修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

夏の花咲く皿ヶ嶺を歩く

2018-07-06 07:47:02 | 山歩き

 台風一過のこの日の晴天は僅か一日だけで直ぐに梅雨空に戻るといいます。朝広島を発って訪ねた愛媛で急ぎの用件を終わらせて、この晴天の間に山を歩きたいと皿ヶ嶺(1278m)を訪ねました。午後4時半近くと山歩きには遅い時間とはなりましたが、午後7時頃の日没までの間、夏の花々が咲き始めた山域を存分に楽しみました。〔7月4日(水)〕

↓ ヒマラヤの青い芥子(ケシ科メコノプシズ属)が冷風の吹き出す風穴に咲いていました。

↓ 湿度の高い梅雨時には、風穴の冷気が霧となって吹き出します。

↓ 冷気の中に咲くヒマラヤの青い芥子(メコノプシス・ベトコニキフォルニア)です。

↓ ちょっと小振りで色違いのヒマラヤの青い芥子も咲いていました。

↓ 7月になってお花畑はやはり蕾をつけたギンバイソウ(アジサイ科ギンバイソウ属)の出番となっていました。

↓ 竜神平へ向かう登山道はさながらギンバイソウロードと言ったところです。

↓ もう間もなく固そうなギンバイソウの蕾が一斉に開花しそうです。

↓ 皿ヶ嶺の山肌の一画を真っ白に染めて咲いていたのはヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)でした。

↓ 里ではもうすっかり姿を消したヤマボウシの花ですが、ここ皿ヶ嶺では今が盛りです。

↓ ヤマアジサイ(アジサイ科アジサイ属)もまた盛りの時期を迎えて登山道沿いに沢山咲いていました。

↓ もうひとつ驚いたのは里では初夏に咲くウツギ(アジサイ科ウツギ属)が7月になって山上で満開となっていたことでした。

↓ 小さな谷筋の岩の上に今年もホトトギス(ユリ科ホトトギス属)が咲いていました。

↓ 登山道沿いの草叢にヤマトウバナ(シソ科トウバナ属)が沢山咲いていました。

↓ 稜線に達するとブナ(ブナ科ブナ属)の密林が広がります。四国のタコブナが集合したかのようです。122

↓ ブナ林の中にまだ蕾ながらヤマシグレ(スイカズラ科ガマズミ属)がありました。

↓ 今日の目的地竜神平に到着しました。山上に広がる湿原です。ここは風の通り道のようです。

↓ 暫し湿原に踏み込んでみましたが、湿原に咲く夏の花の開花はまだ先のようでした。咲いていたのはノアザミくらいでした。

↓ 真夏に湿原を黄色に染めるハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)の蕾をひとつ見付けました。

↓ 西に大きく傾いた夕暮れの光が湿原の草叢に燻し銀となって撥ね返っていました。

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