鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

早春の両毛路-鍋島と伊万里の美術館(2)

2016-02-29 22:29:29 | 藝術
普通の年より、1日多い閏年の調整の日は、夕刻より雨・・・。


勾配のある広い山林の中に立つ収蔵品1万点という陶磁器の栗田美術館。

個人の収蔵で、数の多さでは、稀な美術館なのだと思う。

名称だけは、知っていたけれど、コレ程とは・・・。
まだ冬の残る寒い早春で、土曜日の午後3時少し前。
お客さんは、数える程。

花々の盛りには、まだ少し時間のあるゆるりとした土曜日。

伊万里は、輸出品で、鎖国当時の日本が唯一交易をしていた長崎に近い。
意匠は、日本由来の草花などが多いけれど、オランダ人を模した蘭人の絵付けは、カステラのパッケージを連想させるので、私達は、カステラ・デザインと呼んでいる。カステラは、スペインのお菓子だけれど、南蛮・・・ヨーロッパの風情が、エキゾチックな・・・そして、なんともレトロな感じ。


職員の方々も、閉館時間には、まだ少し間があるし、ギャラリーは、いないし・・・ということで、御片付けの時間らしかった。巨大な1メートルを超える現代の有田焼の大壺の展示フロアーでは、カーペットに掃除機をかけていた・・・。

大壺は、5点くらいの位置から、てぐす糸で固定してあるものの、触ろうと思えば、触れる・・・ガラスのケースの中の収蔵品ではない・・・そこで、掃除機などかけて、万一、なにかのアクシデントで、ぶつかったりしたら、割れるんじゃないだろうか・・・といらぬ心配をしてしまう。
一事が万事、ガサツなワタシなら、間違いなく、掃除機をぶつけてしまうだろう・・・それくらいマジかにある展示品。

私達が入館したので、折角始めたお掃除を中断させるハメになってしまった。
申し訳ない・・・と思うのは、入場料金が、1000円(インターネット割引)という安価さからで、お腹が一杯になるほどの鍋島・伊万里の陶磁器を見て、敷地内の里山風情を楽しみ、花を愛でて、館内の純粋?な日本家屋の中で、お食事が出来て(現在は、休業中)、お弁当持参でくれば、ピクニック気分にもなれるし、安価に、そして教養や審美眼を高められるには、絶好の場所である。
これから春の花盛りを迎えて、歴史の街でもある足利は、花の街でもある。



資料館の6階からは、真向かいに、藤の名所・あしかがフラワーパークを臨むことができる。
小高い山林からの展望は、両毛の平野を眺めながらも、足許には、可憐な福寿草が、小さな明るい黄色の花を咲かせていた。

閉館マジか。ゲート隣接の阿蘭陀館で、普段使いの陶磁器や、ちょっと手が出ない高額な商品なども見て回り、ご飯茶碗を購入。

高台は、明るい緑色に白い花の意匠。
中には、うさぎ。
そして、伏せてみると高台のうらにも、跳ね飛ぶうさぎの絵付け。

970円(税込)也。






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早春の両毛路-鍋島と伊万里の美術館

2016-02-28 16:24:12 | 藝術
 
陽光春めくも、吹く風は、まだ冷たい。

今日も昼前から、強風。


昨日(27日)は、午前9時から、相方の事務所で、会計処理のアルバイト。

4時間の半日仕事で、午後から、県南西の両毛路迄、ドライヴ。
少し強くなってきた日差しの中、国道を西へ。

以前から、相方は、鍋島・伊万里の陶磁器コレクションの収蔵品が多数あるという栗田美術館を訪れたかったらしい。
相方は、マイセンなどの西洋磁器などが大好きで、自分でも十数点?くらいの蒐集があるらしいけれど、伊万里にも目がない。都内などへ行くと、デパートの陶磁器売り場を見て回る。

私も西洋磁器は、好きだけれど、鍋島・伊万里などは、よくわからない。
古九谷などもあの派手?な絵付けはちょっとな・・・と思う。
かといって、地元の益子や笠間なども、何処がよいのか・・・というくらいで、まったく造詣が薄い。

美術館の敷地は、今は、梅が盛り。
美術館のゲートの前の広い駐車場に車をパークさせたときから、梅の香り。
敷地3万坪。少し傾斜のキツイ坂を上っていくと高台に、いくつもの建物が点在する。
あと1ヶ月もすれば自生するカタクリの花が満開になるだろう。



