鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ディレイビューイング:新作歌舞伎 風の谷のナウシカ・後編

2020-02-29 23:56:36 | 演劇・映画

閏年・2月29日。4年に一度の『29日』

 

昨日(2月28日)は、夕刻より、隣市シネマコンプレックス迄、ディレイビューイング:新作歌舞伎 風の谷のナウシカ・後編を鑑賞に。

アニメ映画の『風の谷のナウシカ』のその後の物語。

後半は、歌舞、音曲の総出演。

義太夫、常磐津、清元(区別がつかないのだけれど、三味線、笛、鼓など、雛壇で演奏するアレです)。

尾上菊之助演じるナウシカが、歌舞伎舞で、物語を音曲で、繋いでいくあたり・・・ああ、コレは、やっぱり、歌舞伎なんだなぁ・・・と。

『鳴神』から出てきたような坂東巳之助演じるミラルパ皇弟、巨神兵の尾上右近の赤獅子、中村歌昇の白獅子の連獅子舞。

終幕にかけて舞台も盛り上がり。

後半の狂言回しは、トルメキア帝国ヴ王の宮廷道化役・中村種之助。一種異形のつなぎ役。身の軽さ、コミカルさ、シニカルさを混ぜ合わせたような道化ぶりが、目を引いた。派手な衣装、奇抜なメイクもかの世界と違和感もなく。

舞踊と謡で、進行していく展開になると物語は、少し難解でもあった。

森の人セルム、箱庭の主と美しいヴィジュアルの登場人物の不意の登場で、このヒト誰?的な・・・。

やはり、原作読まないと・・・理解が、追いついていかないところもあるにはあったが・・・歌舞伎なんて、殆ど意味分からず・・・なところもあっても、音曲と衣装、雰囲気だけでも充分楽しめる(と思う)。

 

前後編を通して、久石譲の音楽を、琴、三味線、笛などの和楽器の音色が、舞台を際立たせている。全く違和感がなく、『ナウシカ』の世界観を美しく構築する柱のひとつとなっていた。

 

『風の谷のナウシカ』を歌舞伎で・・・って、どうやるのだろう・・・と思ったのだけれど、前後編6時間を飽きさせることなく、楽しませる演出は、流石に、今勢いのある演出家G2ならでは。

 

小劇場から、歌舞伎の演出は、野田秀樹をはじめ、宮藤官九郎、横内謙介、前川知大などが手掛けているが、伝統と斬新さの融合が、難しいようで、傑作、駄作と評価が分かれるところだけれど。

ジャンジャンやって、そして、映画館で、中継してください・・・と切に願う・・・(手許不如意なので、観劇に行けないし・・・)。

 


空中戦 & ラドンさん

2020-02-28 22:45:56 | 自然・気象

風もなく、穏やかな如月の月末。

気温は、平年並み、暖冬と言え、やはり寒い。

 

午前中、居室裏の雑木林で、カラスがなにやら大騒ぎをしているので、窓の外を見上げると、数羽のカラスの他に、カラスをほぼ同じスケールの白い鳥が、一羽のカラスに追われていました。

あとわずかで、カラスに捕まりそうなのを振り切って、逃げおおせたようでしたが・・・。

光線の加減によっては、旋回した翼が、銀色に見えて、カラスよりも、少し細身な感じもしました。

雑木林は、今、冬枯れで、殆どの木々が、葉を落としているので、露出したカラスの巣皿をいくつか見ることができます。

今年は暖冬なので、カラスの繁殖も始まったのか?否か?

庭の白梅も満開になっていました。

 

鳥類は、恐竜が祖先ということで、環境に会わせてその身をコンパクトに改造して、今に至っているようですが、恐竜のまま現存したらなら、怖い話ですね。

↓ゴジラ映画で、立ち位置が、ちょいちょい変わらるラドンさん(相方のコレクション)

ラドンさんは、怪獣というより、恐竜が、阿蘇山で、なんらかの進化?というか変化?というか、ソレで誕生したという設定のようで、去年公開されたハリウッド版ゴジラでは、ゴジラを裏切り、キングギドラ(作中では、ギドラ)の手下になったという設定で、コジラファンからは、『裏切りクソバード』という不名誉なニックネームを付けられた・・・少々気の毒な怪獣さんです。

