欲しい本はなかった。
でもせっかくここまで努力してもらったので『京極夏彦が選ぶ 水木しげるの奇妙な劇画集』
というのを1冊購入(帰りの電車で目を通したが全然オモシロくなかった

グッタリ疲れて帰宅・・・研究会の残り物のカレーで夕食(おいしかった♪)

おわり
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325     ぶじ帰宅

2006-05-28 21:24:39 | Weblog
※<歌の祭典 イン・ベガホール> クリック♪

朝起きると、風も治まり爽やかな晴天でホッとする(Nが夕方の飛行機で帰宅予定なので)
リビングに降りると、昨日の2人はもう起きていた様子。
竹内君のパンを用意していなかったので、2人で散歩がてらセブンイレブンまで行ってもらう。

きょうは研究会で14名集合。
Nからは(18名くらいになるかも・・)と言われていたのでご飯もカレーもタップリ用意しすぎてしまった
(明日は間違いなくカレーうどんだ)

きょうもバスの旅をしようかと思ったが、ちょっと風邪気味っぽかったので止める。
日曜なのでピアノの発表会でも見ようかとベガへ行くと
「歌の祭典」と書かれた看板が出ている。
(?)と思ったが、別に有料の気配もなかったので自動ドアを入ってプログラムを貰う。
プログラムの表には
‘Ringo5周年 歌の祭典’と書かれ、さらに‘ゲスト出演 加納ひろし 中嶋ゆう・・・’などと書かれてあった。
中を開くと、140人の出場者の名前がビッシリ書き込まれている。
その合い間に4人のゲストのコーナーが挿まっているので、かなり長丁場な会なのだろう。

私が入った時は、ちょうどゲストの「加納ひろし」という人が歌い終わったところだった。
その後、ふつうの参加者の歌に戻る。
初めに見た人は60代後半ぐらいの和服を着た女性で、『浪速なさけ橋』という曲を歌っていた。
けっこう上手なので(ホホォ~!)と思った。
その後『愛と戯れの隣りに』『哀愁の街に霧が降る』『忘れ宿』『永遠に輝いて』など、知らない曲が続く。
出演者のほとんどが女性だったが、思い思いの衣装は見ていて楽しかった。

昼近くになったので、一度帰宅してカレーの仕度を整えたあと、再びベガへ戻る(かなりハマッている!)

『向島夕立荘』『木津の勘助』『越後街道』・・・と相変わらず知らない曲が続くが
落ち着いて堂々と歌っているせいか、けっこう聞き応えがあって飽きない。

‘中嶋ゆう’というゲストのコーナーが終わって時計を見ると3時半だったので
ベガを出ることにした。

そのまま阪急電車に乗って「蛍池」で降り、モノレールに乗り換える。
すごく久しぶりなのでちょっと緊張してしまう。
あっという間に「大阪空港」到着。
まずNとの待ち合わせ、「国内線到着口」を確認しに行く。
ところが建物が「南ゲート」と「北ゲート」に分かれている。
よく見ると、「JAL」と「ANA」で建物が違うのだ(今まで知らなかった)

(しまった!! どちらの航空会社なのか聞いてない
ルンルン ピーンチ!!!

迷った末、全日空側の建物にはいる(もし間違っていたら又延々と歩かなければいけない)
(えっと~、到着便の掲示板は?・・・あったあった♪)
(石見空港、石見空港と・・・・・・・あったあった♪)

到着まで小1時間あるので「展望デッキ」に上がる事にする。
日曜のせいか、カップルや家族連れでにぎやか。
私も木製のフェンスに腕を乗せて、離着陸する飛行機をずっと眺めていた。
高いエンジン音、滑走路から次々と舞い上がる機体を見ているうち
久々に中国へ行きたくなってきた。
いや、この際中国でなくてもいい。 どこか遠くへフラッと出かけたい心境になる。

時おり細かな雨がポツポツ降るが、飛び立つ飛行機を見ていると飽きない。
あっという間にNの到着時刻2分前となった。
(次に来るのがNの飛行機なんだ!!)とワクワクしながら左の方向をジッと見つめていると不意にケータイが鳴る。
(誰だろう、こんな時に・・・)と思いながら出ると
「モシモシ、どこに居るん」

アッレ~??? Nの声ではないか!!!

