朝方は冷え込むものの、日中は、暖かい。
街中では、和服の女性や礼服のご両親と歩く小学生。県内の小学校は卒業式。
先週(14日)。
旧居住地の映画館で、相方と『モノノ怪・火鼠』を鑑賞後、市内で、ランチ。
午後からは、県西・足利市の市立美術館に向かい『山姥切國廣展』を鑑賞。
オンラインゲームから派生したアニメ、舞台で、古来の名刀が、人の姿となりて顕現・・・刀剣ワールドの母体となった二振りの刀剣の並列展示。
本作・長義と写しの山姥切が、四百数十年の時を経て、足利の地で、邂逅。
足利市立美術館が、クラウドファンディングで、資金を調達し、写しである『山姥切國廣』を購入。
街中は、『山姥切』一色。平日にも関わらず、刀剣女子?の集まるところとなった。
↓刀剣乱舞・刀剣の具現化?キャラクター
美術館へ向かう道すがらのカフェ、ブティック、わらび餅ドリンク店など・・・鑁阿寺、足利学校周辺も、刀剣女子と思われる観光のお客さんが点在している・・・平日でコレなのだから、土日は、もっと混雑しているんだろうなぁ・・・。
今を去ること、1か月半前。
県内ローカルニュースで、『山姥切國廣』の展示がある・・・という・・・情報を得たのだけれど、入場するのに、整理券が必要とのことで、1時間の制限時間内に、入場可能な人員数を先着で申し込み。
2月は既に完売で、3月の平日ならば・・・と考え、申し込みをしたのだった。
流石に美術館に、コスプレ女子はいなかったけれど、大きなスーツケースを引きずりながら、美術館へ向かう刀剣女子の姿も・・・。
國廣の本作と写しの並列展示会場には、ケースの中に収められた名刀が、互いを牽制し合うような・・・或いは、再開を喜んでいるかのような・・・青く美しく光るその姿は、刀剣女子を捉えて離さないようだった。
中には、ガラスケースの外から、拡大鏡で鑑賞する通?のお方も・・・。
来場者の8割が、刀剣女子と思われる女性達。年配のご老人なども。ごくまれに、若い男性も混じっていた。
この名刀二振りは、重要文化財だそうである。
本作長義は、徳川美術館の収蔵品で、今回の展示のため、お借りしてきた・・・らしい。
刀工・堀川國廣が、足利藩主・長尾顕長の依頼で、打たれた『山姥切國廣』。
その青白く冷たく光る刀身は、銀色に輝き、打たれた当時の姿を今に伝える。
1時間枠での鑑賞を終え、美術館の外に出たのは、午後4時。随分と日足が伸びたなぁ・・・と思うけれど、春分もまじかだってことを思い出した。
たぶん・・・堀川國廣も歩いたであろう・・・美術館の途中にある鑁阿寺に参拝。足利学校を眺めながら、帰路につく。