起伏のある里山の中に、その美術館はある。




テーマ毎に、本館、資料館、テーマ館、ミュージアムショップ館などが配置され、奥には、現代の陶工さんたちの住まわれる工房、登り窯なども見られる。

300年くらい前の鍋島・伊万里がメイン。

現在の有田焼のルーツなのだろう。

豪華絢爛の伊万里完成に至る前の鍋島焼の美しいこと。

色は、まだ、青と赤くらいで、草花の上品な絵付けのものが気に入った。
日本的な植物、紅葉や撫子の意匠の文様は、特に美しかった。
名もない草花を、花綱や唐草様にデザインして、陶磁器の上に配されたものは、アールヌーボーよりも時期が早い。

相方も、伊万里より、鍋島が好みだと言った。

青磁などもあの薄い緑色を均一に出すのが難しいそう。

中国や朝鮮の窯から出土した破片なども展示してあり、完成される以前の伊万里のルーツをここにみることが出来る。




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読書原点回帰(2)睡眠薬がわりの読書?

2016-02-26 23:53:05 | 本・読書

寒の戻り・・・というか、あまり気温の上がらない今週。


森茉莉など、再読している。
何度読んでも、飽きることない。
このひとは、精神的に貴族なのだろう。
私のように、素寒貧なさもしい根性の持ち主には、ありえない貴族性。


『炭火を扱うことができず、石油焜炉を操作することもできず、電気ストォブは、経済的に無理だから、昼夜絶え間なく湯たんぽを熱くして、寝台に埋まり、マルセル・プルウストを気取っている・・・。』


炭火を扱うことができず、石油焜炉は、操作できるけれど、直火は、危ない(・・・何しろ、部屋の中は、本だらけで、燃え移ったらアッと言う間に灰になってしまうだろう・・・)。
幸い、遠赤外線の大きな電気ストオブは、所有していて、光熱費は、家人に頼っているけれど、できるだけ節約?して、昼間っから、寝台に埋もれ、森茉莉を気取っている。


・・・まあ、全然、真似できていませんがね・・・。


寒い冬は、寝床から出ずに、布団に埋もれているあたりは、少し真似っこ。
本を読みたいけれど、読んでいる状態を持続できないから、森茉莉の随筆作品集が、量的に丁度いいかも・・・と思っている。

新刊の本なども、買えずにいるから、過去に買って、積読(積んでおく)だけの書籍など、開いてみる・・・数年前は、経済本ばかり買ってたな・・・。

ナシーム・タレブだとか、手嶋龍一だとか、不確実性原理ってヤツ。
ブラック・スワン、もの。

読んでも、ちっとも理解できないけれど。
わかるのは、わからない・・・ってことだけ。

2、3ページも読むと、すぐ眠くなっちゃったりで。

橘怜の小説は、面白かったな・・・『マネーロンダリング』。

コレ、ドラマ化してくれたら、もっと理解できるかもしれない。
細部の株式・為替取引だとか・・・そんなところが醍醐味なんだろうけれど、仕組みがわからないから、本当の面白さが、理解できない。

理解できないケド、面白い。


横になって、理解できない世界の活字を追う。

いいんだ・・・活字中毒者は、内容が分からなくても、活字にふれてさえいれば、安心なんだから・・・と言ったのは、中島らも。

なんだか、フライングばかりな内容になってしまったけど、いいんだ。

もともと、ブっとんでいるんだし。

寝床で本が読めれば、他は、あまり必要ないみたいだし。必要とされてもいないしね・・・。









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脱脂粉乳

2016-02-23 22:03:17 | 食・料理

曇りがち。
春・・・一歩脚止めか・・・。

寒い日は、やはりココアが美味しい・・・と思う(・・・というか、最近は、ココアばかり飲んでいる)。

チョコレートの風味と苦み。
ミルクに溶けたあの優しげで暖かな色合い(・・・お父さんのラクダ?の股引にも似た色があるけれど、あれよりも、少し明るい、ちょっと紫?を感じる色だ)。

