晴天の今日、朝ヤボ用が入ってしまったので、昼前に出発。こんな天気なら、嫌いなヒルクライムをしてでも、山を見に行きましょう。先日の諏訪湖一周を付き合ってくれたSRKの若い人達は、塩尻峠を2度登った後のデザートで高ボッチを登って行った。
今日の私は、メインディッシュとして標高差1000mの高ボッチを目指しましょう。
塩尻峠に登り始めると、背後に穂高と常念が雲一つなく聳えている。
ちょっと登った所でもう息切れ。一休みしようと振り返ると、脚が10本ある奇妙な乗り物が停まっている。
「あっ、猫バスさん。良い所に来てくれた。サンマ1匹で、高ボッチの山頂まで、お願いします。」
とお願いしたが、「私はナンバープレートがないので、走れません」とのすげないお返事。
仕方がない、今日はズルはできないね。国道20号から、旧中山道の道に入り、ここからが高ボッチへの急登の始まり。
いやになるほど登って、あれ、記憶にある場所だ。数年前、関東の御一行様をお連れして、高ボッチに向かった際、雨を理由に引き返した地点だ。
なので、ここからは、未知の領域。だんだん斜度がきつくなり、こんな道を登っていく。
写真撮影を名目に、時々停まりながら、でも、人の倍かかってでも、トロトロと登って行けばその内、上に出るさと漕いでいたら、ようやく視界が開けてきて、ススキ原の競馬場入口に到着。
まづ、あの鉄塔の所まで行きましょう。で、着きました、絶景ポイント。R20分岐から駐車場まで1時間半。多分若い人の倍はかかっているね。
目の前に広がっているのは、左から穂高の連山、中央に尖った槍ヶ岳、そして、右にどっしりと三角錐の常念岳。
視線を北西に向ければ、松本平の向こうに後立山の連山。
北アルプスを楽しんだ後は、せっかくだから、高ボッチ山頂まで、自転車で行きましょう。
諏訪湖の向こうに冠雪した富士山がボンヤリとだが、見える。
八ヶ岳、富士山、冠雪した南アルプスの峰々。
振り返れば、また北アルプス。何時までも眺めていたいが、そうも行かない。
草競馬が行われる高ボッチ競馬場まで下り、槍、穂高を背景に記念写真を一枚。
さぁて、下りましょうかね。
西日に照らされて、カラマツの黄葉が煌めいている。
遅い昼飯をと、サンサンワイナリーに寄るも、ランチは2時までと、今日もハズレ。
R20を下り、小坂田公園で蕎麦タコスにありつく。
家の近くの中央線まで来ると、下りの特急信濃の上に今日登ってきた、高ボッチが西日に光っていた。
今日は半日だったけれど、猫バスの助けを借りずに、獲得標高1000mをなんとかこなし、日本の3000m級の山々の大部分を見ることのできた一日だった。
走ったコースと高低差マップ他は下図をダブルクリック。(スマホの人はブラウザメニューから、PC版で見るを選んで)