逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



5/31㈮無料だったので、松本でD・アトキンソン氏の講演を聞く。


上記は市民タイムスの記事、講演会は撮影禁止だったので、以下は私の現場でのスマホ打ち込みメモ

***生産人口の推移と経済成長****

日本の生産人口世界最高水準から最低水準へピークは199586Mから2023年は50Mへ、

供給は技術革新でUP可能、でも人口減少下で消費は?

人口減少は阻止出来ない。人口メディアン年齢196424202449

支出のピークは52歳。子供大学卒業時。今後高齢化に伴い急速に支出が減る。労働参加率ももう上がりようが無い。44Mも労働人口が減る。移民でも無理。

薄利多売(
10%安く売れば20%多く売れる)から多利少売(20%高く売って10%売上減少)の時代へ。原価低減ではダメ、付加価値を上げるしかない。

生産性=kX物的資本X人的資本X全要素生産性

日本の生産性は3流、イタリア以下、東欧なみ、だから頑張ればどうにかなる余地あり??
唯一の希望の光だが、日本的なるものに阻まれて、生産性UPが困難。

人的資本、物的資本はOECD内で若干劣るだけ、
3倍駄目なのが全要素生産性:低生産部門から高生産部門への資源の再配分による効率性の向上が必須。

かっての輸出大国が、輸出しない国になってしまった日本。
日本のGDP16%が輸出,ドイツは40%。生産性が低いのは中小企業。人口減少の中で中小企業は淘汰されざるを得ない。女性の給与は男性の55%と異常、米国なら83%(差分は職種差でほぼ説明出来る)北欧は100%。人的資本は社内教育不足。

 

 



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5/26㈰、本当はまつポタのイベント(米子大瀑布ポタ)に行きたかったのだが、今日は3件も予定が立て込んでしまった。その一番目、アルプスピアホームの園芸イベント。格安で苗の植え付け実習ができるというので申し込んであったもの。若い家族が多い中、参加。


オリーブは一本もらったのだけれど、他品種をもう一本植えないと実はならないらしい。またそれより前に、零下10度以下になる我が家で育つかが問題だ。


もう一方は事前にアカシアと聞いていたのだが、アカシア/ミモザであった。毎年春先にリビエラのマントンやニースを思い出して買ってしまう花なのだが、こちらも寒い信州で花を咲かせてくれるか??


そして午後は塩尻図書館の本の寺子屋、今日は会場が広丘のエンテラスで落合恵子さんの講演会。(写真撮影禁止なのでパンフの写真)


面白そうな、興味を引きそうな本を何冊も紹介してくれたので、その場でスマホで図書館に予約。また読まねばならない本が増えてしまった。
夜は定例の歴史同好会例会と一日に3件のイベントはさすがに疲れた。



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本日、映画『オッペンハイマー』を観た。若いころの正義感からの共産主義への共感と、それがもたらす彼の人生の後半での困難について色々と考えさせられた。


物語の中で描かれた人類の運命を大きく変える原爆開発という壮大なプロジェクトは、トルーマンら政治家によって刈り取られ、敗戦を目前としていた日本に対して使われ、多くの生命を奪う結果につながった。実験が苦手で理論物理学者だったオッペンハイマー、純粋科学の使徒であった彼が、反ナチスという理由はあったにせよ、別の怪物である原爆を作ることになってしまった。

翻って考えると、恥ずかしながら私も高校時代は物理学研究会に所属し、映画に出てくるアインシュタイン、ボーア、フェルミ、ローレンスなどに憧れていた。しかし、大学に入り、自分よりも遥かに優れた頭脳を持つ人々に囲まれていることに気づき、物理学者になることを諦めた。物理学者は諦めたものの、アインシュタインのE=MC^2に惹かれ、原子力産業の一端を担い始めた半世紀前、会社の原子力入門授業でこの方程式にウランもしくはプルトニウムの物性値を入れて計算すれば臨界質量(原爆を作るための量)が分かると板書された式を見た時の身震いを今もハッキリ覚えている。原子力産業の矛盾に苦しみ、たった5年で原子力にオサラバしたけれど、入社5年目での別の道の選択は今になると大正解と言えるだろう。

さて、映画について言えば、このような映画がアカデミー賞を獲得したことに、米国の変化が感じられ、感慨深いものがある。原爆投下は第二次世界大戦を終わらせる為に必要な疑いようのない正義であり、米国の力の象徴と考える層が多分まだ大多数の米国国民の内にも、広島長崎への核使用の正義や、核による平和に対し疑念を持つ人々がずいぶんと増えてきていることに、わずかな希望があるのかもしれない。



