※三平さん宅で、皆の厳しい視線の中、必死でワサビをすりおろすN。
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きょうは野間五段、川三段を誘っての綾部行き。
8時集合(京都に住む野間五段は5時半起きだった)、8時20分に駐車場を発車。
朝の舞鶴道は空いていて、雨上がりのせいか、山も田んぼもイキイキと輝いて見える。
「六人部(むとべ)」のSAでトイレ休憩した後すぐに出発。
綾部の95さん宅には、丁度約束の10時に到着した(ホッ)
上林禅寺の黒川禅師、95さんに迎えられ、すぐに『大本教』へ向かう。
本日の1つ目のイベント、三平さんの案内で、大本の「梅松苑」を色々と見せて頂く。
「梅松苑」とは大本発祥の地で、様々な建築物や四季折々の草花が美しく咲く広大な庭園であった。
国の重要文化財に指定されている『木の花庵』は古い民家で、
囲炉裏の火が赤々と燃える部屋の内部にはふんだんに「栗の木」が使われており
それが丁度良い具合にいぶされて、なんとも言えぬ魅力的な色合いとなっていた。
『長生殿』は国内最大の木造建築物で、拝殿の広さは300畳。
その畳敷きの広い空間にはただただビックリ。
長生殿の雨戸全てを閉めるだけでも1時間半はかかると聞いてますます驚いた。
美しく手入れされた庭園には、ゆうすげ、白椿、そして大本弾圧を逃れ今日まで生き抜いて来た樹齢150年の「榎(えのき)」や青もみじなどが、
雨粒をキラキラ反射させながら美しく輝いていた。
きょうはこの後も色々とイベントが続くため、少々駆け足ぎみの見学だったが
また季節を改めてゆっくり見てみたいなと思った。
次に本日2つ目のイベントとなる、「T先生のお茶会」へ伺う。
大本からほど近いT先生のお宅に到着すると、すぐに茶室に通される。
普段はくったくの無さそうなT先生が、1歩お茶室に入ると厳粛な面持ちになられたのが強烈な印象だった。
まずは、この日のためにT先生がわざわざ手作りして下さった冷たいお菓子を頂く。
フルーツやジャムを混ぜ合わせて寒天よせにしたというそのお菓子は、見た目も器も美しく
3つも4つも立て続けに食べてしまいたいほどに美味しいものだった
その後、一人づつお茶を点てて頂く。
最近お茶を始められたという95さんにアレコレと教わりながら、ちょっと緊張しながらも充実した時間が流れる。
茶道の魅力をタップリと感じたひと時だった(帰りの車中で、川三段が‘茶道をやってみたい!’と、しきりに言っていた)。
T先生宅をお暇して、本日第3のイベントである「三平さん宅での昼食会」へ。
前回お邪魔した時に会ったネコのそめちゃんと再会。
ちょっと太り気味のそめちゃんは相変わらずクールな対応だった。
この日の昼食のメニューは全て三平さんの手作り。
豆乳と葛を使った呉豆腐(ごどうふ)、95さんが由良川の支流で獲った鮎の塩焼き
ナスの揚げ煮、おそば、鮮やかな色に仕上がった枝豆・・・。
どれも手間と心のこもったお料理ばかりで、遠慮なく有りがたく頂いた。
後片付けも一人でテキパキとこなされる三平さんは理屈抜きにカッコヨカッタ
本当にご馳走様でした。
三平邸を出て次に向かったのは第4のイベント会場である「高野山真言宗 楞厳寺(りょうごんじ)」。
ここは別名「カラス寺」とも呼ばれるお寺で、新潟県生まれの長井一禾(いっか)の筆によるカラスが
部屋中のふすまに、墨痕鮮やかにイキイキと描かれていた。
お茶とお菓子を頂きながら御住職の懇切丁寧なお話を伺った後、襖絵の説明をして頂く。
カラスと言えば普段は嫌われ者のイメージが強いが、一禾の描くカラスの世界は何とも慈愛に満ちたものだった。
もともとカラスが好きだった私は、これで益々カラスファンになってしまった
その後、お寺の目の前に広がるハス池(まだ咲き始めだったが)を見たり
石段の上にある本堂を案内して頂いたり・・・楞厳寺御住職に心からお礼を延べてお暇をする。
上林禅寺の黒川禅師ともきょうはここでお別れ。
本当は例の「凶暴なニワトリ君」にも会いたかったのだが、まだまだ続くイベントの為きょうは断念。
ダンボール箱に詰められた大きなピーマンや良く熟れたトマト、柔らかそうなナス、カボチャ、タマネギなどのオミヤゲまで頂いた。
沢山の野菜は見るだけで元気がみなぎる!
