鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画『Top Gun:Maverick 』

2022-05-31 23:58:12 | 演劇・映画

午前中雨。

最高気温20度の肌寒い一日。

 

5月末日。

今日は、銀行も郵便局も・・・そして、コンビニエンスストアも混雑していた。

そう・・・月末で、自動車税納付期限の日。

コンビニエンスストアは、納付のお客さんの列。

 

夕刻より、隣市シネマコンプレックスにて、『トップガン マーヴェリック』を鑑賞。

映画『トップガン マーヴェリック』ファイナル予告

 

平日の17時前の上映なのに、お客さんが多かった・・・。

前作は、1986年公開。

36年の時を経て、かつては、青春の輝きで溢れていた主人公・コード名:マーヴェリックも退役の年齢となり・・・。

前作を知るひとにとっては、涙もの・・・懐かしい。

あのオープニングテーマを聞くと・・・若かりし頃を思い出す・・・。

 

あれから36年後。

時代の流れ。

かつては存在さえ認められなかったのであろう・・・女性パイロットの出現。

次世代型戦闘機。

(映画の中の仮想敵国)

 

映画的には、アメリカ映画の王道・アクション映画だったのだけれども・・・。

おお!懐かしいぞ・・・F14戦闘機・・・あれは、トムキャットくん。

優美なフォルムだったなぁ・・・昔の戦闘機。

あの頃・・・沖縄-横田基地間を20分前後で飛ぶ戦闘機だった・・・(と言うハナシを沖縄を旅行した時に、バスガイドさんが説明していたけれども)。

  *追記(もしかすると、F14戦闘機ではなくて、B52爆撃機の話だったかもしれません。F14だったら、20分も掛からん・・・ような気がします)

 

かつてのアメリカ。

世界の警察。世界の正義・・・。

 

・・・そんなアメリカを象徴するかのような今回のトップガン。

落日のアメリカと、マーヴェリックが、重なった・・・(ような気がするのは、私だけかも)。

いつまでも若くはない。

いつまでも、世界一の国家じゃない・・・。

 

いつか戦闘機もAIが支配していくのだろう。

・・・それでも・・・人間にしか出来ないこともある・・・。

 

痛快アクション映画だけれど、懐かしさ・・・時の流れの残酷さ・・・。

そして、この映画は、王道の名作。

 

 

 

 

 

 


いつもと変わらぬ母が居た・・・夢

2022-05-30 23:04:40 | Weblog

猛暑一段落?

天気変わり目か・・・気持ちよい晴れ間なれど、空気が湿ってきたような・・・???

 

明日から雨という予報だったので、オオモノの寝具など洗濯。

階段、キッチン、お手洗いなど清掃。

少し疲れる・・・。

 

夕刻・・・洗濯物を取込むためにベランダへ。

ベランダへ出ると、いつも家屋玄関に繋がる雑木林の小道の入口から、トコトコと歩いて帰宅する母を探してしまう。

もう1年以上前に、母は逝ってしまったというのに。

未だに、耳に残る・・・私によく似た声。

 

私は、母が、『美味しい。』と言ってくれる時が一番好きだった。

 

多趣味だったけれど、加齢とともに、家に籠る時間が長くなって、その趣味の活動も続けることができなくなってきていて、

『今の楽しみは、食事だけ・・・。』

と、毎日、私が作る食事を、待っていた。

だから、食事は、出来るだけ、意に沿うよう、毎日、食べたいものを聞いてから、作っていた。

 

そして、亡くなる1年前には、脊柱管狭窄症で、歩くのが困難になってきても、歩かないとダメになる・・・と言いながら、痛い脚を引きずって、あの小道を歩いていた・・・。

 

まだ、母が生きているような気がしている。

階下に行けば、テーブル代りの炬燵横の長椅子で、毎日、毎日、繰り返す。

『暑い、寒い、痛い、美味しい・・・。』

そんな声を聞きたくて、でもふと気が付くと、もう母は、この世には、居ない・・・って、ことに、もう何百、何千回・・・気づいたことだろうか・・・???