「えぇ? もしかして・・もう着いたん?!」
「そーやで。 今どこ?」
「早かったねぇ・・・私さぁ、いま展望デッキで先生の乗ってる飛行機を待ってたところ」
「え~???」

急いで1階の到着ゲートに行くと、Nがニコニコ笑いながら立っていた

やっぱり私達は「合わんの呼吸」なのだ。

おわり
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324       バスの旅

2006-05-28 00:28:55 | Weblog
※甲子園球場  クリック♪

けさ起きて朝刊に目を通すと、胸がつまって思わず涙ぐんでしまった。
一つは、大阪府和泉市の市営住宅で起こった火事で3人の幼子が焼死した事件。
1番上の7歳の男の子が、母親のケータイに(家が燃えている)と連絡したが
結局助けられぬままに亡くなってしまった。
もう一つは、佐賀県唐津市で、小学5年生の男児が車にはねられ、連れ去られたまま放置され
重傷を負った事件。
この少年が昨日の朝、朦朧とした意識の中で「お母さん」と叫んでベッドに起き上がり
そばの看護士に抱きついたというニュース。
どちらも全く正反対の「うれし涙」と「かなし涙」だった。


久しぶりにNが一泊仕事(島根)で出かける。
雨こそ降っていないが、朝から台風並みのすごい風。
(よりによって、こんな天候の中を飛行機で・・・)と思うとイヤでならなかった。
昼ごはんを済ませてから、Nの荷物を持って駅まで一緒に行く。
改札で別れ際、(まさか、これが最後になるなんて事はゼッタイにないよね!!)と喉まで出かかったが
あまりにも縁起が悪いと思って飲み込んだ。

家では大人の教室をやっていたが、どうにも帰る気が起こらないのでベガホールをのぞく。
きょうはマンドリンの合奏会で聴いてみたかったのだが、あまりにも満席だったのであきらめる
(人でギッシリ詰まった室内は超ニガテ)
ホールを出ると風は相変わらず強い。
飛行機のことばかりが気にかかって胃のあたりが重苦しい。

気分転換で「バス」に乗って出かけることにする。
普段バスを使うことなど滅多にないので少し心細いが、とりあえず近くの停留所まで歩く。
すると丁度1台のバスが来たので、行き先もろくに見ないで慌てて飛び乗った。
運転席の前に大きく「おとな210円」と書かれている。
(どこまで乗っても210円という事かな)と思い、お財布から210円を取り出し
落とさないようにギュッと握りしめた。
車内アナウンスによると終点は「甲子園」らしい。
所要時間がどのくらいなのか見当もつかなかったが、210円区間ならそう大した距離ではないだろう。
窓の外に目をやると、相変わらずの強い風で気が滅入る。
「安倉団地」にさしかかった頃、いきなり至近距離に飛行機を発見。
かなりの低空飛行だ・・・
強い風にバタバタと激しくはためくスーパーのノボリ。
慌ただしく低空を飛び交う鳥たち。
憂うつな色の空。

なにを見ても不安な気持ちが増幅されるだけで、だんだんグッタリしてくる。
おまけに後ろの席の女子中学生が‘ケガ’の話しばっかりするので、いよいよ気分は沈む一方・・・

