鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

無為の日々②混沌(カオス)

2013-09-29 22:52:49 | Weblog
 
曇りがち。それでも少し夏っぽい秋。

何だか、訳のわからぬ日々が、続いている。
なにが、わからないのか・・・というと、全てにおいて・・・である。

今迄、生きていて、これ程までに、パラダイムが、180°変わってしまうとは。
そして、このパラダイムが、全く、シフトしていかない。
・・・つまり、現実に起こっていることを、受け入れることが、未だに、できないでいる。

・・・どういう状態なのか・・・というと、起きていれば、夢の中にいるような現実味が全くなくて、失職したことさえ、何故か、信じられずにいる。
眠っていれば、失職した恐怖で、目覚め、奈落の底へ突き落されるような感覚が、毎日のように繰り返される。

今迄、信じていたことが、根底から覆され、とにかく、何をどうしていいのか見当さえつかない。

これまでの対人関係にも、変化があって、勤めていた会社関係では、もう全く、誰とも付き合いがない・・・(一昨日の金曜日に何故か所属部の管理職?ばかりで送別の会合を開いていただき、大人しく参加せざるを得ない状況になったけれど、それ程、親しい人達でもなし・・・???)
去る者は日々に疎し・・・を、地で行っている感じなのだ。
そう・・・たぶん、あの会社で、私は、過去にそこに居ただけのひと・・・なのだ。
あのデスクにも、きっと違うひとが、座っているのだろうと思う。

そういうものなのですね・・・。

そして、別のひととの縁が出来た。
引きこもってばかりいるのに、不思議なことだ。
避けようのない宿命的な縁に発展するのか、或いは、消えゆくのか・・・。
全く、予想がつかないでいる。

何もかもが、根底から覆され、カオス(混沌)の中に居る・・・のかもしれない。

今迄のセオリーが、全く通用しない世界に移行していくのだろうか?
果たして、この世界で、生きて行けるのだろうか・・・そんな危機感さえある。

時々・・・いや、毎夜。
眠れぬ時間に、ふと、身を投じたくなるときもあったりする。
得体のしれぬ恐怖と不安で、自分をコントロール不能にする

そして、このカオスは、まだまだ続き、いつ終わるかもわからない。


無為の日々

2013-09-28 22:53:20 | Weblog

朝晩は、もう寒いくらいなのに、日中は、裏の雑木林で、蝉(つくつくぼうし)が、鳴いていて。
季節の変わり目を、ぼんやりと意識しながら送る無為な日々。

もう仕事なんか、出来ないと思う。
そんなことを考えると、気が変になりそう。

好きでやっていた仕事じゃないだけに、取り上げられて、どうしていいのかわからない。

何がしたいのか・・・わからないまま、現在になり、そして、それも過去になって、もうどうでもいいくらい過去になるのは、何時の事なのだろうか・・・?

そんなことを思いながら、秋の空を眺める。

もう、どうでもいいや・・・と思う。
だけど、どうにもならないと・・・と思う。

今の私を支配するのは、限りない不安だけだ。

この先、どうしたらいいのだろう?
この先、どうなるのだろう?

成す術もない、答えも無い、理由もない・・・そんな焦燥の海にひとり溺れて、溺れて、溺れて。

とりわけ特別でもない秋の休日。
私は、毎日、休日だけれど・・・。



着せ替え人形

2013-09-27 22:53:07 | Weblog

例えば・・・。
一度でいいから、上から下まで、私の選んだ服を着せてみたい。

朝起きたら、きみの着ているパジャマを脱がせ、下着を選び、
『さて、今日は、どんな服にしようかな?』
そんなふうに、上から下まで、全部、私の好みで、着せ替えさせるんだ。
服のボタンも留めてあげる。

綺麗な指には、宝石を・・・。
今日は、ルビーのリングにしようかな?