 

↓ゴジばんのラドンの卵を温めるミニラ。

ゴジばんも終わってしまいました。

ベビー・ラドンは、可愛かったな・・・ロロロ・・・。

 


コロナ・ラプソディ②長い春休み

2020-02-27 23:06:50 | 社会・経済

くもりがち。気温平年並みとか・・・。

 

3月から、全国の小中高校は、春休みに入るそうです。

地域によってちがうかもしれないけれど、4月上旬迄の長い春休み?になるようです。

コレも、新型のコロナちゃんの影響らしいけど・・・。

フツーのインフルエンザに比べて感染率も致死率も低くて、パンデミックというには・・・???の疑問符付ですが・・・この政府の対応は、きっと、重大な何か情報を、隠匿しているようです。

新型肺炎に感染し、治癒後、再発すると、かなり重篤になる症例が出現したそうで、新型コロナには、かのエボラ、HIVの遺伝子が組み込まれた生物化兵器という噂は、以前からありましたが、コレかも???

免疫機能にダイレクトに侵入し、完全に免疫ができないと、再発、または違う病気に罹った時に、免疫機能が、仕事をしなくなるという・・・面倒なヴァイラスのようです。

何処迄、本当かわからないけれど・・・。

 

マスク、消毒液(エタノール)は、未だに、買えない(マスクなどは、コンビニエンス・ストアで、入手できた!というヒトもいたけれど)。

・・・で、お次は、中国に生産を頼っている紙類・・・トイレットペーパーが、品薄だとかで。インターネット・ショップなども、品切れ・入荷待ちのものが多かったようで、いつも使っている3倍巻きは、在庫がなかったんだよね。

そんなコトもあろうかと先々週、少し多めに購入して、僅かながら備蓄はあるものの・・・ハテサテ?

昭和40年台のオイル・ショックの時も、トイレット・ペーパーが無くなる!ってんで、奥様方が、血眼で、買い漁る・・・なんてことがあったけれど、そのときは、我が家人が、調達に行ったと言っていた。まだお子ちゃまだったので、よく覚えてはいないのだけれど、後のニュース映像など見るにつけ・・・奥様方って、凄いわね・・・って感じで・・・。

 

普段、使っているものが、品薄で、買えないっていうのは、たぶん、インフレってヤツかな?

コレ迄、デフレ経済で、モノが大量に溢れていた時代から、モノが無くなって、物価が上がるってコト・・・とは、また少し違うか・・・

でもなぁ・・・400円前後だったエタノールが、1500円に値上がりしても、必要で買うのか(或いは、転売目的なのかは不明だけれど)、生活必需品が、スグに買えない・・・しかも、わずか1か月の間に、2倍3倍当たり前、5倍10倍っても・・・。

やはり適正な値段という指標というものは、或る程度必要なんでしょうね。

いくら需要と供給の資本主義経済の原則でも、使捨てマスク100枚で、3万円とかって・・・あんまりです。

 


熱いお茶

2020-02-26 23:42:44 | Weblog

曇りがち、時々雨。

 

先週の木曜日(20日)。

隣市のシネマコンプレックスで、ディレイ・ビューイングを鑑賞したのだけれど、一緒に行くハズだった相方が、葬儀のため、急遽、紀伊半島に向かったので、ひとり映画となって、上映時間が、夜の7時。

上映前に夕食を・・・と思ったのだけれど、シネマコンプレックス隣接の総合ショッピングモールのレストランなどは、あまり美味しいお店もないので、自宅で、サンドイッチなど作製し、持参して、車の中で、食した。

パンには、飲み物が必須で、会社勤めのときに、買った保温ポットに、少し高額な八女茶を入れて持参した。

たっぷり入れて持って行ったので、物凄く熱い。

最近の・・・(と言っても、購入から10年?くらいは経っていて)保温ポットは進化したなぁ・・・なかなか冷めない。

 

そんなこんなで、半分くらい消費し、残りを持ち帰り、家で、飲もうかと、ティーカップに注いでみて驚いた。

煎茶が、紅茶色に変色していたのだった。

 

・・・何故にこんな色に変色しちまったのだろうか・・・。

長年使っていなかった保温ポットを、使う前に、過炭酸ナトリウムを入れたお湯に、5時間くらい浸け置きし、よくすすいで、お茶を入れたのだったが・・・もしかして、この過炭酸ナトリウムの洗い残しがあって、こんな色に、化学変化を起こしたのか、否か?

