マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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福住町別所・自生の秋桜が微笑みかける泥かけ地蔵

2020年04月10日 09時38分38秒 | 天理市へ
秋桜はどなたかが供えたわけでもない自生植物。

一輪の秋桜が泥かけ地蔵に笑みを毀れさす。

そう、思って立ち止まった。

シャッターは押さずにおれない高まる心を抑えて・・。

FB知人のMさんが伝えてくれた詞から「さりげなく・・地蔵尊の傍で咲く秋桜・・。秋桜ゆえの美しさが微笑ましく・・・」。

泥かけ地蔵・・「明徳元年(1390)南北朝時代 向かって、右に阿弥陀如来、左に地蔵菩薩を刻む。双石仏。病気になったとき、その病箇所にあたる、石仏の躰の部分に泥を塗り、病平癒の祈願をする。治ると、その泥を洗い落とし、お礼参りをする。このことから泥掛け地蔵と呼ばれる。また、安産祈願で、男の子が欲しいときは右側、女の子が欲しときは左側の石仏にお願いをする」・・天理市福住町別所 泥かけ地蔵謂れ掲示板文より

泥かけ地蔵があるなら油かけ地蔵も。

一般的に多くみられる延命地蔵、子安地蔵、子守地蔵、水子地蔵、迎え地蔵がある。

味噌なめ地蔵、口紅地蔵、化粧地蔵、首切地蔵に首なし地蔵、腰痛地蔵に腰折地蔵、足痛地蔵、耳無地蔵、咳乃地蔵、刺抜き地蔵、疱瘡地蔵、厄除け地蔵、おうてくれ地蔵、枳殻(きこく)地蔵、水込地蔵、出世地蔵、日ノ丸地蔵、開運地蔵、濡れ地蔵、塩瀬地蔵に近代的な交通安全地蔵・・・などなど。

願掛けや地元の謂れに名をつけた地蔵さんも数多く、きりがない。

(H30.10.14 EOS7D撮影)


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