スーパーのお茶、珈琲、紅茶などの売り場に、昔は、2,3種類しか置かれていなかったココアだけれど、最近は、品数も多くなったな・・・と思う。

ヴァレンタイン・ディを前に、純粋なカカオだけのパウダーは、品薄で、いつも購入している商品名『純ココア』は、品切れ状態だった。

ブラウニーだとか、チョコレートケーキなどを製作するには、欠かせない材料なのだろう(私は、作らないケド・・・。バター、砂糖ともに、信じられないくらい大量に使うので、一切れ、二切れ食べるくらいだっら、ケーキ屋さんかカフェなどへ行った方がいいかも・・・と思ってしまう)。

・・・却説(さて)。
ココアパウダーが品切れだと、他には、ミルコココアだとか、カカオ70%だとか・・・カカオパウダーの他に、ミルクや砂糖、香料などを添加しているココアを買うしかないようだ。

原材料は、含有率の多い順に記載されているようで、ダントツは、砂糖。

次は、脱脂粉乳。

・・・脱脂粉乳・・・って、所謂、アレか・・・。
1960年代前半のお生まれなら(都市か地方かにもよるけれど)、小学校低学年のみぎり、学校給食で、供された・・・あの・・・所謂・・・本当に、マズイ・・・給食のミルクって、ヤツだ。

その、不味さ・・・ハンパではない。
給食時にアレを飲むことを考えたら、学校へは行きたくない・・・と思ってしまう。
それでも、給食に出されていたのは、ほんの一時期で、その後は、水でうすめたような、それでも一応、牛乳と呼ばれるものに変わっていった。

・・・で、その所謂、マズイ、脱脂粉乳であるが・・・。
最近は、週に1度くらいしか、買い物に出ないから、牛乳などは、賞味期限もあるし、使いたいときに、切らしてしまったりするので、脱脂粉乳・・・今は、『スキムミルク』という名称で、売られているものを、パック購入して、使っている。

普通の牛乳から、クリームやバターになる油脂分を取り除いたあとの・・・所謂、カス・・・である。

廃物利用・・・というか、大豆も、豆腐を作った後に残る大量のオカラを、オカズに作り替えたりするから、あまり栄養分などは、期待できないけれど、他の成分が残っているから、廃物でも大切に使うのは、理に適っているような気がする。

板チョコなどのチョコレート菓子類にも、脱脂粉乳様は、君臨されていた。
ココア類に、ミルクの代りに使っても、遜色はない。

ココアパウダーが売り切れだったから、買わずに帰ろうと思ったら、製菓コーナーに奇跡?の売れ残りの『純ココア』の箱を見つけたので即、購入。

自宅に戻り、早速、ココアを作る。

ココアパウダー、水、脱脂粉乳、メープルシロップ1匙・・・忘れてはいけない・・・塩一つまみいれると美味しさが、格段にアップする・・・。普通のミルクココアのパッケージの原材料名に、『塩』の記載があったので、試しに入れてみた。

極上の美味しさである。




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チョコレートの次は・・・?

2016-02-22 22:09:48 | 食・料理
 
にゃんにゃんにゃんで、猫の日。
ネズミに騙されて、十二支の仲間入りが出来なかった猫の日である。

7日ぶりに外出。
近所のショッピングモールへ家人を伴い、食糧品調達やら郵便局やらの用足し。

先週の月曜(15日)迄だと思っていたヴァレンタイン・ディのチョコレート売り場に、チョコレートが並んでいる・・・???撤去しなかったのであれば、値引きか、半額か・・・ベルギーやらフランスやら、高級っぽいチョコレートが、並んでる・・・売れ残りなのか・・・と思って、売り場をのぞいた。

赤字の値引き札は、何処へやら・・・。

なんだ、御値引無なのか・・・と本気で思った。
売り場をよく見たら、ホワイト・ディ用の物品だった。

(・・・だって、コレ、ヴァレンタインに時と同じチョコレートだよ?パッケージ変えただけじゃん!)

ホワイトチョコだの、ガナッシュだの、トリュフ型のチョコレートが、三つ四つ入った10cm以下の小さな小箱が、500円だ、1000円だ・・・とかで。

昔は、マシュマロとか、キャンディとか、クッキ―類・・・そんなモノだったような気がする。
名称もホワイト・ディになったのは、いつ頃なのだろうか・・・???

