※新世界の 「朝日」
大阪っぽいハデさがgood クリック♪
きょうは、「旅の仙人 水津さん」 の納骨の日で、『一心寺』 へ。
一心寺 ←クリック
午前8時過ぎに家を出るが、Nのカン違いがもとで、梅田から一心寺までほとんど走るように歩かされ、到着した時には汗ビッショリ
しかも、その事で文句を言おうと顔を向けると、「ア! 岸田劉生みたいや」
一瞬 (???)
「それって・・・もしかして 『麗子像』??」
「そうそう! ソックリやった!! 今こっちニラんだ時」
麗子像 ←クリック
(自分でも納得できて笑ってしまった・・・でも本当は笑ってなんかいられない、早くこの髪型をどうにかしないと)
一心寺に到着して巨大な仁王像を見上げながら境内に入ると、小田原から駆けつけて下さったZさんを発見。
昨夜この近辺で泊まって (1泊2100円の宿) いらしたとの事。
水津さんご夫妻 (仙人の弟さん) と会い、そのまま本堂へ。
仙人の親友 山崎さんご夫妻と会社の御同僚がお二人、それに今回は水津さんご夫妻の息子さん娘さん (仙人の甥・姪にあたる) も参列されていた。
大きな本堂の中では、様々な法要で来ている家族や親類縁者の人達が静かに順番を待っている。
次々と呼ばれる名前、途切れることなく続く読経。
20分ほど経ち、ようやく 「水津さま」 の声がかかった。
短い読経とお焼香を済ませたあと、すぐ裏の部屋に通される。
そこには大きな 『お骨仏』 が安置されていた。
お骨仏とは、この一心寺に納められたお骨を集めて作られる仏様のことで、10年毎に一体を造立されるとの事。
パンフレットによると、遠く海外から納められるお骨もあるそうだ。
10年後、仏様に変身した仙人に会えるのかと思うとちょっと嬉しくなった。
そのあと、境内を出てすぐ目の前の喫茶店へ全員で入る。
お抹茶セットを頂きながら、一心寺や仙人の思い出話に花が咲く。
水津さんご夫妻の息子さんと話していると、仙人はいつも優しく、おじさんと言うよりは 「友達」 のような感覚で接してくれたとの事。
イライラしたり困ったような顔は1度も見たことがないとの事。
スケートがとても上手で、子ども時代に教えてもらったとの事。
なつかしそうな表情で淡々と語って下さる。
そのあとで別テーブルからあいさつに来て下さった娘さんは、仕草の優しげなほっそりとした方だった。
小さな声で、小学生の頃に仙人からスキーを教わった話を聞かせて下さる。
仙人の教え方は上手だったんでしょうねぇと切り出すと、実はそうではなかったらしい。
スキーが生まれて初めてという小学6年生の少女を、かなり高さのあるゲレンデの頂上へ連れて行き、いきなり 「さあ、滑って!」 とうながされてかなり戸惑ったらしい (それはそうだろう)
それでもムリに滑ったあげく、結局足をねんざしてしまったとの事。
80を超えてスカイダイビングやラフティングに挑戦するような人間に教わるのは、もともとムリがあったのかも知れない。
きょうの天気と同じように和やかなひと時が流れ、そろそろ解散の時間が来た。
短いあいさつを交わしたあと、店の前でそれぞれ別れる。
「一期一会」 という言葉が浮かんだ。
NとZさんと私の3人は再び一心寺の境内へ戻り、墓地へ向かった。
ここには歌舞伎役者や落語家、力士、儒学者などの墓碑があり、その道に精進する人達が多数参拝していると聞く。
林家竹丸さんの師匠にあたる林家染丸師匠のお墓もここにあり、竹丸さんもここへはしょっちゅうお参りにいらしているとの事だった。
お墓の向こうに通天閣がそびえる独特の風景は、来るたび眺めるたび飽きることがない。
その後、道路をへだてて目の前にある 「安居神社」 へ行く。