いまだに、母ロスが消えないや・・・。

 

今朝も母の夢をみた。

いつもと変わらぬ母が居た・・・。

 

 


5月の猛暑日。

2022-05-29 23:46:57 | Weblog

猛暑日。

・・・暑い日曜日。

最高気温33度と天気予報では伝えていたけれど、拙居室では、29度止まり。

それでも、宵になっても、気温下がらず・・・とにかく暑い・・・。

 

それでも、日中は、涼風が立ち、このへんが、真夏とは違うんだろうなぁ・・・。

 

昨日外出したので、なんだか、とても疲れて、身体がよく動かない。

体力無いなぁ・・・。

暑さも相まって・・・(いやいや、万年、怠いのよぉ~~~)。

身体が動かないのなら、本でも読もうかな・・・などと思うけれど、読書からも随分、遠ざかって久しいかな。

 

暫くぶりに、長編韓流時代ドラマ『善徳女王』など視聴している。

なかなかに面白いドラマではあるな。

 

・・・だらだらとドラマを見て、うとうと眠った・・・猛暑日の5月最終日曜日。

 

 

 

 

 

 


真夏日・素麺

2022-05-28 23:30:25 | 食・料理

最高気温30℃越えの真夏日。

昼前から県央へ。

車を運転していると、光の強さで、露出している腕などが、痛いような気がする。

 

夕刻、帰宅して、今年(たぶん?)二度目の素麺を茹でる。

素麺は、副菜が難しい気がしていて、素麺だけだと栄養が足りない。

それでも、食欲がなくなる熱暑の日などは、冷たい素麺とネギ、茗荷、生姜、大根卸などの薬味があれば、それだけで、充分。

 

今日は、県央の稲荷寿司テイクアウトの『きつね福』で、稲荷寿司を買ってきて、素麺のオカズ?に。

稲荷寿司がオカズ・・・ってのも、ちょっとヘンだけれど。主食だけれどね・・・。炭水化物×炭水化物で、糖質てんこ盛り・・・たまにはいいか・・・。

作り置きのキャロットラペ、酢漬けの姫胡瓜、温泉玉子など、簡単なものばかりの夏の始まりの夕食。

 

希釈しない麺つゆは、日持ちしないので、開栓後、冷蔵庫に保管し、3日以内にお召し上がりください・・・と但し書きがあって、ひとり暮らしでは、3日間麺類を食べないと消費できない麺つゆの量。

ちょっと調べてみたら、麺つゆは、冷凍できるそうで、凍らせて保存して、麺など茹でている間に、すぐ解凍して、つめたい麺類がたべられることを知った。

去年、母が亡くなる前に、(大量に)買っておいた素麺は、去年は、わたしひとりで、消費することができなくて・・・というよりも、食欲が落ちて、麺を茹でるのも億劫だったし、何しろ、母が、麺類を消費(・・・といっても、1回に茹でる量は、わずか30g程度だったのだけれど、食べる頻度が多かった)していて、母の好物だったから、素麺をみると悲しくなってしまう。

暑かった日の夕餉の素麺。

若かりし頃は、素麺なんて、美味しいと思わなかった。

いくら食べても、満腹感が来ない感じで、副菜も、暑い日に天麩羅って、作るのがイヤだったし。

今は、夏にはなくてはならない食材のひとつになったのかもしれない。

・・・昔は、素麺よりも、ラーメンの方が好きだったんだ。

・・・そういえば、母もラーメンは好物だったな。

亡くなる1年くらい前から、ラーメンを食べたい・・・と言わなくなったけれど、お昼どきなど、ミニカップ麺にお湯を注いで、食べていたけれど、あまり美味しくないね・・・とか、言っていた。

それでも、終生、ご飯などのお米よりも、麺を好んでいた母だった。

 

 