そんなはずないよなぁ・・・イヤって程、すすいだのに。

保温ポットのメーカーのHPを調べてみると、煎茶などは、長時間、保温したままだと、タンニンが、お茶を、変色させ、害はないが、風味は落ちる・・・ということであった。

・・・ということは、市販のペットボトルの御茶に添加されている酸化防止剤(アスコルビン酸ナトリウム・ビタンミンC)の含有量って、半端なさそう。

ビタミンCと言っているけれど栄養学的には、価値がなく、取り過ぎると結石などを発症するらしい。

そうだよなぁ・・・煎茶があんな色だったら、誰も、ペットボトルの御茶なんか、買わないよなぁ・・・と思った次第で。

因みに、このペットボトルの御茶は、一杯づつ、急須で淹れているハズもなく、隣の大陸産のクズ茶を大きなタンクで、煮込んで、そのままだと不味いから、様々な添加物(グルタミン酸ソーダ・・・所謂、味の素とか)で、あのようなお茶に仕上げているそうである。

ソレを知ってから、自販機の御茶は、買わなくなった・・・。

 


コロナ・ラプソディ

2020-02-25 23:25:37 | 社会・経済

お昼過ぎより、雨。

雨音と一緒に、キツツキのドラミングの音。久しぶりに聞いたかも・・・。

 

毎日毎日毎日・・・新型肺炎のニュースばかりで、前日のニューヨーク・ダウは、1000ドル超えの下落。日経平均も一時、1000円以上値下がり。

 

結局のところ、症状の軽い人は、学校・会社を休んで、自宅で、大人しくしてろってコトになったらしい。

医療機関へは、来るなってコトで。コレは、概ね正しい。今一番、危険な場所だからな・・・と言っていたら、午後になって家人が、ふらふらして歩けないので、病院へ行くと言い出した。

・・・だって。今、危険だって言ったばかりでしょうに。

ホント、ヒトのハナシなんて、全く聞いてはいないので。

原因は、脚の痛みを和らげる漢方薬を飲んだところ、非常によく効いたので、一日3回と書いてあるから、朝服用して、3時間くらい経ってからまた服用した・・・ということだった。

ソレは、服用の仕方が悪いというか。

漢方は、虚証、実証と身体の体質に合わせて、薬を処方するけれど、家人の服用した薬は、実証~中間証の体質のひと向けの薬で、家人は、虚証で、体重も30kg前後だから、小学生なみの体重なのに、普通の量を、しかも時間をあまり開けずに飲んだので、血圧が急激に上昇したか、或いは、低下したか・・・それで、歩けなくなったのだろうと思い、とにかく、食べることはできるので、食べさせ、様子をみることにした。

特に、吐き気、動悸、胃痛など症状もないので、コレは、ソレ程深刻な状態とも思えなかったので、暫く横になっていると、良くなってきたという。

血圧など測ると、130-80で、家人にしては、普通に戻っているので、病院へは行かずに済んだ。

そうよ。誰が、この時期、病院へ行くって???

それでなくとも、県南の・・・しかも、居住市内で、初の新型肺炎コロナヴァイラスの感染者の出現という噂が飛び交い・・・市長は、控えめに否定は、していたけれど・・・ラジオで(←テレビでないあたり、怪しいかも)。

まあ、そんなこんなの疫病だけれど、フツーのインフルエンザより、致死率が低く、重症化するのは、糖尿病などの既往症のあるひと、高齢者などということで、回復は早いらしい・・・

でも、怖いのは、ソレでなく、たぶん、一度治癒しても、再感染や他の病気を患った時に、免疫不全に陥る可能性が指摘されている点である。

そりゃ、かのエボラ、AIDSの遺伝子が、組みこまれているとか、いないとか・・・そういう類のヴァイラスだから、予後が、怖いってことだね。

更に、何処の国だか、失念したけれど、治癒後、不妊になるという報告もあったようで、やはり、人口削減の生物兵器なのかも?

 

まあ、罹らないのが一番なので、政府の言うように、不要不急の外出は、避け、家で、静かに大人しく読書でもしてろ!ってコトですかね?