ここは初めて知ったのだが、<真田幸村の戦死跡之碑> が残る神社で、緑濃い落ち着いた境内には太ったネコ達が何匹もいた。
その後 「天神坂」 に立ったり、<王手之碑> のある閻魔堂などのぞきながら通天閣に到着。
まだ登ったことが無いというosakiさんをムリヤリ (?) エレベーターに乗せる。
展望室から大阪市内の風景を眺めていると、眼下に天王寺動物園のキリンが見えた♪
きょうは月曜で動物園はお休みだったので、こんなところでキリンに会えたことが嬉しかった。
その後 「幸運の神さま ビリケンさん」 を、Zさんに強制的に拝ます (良縁に恵まれるらしいので)
ビリケンさんの横にかかった足型の絵馬に目を向けると・・・
「同棲生活がうまくいきますように、いつまでも仲良くできますように」 「金持ちになれますように」 「大きなお風呂のついた家を建てられますように」 など。
他の神社などで見かける絵馬の願い事とは多少ちがう雰囲気で、クスクス笑ったりツッコミを入れたりしながら楽しく見る
お腹がペコペコだったので、新世界で串カツを食べることにする。
さんざん迷ったあげく、『串かつ・ホルモン専門 朝日』 という、ハデハデな看板の店へ入ることになった。
店内に入りメニューを見ると 『ぎょうざ鍋』 というのがある。
注文しようと言うとNから待ったがかかった。
「なんでダメなのよ」
「うーん、とにかくヤメとき」
「だって私食べたいもん!」
「絶対ヤメときって、後悔するから」
「食べたことあるの?」
「いや、無いけど・・・」
説得力に欠けるなぁ
「それからさ、この 『もっチーズグラタン』 ていうのが欲しい」
「エ? それはヤメとき!」
「なんでよー」
「また胃の具合がおかしくなるから」
「大丈夫だって♪ ムリしないで食べるから」
「いや、これは本当にヤメとき!! 」
「あれもダメこれもダメって・・もうイイカゲンにしてよ! 自分の食べたいものぐらい自分で決めさせてよっ!!!」
こんなレベルの低いケンカを見せつけられるosakiさんは気の毒だったと思う。
で、結局 「ぎょうざ鍋」 も 「もっチーズグラタン」 も共に注文
結果・・・・・・
「ぎょうざ鍋」 100点満点中の40点 (ぎょうざ自体がマズイ)
「もっチーズグラタン」 100点満点中の・・・・・・3点
これは、「もち&チーズのグラタン」 と思っていたのが、実は 「もつ&チーズのグラタン」 だった為。
運ばれてきたグラタンを見てosakiさんがひと言 「ペシャメルソースみたいですね」
確かにトロミのまったく無いシャバシャバなソースで、全然食欲をそそらない代物だった。
しかも中身は 「オモチ」 でなく、私のニガテな 「もつ」
ルンルン今年の初失敗だった・・・・
中途半端なおなかで店を出てジャンジャン横丁をつっきり萩之茶屋界隈へ出る。
私もこの辺はあまり歩いたことがない。
この辺まで来ると、60円の飲み物の自販機があったり、「全室カラーテレビ付き 1泊800円」 と書かれた旅館が立ち並んでいたりと、かなり独特な風景になってくる。
しばらく行くと 「ふるさとの家」 というのがあったので中へ入ろうとしたが、大勢の人が通路まであふれており入ることは出来なかった。
仕方がないので目の前の 「三角公園 (炊き出しなどで有名な場所)」 へ入ろうとすると、道の向こう側から 「アレー!」 と変な声がする。
声の方を見ると、労務者風の人がこちらを見てまた何か 「ア~!」 とか叫んでいる。
ちょっとコワくなって見ないフリをしていると、先を歩いていたNが 「あれぇ? 和田さん」
(エエ? 和田さん???)