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塩尻市の誇り?図書館。建設14年目で設備のリニューアル予定されており、どうなるのかと思っていたのだが、今年も「本の寺子屋」は開催されるとのこと。


面白そうな企画や講演者が目白押し。しかもタダ! 地方都市でこれだけの活動ができている図書館は珍しいと思う。今年もできる限り聞きに出かけよう。



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朝日新聞の2面全部を使った村上春樹による小澤征爾の追悼文に影響されて、本棚から引っ張り出して、左側の本を再読中。


一方、中村哲医師の映画を見て、「中村哲医師の絶対非暴力、やられてもやり返さないなんて姿勢は、まだ血の気の多い私には到底無理だが、色々と考えさせられることの多い映画であった。」と書いたら、ブログ友がコメントしてきて、ジーン・シャープを読みなさいと言われ、塩尻図書館から右の本を借りた。何しろ塩尻図書館には筑摩書房の出版物はすべて!揃っているのが嬉しい。この本にも古田家寄贈図書のハンコが押されていた。



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松本、塩尻、茅野で上映されている、中村哲医師のドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」を塩尻えんぱーくで見てきた。


どんより曇り、今にも雨か雪が降りそうな2/1木曜日、こんな日なら観客も多くは無いだろうと塩尻市立図書館に出かけたのだが、大誤算。駐車場には数台の列、4階まで上がらないと駐車できない。
そして、会場に開演30分前に着いたのだが、百人以上の人の列。観客は塩尻が2/3、その他、市外からも大勢見にきていた。会場キャパは150人なのだが、12時半上演を見られなかった人を優先入場させるので、どうなることかと思ったが、何とか入場できた。入れなかった人々には急遽第二会場が準備され、そちらに案内されていた。また、私の前に並んだのは、中村医師が最初に活動を始めた、ペルシャワールがあるパキスタンからの出稼ぎの方だった。彼はどんな思いでこの映画を見たのだろうか?


同じように私も砂漠の真ん中に運河を引き、乾いた大地を潤す仕事の一端を担っていたとは言え、爆撃した金満国の米国と爆撃された最貧国のアフガンでは、あまりに違い過ぎて、言葉にならない。
(1984~86年に建設に係わったAlamo発電所にて。横の運河はモハベ砂漠を横断し、ロサンゼルスに水を供給する長さ460kmのCalifornia Aqueduct )


中村哲医師の絶対非暴力、やられてもやり返さないなんて姿勢は、まだ血の気の多い私には到底無理だが、色々と考えさせられることの多い映画であった。



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塩尻市図書館の講演会、結構有名かつ面白い方々が講演に来てくれる。先月、どちらかと言うと少し右の御厨貴さんの「オーラル・ヒストリー」を聞いたので、少し中和する為に、今日7/23㈰は左の上野千鶴子さんの「女の子はどう生きるか」を聞いた。


上野さんの講演は私的には「誇張されたフェミニズム」が鼻に突くところもあり、若干上滑りの所もあったかなぁ。



ビックリしたのは、休日にもかかわらず、塩尻市長が最前列で聴講していたこと。上野さんからは、図書館の司書、その多くが女性、の大部分が任期雇用という非正規職員であることを市長はどう考えます?と突っ込まれていたが、まあこれは良い傾向だろう。



上野さんと言えば、東大の入学式での講演/挨拶が話題になったが、今でも理一の女子学生比率は10%程度なんだそうだ。統計学的に見ても、これは超異常値ですね。


それから、男女機会均等法以来、女性の就業率が高まって、50%を超え、先進国水準に達しているのに、日本のGDPがこの間、一向に増えていないという事実を知らされて、ギョットなってしまった。女性の力を全然有効活用できていないこの国、どうなるのか??



