3時間近い時間をかけて到達した細見川渓畔林でしたが、目的の花をその樹林の中で見つけることはなかなか出来ませんでした。そんな時、路傍にツチアケビの新鮮な花で出逢えてひと心地つけることが出来ました。その後で1週間前に二軒小屋に向けて折り返した地点まで行く間に絶好の所に咲くヒナチドリをたて続けに見付けることが出来ました。他の花も見ることが出来ればなお良かったのでしょうが、この日も往き5時間、復り3時間の収穫多き山歩きとすることが出来ました。〔7月21日(土)〕
↓ 細見川渓畔林で目的の花々を探しながらの十方山林道を遡って行きました。
↓ 十方山林道の路傍にツチアケビ(ラン科ツチアケビ属)の花を見付けました。
↓ 複総状花序の先に付いた花を見事に咲かせたツチアケビでした。見頃のツチアケビの花に出逢えたのは想定外の歓びでした。
↓ 光合成をする葉を持たず、養分は共生菌に依存している植物ですが、花はやはりラン科に間違いない特色を有していました。
↓ 小さな滝となって流れ落ちる細見川が直ぐ傍を流れます。
↓ 随分と山深いところまで入ってきたことが実感出来た山道でした。
↓ 渓畔林の中の枯木に生した苔の上にヒナラン(ラン科はハクサンチドリ属)が自生していました。
↓ 細見川の流れ渡渉出来たので対岸にあった枯木の傍まで行ってヒナランを見上げてみました。花は残念ながらもう最終盤の様子でした。
↓ ここは優しい細見川の流れでした!
↓ 林道の路傍に咲いていたヤマジノホトトギス(ユリ科ホトトギス属)。
↓ 別の場所でもヒナランを見ることが出来ました。ここの花も最終盤でした。
↓ 一週間前に二軒小屋へと引き返した地点にある渓流口に到達しました。林道入口からここまで5時間かかりました。この日もここから引き返しました。
↓ 細見川に沿って広々とした渓畔林が広がります。この豊かな自然は今や広島の宝物と言えるかと思います。
↓ この日の帰路の十方山林道です。自然林の渓畔林が終わり杉の植林地へと表情を変えてゆきました。
↓ 細見谷への分岐点の岡の上に祀られた祠に参拝しました。
↓ 祠から見下ろした十方山林道です。この先道は国道488号線との合流点に向かいます。