「武庫之荘」で川を渡ってしばらくすると、見覚えのある<旗と建物>が見えてきた。
目をこらして良く見ると、以前Nと一緒にオープンカレッジで中国語を習いに通った「武庫川女子大」の建物だった。
北京出身でとてもキレイな発音をする、白(パイ)先生という女性教師に習っていた。
Nは家でも全く予習・復習をしないので、授業中に当てられるといつも私に答えを聞いてくるのでチョットうっとおしかった。
先生が気を利かして、「対局はピーサイと言うのですよ」と教えてくれていたが
これもちっとも覚えようとしなかった。
でも、そんな思い出も今となっては懐かしいかぎり(遠い目・・・)

そしていつの間にか終点の『甲子園』に到着。
降りる間際、甲子園のシンボルの緑のツタがちらっと目に入った。
ここまで来たら甲子園の写真でも撮って帰ろうと思いテクテク歩くが、それらしきものは一向に見当たらない。
向こうからツエをついたおばあさんがやって来たので「あの、甲子園球場はどの辺ですか?」と聞くと
(はぁ~???)というような表情で、「もう見えてるハズですよぉ・・ホラ、あっちあっち」と教えてくれた。
よく分からなかったが、方向だけは確認できたのでお礼を言って後ろを向くと
背後から「どうぞお気をつけてね」と、いたわりの言葉をもらった(シッカリしてなさそうに見えたのかなぁ)

言われた通りに歩くと、すぐに球場前へ出た。
緑のツタがからむ高い塀。
辺りには、野球のユニフォームを着た男性が数名ウロウロしている。
塀の中からは時おり「3番 ○○君」とアナウンスの声。
そーか・・プロ野球の時以外は一般市民も使えるのだ(でも高いだろうな)

よく考えてみれば、私も小学生の頃は野球選手になりかったのだった
(硬球は痛くてキライだったので、正しく言えばソフトボールの選手)
でも私は打つのだけが専門で守備はド下手(ゴロが取れない)だったので
やはりその道に進まなくて正解だったと思う。

何枚か写真を撮っているとケータイの呼び出し音(カッコー)が鳴る。


出るとやっぱりNからだった。
無事着いたら必ず連絡してねと言っておいたのだ。
すごく嬉しかったのに電話は手短に切れてしまった・・・
でも、まぁ無事でヨカッタ

ホッとした気分で目の前のダイエーに入り、カレーの上に乗っけるコロッケを買う。
それにしてもここのダイエーは大きくて立派だ。
宝塚のダイエーとはわけが違う(店内にカットサロンや英会話教室まであるのだ)

外へ出てバスターミナルへ向かう。
かなり大きなターミナルなので当てずっぽうに行くと、なんと
「熊本、八代、鹿児島行き」と書いた停留所だったのでビックリ(こわい!)

なんとか宝塚行きのバスに乗り込む。
行きとは全く違ってすっかりリラックス気分♪
(今度は明るい気分でドライブが楽しめるぞ)と考えていたが、知らない間にイネムリをしてしまっていた。

夕飯はS君、SⅡ君、T君、I君との5人でコロッケカレーを食べた。
今夜は坪井君と竹内君の2人が泊まり。

おわり
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323    シャンソン発表会

2006-05-26 23:00:27 | Weblog
※荒牧バラ園②  クリック♪

きょうはまちに待った「シャンソン発表会
この日が来るのをどれだけ待ちわびてきた事か・・・・
ところがところが!!
そんな時に限ってドーーーーーーーシテモ避ける事の出来ない用事が入ってしまったのだ(涙)

泣く泣く用事を済ませ、もうすっかりあきらめきっていたのだが、レッスンまでの間に
まだ30分ほどの余裕があった。
(やった~ それ行けぇ~♪)とベガへ駆け込む・・・

ホールへ入ると、ちょうど第二部が始まるところだった。
開演のチャイムが鳴ると客席が暗くなり、このホールでは今まで見た事がない、まっ赤な照明。
その中で、ピアノ、エレキベース、シンセサイザー3人の姿が浮かび上がった。
いやがうえにも高まる期待(いいぞ、いいぞ!)
そして (せつなく、甘い女心を歌い上げる○野○子さん・・)というようなナレーションと共に
ステージ袖から1人目が登場(ドキドキ

