マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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解体工事の前に見納め、撮り納めに撮っておきたい天理・南六条北方の環濠集落景観

2023年09月15日 07時56分45秒 | 天理市へ
奈良県内・平坦盆地部に見られる環濠集落。

数々あれど(※推定200~250地)、いちばんのお気に入りは、天理・南六条。

旧地名を「元柳生」と呼んでいる天理市南六条の北方の地。

伝統行事の取材に幾たびも訪れた天理・南六条。

特に、気に入っていた環濠は、西の環濠

昔しながらの風情を遺していた環濠も今や、大きく変貌しようとする時代が・・・とうとう・・

出里が、北方だった知人が伝えてくれた取り壊しの件。

「元柳生の旧家。戦国時代から伝わる森家の居宅。集落にある工務店、買い取った邸宅と田んぼ。そのうちの一部の建物の傷みが酷い状態にあった。リニューアルするにも難しい状態に、特に西の環濠に寄り添う形に佇まう土蔵の姿は、おそらくすべてを撤去するであろう」と、伝えてくれた。

「森家側の環濠に、夕景の時間帯をはじめに雨の日、晴れの日、またお盆のあり方も含めて、できる限り、機会を設けて撮っておきたい」と伝えたが、解体工事はまったなし。

しかも、土蔵の解体とともに、石垣で組んでいた環濠も、コンクリートによって固められるとも・・

この月の29日に予定している、と聞いた解体工事・・・

失念せんように、早めに、思ったところで撮影に走った7月22日。

行事の下見に出かけた室生小原室生染田

さらに、旧都祁村の白石から下った奈良市・今市を経て到着した天理・南六条。



メールで連絡してくださったFさんが、伝えてくれた通りの環濠側から見た家屋が崩れた状態に、ここまできていたか、とため息。



見納め、撮り納めに撮らせてもらった景観。



撮影データの整備に追いまくられ、携帯画像であるが、選んだ3枚をFさんに送り、またイチガンカメラでとらえた映像も遺しておく。

(R3. 7.22 SB932SH撮影)


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