バカな身体

2022-05-27 23:37:07 | 健康・病気

朝から本降りの雨。

午後から晴れ間ものぞいたけれど、宵から雷雨。

梅雨まじか。

 

朝方、雨だったので、少し寝過ごしてしまった。

どうせ、雨なんだし・・・。

いつも、何かしなくては・・・と、気ばかり焦っていても、結局、何をするでなし・・・。

ホント・・・なんにもしたくない。

 

朝起きて、珈琲を飲んで・・・なんてコトは、寝ている間に蒸発?してしまった水分を補うために、飲みたくなるみたいだし、だったら、トイレに行かなければ、体内の水分なんて、さほど蒸発しないんじゃないか・・・などと、どうでもいいことを考えるし、食事も、お腹が空かなければ、食べないで、ずっと身体を横にして、エネルギーの消耗を抑えていれば、いいのだろうし・・・なんてことをしていると、筋力が弱くなって、そのうち歩けなくなって、寝たきりになっちまうから・・・なんて考えて、珈琲を淹れるお湯を沸かしながら、キッチンのコンロ前で、スクワットなんかしてみたりする相変わらずのバカである。

そういった行動が、なんだかとても面倒で、面倒で、もう面倒で、出来るならトイレだって、極力行きたくないけれど、トイレは、決まった場所以外では、始末に困るから、仕方が無く・・・階下のトイレへ向かうのだった。

・・・なんだ、それじゃあ、この面倒な身体を養うために、人生の時間の殆どを使っていて、こんなに面倒みているのに、身体は、理不尽に、痛いだの、怠いだの、苦しいだの・・・と、私自身が、望まぬ要求ばかりしてくるので、仕方が無いので、いろいろな健康法などの本を読んだり、調べたりして(・・・といっても、この健康本など、以前は、母のために読んでいたのだった)これじゃあ、私は、このわがままで、バカな身体の奴隷じゃないか・・・。

こっち(体以外の私)の要求なんざ、なにひとつ聞いてくれないのになぁ・・・。

電車の中で、気持ち悪くなったり、静まり返ったお昼まじかのオフィスで、空腹のおなかが、鳴る音を発してみたり、絶対休めない決算期に、片頭痛の発作を起こして、吐いたり・・・。

頼む・・・今日一日でいい・・・普通でいてくれ・・・明日は、ブっ倒れても構わないから・・・とか、何度思ったことだろうか・・・。

 

私の身体は、本当に、馬鹿だ。

私の脳もかなり、馬鹿だと思っていたけれど・・・って、脳も身体の一部だよな・・・考えてみれば(考えなくてもわかることだけれど)。

私は、脳か、身体なのか・・・なのに、何故、思い通りに動いてくれないんだろう。

 

身体の馬鹿野郎!(野郎じゃないけど・・・)

どうも、自分の身体って、自分じゃないような気がする。

 

腰痛は、腰のヤツが、痛い痛い・・・って訴えてくるけれど、そんなに酷使した覚えはない・・・(もっとも、一時期、物凄いストレスを忘れるために、うつ伏せになって、ロールプレイングゲームを一晩中やって、それを数か月やっていたら、ぎっくり腰になって、救急搬送していただいた・・・という・・・コレは、私(脳?)の責任だと思うのだけれど・・・)。

痛くなるには理由があるのだろうが・・・。

そのストレスってのが、多岐に渡っていて、主に、毎月の月末・月初の経理処理が、大変なストレスで、それはもう・・・たいへん過ぎて、眠れないから、ロールプレイングゲームやって、気を紛らわせていた・・・ということもあったりで。

心とか、気持ちと身体が、連携してくれないんだよな・・・多分ね・・・。

 

甘い物を脳と心?が欲している。

甘い物が食べたい・・・。

でも、甘い物を食べると、身体が悪い反応をする。

・・・或いは、ガン細胞が、糖分を欲しているのか・・・。

よくわからんが、甘い物が食べたい。

甘い物を食べると、幸せなのに、身体は、ガタガタ壊れていく・・・。

 

なんだんだよ・・・コレ・・・???