ところが・・・
出てきたのは、えらく地味なカスリの着物を召したオバアチャマだった。
そして『愛の言葉』という曲を歌いだされたのだが・・・
ハッキリ言って、これはシャンソンでなく「演歌」だった


しかも、少し小太りのそのオバアチャンは、私が高校生だった頃に亡くなったオバアチャンにそっくりなのだった。
(しかし・・シャンソンが演歌だったとは。 ちょっと意外)

その後8人ほどの歌を聞いたが、期待していたほどのハデハデ感は無く、ちょっと期待倒れ
(せっかく笑いをこらえる準備までバッチリしていたのに・・・)

その中でもまぁまぁ楽しめたのは、ブルーのカーテンようなドレスを着た女性。
やたら声をふるわせながら唄い(すごくコワイ)、ほとんど音程がないのがgoodだった。
あと、最後に聴いた『夜のタンゴ』という曲。
曲の合い間、唄っていた女性がピアノのそばにススス・・・と歩み寄り、後ろ向きのまま片手を高く上げる。
(???)と思っていると、突然ステージ左手からひと組の男女が抱き合いながら現れた。
そして抱き合ったままクルリクルリと踊りながら、ステージの右手へ消えていった。
その間、歌っていた女性はずっと背を向けたまま、片手も高く上げたままだった。
アレは一体どんな意味があったのだろう・・・

もっと見たかったが、そういうワケにも行かなかったので急いでベガを出る。
(ああ、本当はもっともっと抱腹絶倒の世界を期待していたのになぁ・・・)


最後になりますが
今月号の『近代将棋』~<カズキの関西つれづれ日記>で、観戦記者の池崎さんが
先日の「祝賀会」の模様をとても詳しく書いて下さっていた。
ご興味のおありの方はゼヒお読み下さいませ(なんと、私の事もチョビッと出てます
池崎さん! クラッカーの大役ありがとうございました

おわり
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322     梅図かずお

2006-05-25 20:41:40 | Weblog
※いきなり集まってきた‘雨宿り’の人々の視線を避けて
 お弁当を食べるカップル クリック♪

きょうは良い天気の中を病院の送迎。
待ち時間をどこへ行くか決めぬままに‘六甲北有料道路’に乗る。
中途半端な持ち時間なので、行き先をサッと決めないと何も出来なくなってしまうのだが

きょうも決まらぬままに「有馬」を越してダラダラ走り続け、つまらないドライブになってしまった。
仕方が無いので、助手席の私がズーッと梅図かずおの<おろちシリーズ>の話しをする。
「サザエさん」と梅図かずおの漫画はくり返しくり返し読んでいたので
登場人物の名前もセリフも実によく覚えている。
きょうは『姉妹』『ふるさと』『ステージ』の3つを選んだ。

『姉妹』は、竜神エミ・竜神ルミの姉妹が主人公で、女の<美>に対する執念や嫉妬を描いたストーリー。
『ふるさと』は、一度は故郷を捨てた男が、ヤクザとのけんかで瀕死の重傷を負い
その脳裏の中で、今は無きふるさとへ帰りおそろしい体験をする物語。
『ステージ』は、当時3歳だった目黒祐一が、目の前で父がひき逃げされた事を発端とする復讐劇だ。

「わたしの名はおろち・・・」で始まるこの<おろちシリーズ>の他にも
『へび女』『あかんぼ少女』『洗礼』など、数え上げるとキリが無い傑作ぞろいだ。

番外編で『まことちゃん』や『アゲイン』というのもあったが
これは母の手によって、いつのまにか捨てられてしまった(さすがに年頃の少女の読むものではないと判断したのだろう)

『漂流教室』も持っていたが、これは余りにもツライ現実すぎて、そう何度も繰り返して読む事はなかった。
‘給食のおじさん’と呼ばれる関谷(せきや)という男が出て来る場面はメチャクチャ腹が立った記憶がある。