・・・なんてことを思いながら、義理でチョコートを貰った男性は、貰ったチョコレート以上の物品をお返しせねばならぬのか・・・男女不平等だねぇ・・・でも、会社は、いまだ、男女間の賃金差は、否めないから、所得が多い方が、沢山、出すのは、まあ道理かもね?

累進課税制みたいなヤツかな。


会社なんかだと、ご主人が貰ってきたチョコレートのお返しは、奥さんが買い求めるのが普通?かもしれない。

奥さんのセンスが問われるね。
安価で、しかも、高級品に見えるような手頃なお品が見つかると良いのだけれど。

我が亡父が、定年退職した日に、自宅に持ち帰ったものの物品の中に、割と大きな缶入りのメリーチョコレートが、在ったこと思い出した。

(・・・こんな、オヤジにもチョコレートを下さる女子社員の方がいらっしゃるのか…有難いものであることよな・・・)

と思ったが、缶底をみると賞味期限が、切れていた。

我が亡父は、いただいたチョコレートを持ち帰りもせず、ずっとロッカーの中にしまいこんでいたらしい・・・ということは、もちろん、お返しなんて、してないよな・・・女子社員さんよ・・・すまない・・・と、改めて思う・・・ホワイト・ディまで、あと22日の今日は、猫の日。






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日曜日の夜は、憂鬱。

2016-02-21 22:16:52 | Weblog

昨日(20日)は、雨脚の強い土曜日で、一夜明けて、本日は、晴天だったけれど、我が居住地の冬の特徴である昼前から、かなりな強風吹き荒れる日曜日で、2月きらさぎの強風は、気温が、上がる春一番であるけれど、冷たい西風で、日差しのみが春めいていた。

先週の後半から、再び、何をするのも億劫で、土曜日は、雨だったらから、コレ幸い・・・とばかり、昼ごろまで、熟睡していたし、本日も、明け方まで、読書をして、それから寝付いて、起きたのが、午後1時少し前だった。

自堕落・・・極まりなく、自己嫌悪の日々だけれど、どうにも身体不調で、はっきりしない。

もともと・・・身体快調…などという言葉は、小学生の高学年から、無縁で、ずっとこんな調子だから、たぶん、死んでも治らぬのだろう。

マッスルマッスル、ハッスルハッスルの松野十四松さんが羨ましい。

去年から、テレ朝深夜枠で始まった『おそ松さん』など見ていて、6つ子の六人の性格で、自分は誰に近いのかといえば、たぶん四男の『一松』さんだろうと思う。

猫好き、アンニュイ?ヤル気なし、シニカル、まだ?若いのに、いつも気怠そう・・・。


気が沈むときは、何もしない方がいいのか、それとも、積極的に身体など動かす方がいいのか・・・大抵のひと(セラピストとか、ヒーラーとか?)は、後者で、散歩などでもいいから、積極的に、外出する方を、勧めている・・・けれど、強雨、強風・・・と天候が良くないなか、外出しても、ツライだけだと思うのだった。

それでも、考えてみれば、先週の月曜日に都内へ出向いてから、本日まで、家から出たのが、1回きりで、それも、車の中に忘れ物をして取りに行っただけだから、自宅玄関から、5歩程度というテイラタク・・・。

もともと、外出が好きではないし、外に行けば、なんだか惨めな気分になるし、外出で楽しいのは、演劇と外食くらいだけれど、手許不如意、収入源のない現状では、無理と言えば無理。

つまらぬ人生だし、運というものに見放されているというか、相手にもされぬ身だから、自宅にて、じっと凝り固まって、そのまま息絶えるのも悪かないかも・・・などと思ってしまう。

いまのところ・・・新刊の本も買えずにいるけれど、自室には、買ったけれど未読の本が山ほどあるから、毎日読んでも、暫く(数年?)は、持つだろうと思っている。

なんだか、本当に、憂鬱になってきた。

明日は月曜日で、会社員だった頃は、日曜の夜は、憂鬱だったけれど、その習性で、仕事のない身でも、日曜日夜は、憂鬱である。
サザエさん症候群というヤツだけれど、スポンサーは、瀕死の東芝だ。
東証上場廃止なのか、御国が守ってくれるのか・・・?などと、どうでもいいことを考えている日曜の夜。