よく見るとヒゲの和田さんだった
和田さんは、きょうは仕事日と重なってしまった為、仙人の納骨に来れなかったのだった。
それにしてもこんな偶然があっていいのだろうか♪
Zさんとも初対面だったので紹介する。
その後、和田さんの案内で 「禁酒の館」 に入り、3人ともコーヒーをおごって貰った (オイシカッタです、ごちそう様でした)
そのあと三角公園で犬を見物したりNGOの事務所に出向いたり・・・
ところがそのうち急にZさんが青ざめた顔で 「ケータイがない」
「多分、お昼を食べたところに置き忘れてきたと思います」
「え? それじゃスグに戻らないと」
「ボク今から1人で行ってきます」
しかし、ここからではかなり距離もある。
「とりあえず、あるかどうか店に電話したら?」
「あ、そうか! ああっ、店名がわからないんだ」
「えーとね・・・・う~んと、確か旭のマークがあったよ」
「あ、朝日だ! 朝日って名前だった」
「でも、電話番号は?」
「ああっ そうか・・・」
「やっぱりボク行ってきます」
「あ! 待って。 ぼく店のパンフレット持ってる」
(早く言ってよねー)
ZさんがNのケータイで問い合わせると、ケータイは無事保管されていたようだった (しかも2台)
Zさんが取りに行っている間、しばらくそこらをウロつく事にする。
萩之茶屋商店街の中ほどまで和田さんに付き合ってもらい、そのあとお礼を言って別れる (和田さんも結構忙しいのだ)
Nが何回か行ったことのある古い料亭 「百番」 が近いので歩くことになった。
ところが道に迷い、そこらのお店のおばさんに尋ねた方向へずんずん行くと、別の 「百番」 だった。
仕方がないので先へ進むと・・・・なんともケッタイな一角へ出てしまった
(間違いない! ここは以前ネットで見たことのある飛田新地・・・)
飛田新地 ←クリック
Nがものすごい早足になり必死でついていく。
小さな店のそれぞれの玄関先に女性が座っているが、さすがに目はまっすぐ前に向けたまま通り過ぎた。
Nはもちろんひと言もしゃべらない。
ようやく通り過ぎてホッと一息つく。
こんな世界は初めて見たが、女性はゼッタイに行ってはいけない場所だと感じた。
商店街の中ほどで、無事ケータイを手にしたZさんと合流。
ずいぶん歩いたので近くの喫茶店に入る。
座ってまもなくNは居眠り、私とZさんは温泉談義に花を咲かせた。
夕方になったのでそろそろ帰ることにする。
新幹線で小田原まで帰るZさんと梅田でお別れ。
遠方からはるばるお疲れさまでした。
今度会えるのは何時かなぁ・・・・・
きょうは長い長い1日だった。
仙人はどこかでこんな私達を見ていたのだろうか
おわり
大阪っぽいハデさがgood クリック♪
きょうは、「旅の仙人 水津さん」 の納骨の日で、『一心寺』 へ。
一心寺 ←クリック
午前8時過ぎに家を出るが、Nのカン違いがもとで、梅田から一心寺までほとんど走るように歩かされ、到着した時には汗ビッショリ
しかも、その事で文句を言おうと顔を向けると、「ア! 岸田劉生みたいや」
一瞬 (???)
「それって・・・もしかして 『麗子像』??」
「そうそう! ソックリやった!! 今こっちニラんだ時」
麗子像 ←クリック
(自分でも納得できて笑ってしまった・・・でも本当は笑ってなんかいられない、早くこの髪型をどうにかしないと)
一心寺に到着して巨大な仁王像を見上げながら境内に入ると、小田原から駆けつけて下さったZさんを発見。
昨夜この近辺で泊まって (1泊2100円の宿) いらしたとの事。
水津さんご夫妻 (仙人の弟さん) と会い、そのまま本堂へ。
仙人の親友 山崎さんご夫妻と会社の御同僚がお二人、それに今回は水津さんご夫妻の息子さん娘さん (仙人の甥・姪にあたる) も参列されていた。
大きな本堂の中では、様々な法要で来ている家族や親類縁者の人達が静かに順番を待っている。
次々と呼ばれる名前、途切れることなく続く読経。
20分ほど経ち、ようやく 「水津さま」 の声がかかった。
短い読経とお焼香を済ませたあと、すぐ裏の部屋に通される。
そこには大きな 『お骨仏』 が安置されていた。
お骨仏とは、この一心寺に納められたお骨を集めて作られる仏様のことで、10年毎に一体を造立されるとの事。