まったく関係ないが、明日はズーッと心待ちにしていた楽しみな発表会がある♪(ピアノではない)
血が出るかもしれないのでタオルハンカチが必要だ(!?)
それと、きょうは‘ミョウガ’を買った

おわり
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321     荒牧バラ園

2006-05-24 22:59:11 | Weblog
※荒牧バラ園 ぜひクリックして下さい♪

午前中、トビオとクロを庭に出している間に源さんを部屋に放す。
しばらくリビングの隅でジッとしていたようだったが、とつぜんNが「ちょっとちょっと! 見て見て!!」と小さな声で言いながら指を指す。
見ると、なんと源さんがトビオとクロのサークルの中に入ってチョコンとすましていた。
せっかくリビングに出たのだから思う存分歩けばいいのに・・とも思うが。
それにしても、この現場をトビオが見たら怒るだろうなぁ

お昼ごはんを食べ終わって、源さんの掃除用のスコップと金魚のエサを買いに「コーナン」へ行く。
私も「洗濯バサミ」とカセットコンロ用の「ガスボンベ」を買った(夢のない買い物)
車に乗って帰る途中、<荒牧バラ園>へ続く道に植えられた鮮やかなバラが目に入る。
天気もいいし、ちょっと寄り道する事になった。

園に足を踏み入れると、大勢の人でにぎわっていて少しビックリ。
車イスの方も多く、細い道をゆずり合いながら歩く。
甘い香りの中を歩き出してすぐ、大好きな色のバラがあった。
名前は「ブルーバユー」、写真でアップしている薄紫色をした清楚な感じのバラだ。
(キレイだな~)と思いながら何枚も撮っていると、後ろから
「あの・・・もういいですか?」と声がかかる。
振り向くと、小さなカメラを持った女性だった。
「あ、この写真を撮られるんですね・・どうぞ」と私。
「ずっとそれを撮りたいなと思ってたので・・スイマセン」
「いいえ・・・すごくキレイですよ!これ」
自分が(イイナ♪)と思った花を、他の人も気に入っていた事がナントナク嬉しかった。

いつの間にか、空模様が怪しくなって来る。
「アマツオトメ」を見ている時、とつぜん雨粒が落ちてきた。
パラパラッとしたと思うと、イッキに大粒の雨がたたきつけるように降り出してきた。
園内の人たちはクモの子を散らすように、我先に雨宿りできそうな場所へ避難する。
私達もドンジリになりながら石段を駆け上り、藤棚ならぬバラ棚の下に身を寄せた。
バラ棚では、若いカップルがお弁当を食べている最中だったようで
たくさんの雨宿りの人の目の中で黙々と食べ続けていたのがちょっと気の毒だった。

5分ほどすると雨が上がりだしたので1番に飛び出す。
パチパチ撮り出すとまたもや雨。
今度もかなり強い雨なのでウロウロしていると、木の下で雨宿りをしているカップルが(こっちこっち!)と手まねきしてくれる。
大きな葉っぱの木陰に入ると全く濡れずに過ごせた。 自然のありがたさが身にしみる。

雨足はすぐに弱まり再び歩き出す。
とつぜんの雨にぬれて花はどれもイキイキと見える。
ふと振り向くと、後ろの方でNが車イスの団体さんから写真を頼まれているところだった。
チラッと見ると、みんなとてもニコニコといい表情のようだった。

清楚なピンクの<プリンセスアイコ>、大輪の<月光><夢想>など、ため息が出るほど美しい。
通る人たちも、その見事さに皆驚いているようだった。

階段のてっぺんに辺りに、レンガ塀をバックに‘小便小僧’があり、その付近に<アンネのバラ>が植えられているコーナーがある。
伊丹と友好都市であるベルギーのハッセルト市より寄贈のもので
そばの立て札に‘小便小僧’の短い説明が書かれていた。

 今年(1992年)で373歳になる小便小僧にはこんな伝説がある。
 ある日、街に火をつけようとした敵のローソクを、この小さな少年が
 彼のとれる唯一の方法で消火した。

その唯一の方法って・・・まさかねぇ!!

