広島県北部の最高気温が37℃と予報された日、いつもの山歩き仲間と共に十方山林道の細見川沿いの渓畔林を歩いてきました。一週間前の記録的豪雨の直後からの酷暑に一層拍車が掛かったかのようです。二軒小屋から下山林道入口の先約1㎞辺りまでの標高850m~1000mの渓谷沿いの木陰の道は、その暑さとは無縁の楽園のような奥山の道でした。〔7月15日(日)〕
↓ 二軒小屋から約1時間歩き標高1000㎡程の水越峠を越えると横川川沿いの道から細見川沿いの道へと変わります。
↓ 水越峠までの道沿いにはオカトラノ(サクラソウ科オカトラノオ属)が咲き誇っていました。
↓ 水越峠から下って杉林を抜けると細見川沿いの渓畔林へと分け入って行きます。
↓ 細見川に沿って林道が続きます。林道沿いの渓畔林の樹に着生した植物の観察などをしながら進みました。
↓ 渓流沿いには野趣豊かな森が広がります。
↓ 時折覗け見える渓流は時に岩を食んだり、時に澱んだりと表情は様々でした。
↓ 下山林道の入口まで入ってきました、
↓ 林道の水溜まりにクロアゲハが群れる一画がありました。何か有益なミネラルが含まれているのでしょうか!?
↓ 渓畔林の高い樹の上にこんな花が着生し咲いていました。ヒナチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)のようです。
↓ 別の樹の上に着生して咲いていたヒナチドリです。川向うの高木の上、とても遠く高いところに咲く小さな花です。
↓ 帰路に同じ樹の別の部位に見つけたヒナチドリです。小さな花であることがよく分かるかと思います。
↓ 下山林道入口、横川越分岐を過ぎて少し行ったところで林道の先にクマがいることに気付きました。55㎜のズームレンズで写真を撮ったものの、30m以上先の木陰の中に佇むクマは樹の陰の暗みに入って判別できません。
↓ 画像加工ソフトで処理してみるとこちらを睨んでいるクマが姿を現しました。この後このクマは左側の渓流沿いの樹林の中に逃げてくれました。