まるで、着せ替え人形だね。
そうできたら、楽しいな・・・。

『長い髪は、梳いたそのままに、垂らしておこうね・・・?
きみは、いつも束ねてしまうから。』

毎日、毎日、着せ替えごっこをしよう。
きみを着せ替え人形にしよう。
そうできたら、楽しいな・・・。

でも、他の男の視線に晒すのはイヤだから、
着せ替えが済んで、二人が朝食を終えたなら、
大切に大切に、きみを箱にしまっておこう。

そして、私は、会社にいくよ。

私が、仕事から戻ったら、大切にしまっておいた箱から、
取りだして、一緒に夕食にしよう。

食事が済んだら、暖かいお風呂。
頭から足の指先まで、全部、綺麗に洗ってあげる。

そして、私のベッドで、やさしく抱こう。

朝まで、抱きしめて離さない。
朝まで、抱きしめて離さない。

そして、明日の朝は、その長い髪を結い上げて、
着物に、着せ替えようか・・・。



寝汗

2013-09-26 22:48:39 | Weblog

台風の影響か、午後から強風、時々雨。

夏の間は、気温が高くて、よく眠れぬ日々であったので、秋になって、涼しくなれば、また眠れるようになるのかな・・・と思っていたけれど、この頃は、寝汗に悩まされている。
睡眠持続時間が、2時間くらいで、入眠後、2時間も経つと、目が覚めてしまう。
浅い眠りで、寝疲れするだけである。
今の処、仕事をする予定もないから、眠くなったら寝て、目が覚めたら起きている。

春先などにも、この寝汗を経験したけれど、室内気温20℃になっても、寝汗とは・・・。
ここ半年。
今迄、生きてきた中で、最大級の絶望と失意を味わい尽くし、筆舌に尽くしがたい思いもしたにも関わらず、こうして生きていれば、寝汗くらいは、仕方がなかろう・・・と思ったりする。

こんな状態でも、まだ最悪・・・とは、言えないかもしれない。
これよりも、もっと悪いのは、不治の病だとか(自分、家族、恋人など身近なひとも含む)、或いは、事故や天災などによるものの影響だろうか・・・。

そうか・・・まだ、最大級の絶望と失意が、この先、待っているのかも知れぬ・・・。
眠れぬ夜には、そんなことを考える。

未だに、こうして生きているのだから、この半年間の出来事は、それ程、大した事では、なかったのかもしれない。

まぁ・・・いいか・・・。

生きていけないのなら、死ねばいいことなのだろうし。

・・・死んでしまいたいことは、山程あった・・・。これまで・・・。
小さなことから、大きなことまで・・・。

病気にもなったし、十年間の努力も水泡に帰したし、失業もしたし・・・。

さて、この後は・・・何だろう???

まぁ・・・いいか・・・。

そうなったときに、考えようか・・・。

寝汗から、人生の苦痛まで、行ってしまった。

毎度、お暗いことで・・・申し訳ございません。


猫時間

2013-09-25 22:50:50 | Weblog

台風接近による雨・・・。

猫のように暮らしている。
昼夜関係なく、眠くなったら眠り、目が覚めたら起きる。
食事も、深夜0時から翌午前11時までは、食べないけれど、それ以外は、お腹がすいたら、何か食べる。

全く、不規則。
今は、猫時間。

猫は、寝たり、起きたりを、繰返し、20時間以上、眠っているらしい。
私も・・・。
寝たり、起きたりを、繰り返して・・・いる。

そのうち、耳が三角形になって、爪は尖り、ピンピンした髭も生え、尻尾も出てくるかもしれない。

・・・およっ!化け猫かい???

行燈の油を舐める鍋島の化け猫。
化け猫暮らしもいいかもしれない。

それでなくても、今は、猫時間で生きているのだもの・・・。

そのうち、愛するひとの膝のうえ、まあるくなって眠りましょうか?

化け猫は、御免だって、言われるかな・・・???

今度、聞いてみよう・・・と思う。



派遣依頼

2013-09-24 22:51:22 | Weblog

浅い眠りと浅い夢・・・。

夢の中へ、イヤな夢を食べてくれるバク一匹の派遣を依頼致します。

浅い眠りと浅い夢・・・。

真昼の月は、白く儚くぽっかり浮かぶ。

夢の中へ、イヤな夢を食べてくれるバク一匹の派遣を依頼致します。


浅い眠りと浅い夢・・・。

夕方になっても、覚めぬ夢

私は、何処へ行くのだろう?

これは、現実?
これは、夢??

