鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

さよなら9月・・・。

2017-09-30 23:50:52 | Weblog
 
9月に入ると、憂いが多い。

夏休みが終わってしまって、大っ嫌いな運動会、遠足(←団体行動が嫌いなのと、野外のお手洗いが苦手)、中間試験・・・冬休みまでの長い長い2学期の始まり・・・。


会社に入ってからは、上半期の決算だとか、4半期の決算だとか・・・そんなことで、忙しく・・・それでも、暑さから逃れて、ほっと一息・・・みたいな気分だけれど、残暑は、厳しい。


そんなせわしなさから・・・少し逃れられるのが10月で。


段々、冬に近づいて。

冬支度の始まり・・・。

日々は、流れるように過ぎゆき・・・。

コートは、どうしよう・・・。
ブーツも・・・

なんて、楽しみのある時期でもあったね(←過去形)。


今は穏やかに過ごそう。

さらり、さらりと秋風の中・・・。



クロスオーバー

2017-09-29 23:46:54 | 詩のような・・・?もの

明け方など、気温が、15℃を割って、涼しいという感覚を通りこして、寒いくらい。

昼間は、夏日なのに、朝夕は、深い秋?



時刻、23時半をまわったところ。
私は、この時間帯が好きだ。

今日が、まだ今日であり、明日は目の前。
今日が、昨日になり、明日が今日になる前の・・・

昨日・今日・明日が・・・一遍に会合する・・・一瞬の・・・ほんの少し前。
時の流れが、交差する一日一回、一瞬だけの・・・。

クロスオーバー。



交差点。
北上する車、南下する車、東へ西へ・・・
目的地に向け・・・四方向へ・・・流れる車・・・

クロスオーバー。



四方八方・・・。
ニュースの冒頭。
渋谷のスクランブル交差点。
ひとびとが、すれ違う・・・四方八方。

さまざまな思いが渦巻く・・・不思議な場所。



運命。
不幸と幸福。
不幸でもなく、幸福でもなく・・・。

どちらかと言えば、幸福でも不幸でもないけれど、どちらかというと・・・不幸なひとが圧倒的に多いかも???

そんな運命のクロスオーバー。

その幸せが、不幸に変わり、不幸が、幸せに変わる。



秋加速・・・。

2017-09-28 23:33:58 | 詩のような・・・?もの

本降りの雨と強風。
一時晴れ間もあったものの、夕刻より再びの雨と風。
気温も下がり始める・・・。


秋が加速した。

アクセルを踏み込んむように・・・

速度が上がっていく・・・。

加速して。
加速して。

秋の色に、塗りかえる。

空も、木々も、空気も、温度も・・・。

秋に向かって、全開で。

加速して。
加速して。

冬に、バトンを渡すまで。

たわわに実った秋の果実を、透明な風で包みながら。

バッカスは嗤う。
女神は、微笑む。

たわわに実った秋の果実から・・・。
赤い御酒を、切子のグラスで。

全て。
秋の色に変わるまで。

加速する。
加速する。

秋が・・・どんどん加速する・・・。



筆記用具②

2017-09-27 20:21:22 | Weblog

くもりがちで、蒸し暑い。


文書作成専用機?ワード・プロセッサの出現以前、世の中の文筆業者は、原稿用紙にペンで、文字を書いていた(明治、大正期などは、毛筆の場合もあったのだろう)。

森鴎外、夏目漱石なんかは、万年筆のイメージがあるのだけれど・・・違うのかも知れない。

先日、都下の駅ビル内の書店で、森鴎外の長女・森茉莉のエッセイを買ったので、読み始めた。

茉莉さん・・・は、ボールペンだったようで。

ボールペンの前は、鉛筆だったらしい。

そのあとペンにしたが、ペン先の向け方が、一方向だというのが気に入らなかったらしい。

それで、ボールペンにしたようで、アメリカの文豪・ヘミングウェイもボールペンでの執筆だということを聞いて、ヘミングウェイは好きではなかったので・・・と言うよりは、嫌いな作家だったので、あまり嬉しくなかった・・・という記述があった。

私は、ヘミングウェイは、タイプ・ライターだとばかり思っていたけれど、直筆だったのか・・・(或いは、手書きで原稿をかいたのち、秘書だか、誰だかが、タイプを打ったのかもしれない???)