帰宅して部屋に戻ると、相変わらず散らかったリビング。
<バラ園>から戻ったら<バラバラ園>だった・・・

おわり
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320      雨のハナショウブ園

2006-05-23 23:19:00 | Weblog
※三田市「永沢寺ハナショウブ園」 クリック♪

朝から雨。
車で用事の後、三田市の「永沢寺ハナショウブ園」に寄る。
車から出ようとすると横なぐりの雨と風で嵐のようだった。
うしろに積んでいたカッパの上下を身にまとい外へ出る。
入り口に<本日入場無料>の張り紙。
まだ見頃では無いという事だが、せっかく来たので入ることにする。

入り口を入ってすぐ、「トイレに行ってくる」と姿を消したNがなかなか戻って来ない。
嵐のような激しい雨風の中、段々心細くなってくる。
トイレがどこなのかアチコチ見回すが全く見当がつかない。
段々不安になってきて「センセー!! センセー!!」と叫ぶが応答はなし。
明かりの漏れるドアがあったのでそっと開くと、トイレでなく事務所だった。
(本当にどこに行っちゃったんだろう・・もしかして、とっくに向こうの方で写真を撮っているのかなぁ・・・)
などと考えていると、ずいぶん離れた場所からNが戻って来る姿が見えた(!!!)
「どこまで行ってたん? 何回も呼んだんだよ~
するとNは不思議そうな顔で「え? トイレあっちやで?!」

ンモォ~!! 人をこれだけ不安に落とし入れておいて、なんてアッケラカンなのだろう

園中央の<菖蒲池>には、まだ1本の菖蒲も咲いていなかった。
あとでネットで見ると6月から咲き始めるようだ。

横手にある建物のガラス戸を開けて<ミズバショウ園>に移動する。
ミズバショウの花はモチロンとっくに終わっているが、後に残る葉が巨大に成長していてビックリする。
清楚な白い花を咲かせていたミズバショウの可憐なイメージは、もうどこにも残っていなかった。

そのそばで沢山のカキツバタが、降りしきる雨の中、銀色に光りながら咲いていた。
田んぼのアゼのような道を歩き回りながら写真を撮る。
足元はもうかなり濡れて、靴の中が早くも冷たくなって来た。
それにしても、カエルのカワイイ合唱がにぎやかだ
しゃがみこんで水面を見つめるが泳いでいる姿は無い。
雨の時は、カエルも雨宿りをしているのかも知れないなぁ・・・

<ミズバショウ園>を出て、<ボタン園>へ移動する。
ボタンももうとっくに終わっているだろうと思っていたが、けっこう咲いていた。
大輪のあでやかなボタンが雨に濡れそぼり、重たいアタマをうつむけ加減に静かに咲いている。
花からは濃厚な空気が発散され、俄かには去りがたい魅力を醸し出していた。
時々強い風にカサを飛ばされたりしながら、何枚も写真を撮る。
あとで調べてみると、この辺は海抜500メートルを越す高地で
そのために、関西の数多いボタン園のなかでも、1番遅くまで楽しめる場所なのだそうだ。

ふと頭を上げて遠くの景色を見ると、霧に包まれた‘水墨画の世界’だった。
水気をタップリと含んだ、美しく幻想的な世界にしばらく見とれる。
確か、去年かおととしにココへ来た時も雨で、同じような風景を眺めたような気がした。

