鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

長かった卯月最終日。

2021-04-30 22:56:33 | Weblog

風爽やかな初夏日和。夏日。

卯月最終日。

 

四月は、過去に、悪い出来事が、あって、毎年、その日になると、トラウマ的に記憶が呼び起こされ、動悸がしたりする。

未だ、過去からの呪縛が解けんなぁ・・・。

 

そして、今日も、風が吹いた。

母の亡くなった日は、冷たい風が吹いていた。

母の葬儀の日は、暴風だった(晴天ではあったが・・・)。

納骨の日は、朝から雨が降ったり止んだり、風も強かったけれど、納骨中は、無風で、家に戻ると再びの強風。

 

・・・やはり、母は、風呼人(かぜよびびと)とだったのだろう。

 

薫風皐月は、明日からだけれど、風が吹く度に、母は、何か言いたいのだろうか?と思ったりする。

たぶん・・・もう、その存在は、記憶に残る人達だけのものだけれども。

 

今年の4月は、長かった・・・。

4月1日が、一年前に思える程に。

 

母という緩衝材が無くなって、無暗、やたらに気を使う。

心の休まる暇がない。

 

まだまだ雑事が山積中。

面倒で、面倒で、面倒で・・・。

 

次は、新盆。

 

 

 


過積載

2021-04-25 20:40:45 | Weblog

風爽やかな一日。

夕刻より、雷鳴、急な雨。東の空に虹。

 

先週、ナントカ、母の四十九日迄、こぎつけた・・・。

納骨が、済んで・・・そして・・・。

葬儀に参列して下さった親戚に、四十九日の法要が終わったというお知らせや、手紙などしたためているけれど、遅遅として捗らず。

思わぬくらい高額のお香典などいただいたりして、その追加の返礼品など選ぶのに、酷く難儀し、疲れ果て・・・。

全く、気持ちが休まらぬ。

焼香に来てくださったご近所の方への御挨拶に、品物をお持ちしても、叱られたり(なんで?だって、母が亡くなったし、もう付き合いも無くなるのに、こんなことされたら困る、気軽に付き合えないではないか・・・と・・・電話で、10分以上も説教されたり)。

ああ、もうメンドクサイし。

 

更に、コレ迄、隣家(と言っても、内側で、戸一枚で、行き来できる弟宅)との緩衝材だった母が、居なくなったので、ダイレクトに接触しなければならず、コレがまた、更に面倒で、気を使う。

更に、更に、拙宅は、親が、再婚同志なので、母親の違う姉と兄、父親の違う姉・・・その緩衝材だった母が、居なくなったで、こちらもどう接してよいかわからぬ。

更に、更に、更に、同じ両親を持つ弟とは、同じ家にいても、不仲で、30年は、会話もなかったのが、今更、葬儀だの、なんだの・・・と相談しなければならず、コレ最大のストレス(最も、カネの話しかしないけど・・・)。

 

私は、もう一杯一杯で、何もかも、面倒で、以前のように、疲れたら一日、休んでいられる(・・・コレも、母の面倒をみるようになってから、叶わぬことになったけれど、1日2日くらいだったら、母も自力で、頑張ってくれて、具合が悪いと言えば、休めるには、休めた・・・)日々が、遠い昔のようだ。

もっとも・・・母の世話がなくなって、食事も、食べるのが自分ひとりだから、簡単と言えば、簡単だし・・・。毎日やっていた事をやらなくても良くなったから、少しは、ラクになってるハズなのに、何故か精神的に、辛いことばかり。

あの母親の緩衝力は、凄いものだったと改めて思ったりする。

そして、更に、更に、更に、更に・・・母が、そっくり残していった膨大な遺品(殆どが、ゴミだけれど)。これが、未だ、キッチンに散乱している訳で。

物心両面で、母は、重い荷物を残していった。

出来れば、全部、捨てたい・・・家も、家族も、親戚も・・・。

私には、過積載すぎるのよ!!!

 

 


映画:シン・エヴァンゲリヲン

2021-04-22 23:35:52 | Weblog

爽やかな初夏の陽気。湿度9%、乾いた晴天。

相方とランチ。

久々のフレンチ・・・。県央の小さなフレンチのお店。

前菜、温野菜、デザート、珈琲は、なかなかだったんだけれど、メインが、ちょっと残念。

接客も・・・ちょっと、残念。

特別なコースを注文したご予約のお客様(ご常連様なのでしょうかね?)と、予約はしたけれど、フツーのランチ・コースの我々とでは、ちょっと・・・いやかなり接客態度が違うような???