昔(・・・ってどれくらいかな?昭和中期から終わりくらい迄?)のボールペンは、ほとんど、油性のインクで、文字がトゲトゲになってしまったり、ボタ漏れしたり、インクが固まって、書けなくなったり・・・ということがよくあったと思う。
どんなに達筆なひとが、書いても、上手く書けなかったのではないかと思う。
もっとも、ボールペン習字の通信講座なるものがあったので、使い方に何かコツがあったのかもしれないし、ボールペンでも高額なものは、書き味がちがっていたのかもしれない。

インクの固まりに関しては、てのひらで、温めたりして(解凍?)、それでもうまく出てこなくて、廃棄処分・・・というか、全部、使わないうちに、廃棄処分だったりした。
逆に、完全に使い切るということは、私に関しては無かったような気がする。

昨日、現在使用中のボールペンが、格段に書きやすいと書いたけども、やはり、インクの質が、劇的に向上したためなんだろうな・・・。

ジェル状インクの功績が大きいけれど、ペン先なんかも日々進化しているんだろうなぁ・・・。

(またまた昭和時代の話で、申し訳ないが・・・)お勤めを始めた頃、毎日の帳簿浸けは、ボールペンとカーボン紙の複写式で、やっていた(ボールペンで書いたものを保存し、カーボン紙で写した方を、毎日、本社に郵送していた)。

ミスしたところに、訂正印を押して、余りに、間違いが多いと書き直しを何度かしたこともあった。
簡単な事務仕事だったけれど、現在に比べて、かなりな時間を要した。

今は、パソコンで作成し、オンラインで、上司に送り、電子承認処理、そして本社へは、瞬時にデータ化して送信できてしまう。

カーボン紙の複写を、封筒に入れ、切手を貼って、ポストに入れて、都内迄郵送し、到着するまで、2~3日は、掛かっていたことが、遠い過去の記憶なのだ。

思えば、スゴイ時代になったもんだ・・・と思ったりで・・・。


筆記用具

2017-09-26 22:22:22 | Weblog

秋分の日を過ぎたあとの暑さは、まだ『残暑』でいいのかどうか・・・???

本日、夏日。

つくつく法師、最後の雄叫び?
蜩(ひぐらし)、夕暮れに鳴く。

・・・まあ、そんな夕暮れでした。

最近は、手紙など、全く書くことが無かったのだけれど、某Amazonに出品した古本を買って下さった方から、既に、絶版入手困難で、探されていたとのこと・・・との御礼のお葉書をいただいた。

同一県内の方で、偶然にも、ご出身が、私の両親と同じ市内であることがわかった。

さて・・・お返事を思ったけれど・・・ここ数十年、ペンを持って、手紙を書くこともなくなっていて、漢字等は、読めるが、書けない・・・という所謂ワープロ文盲になってしまっていた。

仕方がないので、Wordにて、したためさせていただいた。

改めて、Wordでの作文は、便利だな・・・と思う。

段落の入れ替えなどには、特に、効果を発揮する。
手書きだったら、まず、草案を作り・・・なんてことから始めなければならないけれど、文末から書き出したっていいし、思いついたことから、ランダムに、文字にして、あとから組み立てすることも、削除も、できるし。

・・・この恩恵は、物語を紡がれる作家諸氏には、大きいかもしれない。

兎に角・・・清書が楽だ。

それでも、やはり、文字は、書かないと書けなくなるし、簡単なメモなどには、書きやすい筆記用具があると、全く書きづらい筆記用具に比べれば、少しは、文字を書こうと言う気にもなる。

私は、現在は、ZEBRAのSARASA0.5というボールペンを使っている。

何故だか・・・私のヘタクソな文字が、少しだけ、マシにみえたりする優れもののボールペンなのだった。
本体は、1本82円くらいだったと思うけれど、書きやすい反面、すぐインクがなくなってしまうようなのだ。
替え芯なども販売されていて、こちらは、1本65円くらいだったので、まとめ買いをした。

そして、このボールペンシリーズには、カラフルなインクが、色とりどりに揃っているようである。

今のところ、黒、赤しか、購入していない。


♪さみしさのつれづれに 手紙をしたためています。
黒いインクがきれいでしょう。青い便箋が悲しいでしょう・・・。

思わず・・・『心もよう(井上陽水)』なんて、口ずさんでしまった。



死ぬ死ぬ詐欺?

2017-09-24 23:33:44 | Weblog
 
午前中は、良く晴れたものの、午後から、雲が出てきて・・・お天気下り坂なのかも・・・???

