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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

春彼岸(2025)/春はモラトリアムの映画館

2025-03-20 21:27:58 | 雷都日記

晴れたり曇ったり。午後から時折の強風なれど、静かな春彼岸お中日。

( ↓昨日の雪の日に、ポツンと一分咲きの寒緋桜?彼岸桜かも?)

先週、今週と旧居住地のシネマコンプレックスに出向いた。

上映時間とその後の予定、或いは、旧居住地しか上映のない作品を見るためだった。

旧居住地に居た頃は、一度も訪れたことのない映画館だったのに、転居したら、また旧居住地の映画館を訪れるようになったのは、なんだかちょっと皮肉???かも。

あの駅ビル隣接の映画館は、私が子供の頃(昭和後半)から存在していて、旧居住地市民は、『ゴジラ』とか、『日本沈没』とか、『東映春のまんがまつり???』とか・・・盆暮れ正月のこの映画館は、いつも満席で、廊下から立ち見のお客さんで、いっぱいになっていた。

現在のように、映画は、サブスクで、自宅で観る・・・のではなくて、自宅で観る映画は、今でいう地上波テレビでオンエアする映画くらいしか、娯楽がなかったから、映画とオリンピックとプロ野球?は、市民の娯楽の最たるものであったような気がする。

そんな(どっちかっていうと)場末の2本立て、3本立てが当たり前だった映画館も、今は、ロードショー的上映形態になっていて、最近?リニューアルされたようで、座席も綺麗だった(昭和の頃は、座席のスプリングが飛び出していたり???)。

そして、大手のシネコン(TOHOとか松竹とか)で、上映していない作品を扱ってくれる希少な映画館になった(ので、最近、訪れている)。

考えてみれば、映画は、テレビでオンエアされたものをみるもの・・・というポリシー?だったし、映画に、おカネを払うなんて、冗談じゃない・・・と(本当は今でも思っている)。

だから、見たい映画があっても、旧居住地の映画館には、行かなかったのかも・・・???

それに、昭和の時代から、映画は、県都である現居住地の『雷都』で見るものだと思っていて、特に、春休みの・・・モラトリアム感漂うちょっとアンニュイなこの季節に、午前中から映画だなんて、このうえもない贅沢だったし、あの開放的な気分の中で、私にとって、『雷都』はそんなところだった(それで、今現在は、ソコに住んでいるというのが、未だに信じられないのだけれども)。

電車に乗って、僅かな有り金を持って、帰りの電車・バス代を心配しながら、この地で、観た映画で、印象的なのは、現在公開中の『ベルサイユのばら』の実写版だった。

映画の中で使われていた楽曲の『きみはバラより美しい』は、布施明が歌っていて、後の彼の奥さんが、オリビア・ハッセーだったことに、かなりの衝撃?を受けた。オリビア・ハッセーなんて、あの世界的大ヒットの『ロミオとジュリエット』のジュリエット役で、世界的スターが、日本人歌手と結婚か・・・だったし、『きみはバラよりうつくしい』は、某化粧品会社のCMにも使われていた。

ちょうど春休みで、地元の映画館では、公開予定がなかったので、遥々?雷都迄、バス・電車を乗り継いで、やってきた。

今は、シネマコンプレックスに統合されてしまったけれど、東宝系の劇場で、丸井の最上階にあった映画館で、『ベルバラ』実写版をみて、ガッカリ・・・した。

・・・バラより美しくないし・・・。

カトリオーナ・マッコール?という知らない女優さんが、オスカル・フランソワ役だったけれど、全然、男装の麗人に見えなくて、胸とお尻がムッチムチで、こんなのは、オスカル様じゃない!!!と憤懣やるかたなく、料金返してほしいと思った。ロードショー形式?だったので、もちろん1本立てだったし・・・。

衣装などにもよるのだろうけれど、所謂、宝塚的で、男装の麗人って、あとになって出現した天海祐希とか、そんな女優さんじゃないとダメなのかも・・・とか、思っている。

歌舞伎役者は、男なのに、完璧な女性を演じるんだけれどなぁ・・・と知ったのは、随分とのちの話であった。

まあ、そんなこんなで・・・現公開中のアニメ版ベルサイユのばら・・・どうなんでしょうか?広告収入先の途絶えたフジテレビが、番宣で、流しているけれど、やはり、なんだか、イメージじゃないんだよね・・・。

今は、華奢な中世的な男優さんが増えているので、このあたりを起用したら、男装の麗人?みたいな役は、よいのかもしれない。

・・・という訳で、ン十年前の旧作と新作が、クロスオーバーすることもく、春の映画館の懐かしさなんか思い出したお彼岸のお中日。

 

 


朋有り遠方より来る 亦楽しからずや

2024-12-13 23:08:06 | 雷都日記

どんよりとした雲に覆われて、まだ十二月だというのに、酷寒。

日中の最高気温6度。冷蔵庫の中にいるようで・・・。

 