 

私の身体は、本当に、バカだ!!!

 

 

 

 

 

 


『清水ミチコ トーク&ライブ 2022』

2022-05-26 22:18:06 | Weblog

くもりがち。風が湿度を帯びてきて、それでもまだ爽やかな五月の風。

 

先週末(5月21日)。

『清水ミチコ トーク&ライブ 2022』

を見に県央迄。

開演時間を1時間カン違いして、最初の20分を見逃してしまったのだけれど。

清水ミチコさんのライブを前回見たのは、2010年5月で、あれから、もう12年も経過してしまったのか・・・。

 

あの頃は、会社の再編だとか、対人関係、プライベートで、地獄をみたような時期だったけれど、それは、まだ序章に過ぎず、その先、更に、信じられないような出来事が、次から次へ・・・。

 

そんななか、清水ミチコさんのライブで、久しぶりに笑って、笑って・・・こんなに笑ったのって・・・。

そんなことを思い出し、地元で、ライブがあるというので、相方を誘って、今回も笑って、笑って・・・。

 

毎回、時事ネタで、ピアノを弾きながら、替え歌モノマネをご披露するのだけれど、今回は、『4630万円誤振込』事件を、加藤登紀子の『百万本の薔薇』で、ご披露。

ホント・・・捧腹絶倒。

 

最近は、政治家ネタが多くて、小池百合子、麻生太郎、河野太郎なんかのモノマネも傑作。

何故、あそこまで、似てるのかな・・・そして、少し毒を混ぜたような嗤い・・・。

 

それにつけても・・・なんだか、12年前から、地獄続きだったなぁ・・・。

母も死んでしまったし・・・。

 

・・・なんて、改めて思ったり。

 

計画された疫病がはやり、行動が制限され、自由がなくなり・・・世の中もいろいろと変わったのに、清水ミチコの芸は、磨きがかかり、あれだけ、ひとを笑わせるミチコさんは、或る意味凄い。

 

 


外出は、トラブルばかりで・・・。

2022-05-25 17:53:44 | Weblog

くもりがち。時々晴れた夏日。

梅雨時のような・・・それでもまだ風は、乾いた感じで・・・。

 

先週末(5月20日)から、週明け・・・そして、もう週中で、何もしないうちに、日々だけが、過ぎていくというか・・・。

時間の浪費といえば、そういえなくもないのだし、生産性は、全く無いので、生きていても無駄かもしれない・・・などと思ったり。

 

週末は、相方の御誕生日で、久々のフレンチコースのランチと夕刻からは、コンサート(・・・というかLIVEというか・・・)を予定していたのだけれど、予約したレストランは、以前、(相方的には)高評価で、ここ3回程、予約満席、訪れることができなかったので、少し早めに予約して、座席を確保したにもかかわらず・・・(相方的には)期待してたあの味ではなかったです・・・との厳しいご批評。

訪れた週末も、店の入り口ドアには、満席御礼の札。

 

最近、地元のテレビによく出演してたあのシェフの姿は厨房にあらず・・・。

 

あまり満足して貰えなかったみたいで(私的には、そんなに悪かないでしょう・・・といった感じなのに)。

 

そして、夕刻・・・。

私のボケ・ミスで、コンサート開始時間を1時間間違え、開演後、20分経ってからの入場と相成り・・・。

 

なんてことだ・・・。

 

そういえば、このところ、演劇、コンサートの類は、からっきし・・・だったから、以前は、ちゃんとやっていた開演時間チェックを怠っていたし。

17時開演なのに、18時開演と勘違いしてしまっていた。

コンサートは、途中からでも、充分楽しめたのだけれど・・・。

 