なんだか、眠っても、眠っても、眠り足りず。

昼間、うとうと寝ていたら、家人、部屋に来て、具合があまりよくない・・・といふ。

今朝は、機嫌よく、(いつも少量だが)バナナ・パンケーキに梨のコンポート、バニラアイスクリームを添えたものを、紅茶で、食していたので、昨日の来客との食べ過ぎは、解消したのかと思ったのだが・・・。


うとうと眠って、夢など見ていると、何度も、起こされるので、断眠状態で、寝た気が全くしない。

本日も夕食は、要らぬというので、作らずにいたら、血圧がどうの、熱が36℃(←普通のひとには、平熱だけれど、家人の場合は、低体温なので、普通のひとの37.5℃に相当するらしく、熱感があるという・・・しかし、それを病院で言っても、殆ど、相手にされぬのであった)もあると言い、もうダメだの、死ぬかも・・・毎度お馴染みの死ぬ死ぬ詐欺?が始まった。

仕方がないので、切り餅半分を、更に、小さく切って、大根、人参、ほうれん草、鶏肉などで、汁を拵え、雑煮モドキにして、供する。

死ぬかもしれぬ・・・と騒いでいたひとが、御碗1杯平らげ、

『具合は、悪いが、食欲はある・・・』

とのたまふ。

思うに・・・。
死に際のひとというものは、食事などしないだろう・・・というか、食事どころではないだろう(たぶん・・・)。

こんなことが、月に、2回だか、3回だか・・・あるが、今年の4月頃に比べたら、大分、少なくなってきたのだった。

過食は、体調不良の前触れだから・・・と言っても、夜中に何かつまんでいたりするから、翌日は、必ずと言っていい程、悪くなるのだが・・・。

それでも、家人は、自分には、なんのトガもないと思っている。

わたしには、いつも捨てゼリフのように、

『アンタは、いいね。』

と言われる・・・。
何処がいいのか、理解に苦しむ。

お互い・・・他人(というか自分以外の人間)の苦しみは、解らない。

どれくらい苦しいのかわからないが、他人様の5倍は、神経質な家人は、自分自身で、苦しみを増やしていることがわからないまま・・・現在に至っているのだと思うている。



秋分の日・・・秋を分ける・夏から秋へ・・・。

2017-09-23 23:46:56 | Weblog

昨日の夕刻よりの雨を、夜中じゅう楽しんで、明け方に眠りについた。

午前中は、まだ、雨模様だった?ようだけれど、ふと目を覚ましたら、既に、午後2時半。
その頃には、陽が差していて、穏やかな秋の訪れ。

夕刻・・・いまだ、蜩(ひぐらし)の声。

一般的には、晩夏の虫なのだろうけれど、私が、現在の住居に棲まわりだして、最初に驚いたのが、7月の中旬頃から、既に、蜩(ひぐらし)は、鳴きはじめる・・・ということで、夏の始まり・・・というか、梅雨の後半から、秋分の今日も、鳴いている・・・蝉では、一番、活動期間が長いのではないか・・・と思われる。

つくつく法師の声は、か細くなって、今日は、聞いていないような気がする・・・が、昼中眠っていたので、鳴いたのか、鳴かなかったのか・・・。

油ゼミは、もう活動を終えたのだろう。
8月の暑さ、うっとおしさ、煩さを象徴したような虫でもあるし・・・(見た目もゴマ油のような色だしな・・・)。

お彼岸なれば、客人もあったようだったので、家人は、昼間食べ過ぎて、夕食は、不要ということなので、簡単に(いつも簡単なのだけれど)済ませようと、パスタを茹で始めた。

某食品メーカー(マヨネーズが主力で、ドレッシングなども作っている会社)で、和えるだけで、本格パスタソースというのを販売していて、贔屓にしていたのだけれど、原材料名を見て、改めて・・・止めよう・・・と思った次第(得体の知れぬ加工デンプン、ショートニング、ナントカ色素などテンコ盛り、歴史のある食品メーカーで、お昼前のお料理番組も供していたので、ソコソコ、安心していたのに、裏切られた気がした。食品大手メーカーは、殆ど、食品じゃなくて、化け学的なものを扱う会社になってしまった)。

そのパスタソースのメニューの中に、さくら海老を具材した・・・所謂、ペペロンチーノ風のソースがあって、そのソースが好きだったで、自分なりに再現してみる。

ゴマ油とにんにくみじん切り、長ネギの青いところを、ゆっくり炒めて、干しさくら海老を投入。
パスタの茹で汁を、オタマ2杯分くらいいれて、少し煮て、塩気が足りなければ塩を足す。
顆粒昆布だしを加え、茹で上がったパスタを和える。
出来上がりに、スリ胡麻(黒・白どちらでも)をかけて、出来上がり。

・・・and ゆで卵にマヨネーズ(上記記載のメーカーではないところの)、トマトの酢漬け。

・・・plus ビール。

・・・市販のパスタソースより、いい味だ(・・・と思う)。

アンチョビとカリカリベーコンのソースも美味しかったので、今度、マネしようと思っている(こちらは、あの亜硝酸塩入り・・・ベーコンなどの燻製食品には、否が応でも使用されている)。



