東日本大震災の1ヶ月前に襲ったクライストチャーチ大地震。町中のそこかしこで工事が進行している。あるものは、今頃になっての壊れた建物解体。あるものは新築再建。そしてあるものは損傷建物の補強修復。と町中が6年も経つのに工事の真っ最中。そんなクライストチャーチをバス、ケーブルカー、トラム、小舟で1日観光した。
既存の建物を耐震補強して復旧するので、時間とコストが掛かりそう。
トラムの始発駅はアーケードの中。ここで、クライストチャーチの4アトラクションが組になったコンボパスを購入。車が無いので今日の観光と移動はこのパスが頼り。
まずは、雲の出てくる前に、朝一番にロープウェイで市街を眺めて見よう。市内をぐるりと周り、客をピックアップしていくので、主要なスポットがどこにあるかわかる。
クライストチャーチ市街を背景にドンドン高度を稼いでいくロープウェイ。
山頂駅から反対側に出ると、緑色の美しい海と対照的に、コンテナヤードや石油タンクの並んだ、リトルトン湾。
もう一度クライストチャーチ側に出ると、遠くNZアルプスが望める。あの向こうがテカポ、マウントクックなのだろう。
コンボで乗れる1時間に一本の市内とロープウェイの連絡バスを捕まえてハグレー公園に戻る。
写真奥のキュレイターハウスのテラス席で生ハムサラダとスープを戴く。
エイボン川のパンティング乗り場はすぐそこ。
コンボのチケットを渡し、さっそく乗船。温かい日差しの中、食後のうたた寝を楽しむ。
再度ハグレー公園に戻り、今度は園内のキャタピラー(芋虫)ツアーへ。
英語/ラテン語の植物名がしっかり聞き取れないが、開園時にもう大きかったNZ固有種と外来種の両方の巨木がそこかしこにある。
オールドローズの多いバラ園は残念ながら最盛期を過ぎていた。
温室内は百花繚乱、夏なのに、クリスマスのポインセチアまであった。
ハグレー公園内のカンタベリー博物館も一周して、歴史を辿る。ボーンチャイナに目を惹かれる。
コンボの最後の券、トラムに乗り降りしながら市内観光。
運転手も車掌も70歳くらい?の老人。崩壊したカテドラルは、補強の姿も痛々しいが、工事はなかなか進んでいないようだ。
市内を一周した後、オックスフォードのミニチュア版といった感じのクライストカレッジへ。ここも耐震補強工事中。
夕飯は久しぶりのイタリアンで。
さて、市内を斜めに横断して帰り道につきましょう。
もう一度カンタベリー大聖堂を見て。
その代わりに建てられた、日本人設計の仮大聖堂、Transitional Cathedralにも寄って。
ラマダに帰ってきた。
最後のクライストチャーチは車なしでの観光で、天気が心配だったが、幸いに快晴。工事でごった返す町中をブラブラ散歩できた一日だった。回った経路は添付のGoogle Map連動地図で。
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