ハナショウブ園を出て駐車場に戻る。
車に乗り込んだとたん雨足が急に弱まったようだった。

「乙原バレー(おちばらバレー)」前で車を停めて降りる。
以前ここで見かけたヤギに会うためだったが、この天気のせいかヤギの姿はなく
そばで工事をしていたお兄さんから「黙って入ってきちゃ困ります」とNが注意されただけだった。
ヤギのつながれていた池のほとりには青々と草が茂っており、今にも「メェ~♪」と聞こえて来るようだった。

途中で、いつもの「レストラン大池」に立ち寄り、Nは<アイスミルクティー>
ちょっとお腹の空いていた私は<トースト>と<ホットミルクティー>を注文。
釣り客のいない雨上がりの池で、2羽の白い鳥が仲良く泳いでいた。

おわり
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319      ショップチャンネル

2006-05-22 20:42:03 | Weblog
※真夜中3時に買った高級化粧品
 クリック♪

1週間ほど前、仕事に追われるNにつきあって遅くまで起きていた。
読書やネットサーフィンにもあきたのでテレビをつける。
チャンネルはもちろん通販専門の「ショップチャンネル」
あの女性キャストのよどみないオシャベリを音楽のように聴くのがナントモ心地よい♪
この数年はさすがに釣られて買うことも無くなり(何度も痛い目にあったから)
最近は実に平和に、心おだやかに楽しむことが出来るようになった。

その日は<にんじんジュース>の宣伝をやっていた。
「無農薬のにんじんを丸ごと2本すりおろしました♪」というそのジュースを
スタッフがゴクゴクと喉をならしながら飲むそのオイシソウな姿に、思わず購買意欲をかき立てられる。
この、<すりおろす>というのがミソだそうで、絞ったものに比べると体内への吸収率がかなり違うらしいのだ。

(う~ん、ダメダメッ!! にんじんジュースだったらコープの「キャロットにんじん」があるじゃないか!!)
と必死で自分をいさめる私。
心の目をつぶって <欲しい気持ち>が通り過ぎ去っていくのを待つ。

なんとか「にんじんジュース」の時間が終わり、時計を見ると3時近い。
さすがに(もう寝ようよ)とNに声をかける。
と、画面に目が釘付けになる

「○アサスだ~!!!!!」

女優御用達のビューティークリエーター、高塚氏が開発した化粧品<デアサスシリーズ>は
以前使ってみてケッコウ気に入ったのだが、いかんせん値段が高い!!
なので、化粧ビンがカラッポになってからは続けて買う勇気が起こらず
ずっとコープの基礎化粧品を利用していたのだった。
使ってみればコープの<Q10シリーズ>もまぁまぁの使い心地で、これはこれで結構気にいっていた。
ところが、数年ぶりにいきなり私の目の前に現れたカリスマ高塚氏を見て
私の心は再び大きくグラついたのだ。
穏やかな口調ながら、どこか抗いきれないフシギな魅力が心を掴む。
「だれでも1日でハッキリ効果がわかる」
「女優さんと普通の方とのキレイさの違いの原因はたった一つ。 <努力の仕方が違う>という事だけです」
など、(ヘェ~、そうなのかぁ!)と早くも高塚マジックにかかりつつある私。

真剣になって画面に見入っていると、「そろそろ寝ようかぁ」とNの寝とぼけた声。
「ちょっと待って! あと少し!!」
「エ~??(不満そう)」

(買いたい気持ち)と(買っちゃダメ)の気持ちがせめぎ合う。
そして・・・買いたい気持ちが勝利した。

チラシの裏に商品番号をメモし電話に走る。
オペレーターを通すよりも早い、<タッチデショップ>という方法を利用。

コンピューター音声で矢継ぎ早に指示された番号をプッシュする。
4回まちがって、5回目に無事手続き終了。
Nが心配そうな顔で和室から出て来るが大丈夫なのだ♪
お届けは4日後との事。
着払い金1●220円を封筒に入れて準備OK


そして今、洗面所の棚に大事に置かれた高級化粧品・・・
モッタイなくて使えないでいる(バッカだなぁ

おわり
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