 

 


ひとり観劇(或いは、ひとり映画)

2020-02-24 22:44:55 | Weblog

穏やかに晴れた連休最終日。

相変らず・・・テレビは、朝から晩まで、新型肺炎のニュースばかりで、何処で誰が感染した・・・そんな(或る意味、無意味な)情報と、人通りの減った街中の中継とか・・・どうでもいい出来事ばかりを報道している。バカのひとつ覚えってヤツですかね?

先週は、木曜日に、ディレイビューイング、土曜日に、映画と、同じ映画館の同じ映写室での上映だった。

ディレイビューイングは、相方と行く予定だったのだけれど、相方の家の不幸があって、紀伊半島迄、車を走らせ、お通夜、御葬儀に参列し、1泊して、葬儀終了後、再び、10時間かけて、戻ってきた(・・・らしい)。

自宅に帰り付いたのが、午前4時を過ぎてしまったと言っていた。

二人で、交代しながら東名高速を走り抜けたらしい。

新幹線の方が、早くてラクだけれど、ソレは、ソレ・・・今、新型コロナちゃん祭りなんで、気密性が高く、多数の乗客のいる新幹線よりは、まだ自動車の方が、安全だろうし、運賃も、ガソリン代の方が、安くつくらしい???それに、礼服なんぞも車に積めるし・・・というコトだった。

 

私は、ひとりディレイビューイングを、楽しんだ。

考えてみれば、都内へ観劇に行くときも、ずっとひとりだったし、一人の方が、気楽なときもある・・・し、それでなくても、高額なチケット代金を支払って、超絶つまらない演目に当たる可能性の方が、高いので、こと観劇(とか、ディレイ、ライブビューイング)は、余程、親しい人以外は、お誘いできない。

以前は、劇場でお連れ様のいる人たちを、羨ましく思ったこともあったりした。

相方も、ひとり映画、ひとり観劇をしていたひとで、時間を割いて、映画館などには、よく訪れるので、似たような趣味なので、誘いやすい。

 

そして、何より、地元から、都内への70分也、90分の移動時間を、ひとりで過ごすには、MP3(←今時、あるのかどうかわからないけれど)などの音楽再生機器が必要だった。

音楽など聴きながら、ひとり車窓を眺めるのも、悪くはない。

お連れ様が居れば、移動時間などは、あっという間に過ぎてしまうし、観劇前の食事なども楽しい。

 

それでも、時々、ひとりで、ゆっくり演劇映画を鑑賞するのも・・・悪くない・・・。

 

 


映画:1917 命をかけた伝令

2020-02-23 14:23:51 | 演劇・映画

強風。

 

昨日(2月22日)は、お昼過ぎより、相方と隣市シネコンへ、『1917 命かけた伝令』を鑑賞。

第一次世界大戦中、膠着するドイツ軍との戦いの中、退却の伝令を伝えるイギリスの青年兵2人。

戦車、機関銃など武器の進化により、塹壕戦を余儀なくされた第一次世界大戦。

ドイツ軍、イギリス軍ともに、ヨーロッパ大陸ベルギー・フランス・ドイツの国境付近に延べ700キロメートルにも及ぶ塹壕を掘り進んだ・・・という。

塹壕は、機関銃などから身を守るための堀なのだけれど、なんとなく知っていたくらいで、映画でみて、びっくりした・・・。

雨が降ればぬかるみ、衛生状態は、極限。結核、チフスなどの蔓延で、命を落とす兵士も多かったと聞く。

そんな塹壕を駆け抜け、戦友は、命を落とし、単身、ドイツ軍が、占拠した街を抜け、イギリス部隊の駐屯地へ、走る走る走る・・・。

 

誰もが、半年で終わると思っていた第一次世界大戦。

それが、1年過ぎ、2年過ぎ、3年経っても、一向に終わらない戦争。

英国の戦費は、一年間で、国家予算の6倍となり、戦費回収のため、ドイツ軍には、負けられないアメリカの参戦で、カタがついた。

 

因みに、ここ数年、秋口、春先などに流行したトレンチコートは、第一次世界大戦の塹壕(トレンチ)が、発祥だとか?