ランチ・メニューにないフル・コースのお客様には、シェフ自ら、お料理をサービス。

我々には、マダムが対応・・・だったのだけれど、グラス、お皿を、雑に置かれた(・・・ような気がした?)。

メインのお魚は、焼き加減は、上々なんだけれど、塩が濃すぎ。

リピートは・・・たぶんない。

席数が少ないので、予約しないと食べられないし、メイン通りで、地の利はいいんだけれどね・・・。

 

ランチのあとは、映画。

先月、公開になって、もう1か月半くらいたつのだけれど。

『シン・エヴァンゲリヲン』

新世紀・エヴァンゲリヲン3部作のあと、随分とブランクがあって、やっと最終章。

庵野秀明監督の『落とし前』的・・・作品のようで。

もともと・・・物語が、面倒?で、特に、解説もなく、人類を攻撃?してくる使徒が、何者なのかも、分からず、戦うのは、少女達と少年ひとり・・・という、なんだか不可解な物語設定。

主軸は、葛城ミサトと赤城リツコという・・・コレまた女性の司令官。

結局・・・何だったんでしょうかね???的で。

よくわからない・・・んだけれど、3時間近く・・・特に、飽きることもなく、四半世紀(くらいになるんだろうか?)近く、終結しなかった物語の完結。
やはり、『落とし前』なんだろうな・・・と思って、見ていたりで。

画像の背景が、統一されておらず?演出なのか、ロールプレイング・ゲームのような???それ迄の物語とは、全く違う画像になったりで???

アダム、リリス、リリン・・・ロンギヌスの槍、使徒、ゼーレ・・・何が何だか、良く理解できないうちに、物語は、完結。

 

因みに・・・おとしまえ・・・とは、シロクロはっきりつけること・・・だそうで・・・、そういう意味では、全然、おとしまえをつけられなかった???敢えて、つけない???

落とし前といいながら、落とし前でないところが、エヴァンゲリヲン的と言えば、そう言えるような気もするし、違うような気もするし・・・。

 

コメガネこと、マリの『にゃ~』使いは、可愛いし、マリのセリフは、いちいち芝居がかっていて、面白い・・・???

 

・・・で、結局のところ、一応の完結ってことで、いいのね???ってコトで。

 

次は、『シン・ウルトラマン』で、次の次は、『シン・仮面ライダー』か・・・。

『シン・ゴジラ』で、特撮に目覚めちゃった?庵野監督・・・???アニメは、暫く、作らないのかも?

 

 


救急車

2021-04-21 23:07:57 | Weblog

日中は、25度を超える夏日に。

けれども、朝は、3度で霜注意報・・・服装が難しい。

先程、救急車のサイレン。

早朝にも・・・。

 

母が、亡くなった日。

救急車が来て・・・。

人生二度目の救急車だった・・・(一度目は、ぎっくり腰で、動けなくなり、救急車で、病院迄、搬送してもらった。あのときは、母が同乗してくれたので、おあいこだな・・・)。

乗り心地は、非常によくない車だと思った・・・一度目も二度目も・・・。

 

母は、たぶん、生きていたんだろうと思う。

救急車の中で、アドレナリン?(違うかな???)だとか、そんな注射をして、酸素マスクをして・・・。

春先の・・・寒い朝。

 

そして、今日の朝も、深夜の今も・・・。

救急医療現場って、休む間もないんだろうなぁ・・・コレだけ、頻繁に救急車のサイレンが鳴っているんだもの。

 

今は、疫病で、医療従事者が、どんどん辞めてしまうから・・・。

 

なかなか終息しないCOVID-19だけれど。

そして三度目の緊急事態宣言???