夢と現の境界線を、今日も私は、彷徨い続け何処にいるのかわからない。

・・・だから、夢の中へ、イヤな夢を食べてくれるバク一匹の派遣を依頼致します。


早く、派遣してください。

・・・でないと、毀れてしまうから・・・。



目覚まし時計の要らぬ日々。

2013-09-23 22:50:05 | Weblog

お彼岸のお中日。くもりがち。涼しい・・・。

このところの2週間ちょっと・・・。
目覚まし時計のアラームをセットしたのは、2回だけ。
都内へ出かける(・・・と言っても、遊びに行くだけ)御用があったときだけである。

会社勤めをしていた頃は、平日は、毎日、目覚まし時計のアラームをセットしてから、眠りに着いたものだけれど、少しも寝つけず、明け方、うとうとしたと思ったら、目覚まし時計の心臓に悪いあの音の洗礼をうけなければならない日々でもあった。

・・・しっかし・・・イヤな音ですね。
目覚まし時計ってのは・・・。
特に電子音・・・人を不快にさせる音でもあるようで。
それなので、以前は、小鳥の鳴き声だとか、オルゴールの音だとか、クラシック音楽の数小節なんていう音の時計を使っていたのだけれど、目覚まし・・・となると、どれも、本当に不快だった。

・・・と言いう訳で、どんなに快適な音でも、目覚めの極端に悪い・・・とにかく寝不足に身にとっては、快音にはならないってことですかね?

この寝つきの悪さ、寝起きの悪さは、もう病的で、建保の有効なうちに、病院へ行こうと思いつつ、もう2週間も経ってしまった。
いま、ツラツラと思うに・・・解雇の原因のひとつは、ストレス診断の結果も全く無関係だとは言い切れないだろう・・・と思っている。

まあ、遅かれ、早かれこんな睡眠状態では、異常をきたすのは目に見えて明らかだろうし、先手を打たれたのかもしれない・・・ストレス診断の結果で、雇用が左右されないのは、正社員の人達だけだろう。

どんなに守秘義務があったって、そんなのは、建前なのだし・・・。
セクシャル・ハラスメントや、パワー・ハラスメント・・・そんな相談だって、上層部には、ダダ漏れには違いないと思っている。
被害は、最小限に抑えるのが、企業側の思惑だろうし・・・。

などと・・・今更ながらそう思う。

でも、まあいいか・・・終わったことでもあるし、朝、あの騒音の洗礼を受けない身を寿いでいる。
(単なる、負け惜しみにしか聞こえないだろうが・・・)


フォルム・・・?

2013-09-22 22:57:02 | Weblog

薄曇りで少し暑い・・・。


私は、数学が出来ない。
出来ないというよりは、あの数式が、一体、何を意味しているのか・・・それさえもわからないでいる。
・・・にも、関わらず・・・。
何故だか、わからぬのだけれど、現在、失業中である私にも関わらず、何かと会って下さる唯一の方は、バリバリ理系だ。
理系・・・といっても、たぶん、いろいろとあるのだろうけれど、数学・化学・物理学・工学・・・私にとっては、まるっきり無縁の世界なのであるが、どちらか言えば、工学系で、ときどき、うっとりするように
『数字って、ロマンなんですよね。無理数の循環小数って、なんであの数字なんでしょうかね~~~?絶対意味のあることなんですよ?円周率だって、延々と続くあの数字に意味があるのに、何故、小数点2桁で、計算しようとするのでしょうか?』
なんてことを言われるとメン喰らってしまうのであった。
(・・・んなこと、ワタシが、知るか!小数点だって、2桁以上あったら、計算が大変で、答案に答えが書けないだろうが・・・!←と心の中で、ツッコミを入れるワタシ。)


さて、今日のお題の『フォルム』。
モノの形・形態を現すフランス語または、ドイツ語ということなのだが、どうも英語ではないようだ。

あの新車のフォルムっていいよね~~~みたいな使い方をするようで、どちらかと言えば、やはり『モノ』を形容するときに使っているような気がする。

前出の理工学系の方は、不思議な使い方をする。
『このフォルムで、コレって、信じられないんだよな・・・?』

何を指して、『このフォルム』というのか・・・というと、実は、私の身体なのである。

何が信じられないのかというと、私の『着瘠せ度』についてだった。

いつも比較的、ゆったりしている服装が多いのだけれど、先日、わりとキツメ?の身体の線が割と露わになるTシャツというイデタチでお会いしたときに、ちょっとびっくりされたようなのだ。
早い話が、理工学系の方にとって、私のバスト・サイズが、どうも想定外だったらしい。
直訳すれば、
(何故に、こやつは、この体重とスタイルで、胸だけ、デカいのか?)
ということになるようだ。