外出時に持ち歩いている御茶を入れたマグボトルの栓が、上手くしまっていなくて、バッグの中が、御茶びたし・・・それが、ジーンズもお茶びたしになってしまった・・・(コレも以前に、同じことをやらかして、栓は、きっちり締めることを注意していたのだけれど・・・)。

このステンレス・マグボトルは、近所のドラッグストアで、購入した物で、処分品だったので、半額で販売されていて、色もイラストも可愛かったし、栓も取り外して丸洗いできるので、気に入っていたけれど、洗うために外したパッキンのゴムを、栓に取り付けるのに時間がかかるし、栓も一回じゃ閉まらない・・・中国生産品だったからなぁ・・・。設計不良というか、作りが粗雑というか・・・扱いに手間もかかるものだった。

 

とても、とてもな・・・週末だった。

 

最近、外出するとトラブルばっかり・・・。

まあ、いろいろと続くこともあるわな・・・。

 

断水の次は、ステンレスボトルの漏水か・・・しかも断水も、漏水も二回連続だし・・・。

 

なんだか、今年の5月は、長い気がする・・・ゴールデンウィーク終了から、3週間経っていないのに、もうずっと過去のことのように思えてくる。

 

 


遅ればせながら、14回目の月命日

2022-05-20 23:34:24 | Weblog

くもりがちで、蒸し暑い・・・空気が重たい週末。

 

朝から、古畳の処分のため、クリーン・センターへ。

畳は、一日3枚迄の持ち込み制限があるので、8畳分、都合3回に分けて搬入。

これで、古畳の処分はおしまい。

 

午前9時。珈琲店で、モーニングメニュー。

先週金曜日と同じパターン。

 

今月の月命日には、断水で、墓所参りに行くどころではなくなったから、今日訪れた・・・遅まきながら14回目の月命日。

墓前でも、相変わらず、愚痴ばかり言っていた。

こんなに早い時間の墓参ってしたことがなかったのだけれど、平日の午前中は、誰もお墓参りなんでしないのだろう・・・墓所には、わたしひとり。

 

そのあと銀行だの、食材だの買い求めて、正午前には、自宅に戻った。

 

今年の梅雨入りも、もうマジカかな・・・と思わせるような湿度の高さだったけれど、吹いてくる風は、梅雨時のソレとはちがって、やはり五月の風だった。

気持ちの良い風に吹かれ、ベランダで、母の戻ってくるのを待っていたあの日の事など思い出し。

結局のところ、無職になって、一日中、母の近くにいて(1階と2階だけれど)・・・その約8年間が、もっとも穏やかで、幸せな日々でもあったんだな・・・と改めて思った・・・最も、母が老いて、身体が動かなくなって来た最後の1年は、いろいろとストレス・フルな生活でもあったのだけれど。

 

今考えると、無職になったタイミングが、よかったのかも・・・。

新型コロナの流行、母の死・・・もし、勤め人だったら、耐えられなかったかもしれない。

あのときは、最悪と思えたことが、なんだか違って思えてきたりする。

とても、とても、辛い日々だったのだれど、少しは良いことだったのかも・・・。

後付けの屁理屈かもしれないけれども。

 

 


ニセアカシアが散った日。

2022-05-19 23:23:23 | Weblog

乾いた風のここちよい五月の晴天。五月晴れ。夏日。

やはり、五月は美しい。

エメラルドの風。

 

先週、ニセアカシア(針槐・はりえんじゅ)の淡いクリーム色の花が満開だったけれど、6日間の断水で、花を見るゆとりがなくて、気が付いてみれば、拙宅入り口の大きなニセアカシアの木の下に、カラカラに乾いて枯れた花房や花びらが落ちていた。

五月の初夏の頃は、木に咲く花を見ることが多いけれど、ニセアカシアは、よくみないと花がついているのがわからない。

藤のような花房が、風に煽られ、パラパラと落ちてくるのを、木の下で、眺めていたのは、子供の頃(子供の頃といっても、この家に越してきたのが、中学生になった頃だった)。