雨や泥をから身を守る撥水性の素材に、軍用の銃器の身に着けるための肩のベルトやポケット。

・・・でもなあ、あの泥だらけの塹壕では、折角のトレンチコートも・・・。

 

英国二大俳優、コリン・ファース、ベネティクト・カンバーバッチも、ほんの数分の出演があった。

 

それにつけても・・・。

今年のアカデミー賞は、なんとも・・・。いや・・・今年もか・・・。

英国映画は、見向きもされず、キムチ映画が、受賞とはなぁ・・・。

 

全編ワンカット撮影の迫力。

欧州に咲く桜の花、川面を流れる白い花びらの乱舞、草原に咲く黄色い野の花(きんぽうげ?或いはポピーか???)の美しさ。

戦場にも花は咲く。

 

 


ディレイビューイング:新作歌舞伎・風の谷のナウシカ・前編

2020-02-21 23:33:34 | 演劇・映画

昨日(2月20日)は、夕刻より、隣市シネ・コンにて、ディレイビューイング・風の谷のナウシカ(前編)を鑑賞。

昨年末、新橋演舞場にて、上演された新作歌舞伎・風の谷のナウシカを、映画館で、上映。

『風の谷のナウシカ』は、言わずと知れた宮崎駿の代表作で、1984年頃、アニメーション映画で公開さた不朽の名作。

この映画版は、物語の一部で、今回の新作歌舞伎では、第一幕に相当するようで、ストーリーに多少の変更はあったものの、二幕では、トルメキアとドルクの列強、(たぶんこの物語の)主役であろうトルメキアの皇女・クシャナの物語が展開されていく。

ナウシカの優しい性格を、尾上菊之助が、控えめに演じた・・・というより、クシャナ役の中村七之助の力量が上回ったような気がする。

ナウシカの物語より、クシャナの物語が見たいと思ってしまう。

それ程、七之助のクシャナには、高貴さと力強さがあった。

アニメ映画のクシャナの印象的なセリフがある。

『我夫となるものは、更におぞましきものをみるだろう。』

歌舞伎では、『おぞましきもの』は、外見上では、みうけられなかったけれど、後半どうなるのだろうか???

 

そして、ミラルバ役の坂東巳之助のあの存在感。

高貴なるもの、此の世のもの区別する藍の隈取で、重厚な幽玄ささえ感じさせる。場の空気を凍り付かせるようなその圧倒的な佇まい。

巳之助と言えば、スーパー歌舞伎Ⅱ・ワンピースで、独り勝ちしたボン・クレー役が印象に残っているけれど、あれは、序章にすぎなかったようだ。若干30歳の若者の持つ雰囲気ではないドルクの神聖皇帝役は、老練な役者のようでもあり、その美しさは、観るものを圧巻する。

鬼神の役がよくにあう。

今一番旬なのではないだろうか。

・・・という訳で、少し影が、薄くなってしまった菊之助だけれど・・・。

ディレイビューイングならではのアップの画像などをみると、横顔などは、ご母堂の藤純子そっくり・・・で。

かつて一世を風靡した緋牡丹のお龍。

 

ディレイビューイングは・・・やはり10代の少女・ナウシカを、おっさんの歌舞伎役者が演じている・・・という感じが、顕著に現れる・・・ということだろうか?

七之助演じるクシャナとて、物語では、ハタチそこそこか、或いは、まだ10代かも知れず・・・ソコは、アニメ映画と比較するのは、野暮というものだろう。

やはり、歌舞伎は、劇場で、遠目から見るもの・・・なのかもしれぬ・・・が、現状では、手許不如意。

一等席1万5千円だか、1万8千円だかで、前後編で、3万数千円。

往復交通費、食事代など含めれば、軽く5万円は、ふっ飛ぶ世界。

 

ディレイビューイングを催行してくれて有難いことよ。

 

来週から、後編の上映が始まるので、前売り買っておかねばな・・・。

 

 


左目の回復/暖冬・白梅

2020-02-17 23:59:41 | Weblog

くもりときどき雨。

夜から一時、本降り。

 

左目が、だいぶ、回復してきて、ときどき、かゆみがあるものの、充血もおさまって、まずまず・・・。

自家製・塩番茶マヌカハニー目薬の塩の濃度を少し上げて、1%くらいにして、マヌカハニーの含有量を2倍くらいにしてみたところ、効能がアップしたようで、麦粒腫のあの煩わしい痛み(痛みというほどではないのだけれど、ソコに麦粒腫がある・・・という存在を主張するような)は、解消された。