パンフレットによると、遠く海外から納められるお骨もあるそうだ。
10年後、仏様に変身した仙人に会えるのかと思うとちょっと嬉しくなった。
そのあと、境内を出てすぐ目の前の喫茶店へ全員で入る。
お抹茶セットを頂きながら、一心寺や仙人の思い出話に花が咲く。
水津さんご夫妻の息子さんと話していると、仙人はいつも優しく、おじさんと言うよりは 「友達」 のような感覚で接してくれたとの事。
イライラしたり困ったような顔は1度も見たことがないとの事。
スケートがとても上手で、子ども時代に教えてもらったとの事。
なつかしそうな表情で淡々と語って下さる。
そのあとで別テーブルからあいさつに来て下さった娘さんは、仕草の優しげなほっそりとした方だった。
小さな声で、小学生の頃に仙人からスキーを教わった話を聞かせて下さる。
仙人の教え方は上手だったんでしょうねぇと切り出すと、実はそうではなかったらしい。
スキーが生まれて初めてという小学6年生の少女を、かなり高さのあるゲレンデの頂上へ連れて行き、いきなり 「さあ、滑って!」 とうながされてかなり戸惑ったらしい (それはそうだろう)
それでもムリに滑ったあげく、結局足をねんざしてしまったとの事。
80を超えてスカイダイビングやラフティングに挑戦するような人間に教わるのは、もともとムリがあったのかも知れない。
きょうの天気と同じように和やかなひと時が流れ、そろそろ解散の時間が来た。
短いあいさつを交わしたあと、店の前でそれぞれ別れる。
「一期一会」 という言葉が浮かんだ。
NとZさんと私の3人は再び一心寺の境内へ戻り、墓地へ向かった。
ここには歌舞伎役者や落語家、力士、儒学者などの墓碑があり、その道に精進する人達が多数参拝していると聞く。
林家竹丸さんの師匠にあたる林家染丸師匠のお墓もここにあり、竹丸さんもここへはしょっちゅうお参りにいらしているとの事だった。
お墓の向こうに通天閣がそびえる独特の風景は、来るたび眺めるたび飽きることがない。
その後、道路をへだてて目の前にある 「安居神社」 へ行く。
ここは初めて知ったのだが、<真田幸村の戦死跡之碑> が残る神社で、緑濃い落ち着いた境内には太ったネコ達が何匹もいた。
その後 「天神坂」 に立ったり、<王手之碑> のある閻魔堂などのぞきながら通天閣に到着。
まだ登ったことが無いというosakiさんをムリヤリ (?) エレベーターに乗せる。
展望室から大阪市内の風景を眺めていると、眼下に天王寺動物園のキリンが見えた♪
きょうは月曜で動物園はお休みだったので、こんなところでキリンに会えたことが嬉しかった。
その後 「幸運の神さま ビリケンさん」 を、Zさんに強制的に拝ます (良縁に恵まれるらしいので)
ビリケンさんの横にかかった足型の絵馬に目を向けると・・・
「同棲生活がうまくいきますように、いつまでも仲良くできますように」 「金持ちになれますように」 「大きなお風呂のついた家を建てられますように」 など。
他の神社などで見かける絵馬の願い事とは多少ちがう雰囲気で、クスクス笑ったりツッコミを入れたりしながら楽しく見る
お腹がペコペコだったので、新世界で串カツを食べることにする。
さんざん迷ったあげく、『串かつ・ホルモン専門 朝日』 という、ハデハデな看板の店へ入ることになった。
店内に入りメニューを見ると 『ぎょうざ鍋』 というのがある。
注文しようと言うとNから待ったがかかった。
「なんでダメなのよ」
「うーん、とにかくヤメとき」
「だって私食べたいもん!」
「絶対ヤメときって、後悔するから」
「食べたことあるの?」
「いや、無いけど・・・」
説得力に欠けるなぁ
「それからさ、この 『もっチーズグラタン』 ていうのが欲しい」
「エ? それはヤメとき!」
「なんでよー」
「また胃の具合がおかしくなるから」
「大丈夫だって♪ ムリしないで食べるから」
「いや、これは本当にヤメとき!! 」
「あれもダメこれもダメって・・もうイイカゲンにしてよ! 自分の食べたいものぐらい自分で決めさせてよっ!!!」
こんなレベルの低いケンカを見せつけられるosakiさんは気の毒だったと思う。