明日はこの野菜達を使って、たくさん美味しいものを作るのだ~
その後、第5のイベント「大江山散策」へ。
‘鬼伝説’や‘酒呑童子’などで有名な、あの大江山である。
大江町に入って間もなく、95さんがいきなり道路わきに停車。
(何だろう・・)と思って降りると、そこには、<ここはお国を何百里・・・>の歌詞で名高い『戦友』の歌碑が・・・。
実は、この『戦友』の作詞者、真下飛泉という人がここ大江町出身との事だった。
歌詞の看板の前で全員並んで記念撮影(パチリ♪)
すごくイイ感じで撮れていたので近いうちにアップします(明日かあさって)
歌碑を後にして、次は北近畿タンゴ鉄道宮福線『大江町駅』へ。
ここは駅前の広場に「鬼瓦」や「鬼の像」などが多数ある。
駅構内の売店にも、「鬼Tシャツ」、「鬼まんじゅう」などが売られ、正に鬼伝説の地にふさわしい駅だった。
大江にはその他にも見所が沢山あるらしいのだが、次のイベントの時刻も迫っていたためきょうはここまで。
次回のお楽しみという事になった。
そして次なる第6のイベントは、なんと、『足裏マッサージと将棋』。
綾部市に戻り、『陽氣屋』と書かれた小さなお店の前で車は停まる。
入ると、手前が喫茶コーナーになっており、奥が足裏マッサージのコーナーになっていた。
全員アイスコーヒーを注文した後、まずNからマッサージを受ける事に!
10分ほど熱めのお湯に両足を浸したあとマッサージが始まる。
痛さに引きつる顔を写真に納めようとカメラチャンスを伺うが、意に反してずっと気持ち良さそうな表情。
ツマラナイので、喫茶席で将棋対局中の95さんと川三段を見に行く。
終盤が白熱した様子だったので、ワケが分からぬままそばで観戦。
95さんが粘りに粘るが、結局力及ばず川三段の勝利。
その後Nに続いて野間五段も足裏マッサージに挑戦。
野間五段もNと同じく、(ギャア~~!! いてて!!!)などと騒ぐ様子は無し。
そばで見ていると、けっこう力をこめてグリグリされてるようなのだが・・・
聞くところによると、痛みの感じ方にはすごく個人差があって、わめく人もいれば眠ってしまうぐらいの人もいるらしい。
Nも途中から半分眠っていたようだ。
マッサージのあとは、15分ほど電気マッサージ器に仰向けで寝そべる。
それが終わるまで再び将棋観戦をしていると、後ろからNの強烈なイビキが聞こえて来た
(きっと最高にキモチよく寝ているのだろうな~・・・)
そして野間さんも無事に終わると時刻は7時。
外が明るいのでそんな時刻になっているとは思わなかった。
それにしても、ノンビリとした雰囲気の良い感じのお店だった。
その後、本日最後のイベント第7弾「95家で夕食」
95家へ到着すると、奥様(小学校の先生)が美味しそうな「かき揚げ」や「生ゆば」
「万願寺」と呼ばれる地元のししとう、ナスとそうめんの煮物、いり卵入りのチラシ寿司など
テーブルいっぱいに用意して下さっていた
お腹が空いていた私は手伝いもせずパクパク(おいしーい! おいしーい!)
そのうち息子さんの周ちゃんや娘さんのカシャボちゃんも帰って来て、
みんな揃ったところで記念撮影♪(きょうは記念撮影をよくする日だ)
95さんが冷蔵庫に入れておいたモグラを奥さんが見つけて絶叫した話や、お風呂場にカメの置物を置いて奥さんやカシャボちゃんを脅かした話など・・・
95さんの魅力的な面を知る事が出来た一夜だった♪ (Nにもこういう風になって貰いたいなァ)
あっという間に時刻は9時を回っていた。
お腹いっぱいになって車に乗り込み95邸を後にする。
きょうも色々な方にお世話になりました。
(黒川禅師さま、楞厳寺御住職さま、三平さま、そして幹事の95さま&奥様、その他の皆さま方)
ありがとうございました。 そしてご馳走さまでした。
又お会い出来る日を楽しみにしております。
おわり