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時の囚人

2016-02-18 22:45:45 | Weblog

仕事をしていない気儘な身だけれど、このモラトリアム?が、いつ終わるのか・・・と思いつつ生きている。

私は、時間の奴隷であり、時間の囚人だ。

時間の檻に、収監されて、いつも時間という監視から逃れられずにいる。

仕事をしていた頃は、給与というお金の為に、時間を差出し、1日の半分以上を、仕事・・・という奴隷であった。

今は、純粋な時間の囚われびととなった。

寝ても、さめても・・・時間を忘れることができない。

人生には、『死』というタイムリミットがある。

それまでに、何を成し、どう生きるか・・・。

それすらも・・・今は、何もなくて、ただ、毎日、この時間という看守を相手に、残り時間の砂時計の砂が落ちるまで、結局のところ、何も成さないまま・・・生きているだけだ。


だったら・・・。

止めてしまおう。

この因果な砂時計を。


そう思って、自分以外、誰の手も煩わせずに、この世から消滅できないか・・・考えてみた。

一番いいのは、自然が、この魂も身体も分解してくれることだと思うので、樹海に飲まれようかと思った。

・・・でも、上手く、自然消滅できそうにない・・・。


夜になれば、真っ暗な恐怖。
1秒だって、その場に留まれないだろう。

お腹がすいたら、きっと何か食べたくなるだろう。
寒い、ヒモジイのは、イヤだし、暗い、怖いは、もっとイヤだから・・・。


つまらないことばかり、考えている。




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食神

2016-02-17 22:51:35 | 占術

座右の書・・・というか、何かにつけて、読みたくなる本というものが、何冊かあって、その中の一冊というか、作家のひとりというか・・・この拙なブログの中でも、何度も何度も、繰り返し、繰り返し、書いてしまう(・・・というか、狭隘な読書の中で、このひとしかいない・・・みたいなところがある)けれど、かの文豪・森鴎外の長女で、エッセイストというか、随筆家(小説もお書きになっている)というか・・・森茉莉というひとである。

鴎外の娘で、スジガネ入り???のお嬢様で、およそ自分の手で、労働などしたことはないし、髪を梳かすのも、顔を洗うのも、食事をするのも、所謂、女中というヒトの手を介してきたひとで、離婚、敗戦などを機に、それまで、ヒトにたよってきた生活全般を、全て自分の手で、賄わなければならず、若い頃のツケが、晩年に回ってきた・・・ご自身の生活などを綴った『贅沢貧乏』は、いま、なお、燦然とした輝きを放つ珠玉の名作でもある。

そんな・・・所謂、自分自身の手で、生活しながらも、森茉莉は、自分の口に入るモノ・・・食事については、妥協しなかった。

ブリア・サヴァランなみの味覚を、満足させること、自分自身の身体を清潔に保つことに費やされる膨大な時間。

ドイツ医学を修めた父親の異常な?潔癖主義を受け継いだためかもしれない。

そこで、ふと・・・気が付いた。
森茉莉の四柱推命の命式に、かの『食神』は、あるのだろうかと・・・。

四柱推命の吉凶を決めるのに必要な様々な星のなかで、『食神』のあるひとは、食することに困らないと聞く。

所謂、喰っぱぐれがない・・・と言われる有難い?星のようだ。

そして、食に拘る・・・美味しい物が好きなひとは、『食神』に支配されているらしい。

かくいう、私も、その『食神』というのが、在るにはある。
支配星ではないけれど、命式の中にひとつあるのだった。

かの昭和天皇は、『食神』をお持ちだったようである。

森茉莉の命式の中も、この有難い『食神』様がいらっしゃった。

四柱推命で、食神があると、喰っぱぐれがない・・・ということだけれど、偏印があると、『倒食』と言って、よくないらしい。

どういう配列で、倒食になるのかは、知らないけれど、かの森茉莉さん。

偏印もお持ちである。

森茉莉が、倒食の星の下に生まれているのか、或いは違うのかは、占術家でないからわからないけれど、彼女の生活は、なんだか、余人には知りえない楽しさや高貴さがある。

それで・・・贅沢貧乏なのか・・・と、妙に納得した次第である。



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第26回目の観月会&みぞれまじりの都下へ

2016-02-16 22:51:40 | 食・料理

昨日(15日)は、4カ月に1回の都下医院への通院。
一昨日の暖かさから一転、底冷えするような寒さの中、午前9時に自宅を出発する。
2ヶ月半ぶりに電車に乗る。

南下するほど、お天気が悪くなってきて、途中から冷たい雨が降り出す。
日曜日の暖さから、薄いコートにしたけれど、薄手のタートルネックのニットとアクリル混の普通のセーターの二枚重ね。