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今日10/4はジャニス・ジョプリンの50年目の命日だったと知らされた。
今の様に情報がすぐ世界中に飛び回る時代とは違う半世紀前、ジャニスの死をきっかけとして、ようやく彼女の音楽を聴くようになったのだと思う。多分初めて聞いたのは、大学前の喫茶店あたりか?死後15年ほど経った頃、彼女の最後の場所から数マイルしか離れていない場所に住んでいたのに、最後の場所やお墓を訪れることはしなかったのが今になって悔やまれる。


閑話休題、菅内閣って肝っ玉が小さいね。学術会議の非任命議員の一人、加藤陽子さん。その主張に全面賛成する訳ではないが、この本、”それでも、日本人は「戦争」を選んだ”は名著ですよ。
野中郁次郎他の「失敗の本質」と共に、太平洋戦争を考える時の必須図書だと思う。


こんな本を書ける人を推挙でにない、異論を許さない=諫言を許さない、菅内閣にはさっそく失望だね。


追記メモ:本日の種蒔き、サニーレタス、二十日大根、春菊、野沢菜



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普段ほとんどTVは見ない人なのだが、連れ合いが見ているのに引き込まれ、つい見てしまった「半沢直樹」、いよいよ27日の放送で2020年版が最終回を迎える。原作家の池井戸潤さんを読んであれば、ある程度のストーリーは予想できるのかもしれないが、ここは最終回の予告編を見ただけで、原作を読んでない私の予想。
(最終回予告編へのリンク)


東京中央銀行は一旦は箕部幹事長(柄本明)に負けて、債権放棄を飲まされるが、白井大臣秘書の笠松(児嶋一哉)辺りが事実の一部を暴露して世間が大騒ぎになる。東京中央銀行も不正融資がばれて中野渡頭取(北大路欣也)が辞任せざるを得なくなるが、返す刀で世論を喚起し、牧野副頭取自殺??の黒幕、箕部幹事長をも辞任に追い込むと同時に、債権放棄を止めさせる。

半沢は帝国航空への出向を命ぜられるが、拒否し、「退職して帝国航空財務担当役員就任、帝国航空幹部・従業員の信頼を得て、その後、帝国航空社長へ」


そして、次の第三部への伏線として、中野渡頭取の後任は勿論、大和田常務(香川照之)が頭取就任。

そして、長期予想=次の第三部では大和田頭取に代わって、半沢頭取???でチャンチャンバラバラ

と言うのが、私の予想。果たしてどこまで当たるか? 日曜日までのお楽しみ。



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朝、寝ぼけ眼で新聞を眺めている時は、オービチュアリを見事に見落としていた。だって、見出しが山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチの原作者 死去」だったんだもの。8/5に亡くなったのをネットニュースで見て初めて気が付いたしだい。

「幸福の黄色いハンカチ」と言えば、私には有名な日本の映画より、ジョン・フォード監督の西部劇「黄色いリボン」だった。劇場で?、TV放映で?、いつ見たのか、内容も定かではないのだが、主題歌(実は、古い民謡らしいのだが)が子供の耳に残っていた。



さらに20歳台によく聞いたドーンのこの曲は70年代の刑務所帰りのベトナム帰還兵の物語として、耳に残っている。

この曲は、Pハミルが1971年に書いた”Going Home"にプロットがソックリで訴訟騒ぎにもなったらしいのだが、そんなことは後に知ったこと。

彼の本をよく読んだのは、1990年代。せっかく米国の大学を苦労して卒業したのに、1987年のココム事件のおかげで、おぼろげながら抱いていた米国で仕事をするという願望は、東芝に務めている限り遠い夢となってしまった。転職すると言うオプションもあったのだが、学費を出してもらったという一応の恩義もあり、国内の工場で生産管理、製造技術の中間管理職の職務を黙々とこなしていた私の1990年代、米国への憧れと共に読んでいた本の一つがニューヨーク・スケッチブックだった。


常盤新平訳のアーウィン・ショー「夏服を着た女たち」も素敵に思えたが、やはり時代が少し前。それに比べると、Pハミルには同時代性を感じていたのかもしれない。バブル真っただ中で、ひょっとして、10年遅れで東京もNYのようになるのかなどと思っていたら、東京スケッチブックが出た。短い物語で、1話読むごとに、ニューヨークや東京の一コマが鮮明に思い浮かばせるこの作家はどんな人なのだろうと思っていたら、「イラショナル・レイビングス」が店頭に出た。


これを読んで、なぜ私がPハミルに惹かれたのかが分かった。行き場の無い怒り、理不尽なモノ、コトに対する怒り、そういったものを内に秘めながら、周りの人々に対する暖かい観察眼を持ち続けた彼に惹かれていたのだった。

本棚から取り出したこの3冊を再読して、また興味を掻き立てられた。図書館で彼の著作を探してみよう。



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3月初めからコロナのことを考えて図書館通いは避けていた。
3ヶ月振りに図書館へ行き、チャッチャと適当に本を選んで借りてきた。