それなので、素直に申告した。

『基本、ブラのサイズは、E70ですが、それが何か問題でも・・・???』

『巷でいうところのAカップとか、Bカップというものなのかと思ってました。何故に、そのフォルムで、コレなのか・・・?』
というお答えだったのだ。

不思議に思ったのだろう。
円周率や素数よりは、わかりやすいと思うのだけど・・・。

実際の見た目の容積と、ご本人の予測見積りと、私の申告数値が、たぶん全く一致しなかったらしい。

不思議な使い方をするものだな・・・と思った次第。



Serge Lutens : Bas de soie

2013-09-21 22:51:00 | Weblog

朝夕・・・寒いくらい。秋・・・深まってゆく・・・。

春から使い始めて、夏が終わる頃、丁度、使い切ってしまったのが、Choe(クロエ)のEAU DE FLEURS CAPUCINE 。
なかなか清潔な香りで、ひと夏中、お世話になった。

さて、9月も半ばを過ぎて・・・。
香りも変えよう・・・と言っても、もう会社には、行っていないし、毎日使う必要は、なくなったのだけれど、水曜日(18日)に、会食の予定があったので、以前購入しておいた新しい香水の封を切った。

今日の画像。
Serge Lutens :Bas de soie:
セルジュ・ルタンスの『パ・ドゥ・ソワ』。

不思議な香りなのである。
トップは、私の好きな青っぽいガルバナム樹脂なのだけれど、1980年代・・・あのシャネルの『 °19』 の除光液のようにガツンと香る訳ではなく、割と控えめ。
そのあと、アイリスとヒヤシンスの花々がエレガントに、これも控えめに香る。
これは、私見なのだけれど、ドライ・ダウンが、なんと、チョコレート(カカオ?)のような香りで、僅かにパウダリー(粉っぽさ)を含みながら、肌に残るようで、不思議な感じがする。

ネーミングの『パ・ドゥ・ソワ』は、絹のストッキングという、ちょっと艶っぽい、意味深?な名前なのだけれど、少しだけパウダリーで、絹の肌触りに似ているかもしれない。

プライヴェート・シーンのデイリー(日中)向け・・・という解説があったけれど、夜のお食事でも、違和感がなかった・・・(但し、この日のイデタチは、淡いシルバーグレイのジーンズに、友禅アロハという砕けた格好だったので、果たして、この香りが、マッチしていたかどうかは、解らない)。

プライヴェート・シーンのデイリーという括りならば、オフィス向けではないのかもしれないが、この控えめさ(仄かに香る感じ?)だと、オフィスでもOKだろうと思う・・・しかし、今の処、会社勤めのアテは、ないので、関係ないっちゃ・・・関係ないのだけれど・・・。
どちらか・・・といえば、秋冬向けの香りだろうか・・・。春でもいいか・・・。

セルジュ・ルタンスは、難易度の高い香りが多いけれど、コレは、予想に反して、使いやすいかもしれない・・・でも、そう思っているのは、実は、私だけで、全然、マッチしていない香りを、臆面もなく使っているだけなのかも・・・。


耳の立ったうさぎとお月様

2013-09-20 22:53:02 | Weblog

私の耳が好きだと・・・
あのひとは言う。

私の髪をかきあげ、耳に触れて、
耳の立ったうさぎみたいだ・・・と笑う。
その可愛い耳が大好きだと・・・と笑う。


こんなに細くて小さな指なのに、ちゃんと関節があって、動くんだね?
なんで、ちゃんと機能するのだろう・・・?
あのひとは、不思議そうに、私の指に触れる。

この指と耳は、私のもの・・・。
誰にも、触れさせないで・・・。

あの人は、そう言って、笑う・・・。


耳の立ったうさぎは、恥ずかしさで、いっぱい・・・。
あのひとの視線にうつむくばかり・・・。


ほら・・・昨日満月が、苦笑いしてる・・・。

うさぎの耳は、真っ赤に染る。

ほら・・・十六夜の月が、少しだけ欠けながら、苦笑いをしている。


お月さまに嗤われてしまった・・・耳の立ったうさぎ・・・。