ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

4074  運命の6月8日、そのきんナイターでの奇跡!!!(後編)

2018-06-17 13:44:05 | Weblog

またもや何日ぶりのブログ更新だろう。
しかも前回あれだけ思わせぶりに「続く」と書いておきながら1ヶ月近く書かなかったとは(コメント欄のunknownさんの指摘どおり)
われながら「寸止め状態」である。
あれから季節もすっかり変わり、まだ夏休み前というのに連日37度越え38度越えという猛暑地獄。
その間には、高槻・茨木を中心とした地震、広島・岡山で多数の犠牲者を出した西日本豪雨、オウム関係者の死刑執行など
大変なこともことも数多くあったが
こまかく書いてるとまたダラダラ長引きそうなので、後編へと続きます。



ドアが開き、るえか嬢が現れた。

エッセイでは「体重70キロ越え」とか「小太り」とか書いてあるが、実際には上背もあり顔も小さく
白いシャツと黒のワイドパンツをスラリ着こなしている。
心臓バクバク、失神寸前の私に「ああ」と言いながらあたたかい笑顔を向けてくださり(エッセイには「無愛想」と書いてあるので、そんなに笑ってくれないと思ってた)すごくホッとした。
それから部屋中央のソファー席で〇〇るえかと差しむかいに座る。
身も心もクラクラフワフワして、自分の体が自分の体でないようだ。
一体なにをシャベればいいのだろうとアタマの中まっ白なのだが、こういう時ほど妙に落ちつき払ってしまう自分がすごくイヤだ。
本当は落ちついてるんじゃなく、あまりのテンションの高さゆえ思考力がなくなっているだけなのだ。
高熱で意識朦朧とした状態のように。
なので、そのときるえか嬢と何をしゃべったのか、今となってはほとんど覚えてない。
と思っていたのだが、今こうやって書き出すと少しずつ思いだしてきた。
エッセイに出てくる「湯けむりロード」とか「暗闇にポツンと置いてあるあんどん」とか、
結婚式のとき旦那さんのお母さんがイスから落ちそうになり、グエッグエッと鶏が絞殺されるような声が聞こえた話しとか
戸川純問題とか、阪和線車内での夫婦ゲンカとか、大阪環状線から見える大川沿いのフシギな一角の話しとか
るえか嬢本人が忘れてるエピソードもあり、それを私が説明したりしてオモシロかった。
いつもは私をさえぎってシャベり始めるNも、この日ばかりは二人の逢瀬を見守ってくれてたようだ。
途中、吉田アナ(吉田神とも言う。競馬実況ギネス保持者)も加わり、写真やカメラの話し(下ネタ話は聞けなかった)に花が咲く。

ああ、なんと豪華絢爛なひとときであろう・・・・・。


そのあとキティちゃんの色紙にサインを頂く。
いや、まさかきょうこんな事態になるとは夢にも思ってなかったので色紙など持ってるはずもない。
同室のK夫妻からいただいた物だ、感謝。
それから記念撮影。
ドギマギしながらるえか嬢の横へ座ると、

スッと肩を抱いてくれた







最終レース後はお互いバタバタしてアイサツできぬまま先に失礼してしまったが、帰宅後も興奮状態は続き
金太郎とふーちゃんを寝かせたあと再びガストへ繰りだし、夫婦で「〇〇るえか、夢の初対面記念祝賀会」を行う



それにしても、この日は6月15日。
村山さんが生きていれば49歳の誕生日だ。
これも何かの縁だろうか。
ちなみに、るえか嬢と私とフレディ・マーキュリーが同じ誕生日というのもビックリだ。


ああ、また逢えるだろうか、るえか嬢・・・



おわり

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4073 「運命の6月8日 そのきんナイターでの奇跡!!!」 

2018-06-13 21:02:42 | Weblog

6月8日

その金ナイター

いつものように〇君に留守番を頼み、2時ちょっと過ぎに家を出る。
夕方から雨予報なので傘を持参。

ドミノピザ交差点のダイキン温度計は29℃表示で私の当たり。
ささやかながら吉兆を感じる。

きょうもK夫妻と500円の指定席へ。
新しく登場したこのワンコイン指定席はお手軽感100パーセントでとってもオススメです。

のんびり新聞を見ていると係りのHさんが来て、急きょ部屋へ移動することに。
なにか事情があったのだろう。
赤ペンやマークカードの束、新聞、お茶やお菓子などをアワテテかき集めてお引越し。

部屋へ入ってしばらくすると再びHさんがやって来て、Nに何事か説明している。
なんだろなーと思いながら耳をそばだてると、突然

「今からこちらに〇〇るえかさんがいらっしゃるそうで・・・」





(ハ?)

(るえか??)

(なんかの聞きまちがい?????)