昨日(12月12日)。

小学生の時からの友達と郊外の茶寮でランチ。

まだ紅い楓が数本、日本庭園の中に残っていた。

ランチのあと、拙宅迄、来てもらった。

もっと早くに、転居先に来訪願いたかったけれど、拙宅隣家の新築工事が始まったり、彼女は彼女で父上の介護で、なかなか日程が合わず、とうとう年末になってしまった。

彼女の父上は、市内の小学校に定年迄勤め、最後は校長職にいて、母上は、専業主婦で、恵まれた家庭だと思っていたけれど、私の思い描く幸福な家庭とはちょっと違っていたようだった。

三人娘を独立させ、現在は、ご主人と猫5匹。

母上は、3年前に他界。週に何度か、同市内の実家へ父上の介護(通院等)で、忙しいようだ。

一時期は、賀状のみの付き合いとなっていた。

10年前に、現在私が住む雷都から、旧居住地に戻ってきて、お互いの家が、車で、5分程度距離だったけれど、このときも、なかなか会えずにいた(・・・というより、会うのがたぶんお互い面倒だったのかも?)

そして、今度は、私が雷都へ移転することになって、去年から、ちょいちょい会ってはいたけれど、今年は、そんなこんなの事情で、昨日、会うことにしたのであった。

私は、この数年で、すっかり、老けてしまったのに、彼女はあまり変わっていなかった。

なにか不思議?な達観のあるひとで、よい家のお嬢さんなのに、私のような貧の育ちのモノなのに、気が合う(勝手にそう思っているだけかもしれないけれど)。

お互い、あと何年生きるかわからないけれど、せめて残された年月は、楽しく暮らしたいものよ・・・で、ハナシは終わったのだった・・・。

 

朋有り遠方より来る 亦楽しからずや・・・(論語)

ともあり遠方よりきたる またたのしからずや。

 

 


去年(2023)の今日・・・。

2024-11-17 22:48:47 | 雷都日記

夏日に迫る気温上昇の日曜日。

 

去年の今日は、金曜日で、朝から本降りの雨だった。

私は、去年の今日、半世紀近く住んでいた家を後にして、あれからちょうど1年。

雨だったら、日延べしようか・・・とも思ったのだけれども、雨天決行・・・と定め、朝から、旧居宅の大掃除と雷都へ運び入れる最後の荷物を、随分長いこと乗り続けているカロカロくん(カローラセダン)に積み込んだ。

11月後半ともなれば、午後3時は既に夕暮れ・・・雨も降っているから暗くて、今日で、ここが最後・・・と思うと、なんだか、やはり名残惜しい気もした。

せめて、あの楓の色付くのを見たかった(平年だと11月終わり頃には、赤くなる)

(↓使いまわしですが、旧居宅の楓)

母が亡くなって、三回忌も済んだし、もういいや・・・という気持ちもあったけれど、そのあと、兄の葬儀だの四十九日だの・・・と続いてしまい、身体も疲れ果てて、ズルスルと引っ越しを延期していた。

そんなことを思いながら、同じ敷地でも、家屋の移動は何度かあって、西側の二階屋に移って、12年経つけれど、なかなか居つけぬ場所でもあった気がする。

そう・・・なんだか、いつも仮棲いな気がしている。今居る場所が、いつも仮の場所というか・・・。

この世に私の『正式』な居場所などないのかもしれない・・・といつも思ってしまう。

・・・もう完全に陽が沈んで、夕刻過ぎから、雨も上がり、急速に天気も回復して、南の空に月が出ていた。

冬の月に照らされて、家路を急ぐ帰宅ラッシュの渋滞に巻き込まれて、予定した時刻より、随分遅い時間に到着した変な引っ越しだった・・・。

そんな去年の今日を思い出しながら、夏日に迫る気温の中、ぼんやりと、もう母も居ないし、私は、いつ死んでもいいんだ・・・なんて思った。

それでずいぶんと気が楽になった。

『いつ死んでもいいんだ。』

 

この一年、何度か旧居宅付近の道路は通ったけれど、家には行っていないし、二度と行くつもりもないけれど、やはり長年住み慣れた場所で、あの土地の呪縛からは、解放されていないのかもしれない・・・それでも、あの場所に帰らなくてもいいし、帰れないし、もう私の世界線?にはない場所なのかもしれない。

テネシー・ウィリアムズの戯曲・ガラスの動物園のセリフにもあるけれど、半世紀暮らしたあの家は、

もはや『月より遠い場所』になってしまった。

 

雷都に住みて1年目・・・。

来年の今日は、やはり去年の今日を思い出すのだろうか・・・。

 

 


去年の今日、過去の10月の色々・・・。

2024-10-28 21:40:18 | 雷都日記

昨夜から断続的に降り続いた雨。夕刻には薄日差すも、少し寒い週明け。

それでも、平年よりは気温が高い。

 

去年の今日。

兄の四十九日の法要で、県北へ。

曇りがちながらも、法要中は、雷雨。気温も低くて、日中でも13度。

あれからもう一年か・・・。早いものだなぁ。

そんなことを思いながら、雨の音を聞いていた。

静かな、静かな・・・雨の音。

建築途中の隣家の音もない。

キジバトの声も・・・今日は、聞こえなかった(気が付かなかったのかも?)