義隆本は買うべきかもしれないが、買ったら多分いつでも読めるからと、積ん読で終わってしまう可能性大だ。図書館で借りれば、貸し出し期限までに何とか読み通すと思う。



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【訂正】:昨日Eiga.comで見た時は最終日のように見えたが、もう一週間上映するみたい。

興行収入も随分と伸びているらしい、話題の映画「新聞記者」。




イオンシネマの入りは60%位か? 平日昼間でこの人数は多いと思う。

あ、それから、三浦夫妻も同じ時間にご覧になられていて、トイレでばったり。

長野県内では唯一、松本のイオンシネマのみ公開で、今日が2週間の上映最終日。 誰かさんへの忖度だとは思わないが、現在日本映画8位の映画にしては上映館が少ないし、上映期間も短すぎでは?

まあ、実話をもとに、完全にフィクション化した政治サスペンスだけに、参議院選挙中に話題にしたくない人も多いのだろうが、、、、
主演女優のなり手に上がった日本人女優が出演辞退したとか、しないとか、、、
フェイクニュースもあるかもしれないが、、、、、、、、   なんかなぁ~。

 



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今ではもうシネコンの台頭によって絶滅寸前ではあるものの、人口数万の地方都市の元繁華街の一角に塩尻市唯一の映画館、東座がある。外観も内部も50年前の昭和中期のママではあるが、館主が社会派の映画を取り上げたりして頑張っている。



今日、塩尻でもロケされた、ワイン醸造家たちの群像を描いた「ウスケボーイズ」が舞台挨拶付きで上映されたので、観に行ってきた。映画の概要は下記のリンクで見てほしいが、



主人公の一人は我家から10分ほど歩いた場所にある城戸ワイナリーの経営者。先日見学した塩尻の大きなワイナリーは戦前からの安いワインを大量に作っている所だが、今回の映画の主人公たちはフランスワインを超える日本のワインを作ろうと奮闘するニューウェーブのワイナリー。小規模でも自分でブドウ栽培からワイン醸造までを行う人達の映画だ。

大都会の封切館やシネコンでなら、予約しないと無理なのだろうが、監督、主演の男女優の舞台挨拶があり、上演後に前から10列目くらいから、撮影の裏話などを聞くことができた。



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人口たった数万の地方都市で、同期生が胴元/主催者となって、プロの音楽家を呼び、バッハの演奏会をやるとのポスターを図書館で見かけた。



レザンホールの中ホール、定員400席が埋まらないと、いくら医師とは言え、困るんじゃないかと心配して、後援している、近所の井筒ワインでチケットを購入してあった。

私、主催者、後援者の3人で記念撮影。



開場してまもなく、入った時にはすでに席の半分は埋まり、時間が経つにつれ、ほぼ全席が埋まる。こんな田舎で、しかもバロック音楽で、会場が一杯になるのは驚き。



バロックの古楽器なので、事前の調律が必要。この機会をとらえて、写真撮影する。ひょっとして、チェンバロは大学の同級生のY君の製作かもしれないと思ったが、調べてみたら、違う人の製作みたいだ。

調律も終わり、バッハの「音楽の捧げもの」の曲構造を主演者が解説をしながら、各曲を演奏していただいたので、あ~ぁそうだったのかと、新鮮であった。

いくつかのカノンを聴いて、突然この所悩んでいた、私の隠れ家の5枚ドアの構造を思いついた。カノン風に段階を追って、収納できるようにすれば、良いのだ。さて、冬までにこの構想が実現できるか??



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結構話題になった『最高の人生の見つけ方』のロブ・ライナー監督が作った「最高の人生の作り方」、マイケル・ダグラスとダイアン・キートン が主演したと言うのに、日本ではなぜか映画館にかからなかった、老年向け映画。
そんな映画を図書館の大型プロジェクターを使って、見せようという企画を図書館に行った時見つけてあったので、出かけてみた。


家のTVで見るのと違って、やはり大型スクリーンで周りを暗くして観るのはやはり良いね。しかし、ダイアン・キートンがあんなに歌が上手いとは知らなかった。

もう劇場で上演されるはずのない古典とか、劇場未公開の映画を大型スクリーンで上演すると言うのは、なかなか気の利いた企画だ。映画ファンも増えるし、映画館の営業の邪魔もあまりしないと思うし。

信州にUターンして、都会の色々な文化的催事に参加できないのを気にしていたが、田舎でも結構がんばって企画してくれる人が居るし、気軽に出かけられるのが良いね。

来月は高校の同期生が興行の胴元になっているクラッシックの音楽会を聴きに行く予定。これもお楽しみだ。



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