秋雨・雨音・・・。

2017-09-22 23:31:19 | Weblog

朝方、薄日が差していたけれど、昼前に、一時的な本降り。
直ぐに止んだものの、夕刻より、本降りの雨。

気温も25℃に届かず。
少しひんやり感のあった金曜日。


午後2時半より、家人を、駅西前の眼科医院へ送迎。

一週間前の木曜日、朝、目が覚めて、テレビをつけたら、画面が見えない!と大騒ぎをして、眼科へ行ったものの、木曜日当日は、予約客(客ではなく、患者か?)で一杯で、診療して貰えず、翌日の夕刻に、予約を取って、(やっと)診療して貰ったら、単なる『結膜炎』だった。

・・・それなのに、今週も予約を取らされ、3分の診療後、何故か、1時間も待たされ、イライラが昂じて、気持ちが悪くなった・・・らしい。

そして・・・また来週の金曜日に通院するように言われた・・・らしい。
(病院替えろよ!と内心で思う・・・)

駅西隣接の眼科医院なので、専用の駐車場などなく、併設の駅ビルとその駅ビルに連結された商業施設の立体駐車場に駐車することになるのだけれど、面倒なので、眼科医院前で、家人に降りてもらい、終わったら、電話してもらうようにして、一端自宅に戻る・・・実は、メガネを忘れて来て、不安だったのだ。
以前は、メガネなどなくても(実際の運転免許証には、要眼鏡なのだが・・・)、不自由はなかったが、ココ数年、近視と老眼?の度が進んだみたいで、視界があまり良くない。

それにつけても、駅前から1本外れた細い路地に、今日は、警察官が出動していて、駐車違反など取り締まっていた。

婦警さんが、駐車違反車の写真など撮影していた。

こういう仕事は、民間の・・・所謂、ミドリのオジさんといわれる監視員さんが、二人組で、巡回しているところは、この路上で、何回か目撃したけれど、警察から完全にマル投げされた訳でもないようだった(・・・ミドリのオジさんといえば、年初に、郵便局の反対側の公園脇の路上に駐車して、年賀状を出しに行ってる間に、車の写真を撮られ、スンデのところで、罰金刑になるところであった・・・などとイヤことなど思い出したりした)。

憤懣やるかたない家人を乗せ、久々に駅隣接のショッピング・モールへ、食材の買い出し。

ここのショッピング・モールは、以前、よく利用していた場所で、交通量も激しく、屋上や店舗横に駐車するにも、1時間経過するとは、100円刻みで、駐車料金を徴収される(1時間は、無料なのだけれど、2時間以降は、店舗で、千円分買い物をすると、2時間無料になるシステムのようだった)。

料金を徴収しないと、駅利用客が、憚りなく駐車してしまうためだろう・・・駅近辺は、いろいろ不都合である。

都心では、当たり前だけれど、我が家は、市街からハズれているので、近所のショッピング・モールは、駐車料金無料である。
ぶっちゃけ・・・車がないと生活できない場所なので、待ち合わせなどに利用し、半日以上は、駐車させていただいたりしている・・・考えてみれば、有難いことである(・・・経営者は、反日さんであるし、店内は、中・韓語、ハングル文字が躍っているとんでもないショッピング・モールなのだが・・・)。

そんなこんなで、疲れた家人の夕食に、ビール(100ml:一缶の1/3)を供したら、余程、疲労したらしく、夕食を終えると、座椅子のまま爆睡してしまっていた。

神経が疲れた日には、アルコールは、よさそうだ。
家人に供し、缶に残った230mlのビールは、夕食を取りながら、私の晩酌となった。

秋雨の雨音を聴きながら、極上の夕餉である。


海外ドラマ:女王ヴィクトリア 愛に生きる

2017-09-21 23:00:00 | TV・ドラマ

暑さの残る一日。

今週の日曜日に全8回の放送が終わりました某国営放送局の海外ドラマ『女王ヴィクトリア 愛に生きる』。
19世紀の大英帝国に(結構、長い事君臨した)女王即位決定から、第一子出産までの・・・なんだか、中途半端な王朝絵巻。

女王に即位したときには、首相のメルバーン卿に恋?していたようだったけれど、いつしか従兄弟のアルバート王子に心惹かれるようになるんですが・・・。

我がまま女王と生真面目な王子の・・・なんだか、中途半端?な物語。

そう・・・なんだか、全てが、中途半端なんだよね???

