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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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滝本・自家栽培されているY家のサフランに囲まれて

2024年07月22日 07時23分51秒 | 天理市へ
再び電話をくださった写真家Kさん。

Kさんが現地で巡り合った天理市滝本に住むYさん。

お話したいことがある、と私に同行依頼。

月の9月12日にはじめてお逢いしたYさんの情報は多岐にわたっていた

麦わら細工からはじまり、屏風つくりに地元滝本の領地地図を用いたとか、平成10年に発生した台風7号の影響を受けて作業した多くの樹木の植樹やら、古着から裁縫したリフォームもあれば、私が手を揚げて記録させてもらったぶとくすべ・・・

まだまだ、あるあるY家の民俗に様々な護符に、今も使えそうなカラウス。

住まいする地域の神社行事などなど。

そして毎年に、栽培されているサフラン。

そのサフランが咲いたから、お越しください、と知らせてくれた。

Yさんは、昭和6年生まれの90歳。

記憶は鮮明、明確に行動されているお元気な方だ。

お話は多岐にわたり、多くの情報に聞き取りは午後3時から6時ちょっと前まで・・・

さて、本日も、また長居をしてしまうかも・・

パエリヤ用途に、雌蕊だけを摘むサフランを、どっさり栽培しているYさん。

花が咲いたら撮らせてくださいとお願いしていた。

前回、同様、写真家Kさんとともに出かけた聞き取り取材。



先に見せていただいたサフランの栽培場所は、やや明るさがあり、通気もある地下倉庫。

サフランの開花期は、10月半ばあたりから12月半ばまで。



今が丁度の開花期に保管していた地下倉庫にいっぱい咲いている。

これほど多く、咲いておれば、実に壮観。



レンズをどこに向けていいのやら・・・



地下では暗いから、お外に出て撮らせてもらった自家栽培のサフラン。

一気に増えたワケではなく、少しずつ増えていった、と話してくれるYさん。

最初は、1球からはじまったそうだ。

一年、一年を着実に栽培してきたサフラン。

分球に分球を重ねて、これほど大量になった、と・・

サフランは、秋咲きのクロッカスの一種。

もともとは染料、香料、薬用として多く栽培されていたが、現在は観賞用として利用されているようだ。

サフランといえば、パエリアやサフランライスに用いられる黄色染め香辛料の原材料。

薬用、スパイスとして利用されるサフラン。

食べたことがない私でも、そのことは、なぜか知っていた・・・

おそらく、料理人がテレビで紹介しているのを覚えていたのであろう。



原材料になるのは、サフランの雌蕊。

3裂の濃い目の赤色雌しべを、しっかり乾燥させてつくる調味・香辛料。

その状態であっても、同じくサフランと呼ぶ。

こういうぐあいにするのです、と教えてくださるYさん。

午後3時ころの天候にサフランの花は生き生きしている。



地下倉庫で見るよりも、天然の明かりに映るサフラン色。

透明感がある淡い紫色が瑞々しく見える。

嗅いだ花の香りは、ほんわか。

独特の香りに癒される。



雌蕊を摘まんでは、手で受けて、次のサフランへ・・・



手のひらにおいた3裂雌蕊。



手のひらいっぱいになれば、容器に移して、また雌蕊摘まみ。



ひと房ずつ手にしては、雌蕊取り。



いちいちそれでは時間がかかるから、球根ごと手にして雌蕊取り。



サフランの栽培は、ベランダでもつくれるそうだ



なお、トップページにアップした植物は、Y家のお庭に植栽していたシキビ。

シキビの葉っぱは滑らかだが、「ビシャコ」の葉はギザギザ。

特長あるから、覚えておくといい、といわれた。

(R3.10.31 SB805SH/EOS7D 撮影)


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