ボローニャとフィレンツェは距離的には100kmをもないのだが、その間には標高1000m
を越えるアペニン山脈が横たわってる。そこで、今日はウサギ組とカメ組に班を別け、私
他の6名は麓から、有名な2つの峠を越える事にした。
走り始めは夜半からの雨も上がり、青空も見えていたのだが、標高が上がるにつれて、雲
が多くなってくる。
背後にアペニン山脈の岩山と登ってきた道、村が見える。
展望台からは、はるか下に広がる牧草地、ブドウ畑、麦畑が色取り取りで美しい。
しかし、のんびり風景を楽しんでいられたのもその辺りまで。標高700mを越えたあたり
から、雨脚が強くなり、買ってきた100均の雨合羽を着るも、低温のせいで、合羽は破れ、
ほうほうのていで、第一の峠、RATICOSA(ラティコーサ)峠に到着。フィレンツェまでは
まだ58kmもある。
さらに1時間も上り下りをこなしただろうか? 6人のビリッケツでFUTA(フタ峠)に辿り着
いた。
今日は、峠でピクニックランチの予定だったが、標高900mと雨で体感温度は2~3度。
堪らず峠のレストランに飛び込むと、そこは、数十年前ヒルクライムレースで活躍した、
オーナー一族が経営する、サイクリスト、バイカー向けのレストランであった。
もう80近いオーナーと、平均年齢60代後半の登坂者で記念撮影。
FUTA峠を越えれば、その向こうはフィレンツェ。しかし、まだ雨雲に覆われている。
100KM弱、最高高度1000M越えの全行程を雨の中自走して、フィレンツェに着き、
その後、市内観光、食事と強行軍の一日であった。
いつもの如く、ビリではあったが今回のルートのヒルクライムハイライトであるラティコーサ
とフタを自走で超えられたのは、大きな収穫であった。
詳細の地図、写真、GPXはまた後日upの予定。