ヴィクトリア女王とアルバート王子の恋愛を主軸に、アルバートのお兄さんのエルンスト王子とヴィクトリアの女官の公爵夫人との(よくわからない)関係。
そして、ヴィクトリアの侍女・スケレットさんと王室料理人のフランカテリさんの・・・これも、なんだかよく理解できない恋愛???を絡めて、物語は、進行していくのですが・・・(もしかするとスキレットさんは、自立した女は、経済的に困らない?的なことのアピールか何かだったのかな?)。

19世紀ヴィクトリア朝の衣裳、宝石、家具調度品、イギリス庭園などは、物凄く楽しめる作品です。
特に、ティアラやネックレスのダイヤモンドについては、まだブリリアントカットが、発明される前だったから、ローズ・カットダイヤが、主流だったし、ヴィクトリアが、身につけているエメラルドカット?のような明度の高い明るい青のサファイアなど・・・(たぶん、全てフェイクでしょうが・・・)ヴィクトリア朝のアンティーク・ジュエリー、衣装、髪型などは、時代に忠実に再現されていたようです。

ヴィクトリア女王は、王室は、国民の手本、暖かい家庭を築いた女性でもあったようですが、自分の子供達を、欧州の王室へ送り込み、血友病の遺伝子を媒体したひとでもありました。
そのため、ロシアのロマノフ王朝は、滅んだ・・・と言われています。

ヴィクトリア女王を演じるのは、ジェナ・コールマンという女優さんですが、かなり小柄なようです。
本邦の女優の安達祐実さんに良く似ていらっしゃるようです。
ドラマのタイトルロールのときのお顔のシンメトリーが、アンバランスな感じで、目の位置などが、右半分が、左半分より、下にズレているかのような印象がありました。

食事以外で、お菓子を摘むシーンがあまり上品とは言えないカンジがしたのと、後半のアルバート王子とのキスシーンが、クドイというか、ウザイと言えば、ウザかったです。

・・・と言う訳で、なんだか、中途半端な全8回でした。

ヴィクトリアの結婚式に用いたオレンジの白い花のヘッド・ドレスは、清楚で、質素で美しかったな・・・それくらいしか・・・印象に残りませんでした・・・。



栗を剥く。②

2017-09-20 23:51:15 | 食・料理
 
昨日と、うって変わって、くもりがちな涼しい日。

昨日は、1時間と少し、栗の皮剝きをしたのだけれど、栗というのは、木に実っているときは、青いイガイガに包まれていて、茶色くなって地面に落ちると、そのイガイガが、少し割れながら、動物の捕食から身を守るようになっていて、更に、固い鬼皮に包まれ、そして、渋皮と、二重三重と、厳重にプロテクトされているのをみると過剰防衛だなぁ・・・と思う。

それだけ、その実の美味しさは、格別だし、滋養栄養豊かな食品なので、食べすぎるのも良くないと聞いている。

イガイガで、撤退しなかった人間は、イガイガの中から、つやつやとした正に栗色の栗の実を拾うわけだけれど、このつやつやの実を拾う嬉しさや・・・。

でも、更に鬼皮が、待っている。
浸水して、少し柔らかくなるのを待ってから、刃物で、剥いていくのも、その実の美味しさに辿りつくためには、更に、面倒な渋皮も剥がなければ、ならない・・・やはり防御を破るには、二重三重の手間がいる。

どうして、こんなにまで、厳重なの?と思うくらい。

もっとも・・・渋皮も一緒に、お砂糖などで煮た栗菓子なども美味しいのだけれど。

日本の栗は、そのままでも充分に甘い。

フランスの栗の代表的なお菓子に、マロン・グラッセがあるけれど、洋酒とお砂糖で煮た・・・半分は、お砂糖の甘さだ。
栗本来の甘さは、感じられない。
痩せた栗を食べているカンジだけれど、そういう栗の種類なのかもしれない。
(逆に、日本のドングリは、あまり美味しくないと聞くけれど、トルコのヘーゼルナッツは、同じハシバミの仲間だけれど、似て非なるもののようだ)

栗もドングリも、洋の東西で、全然、違うものなのだなぁ・・・。

そう言えば、先の台風18号で、殆ど、落ちてしまったのだが、未だに、日中や夜中に、車のルーフやボンネット、家屋の屋根に当たって、ポトリ、ポトリ・・・ボトボト・・・と音を立てて、ドングリが落ちてくる。

食することは、出来るが、あまり美味しくないと言われているドングリも、栗鼠などの小動物には、御馳走。

人間は、栗をはみ、栗鼠は、どんぐりを齧る・・・。


豊饒の秋の訪れです。