思わずHさんを振り向くと視線が合った。


「あの・・」
「〇〇るえかさんって・・・」

「ええ。 きょうは〇〇るえかさんがこちらの部屋にいらっしゃるそうです」





な、な、なんだとーーーーーーー






ある日、宝塚駅構内の書店で文庫の棚をボンヤリ眺めていると、奇妙なタイトルに目が留まった。

 
『私はハロン棒になりたい』


(ハロン棒?) 
(ハロンって一体なんだ??)

当時はまだ競馬を始めたばかりでハロンという言葉を知らなかったのだが、そのことばの響きに気持ちがゆれた。
しかも著者は「〇〇るえか」
見たことも聞いたこともない。
(なんだあ? るえかって・・・)

それが〇〇るえかとの初めての出会いであった。
あれからからもう10年以上、今日に至るまでほぼ毎日毎晩、私は彼女の本を枕元のバイブルとしている。
人生でこれほど夢中になったのは、中高時代に出会った遠藤周作のぐーたらシリーズと豊田正子ぐらいだろう。
豊田正子と〇〇るえか、一見似ても似つかぬ二人だが、その共通点はなんだろうと考えてみると、「日常を赤裸々に綴っていること」だろうか。
そして彼女の文章から浮かびあがる日々の暮らし方や趣味、体質というものがビックリするほど自分に似ていて(まるで逆な部分もいっぱいあるのだが)
「世の中でこれほど自分ソックリな人間がいるものだろうか!!」と、うれしくもありフシギでもあり、本当に何度読みかえしても飽きることがないのだ。
そして年月を重ねるうちだんだんと、(ああ、一度でいい、彼女の姿を見てみたい。 そしてできれば私のこの思いを伝えたい)とさえ考えるようになってきた。
現におととし1月17日の一門の日、「今年やってみたいこと」をひとりずつ述べる席で、名前は明かさなかったものの、「ずっと以前から会いたい人がいる」 「今年は勇気をだしてゼッタイその人に会いに行く!」と宣言したのだ。(結局実現できなかったが)
これに関しては覚えてる弟子もいる筈だが、まあほとんどの子は忘れてることだろう(というか、ハナっから聞いてない可能性もある)



・・・とまあ、こんな具合に激しく〇〇るえかに焦がれていた私なので、この時の驚きは大変なものであった。
私は奇声をあげながらHさんに掴みかかり、詰問し、これが夢ではないことを確認したあと
あらためて事の重大さに茫然とし、そしてジワリジワリと熱いものが込みあげてくるのだった。
「コーフンしすぎやで・・」と心配顔のNが視界に入るが自分でもどうしようもない。
その後しばらくは新聞をひらいたり閉じたり、赤ペンのキャップをキュッポンキュッポンと締めたり外したり
部屋の後ろのドアを何度も何度も振りかえったり、すでに始まっているレースもいつもとちがう景色に見える。


続く


コメント (2)
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4072   藤森神社

2018-06-12 09:18:02 | Weblog

日本ダービー当日(5月27日)の朝、急に具合いの悪くなったPCをケーズデンキへ持ちこみ修理依頼。
そのため10日ほどブログを入れられずにいたのだが、その間いろんなことがあった。

まずはダービーだが、今年は大外枠で人気を落としていたワグネリアンが優勝。
19回目の挑戦で初のダービージョッキーとなった福永祐一も、この日はいい表情だった。
私のキタノコマンドール(3番人気)はまさかの12着に敗れ、2位につけてるメンバーの持ち馬コズミックフォース(16番人気)が3着に入り、3連単の配当は280万越えの波乱となった。
もしコズミックが2着の皐月賞馬をハナ差かわしていれば、POGでの私の優勝はパーになるところだった


5月29日 

新年度に向けてのPOGドラフト会議で6名参加。
一年のうちで最も楽しみな日である。
まずは今回念願の優勝(ギリギリで)を果たした私に賞品が授与される。
おがわじゅりデザインの競馬グッズをたくさん貰って感無量
その後ドラフトへと移るが、1番欲しかったサートゥルナーリアをなぜか指名できず。
大きな悔いを残すこととなってしまった。


6月3日

Nが豊中の教室で、このところ閉じこもり気味だった私も一緒に家を出る。
なんとなく大淀(Nと村山さんが住んでたとこ)へ行きたくなり梅田まで直行。
ところが着いた途端あまりにの暑さに早々とくじけ、近場の太融寺へ行くことにした。
特に理由はないが、ラブホ街に堂々と君臨する、あの「ちょっとすれてる感」が魅力なのだ。
そのあと東梅田商店街(奥の方はかなりエグくなっててビックリした)を通ってお初天神へ。
暑い中ほどほどの賑わい。
境内で引いた大吉のみくじを結んでいると、アジア系外国人のファミリーがやってきて
「スエキチ、スエキチ」と、よろこんでるのか悲しんでるのか分からない声をあげている。

