11:30にホワイトホースキャンプに到着し、トレッキング用に身支度を整えて出発。 ほどなく第一の吊り橋を見下ろす展望台に到着。クック山はまだ見えないが、眼前にミューラー湖、そしてその向こうに雪渓をまとったセフトン山が迫る。

少し谷に降りて、第一の吊り橋。

黙々と歩いて、第二の吊り橋でもう一度川を渡る。あの尾根の向こうにクック山があるはず。

橋を越え、角を曲がると、、、、、見えた!!!、

トレイルの脇にはマウントクックリリーが咲き、その向こうにご本尊。


第三の吊り橋を渡れば、目的地はもうすぐそこのはず。

氷河が運んだモレーンを登って、、、

ここまで5km、高度差140mを1時間半登って、着きました、フッカー湖を望む展望台。
雲が掛かり始めたけど、ここで持ってきたサンドイッチ、フルーツ、テルモスのアールグレイで最高のピクニックランチ。

1歳半の息子を連れてきたママさんは、お昼寝、極楽。

フッカー湖の湖岸まで降りてみると、氷山が浮かんでいる。そう、黒いやつ、砂で覆われているので、判りずらいが、奥の谷を埋めている氷河も白い部分はあまりない。

再度展望台まで登り返して、名残惜しいけど、下りましょう。
高山植物を見るなら11月が良いらしいのだが、それでもそこここに花が咲いている。これはマウントクックデージー。

雲が出て、日も陰ってきた。至近で見るクック山にさよなら。

最後に、マウントクックで命を落とした人々の慰霊碑にお参りして、今回の旅の無事を祈る。

さて、本日のメインコースは無事完了。下図のフッカーバレートラックの高低/距離表でコース概要が判ると思う。

ビレッジに車で戻り、ハーミテージホテルに寄って、アルパインセンターを見学し、ついでに本日の夕食を予約。コンシェルジェのお薦めで、バイキングではなく、落ち着いたコース料理のパノラマレストランが予約できた。
さて、もう17時だが夕方は長い、チョットドライブして、タスマン氷河も見てきましょう。

距離は数百mだけれど、標高差80mのモレーンの急登に取りつく。
途中の、ブルーレイクスを見下ろす地点までくれば、もうすぐそこ。

フッカーバレー側から見たのと異なり、裏側から見るマウントクックはU字浸食の跡の残るたおやかな顔。

モレーンの上、Tasman Glacier View Pointから見たタスマン氷河。上流だけが白く、下流の灰色の部分もすべて氷河だ。

タスマン湖に浮かぶ氷山とモーターボート。

30年前はここも氷河で埋め尽くされていたなんて、信じられない。

強風の吹きすさぶ中、完全に雲の切れるのを待つが、全部は切れそうもない。これを最後に、下りましょう。

と言う訳で、今回の旅の第二のハイライト、マウントクック/アオラキ山周辺での半日トレッキングは晴天に恵まれて、雄大な景色を満喫することができた。
下図、フッカーバレーは実際のGPSコースレコード(実時間)。タスマン氷河ウォークはGPSをもっていかなかったので、手動で作成したトラック記録。(こちらはあまり当てにならない)ダブルクリックして開けば、縮小、拡大し、詳細が分かる。

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ニュージーランド2週間ドライブ旅行の日記リンク
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