逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



そろそろ旅も終わりに近づき、疲労が溜って来た。こんな時に天気が崩れてくれれば、と思う
が、そんな時に限って天気が良くなるらしい。

谷底の平坦な道の両側に丘が連なり、丘の上には小さな集落が点在する。谷底の畑は、
耕されたばかりで、種まきを待つばかり、丘にはブドウ畑やオリーブ畑の新緑が美しい。
あんな丘もヒルクライムの練習には良いだろうな。





と思っていたら、谷底を離れて、丘の上に至る道を登る道になった。目前に向こうの丘の町が
見える。


こちらの丘の町の中を走り抜ける。ジロディタリアなどの中継で見慣れたような町並みの中
を走り抜けると、


そこには、次の丘との間の谷に向かう、素敵なワインディングロードのダウンヒル。

 
ブドウの新芽が出始めている谷底で、次の登りに備えて一休み。

 
とは言え、今日の昼食はオルヴィエート、おいおい、あの直登ルートの先、山の上かよ。

 
と思ったら、山の麓、オルヴィエート駅前のリストランテだった。

昼食後、その駅前のリストランテの横を見ると、FUNICOLAREの文字が、そうフニクラ♪フニクラ♪
の登山電車/ケーブルカー、たった1ユーロで山の上までいかれるのですよ。

 
丘の上は、中世の町。おみやげ物屋さんばかりだけれど、それを視界から外せば、数百年
前と同じ町並みだ。 

 
丘の上のドゥオモは黒と白の石を交互に積層した、美しい聖堂だ。


丘の上からは、駅の周りの新市街も見下ろすことが出来る。あの山波を越えればもう
ローマはすぐそこだ。 

 


モンテフィアスコーネに至る山上はまた牧草地に変わる。丘の向こうにちょっとだけ、
ボルセーナ湖が見えた。 


モンテフィアスコーネの町も見たかったのだけれど時間が無い。町から一直線にダウンヒル、
きょうの宿泊地ヴィテルボに向かう。 


そして、ありました、フィレンツェ→ローマを結ぶカッシア街道の終わりを示す、道路標識。
ここからは、フラミニア街道に合流するので、SR2=カッシニア街道はここで終わり。
ああ、もう旅の終わりも近い。 


詳細な地図と写真集、GPXはまた後日UP予定。 

 



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