少々暑さバテしてきたのでナビオへ逃げこむ。
ここは久々なのでちょっとブラブラしようと思ったのだが、1階はメンズなのでエスカレーターで2階へ。
ところが2階もメンズで、さらに3階へ上るとまたまたメンズ。
(ヘンだなあ・・)と思いつつ4階、5階と上るが、すべてメンズのフロアである。
あとで分かったのだが、ここは「阪急百貨店メンズ館」という一帯であるらしい。
どのフロアもほの暗い照明でスタイリッシュな雰囲気を醸しだしているのだが
肝心のお客はほとんど見えず、いるのはピシッときめた男性店員のみ。
これで成り立っているのだろうか?
6階7階のフードコーナーをざっと見ただけですぐに出る。

次に阪急百貨店へ入り北欧展の会場へ。
ハギレや刺しゅう、切り絵、文具や食器、動物の置物など、いかにも北欧らしい(わー、欲しいなあ)と思う物でいっぱいだが
なんせ高い! 高過ぎる
ということで、360円也のクリアファイル1枚だけ買って会場を出る。

さすがに疲れたので、祝祭広場の、古代ローマのコロシアム風石段ベンチに座りこみホッとひと息つく。
座り心地はもうひとつだが、ボオーッと過ごすにはなかなか良い。
しばらくするとスウェーデン人によるフォークダンスのイベントが始まった。
石段の我々にも参加するよう勧誘の手が迫るが、きょうは疲れてたし本当にイヤだったのでずっと下を向いていた。
年々引っ込み思案になってる自分がちょっと心配だ。



6月4日

京都のM口先生息子さんのお見舞いへ。
大阪から京都までの電車の中、Nがひと言も発することなくiPadばかり見続けてる(しかも1人だけ座って)ので久々にアタマに来る
病院へ着いて「もう帰る!」と言うとあわてて謝ってきたが、こういう事はもう本当にいい加減にしてほしい
この日もミーティング参加だったが、前回よりはずいぶん快方へ向かっているとのこと。
看護師さん達はみんな若いが本当にしっかりしていて親切だ。

昼過ぎに病院を出て、京都駅でカレーを食べてから伏見区にある藤森神社へ。
「墨染(すみぞめ)」というシックな名前の駅で降り、10分ほど歩くと到着。
競馬ファンの聖地と呼ばれちょっと軽いイメージを持っていたのだが、1800年前に創建され皇室とも縁のあるという、なかなか由緒ある神社だった。
咲きかけの青いアジサイを見ながら広い境内を進むと神馬像があった。
そう珍しいものでもないが、せっかくなので写真に撮ったり撫ぜたりしていると、向こうでNが手招きしている。
なんだなんだと近寄ってみると、そこは絵馬舎というお堂で、騎手を乗せたサラブレッドの絵が天井付近の壁いっぱいに飾られている。
正直、それほどリッパな絵ではないが(ちょっとうまい小学生レベル?)、トウカイテイオー、ナリタブライアン、フサイチコンコルド、マチカネフクキタルなどなど・・・・。
往年の競馬ファンならジンとくるであろう名馬が、空飛ぶペガサスのごとく描かれている。
ここにゴールドシップやキタサンブラックが加わる日もいつか来るのだろうか。
あと、この神社では馬が走り抜ける駈馬神事もあるらしい。
流鏑馬神事というのは全国でもけっこうあるが、ここのは横乗りや逆立ち乗りなど、アクロバティックに乗りこなすのが特徴らしい。
境内にはその他、足を広げてポーズをとった金太郎像もあり、(なぜここに金太郎??)とフシギに思って近寄ると、「勝運の神」「菖蒲の節句発祥の地」と書かれてあった。
最後にPOGメンバーへのお守りを買おうと社務所に立ち寄ると、これが意外に高い(◎_◎;)
ふつうなら300円で売られてるようなお守りが1000円ほどする。

ウ~~~ン・・・・・・

「馬券が当たるなら金に糸目はつけん!」というギャンブルファンの心理を狙っているかの如くだ

あと、ここを訪れた人達が願いことを書いた絵馬もいっぱいぶら下がってたのだが
「日本ダービー キタノコマンドール優勝!!」と書かれた絵馬があった。


ウ~~~ン......(この神社、果たして御利益あるのかどうか・・・・・)


帰り際、白い馬がデザインされた自販機でお茶を買おうと百円玉を入れると、いきなり馬のいななきが!!
オオッとビックリするところに「パンパカパ~ン♪」と短いファンファーレが鳴り、続いて「幸運に、恵まれますように」
と、ヘンなおっさん声のアナウンスが流れる。


ワタシ的には、これが1番よかった


駅までの帰り道、なかなか良さげな和菓子屋さんがあったので「鮎」を2つ購入。
墨染駅のベンチで座って食べた。



次回、「運命の6月8日 そのきんナイターでの奇跡!!!」 へ続く。



おわり


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