で、結局 「ぎょうざ鍋」 も 「もっチーズグラタン」 も共に注文
結果・・・・・・
「ぎょうざ鍋」 100点満点中の40点 (ぎょうざ自体がマズイ)
「もっチーズグラタン」 100点満点中の・・・・・・3点
これは、「もち&チーズのグラタン」 と思っていたのが、実は 「もつ&チーズのグラタン」 だった為。
運ばれてきたグラタンを見てosakiさんがひと言 「ペシャメルソースみたいですね」
確かにトロミのまったく無いシャバシャバなソースで、全然食欲をそそらない代物だった。
しかも中身は 「オモチ」 でなく、私のニガテな 「もつ」
ルンルン今年の初失敗だった・・・・
中途半端なおなかで店を出てジャンジャン横丁をつっきり萩之茶屋界隈へ出る。
私もこの辺はあまり歩いたことがない。
この辺まで来ると、60円の飲み物の自販機があったり、「全室カラーテレビ付き 1泊800円」 と書かれた旅館が立ち並んでいたりと、かなり独特な風景になってくる。
しばらく行くと 「ふるさとの家」 というのがあったので中へ入ろうとしたが、大勢の人が通路まであふれており入ることは出来なかった。
仕方がないので目の前の 「三角公園 (炊き出しなどで有名な場所)」 へ入ろうとすると、道の向こう側から 「アレー!」 と変な声がする。
声の方を見ると、労務者風の人がこちらを見てまた何か 「ア~!」 とか叫んでいる。
ちょっとコワくなって見ないフリをしていると、先を歩いていたNが 「あれぇ? 和田さん」
(エエ? 和田さん???)
よく見るとヒゲの和田さんだった
和田さんは、きょうは仕事日と重なってしまった為、仙人の納骨に来れなかったのだった。
それにしてもこんな偶然があっていいのだろうか♪
Zさんとも初対面だったので紹介する。
その後、和田さんの案内で 「禁酒の館」 に入り、3人ともコーヒーをおごって貰った (オイシカッタです、ごちそう様でした)
そのあと三角公園で犬を見物したりNGOの事務所に出向いたり・・・
ところがそのうち急にZさんが青ざめた顔で 「ケータイがない」
「多分、お昼を食べたところに置き忘れてきたと思います」
「え? それじゃスグに戻らないと」
「ボク今から1人で行ってきます」
しかし、ここからではかなり距離もある。
「とりあえず、あるかどうか店に電話したら?」
「あ、そうか! ああっ、店名がわからないんだ」
「えーとね・・・・う~んと、確か旭のマークがあったよ」
「あ、朝日だ! 朝日って名前だった」
「でも、電話番号は?」
「ああっ そうか・・・」
「やっぱりボク行ってきます」
「あ! 待って。 ぼく店のパンフレット持ってる」
(早く言ってよねー)
ZさんがNのケータイで問い合わせると、ケータイは無事保管されていたようだった (しかも2台)
Zさんが取りに行っている間、しばらくそこらをウロつく事にする。
萩之茶屋商店街の中ほどまで和田さんに付き合ってもらい、そのあとお礼を言って別れる (和田さんも結構忙しいのだ)
Nが何回か行ったことのある古い料亭 「百番」 が近いので歩くことになった。
ところが道に迷い、そこらのお店のおばさんに尋ねた方向へずんずん行くと、別の 「百番」 だった。
仕方がないので先へ進むと・・・・なんともケッタイな一角へ出てしまった
(間違いない! ここは以前ネットで見たことのある飛田新地・・・)
飛田新地 ←クリック
Nがものすごい早足になり必死でついていく。
小さな店のそれぞれの玄関先に女性が座っているが、さすがに目はまっすぐ前に向けたまま通り過ぎた。
Nはもちろんひと言もしゃべらない。
ようやく通り過ぎてホッと一息つく。
こんな世界は初めて見たが、女性はゼッタイに行ってはいけない場所だと感じた。
商店街の中ほどで、無事ケータイを手にしたZさんと合流。
ずいぶん歩いたので近くの喫茶店に入る。
座ってまもなくNは居眠り、私とZさんは温泉談義に花を咲かせた。
夕方になったのでそろそろ帰ることにする。
新幹線で小田原まで帰るZさんと梅田でお別れ。
遠方からはるばるお疲れさまでした。
今度会えるのは何時かなぁ・・・・・
きょうは長い長い1日だった。
仙人はどこかでこんな私達を見ていたのだろうか
おわり