夕刻から、相方と定例の観月会なので、何処にもよらず、トンボ帰り。

夕方より早い時間に地元についたので、自宅には戻らず、車も暫く動かしていなかったから、みぞれまじりの雪の中、1時間程、周囲をドライヴ。

帰宅ラッシュになる前に、いつもの待ち合わせのショッピングモールの駐車場へ。

食糧品等買い込んで、18時に合流。

都下の駅ビルや地元のショッピングモールでも、本日最終!というポップのついたヴァレンタインディのチョコレートコーナーは、健在。まだ値引き前。定価だった。
駆け込みの需要などがあるのかもしれない。


春を思わせる献立。

蓬豆腐、いくら、蕨、百合根。百合根は、桜の花びらの形に細工して、縁がほんのり桜色。

椀物は、胡麻豆腐のおすまし。

八寸は、桜えびのかき揚げ、サザエ、鯛真丈、蟹のお寿司など手の込んだお料理。

鉢物は、白魚湯葉玉子とじ。

焼き物は、和牛と筍の挟み焼き、サーモン柚庵焼き、蕗金平、たまり牛蒡。

小鉢は、里いもの揚げ煮 蟹あんかけ、白髪葱。

油ものは、海老東寺揚げ(海老に乾湯葉をまぶして揚げたもの)、舞茸、菜の花、南瓜の天ぷら

ご飯は、豆乳雑炊。

いちごプリン、イチゴアイス、つやつやの甘い苺、珈琲。


ご馳走様でした。







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チョコレートの日の翌日。

2016-02-15 22:50:28 | 食・料理

百貨店やスーパー、駅ビルなんかのチョコレート売り場も、もう撤退しているんだろうな・・・。

今日あたり・・・多分、昨日の半額だ。
ヴァレンタインディ用のパッケージチョコは。
高額なチョコも半額だから、お買い得ね。処分品・・・。

クリスマスもヴァレンタイン用のチョコレートも・・・その日を過ぎれば半額以下。

差別になるかもしれないけれど、女性もクリスマス過ぎると年々価値が下がるって・・・???


私は、子供の頃、チョコレートは、あまり好きではなかった。
もちろん、一般向けの大量生産の安物だから、カカオの量なんて、今と比べれば、比較にならない程少ないのだろうし、何しろ、カカオは、輸入品だからな。
敗戦国の為替レートじゃ、潤沢に使えなかったのだろうな。

原料:砂糖、ブドウ糖、脱脂粉乳そして・・・カカオ・・・。

ロシアのチェルノブイリで、原発事故があった数年後、会社の友人が、ロシアへ行ったお土産に、チョコレートを買ってきてくれて、職場に配ったのだけれど、その味の不味さに驚いた。
(コレは、以前のブログでも記載済みかもしれない。重複お許しを。)
中には、『放射能入り・・・』と言って、捨てていた人もいた。
流石に、社内で捨てることはできなかったので、申し訳ないけれど、自宅で、処分させてもらった。

・・・それくらい不味いチョコレートだった。

同じユーラシア大陸でも、ヨーロッパのチョコレートは、洗練されている。
ベルギーとフランスは、双璧・・・なんだろうなぁ・・・。

チョコートの原料は、カカオ豆。
ココアの原料で、原産は、中央アメリカから南アメリカで、現地語で、『苦い水』ということだ。

カカオ豆の産地が、商品名になっている『ガーナ』を始め、西アフリカでも産出されるようだ。

遠い国からやってくるものだなぁ・・・とシミジミ思ったりする。

私は、子供の頃、チョコレートは、好きではなかったが、ココアは、大好きだった。

記憶の混同で、コーヒー豆とアーモンドとココアは、同じ植物だと思っていた時期もあって、やはり異国のものなのだな・・・。

カカオの花とアーモンドの花は、一寸、似ている。
アーモンドは、桜の花。カカオは、枝垂れ桜のような風情だ。

だからといって、珈琲豆とアーモンドとココアが同じものだという括りは、あまりに大雑把過ぎた。

一時が万事こんな調子で、トシを喰ってしまった。

赤面の至りでもある。






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