まあ、為政者にも、いろいろと都合もあるんだろうが・・・。

 

 

 


四十九日・風を呼ぶひと。

2021-04-18 21:16:55 | Weblog

母の四十九日法要。納骨。

午前4時半。緑茶を母の御前へ。最後の御茶。

午前7時になると、強風が吹きだし、本降りの雨・・・。

 

お墓に入るのが嫌なのか・・・。

大嫌いだった夫の隣だもんなぁ・・・。

 

それでも・・・。

午前9時には、晴れ間。

午前9時半頃、地震。

私は、1週間前に依頼しておいたお寺への供花、墓前への花束を受取りに、ショッピング・モールへ。

 

お寺は、八重桜の花吹雪。

桜を見ずに逝ったから、旅立ちの日は、花吹雪。

 

薄暗い本堂での法要。

納骨。

墓石の下には、30年前の亡父の古びた骨壺。

 

墓のすぐ下には、市内を縦断する川が、見える。遠くに両毛の山峯。

 

納骨の時は、風は、止んだ・・・。

 

母は、風を呼ぶひとなのかも・・・。

葬儀のときも、暴風だった。

四十九日も・・・。

 

法事の会食は、拙宅から徒歩5分の海鮮茶屋。

父の7回忌を行った場所。

 

夜になって、また暴風が吹き荒れる。

 

母は、風を呼ぶひとだ・・・。

 

 


四月の寒い朝。

2021-04-15 20:55:44 | Weblog

最低気温2度。かなり寒い4月の朝。

日中は、ヒンヤリとした冷気の乾いた晴天。

 

私の脳内?では、まだ三月が終わっていないような感覚なのだけれど、今は、四月の中旬で、あともう少しで、ゴールデンウィーク。

なんだか、浦島太郎?になったような。

母の亡くなった三月で、時が止まっているような気もするけれど、居室裏の雑木林では、もう、緑・緑・緑・・・で、野鳥の姿も捉えにくくなってきた。

桜の季節も通り過ぎ・・・。

日々、何をやってるんだか・・・いやいや、何もしていない。

 

まず、どうしたらいいのかわからないし、遺品整理も全く、進んでおらず、本日は、仏壇の掃除など。

供花も、枯れてきてしまったので、新しい切り花を買ってこなければ。

 

胡蝶蘭のつぼみは、あと3つ。開花するだろうか・・・。

 

ぼぉ~と暮らしているうちに、時間だけが過ぎていく・・・。

 

 


雨音が、悲しみ呼び起こす夜に・・・。

2021-04-14 22:31:01 | Weblog

午前中、雷鳴など聞こえるも、午後になって、雨も止み・・・されども、宵の内、本降りの雨。

午前中は、読書。

 

宵の雨音を聴いていたら、無性に、母に会いたくなった。

幻のように、声を思い出すけれど・・・でも、二度と聞けないんだ・・・あの声。

・・・母の声は、私とよく似ていて、以前、電話などでは、よく母の友人から、間違えられたりもしたけれど。

聴力が、殆ど無くなり、電話のベルさえも、聞こえなくなり、母が、電話に出ることも、ここ数年は、なかった。

母の声が、聴きたくなったら、自分の声を聴けばいいのかもしれない・・・などと、バカなことを思った。

他人には、似てる声だけれど、やはり母の声は、母の声だし、私の声は、私の声だ。

 

時々、こんなふうに、母の不在を自覚するたびに、動悸がして、呼吸が苦しくなったりする。

 

気を紛らわすために、本を読んだり、録画したドラマを見たり、甘いものを食べたりしてみたけれど、全然、気持ちが落ち着かない。

仕方が無い。

ある程度、時間が経過しないと、回復しないこともあるだろう。

 

最近、思うことだけれども・・・。

私は、もう随分前に、失職してから、働いていない。

もし、失職しなかったら、たぶん、まだ働いていたかもしれないし、仕事をしていたら、こんなに長く、母の側にいることは、できなかっただろう。

仕事を失ったことで、随分、長いコト、落ち込んではいたけれど、これは、天?からのプレゼントだったのかもしれない・・・と思うようになった。

 

この何年かの私の生存意義は、母の世話をすること・・・まあ、殆ど、何もせず、夕食の支度だけは、義務感があって、私が母にしてあげられたのは、食事の提供だけだったような気もしているけれど。

それでも、お勤めなどしていれば、食事の支度だって、時間はかけられないし、柔らかく煮たり、裏ごししたり、すり下ろしたり・・・という手間のかかる食事は提供できなかったと思う(体力ないし・・・)。

 