それ程、好きな花ではなかったけれども、一番好きな五月に咲く花だったから、毎年、飽きもせず、眺めていた。

 

ニセアカシア・・・。

家の敷地にあったから。意識せず、好みもしないのに、ソコにあったのが・・・ニセアカシアだった・・・(のかもしれない)。

 

ニセアカシアの木の下を、強い初夏の日差しの中、歩いて帰ってきた母も、もう居ないこの家。

母は、(たぶん)散った花の上を歩いていても、ニセアカシアの木の下を歩いていたなんて、気づきもしなかっただろう。

 

母は、この家で死にたいと言って、望みを果たした。

 

母は、父が嫌いだったから、父が生きている時は、この家は嫌いだった(のだと思う)。

 

父が亡くなってからは、庭の手入れや、家庭菜園などをして日を送った・・・。父が居たときには、手伝おうともしなかったのに・・・。

父が居なくなって、この家の主人となった母は・・・たぶん、この家を少し好きになったのかもしれない。

そして、晩年には、この家で死にたい・・・と望んで、でも、望みは叶わないだろう・・・なんて、書き綴っていたけれど、最後は、この家で、死んだ。

望みは果たしたけれど、結局のところ、病院や介護施設では、死にたくない・・・ってコトだったから、病院や介護施設以外、そして特に、この家でなくても、他に死に場所があれば、よかったのかもしれないのだけれど・・・。

 

たぶん、自分が、死んだなんて、気が付かないうちに逝ってしまったんだね。

 

・・・また母の話になってしまった。

母から分離できるのは、いつのことになるのだろうか?

 

今朝も、母の夢を見た。夢の内容は、思い出せないけれど、母が出てきたのは覚えて?いるような気がした。

或いは・・・母の夢を見たような気がしただけだったのか・・・。

 

 


脆い爪・脆い心

2022-05-18 21:32:44 | 健康・病気

一週間ぶりの晴天。

朝方は、まだどんよりと曇っていて、霧立ち込める・・・朝で、それで、少し寝過ごしてしまったけれど、陽が照ってきたので、洗濯物など。

時間が経つにつれて、湿度がどんどん下がって行って、爽やかな初夏日和。

明日も、晴れの予報だったから、寝具などのオオモノを洗濯しよう・・・。

 

私は、爪が柔らかくて、脆くて、少し伸びてくると、折れたりしてしまう。

そして、折れかけた爪を、自分で、毟ってボロボロになってしまうので、綺麗に手入れされた爪を持つ人がうらやましい。

爪をむしる・・・と爪の付け根の皮膚が破れて、そこから細菌に感染し、赤く腫れて膿んだりして、子供の頃は、御砂場遊びなんかした数日後は、病院で、切開して排膿する・・・なんてことが、しょっちゅうで、今も、切開には至らぬものの、爪の縁が、傷だらけ・・・。

自分自身の自傷の一種なのかもしれない。

無意識に髪を抜いてしまうこともあったりして、コレも精神的な病気(トリコチロマニア)なんだろうなぁ・・・。

死に至る病ではないけれど。

 

昔から、自分を抑圧し続けた・・・。

なにひとつ、自分の意見が言えなかった・・・。

自分の意見を言って、それが問題になることを極度に恐れた・・・。

だから、言わない方がいいって思った。

 

これから、本当にひとりになって、もう自分を抑圧しなくてもよくなれば、治るかな???

脆い爪、脆い心。

 

爪は、ケイ素とか、硫黄といったミネラル不足で、脆くなる・・・。

心によい栄養素って・・・あるのかな・・・???

心の闇はますます深く。

 

明るい初夏の朝に夢をみた。

 

亡父に怒られる夢だった。

でも、私は、夢の中で、亡父に、反論できていた。

 

そして、姪が、母が夢の中で、『30年後にまた会える。』って言っていた。

 

夢の夢の予言???

私の寿命って、あと30年?なのかな???