最近、古民家改修の写真を公開し始めたら
アクセス数がかなり多くなってきた。
嬉しいことだ。
さて、今日は久々に仕事のことを書こうと思う。
昨年秋、あるホームセンターを経営する会社から
弊社「蜜ロウワックス」、「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」などを
取り扱いたいというお話を頂いた。
どのように納品したら良いか話していると
そのホームセンターは松阪木材と取引があるという。
そこで私は、松阪木材に伺い、間に入ってくれるように頼みに行った。
その際、弊社の現状や今後の木材業界のことについてお話をした。
今、瑕疵保障や長期優良住宅のことを考えると
高温乾燥の梁桁を使わざるを得ないというような流れがある。
自民党が昨年ばら撒いた補正予算で、尾鷲市の木材協同組合でも
高温乾燥機を導入することになったようである。
しかし、どの材木屋さんに聞いても
「自分が家を建てるときには絶対高温乾燥の木は使わない。」と言う。
「内部がパサパサで、あんな木が持つ訳無い。」とも言う。
なのに、「そうしないと売れなくなる。」と悩んで、
嫌々ながらかもしれないが、高温乾燥に対応しようとしている。
おかしいではないか。
ほとんどの材木屋が「自分では使わない。」と言っているのに
「売るためには仕方がない。」と言う。
私は、松阪木材の役員の方に申し上げた。
「高温乾燥は他に任せて、自然乾燥の梁桁を作って販売した方が良い。」
そうして、この1月末、
その役員の方が弊社に来られ、
「自然乾燥の梁桁を作るから一緒に売ってくれ。」とおっしゃる。
「きちんとしたものを作ってくれるなら、必死になって売ります。」と答えた。
「実は昨年9月から120年生の杉を伐採し、今、葉がらししている。
3月くらいから搬出して製材し始めるが、倉庫を作るのに1年位かかるから
来年秋くらいの話になる。」との事だった。
(この約120年生の杉は有名な山林家が育てたもので
植林から伐採するまでどのように育てられたかについての
詳細な記録もある。実物はまだ見ていないが、
その方の山というだけでハッキリ凄い木だと言って間違いない。)
「倉庫?うちの倉庫があるじゃないですか。
(松阪木材とは製材所時代に取引があった。
そして、製材が倒産したときに迷惑をかけ、何千万円もの借金が残っている。)
製材所の跡地は製材機がなくなって、約700坪の倉庫になっています。
倉庫代はいりませんから、すぐに始めましょう。」
それで、倉庫を見に行って、その日は帰られた。
翌日、すぐに電話があり、
「この春からやる。」とのこと。
とんとん拍子に話が進み、
4月頃から弊社倉庫に荒挽きした梁桁材が並ぶことになった。
秋には半年寝かせた(伐採からは1年経った)梁桁を出すことが出来る。
約300~500㎥ほど寝かせる予定なので、
4,000mm×240mm×120mmの材で
2,600本~4,300本ほどの在庫である。
そしてまた、この秋には別の山林家が約130年生の杉山を切る予定で、
その山林家もこの計画に乗ってくれると言う。
恐ろしいくらいのスピードで動き始めそうだ。
修正挽きの製材機も倉庫に入れようかという話も出てきた。
(もう見積もりも取った。)
こうなるんだったら製材機を残して置けばよかった。
まさか、倒産して10年やそこらで
もう一度製材機を動かすことになるとは思わなかったから
処分してしまったのだ。
まあいい。新しく始めるということはそういうことなのだろう。
「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」、「自然乾燥の梁桁」と
必死になる材料が揃ってきた。
この春から、鬼の営業が始まるのだ。
さて、唐草模様の風呂敷は何枚必要になるのだろう?
アクセス数がかなり多くなってきた。
嬉しいことだ。
さて、今日は久々に仕事のことを書こうと思う。
昨年秋、あるホームセンターを経営する会社から
弊社「蜜ロウワックス」、「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」などを
取り扱いたいというお話を頂いた。
どのように納品したら良いか話していると
そのホームセンターは松阪木材と取引があるという。
そこで私は、松阪木材に伺い、間に入ってくれるように頼みに行った。
その際、弊社の現状や今後の木材業界のことについてお話をした。
今、瑕疵保障や長期優良住宅のことを考えると
高温乾燥の梁桁を使わざるを得ないというような流れがある。
自民党が昨年ばら撒いた補正予算で、尾鷲市の木材協同組合でも
高温乾燥機を導入することになったようである。
しかし、どの材木屋さんに聞いても
「自分が家を建てるときには絶対高温乾燥の木は使わない。」と言う。
「内部がパサパサで、あんな木が持つ訳無い。」とも言う。
なのに、「そうしないと売れなくなる。」と悩んで、
嫌々ながらかもしれないが、高温乾燥に対応しようとしている。
おかしいではないか。
ほとんどの材木屋が「自分では使わない。」と言っているのに
「売るためには仕方がない。」と言う。
私は、松阪木材の役員の方に申し上げた。
「高温乾燥は他に任せて、自然乾燥の梁桁を作って販売した方が良い。」
そうして、この1月末、
その役員の方が弊社に来られ、
「自然乾燥の梁桁を作るから一緒に売ってくれ。」とおっしゃる。
「きちんとしたものを作ってくれるなら、必死になって売ります。」と答えた。
「実は昨年9月から120年生の杉を伐採し、今、葉がらししている。
3月くらいから搬出して製材し始めるが、倉庫を作るのに1年位かかるから
来年秋くらいの話になる。」との事だった。
(この約120年生の杉は有名な山林家が育てたもので
植林から伐採するまでどのように育てられたかについての
詳細な記録もある。実物はまだ見ていないが、
その方の山というだけでハッキリ凄い木だと言って間違いない。)
「倉庫?うちの倉庫があるじゃないですか。
(松阪木材とは製材所時代に取引があった。
そして、製材が倒産したときに迷惑をかけ、何千万円もの借金が残っている。)
製材所の跡地は製材機がなくなって、約700坪の倉庫になっています。
倉庫代はいりませんから、すぐに始めましょう。」
それで、倉庫を見に行って、その日は帰られた。
翌日、すぐに電話があり、
「この春からやる。」とのこと。
とんとん拍子に話が進み、
4月頃から弊社倉庫に荒挽きした梁桁材が並ぶことになった。
秋には半年寝かせた(伐採からは1年経った)梁桁を出すことが出来る。
約300~500㎥ほど寝かせる予定なので、
4,000mm×240mm×120mmの材で
2,600本~4,300本ほどの在庫である。
そしてまた、この秋には別の山林家が約130年生の杉山を切る予定で、
その山林家もこの計画に乗ってくれると言う。
恐ろしいくらいのスピードで動き始めそうだ。
修正挽きの製材機も倉庫に入れようかという話も出てきた。
(もう見積もりも取った。)
こうなるんだったら製材機を残して置けばよかった。
まさか、倒産して10年やそこらで
もう一度製材機を動かすことになるとは思わなかったから
処分してしまったのだ。
まあいい。新しく始めるということはそういうことなのだろう。
「木もちe-デッキ」、「木もちe-外壁」、「自然乾燥の梁桁」と
必死になる材料が揃ってきた。
この春から、鬼の営業が始まるのだ。
さて、唐草模様の風呂敷は何枚必要になるのだろう?