コレ以上酷くなるようなら、眼科医へ・・・と思っていたので、自宅にある材料で、快方に向かい、ヤレヤレといったところ。

口内炎も同じように、うっとおしい痛みだけれど、コチラも、マヌカハニーを塗って、ビタミンB剤を服用したら、症状が軽くなってきて、マヌカハニー恐るべし・・・。

もう少しグレードの高い高額なヤツを買っておこうかな?と思う。

 

雨の止み間に、買い出し。

3日ぶりに市内へ。

白梅が、満開。

例年だと、3月の始め頃に、咲き始めるのに、今年は、2週間くらい早いようで、やはり記録的な暖冬のためだろうか。

水仙なども、もう咲いているし、空気も、もう既に春???(でも、風は、冷たかったな)

 

朝から晩迄。

新型肺炎コロナヴァイラス。

その影響もあってか、GDPが、5期ぶりに、マイナスに転じた・・・という報道。

字幕をみずに、音声だけ聞いていたので、えっ?っと思ってしまったのだけれど、5期ぶり・・・が、ゴキブリに聞こえて、テレビの画面をみると、五期ぶり・・・になっていて、アナウンサーが、『五期』と『ぶり』の間を、僅かに、区切って、発音しているようだった・・・だけど・・・ゴキブリ。

そろそろ、ヤツらも動き出す季節かな。

3月になったら、ゴキブリ駆除用品を買ってこねば・・・。

あと、スズメバチの女王を仕留めるあのスズメバチ・・・なんとか・・・も。

 

暖かくなると、ソレは、ソレで、いろいろと面倒なこともあるなぁ・・・。

 


目っ!目がぁぁぁぁぁぁ!!!!!

2020-02-16 23:44:45 | Weblog

雨降ったり止んだり・・・の日曜日。

 

寝起きに・・・

『目っ!目がぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

・・・天空の城ラピュタ・・・ごっこをしている。

左目の傷口?と思われる裂け傷に、黄色ブドウ球菌が感染したらしく、白血球などの免疫部隊が、細菌と死闘を繰り返しているようで、マクロファージが捕食したと思われる残骸で、目が貼り付いてしまい、開かないので、自家製・塩番茶マヌカハニー目薬を、ティッシュに含ませ、暫く、そのままにして、ふやかしてから、お湯で、洗って、目が開く・・・という状態。

一日毎に、軽くなって来てはいるのだけれど、どうも、麦粒腫(ものもらい)も参戦してきたらしく、両眼の大きさが、全然違うので、鏡をみると違和感。

麦粒腫は、切開して、膿を出してしまえば、回復も早いのだけれどな。

まあ、いいか。誰に遭うでもなし、仕事に行く訳でもなし。

こういうふうに、些細な不調が、多いので、無職で、有難いなぁ・・・と、相変わらずのクズぶりを発揮している。

コレが、勤め人だと

・こんな顔で、会社に行けない(・・・誰も気にしていないって)

・勤務中に、悪化したらどうしよう(・・・早退して病院へ行けばいいだけのハナシで)

・明日の事を考えると、もう駄目だ。絶対に眠れないし・・・

なんてことで、ますます悪化していくので、毎日が、恐怖であった。

 

そして、今は、新型のはやりやまいが、音もなく?忍び寄っているのである。

 

誰かが、咳をすれば、ああ感染間違いない・・・咳をしたヤツを恨みに思う。

もうソレだけで、具合が悪くなってしまう・・・(気の病だね)

ましてや、コレが、インフルエンザでも、休むのが難しい(現在は、出社停止になるようだけれど)月末月初の決算期だったら・・・と考えると、気がヘンになりそうだった・・・あの頃。

 

麦粒腫、結膜下出血、眼瞼炎?とトリプル。

しかも、ドでかい口内炎迄、発症し。

口内炎も、マヌカハニー(医療用レベル)で、治るようなので、口内炎を発症した部分に、塗っている。

こんなこと、勤めていたら、面倒で、出来ないね。だから病院へ行くんだけどね。

現在は、病院が一番危険な場所なので、急性増悪の症状とか瀕死の重傷とかでなければ、避けた方よさそう。