世間では、認知症介護は、物凄く大変だし、施設に預けなければ、自分達の生活が、立ち行かなくなる・・・という話も聞いている。

母は、物忘れは、多かったし、この数か月は、込み入った話になると、わからなくなったりしたけれど、認知症ではなかったことは、有難いことだった。

 


尖塔のみえる街②

2021-04-13 23:00:01 | Weblog

時折、陽も差したりするけれど、どんよりとくもりがちで、雨粒も落ちてきたり・・・。

 

昼前より、県央へ。

大谷石作りの教会前の和食のお店で、相方とランチ。

京のおばんざい的なお料理の数々。雑穀米のご飯で、久々の和食。

人気店で、開店11:30を過ぎると次々と訪れるお客さん達。

 

いつもと同じアングルで、くもりぞらをバックに教会を撮影。なんだか、教会の裏から、後光?が差しているかのような・・・。

いつみても荘厳で、美しい教会。

(この位置からしか撮影ができない・・・というか・・・車の通りも結構ある場所・・・私鉄駅至近だし・・・)

 

ランチのあとは、都市公園を散歩。

少し風も出てきて、八重桜の花吹雪状態。

もう桜も終わりかな・・・と、おもっていたら、市役所の八重桜は、今満開。ぽってりと手毬のような房状についた八重桜。

 

鞄のポケットからメガネを取りだしたら、桜のはなびら一枚・・・レンズにくっついていたので、そのまま写真をとってみました。

2月に作った新しいメガネ。

 

外出すると、少し気分も晴れるけれど、以前、ここに来たときは、母は、まだ生きていたんだけどな・・・とソンナ事ばかり考えてしまったりして。

そして、家に帰ると、母は、遺影の中で、笑っている・・・。

 

 


桜吹雪

2021-04-12 20:09:33 | Weblog

夕刻から風が強くなってきて、御天気下り坂のよう?です。

 

午前中、銀行と宅配便の受取り。

ショッピング・モールの生花店へ、四十九日法要の生花を発注に。

 

帰宅して、午後、洗濯物を取り込もうとしたら、庭の山桜の花吹雪。

ベランダ迄、散って来て、1枚キャッチ。

母の祭壇に。

少し萎れた八重桜一輪・・・姪が、手向けてくれた花だろう。

 

小さい頃から、ばあちゃんっ子だった姪。

 

いつの間にか、桜の季節も通り過ぎ。

桜吹雪、花吹雪。

風に乗って・・・。

 

母の葬儀の日は、強風だったな・・・。

あのひとは・・・30kgを割っていたから、飛ばされなかっただろうか・・・。

煙となって、骨になって、灰になった・・・。

 

間もなく、納骨だね。

父と一緒は、厭だろうか・・・。

大っ嫌いだったもんね・・・。自分の夫が・・・。

 

 


胡蝶蘭~ファレノプシス

2021-04-11 20:51:11 | Weblog

ちょっとヒンヤリ・・・空気の乾いた日が続く・・・。

 

母の葬儀の前日に頂いた胡蝶蘭の茎?の先端部の花芽が、咲きかけました。

先端部は、小さな花芽が、5~6個枯れてしまい、やはり、長いコト、仏間(兼、母の寝室)の暗く寒い場所に放置しておいたためでしょうか。

母が、日中(主に、午前中)過ごしていたサンルームに、胡蝶蘭の鉢を移動して、活性剤など与えて様子をみていたら、先端部のつぼみが、開いていました。

原産が、フィリピンなどの熱帯地方なので、日本の寒い冬などは、育成には、厳しいようで、一度、花が終わると、一般家庭での再生は、難しい?らしいです。

高額な鉢ですが・・・。

 

先週のローカル・ニュース番組で、県南の花センターの温室で、いま、胡蝶蘭フェアを開催しているとかで、県内では、結構、栽培が、盛んなようです。

 

胡蝶蘭・・・ファレノプシス。

ギリシャ語で、『蛾』を意味するそうです。

英名は、『モス・オーキッド』

モスは、モスラでしょうかね???

 

そういえば、こういう白色の蛾って、いましたね。

亜米利加白火取(アメリカシロヒトリ)。

アルビノ?の蛾なのかな???

 

和名の『胡蝶』と、『蛾』というのは、まあ、同じ昆虫で、似たような形態?な気もしますが・・・。