きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

船橋きっちん店じまい・・・および関東暮らしも閉店です

2018-04-18 | つぶやき



「※横浜きっちん店じまい」をしてから、あっというまの5年弱でした

船橋では、「昔ながらの関東暮らし」を体験させてもらって
楽しかったぶん、ものすご~く速く過ぎ去ってしまった

豆腐屋さん、肉屋さん、魚屋さん、金物屋さん、陶器屋さん、八百屋さん、古着屋さん
お団子屋さん、お寿司と甘味屋さん、天ぷら屋さん、焼き鳥屋さん、喫茶店.........

古きよき昭和が残っている地域に、たまたま住めた幸運に感謝しています

もうこんな経験は2度とないでしょう、そしておそらくこの船橋からも
そう遠くないうちに消えていってしまう風景なのかな、とも感じています



しょうじき、船橋きっちんはかなりのオンボロだったけど(笑)
広さとこの窓がどうしても「欲しく」て、ここに住むことにしました

元旦の朝からはじまって、春夏秋冬、こっから空をながめ
風をとおしながら料理を拵えていました、本当に楽しかった

ありがとうございました、ばいばい


そして、とうとう関東平野からもお別れです

泣き泣き、厳寒の旭川空港を飛びたち、生ぬる~い空気の羽田に到着したのは
17年前の3月の初めでした、コッチもスッチも一緒だったし黄色のピーちゃんもいた
人間2人とオカメ3羽ではじまった東京暮らし、つい2~3年前のような大昔のような

東京都江戸川区西葛西、茨城県水戸市 神奈川県横浜市あざみ野、千葉県船橋市

はじめはヤダヤダでスタートしたけど、結果的にはものすごく面白かったし楽しかった

ミュージカルの観劇やマニアックドライブ、骨董市めぐりや美味しいものめぐり.......
そんなことも楽しかったけれど、やっぱりいちばん面白かったのは「家での料理」でした

関東の食生活はもちろん、首都圏特有の「全国から集まってくる」という環境のおかげで
北海道しか知らなかった脳味噌に、どんどん新しい味や知識が更新されていく面白さ

楽しいったらなかったな

新しい土地に馴染めたのは、間違いなく「料理好き」のおかげだったと思うし
「料理好き」だったからこそ、地に足つけて順々に季節を追うことができ
だからどんなことがあっても、ぶれずに暮らせたんだと、自分では思っています

たぶん間違ってないと思う

このブログが、あほみたいに10年も続いているのがその証拠かもなぁ

北海道ではぜんぜん違った暮らしになるので、食生活も変化すると思うけど
関東での知識と経験が、より一層「料理」を面白くしてくれることでしょう


本当はとんでもなく寂しいけれど、楽しいことだけを考えて、前だけを見て

とりあえずは、関東暮らしも閉店します、大満足で閉店します


次に訪れるときは完全なる旅人としてですが、それもまた楽しみです










関東さん、17年間ありがとうございました......ではっ、ばぁ~いならっ♪

コメント (10)
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