秋もだんだん、深まってきて・・・。

 

そういえば、この家の初めて見に来たのは、2021年10月15日だった・・・。

インターネットの不動産情報など見ていて、小さな家を探した。

広告を出している不動産屋さんには連絡はせず、外見だけ見られればと思った。

正式な住所の記載がなかったので、HPにある周辺の写真などを見ながら、アタリをつけて、相方と路地を歩きまわった。

・・・みつからないねぇ・・・とあきらめかけたときに、相方が、

『ここかも・・・?』

と細い路地を進んでいった。

そして初めて、この家にたどり着いたのだった。

私ひとりなら、見つけられなかったと思う(目の前にあったとしても、それを認識できなかった)。

 

そして、今、ココに住んでいる・・・。

なんだか不思議な気がする。もう3年も前のハナシ。

・・・夜中に、目が覚めて・・・

どうして私は、ここにいるんだろう?

・・・と分かり切った問を発してしまうことがある。

二階から、階下へ降りる階段でもよくそう思ったりする。

 

まだまだ・・・この地に馴染めぬとみえる・・・。

そんな今年の10月もあと数日を残すばかり・・・。

 


鳩に関する二題

2024-10-23 22:51:16 | 雷都日記

雨降ったり止んだり。

雨だから・・・と朝寝を決め込んでいたら、新築中の隣家へ建築材料を運び込む音。

今日は作業があるのかな・・・と思っていたら、材料の運び込みだけのよう。

目が覚めてしまったので、珈琲など飲みながら、狭い庭を眺めると、キジバトが一羽、庭を歩き回っている。

窓を開けて縁側に座って、鳩を眺める。

いいよ。ゆっくりしていきな。ベランダに来なければね・・・。

少し小さい感じのするキジバト。もっとも、ベランダに来る鳩と庭に居る鳩では、距離感が違うから、鳩なんてみんな同じ大きさなのだろうけれど。

キジバトは、警戒する様子もなく、水たまりの水を飲んで、暫く庭で休憩していた。

警戒していないってことは、ベランダに飛来してきたヤツとは違うキジバトなのだろうな・・・。

 

今年は、キジバトとの睨みあいの夏だった。

それでも・・・。ハトのフォルムは可愛いと思う。

ふと・・・。

柊(ひいらぎ)をくわえた鳩のブローチが出品されていたので、ポチってしまった。

陶土の鳩。

クリスマス・ヴァージョンのようで。

 

雨なので、今日は、ゆっくり、本でも読もう・・・と思っていたけれど、あっという間に日暮れ。

それでも、静かに過ごせた雨の日。

 


雷都で暮らす初めての夏。

2024-07-25 21:22:23 | 雷都日記

昨日、一昨日よりは、幾分気温が下がり気味でも、猛暑日。

 

昨日・今日と隣家の新築工事はお休みで、静かな平日で、嬉しい。

 

雷都に転居してからの初めての夏。

梅雨明け前から、午後になると雷鳴が聞こえ、雨の降る日も多い。

旧居宅より、30Km程北上した場所にある。

 

雷都は、日光連山から流れてくる雨雲によって天気が変わるようで、旧居宅は、両毛山々からの雷雨が多い。

同じ雷雨でも、少し性質が違うような気がする。

 

二階居室は、陽が差せば、室温は、35度を優に超える・・・(旧居宅でもそうだったけれど)。

今日は、くもりがちだったから、ギリ35度程度か。

15時少し前に雨降りだす。

その1時間前くらいから雷鳴が聞こえていた。

 

毎日のように雷雨に見舞われる雷都。

名前に相応しい・・・。

 

 


風雷の街➁・ライディーン

2024-05-11 21:21:11 | 雷都日記

薫風の5月。風の季節。極上の初夏日和。真夏日。

 

雷の季節到来。

同じ県内ではあるけれど、現居住地の雷都と旧居住地では、風と雷の質?が違うような気がする。

雷都の雷は、日光連山から吹き降りてくるパターンが多いのかも???

旧居住地は、群馬・両毛から流れてくる雷雲が多かったような気がする。

地形に随分と影響されるし、気圧、気温など要因も違う種類?なのかもしれない。

 

京極夏彦の著書の中に、『かみなり』というのがあって、下野の雷獣として描かれている。

イタチのような犬のような形態で、体長は、60センチメートル。

 

 

メンバーの2人は、鬼籍に入られたけれど、YMOの楽曲にあるのが『ライディーン(雷電)』。

Rydeen - YMO

西洋の甲冑を纏い、馬に乗ったような騎士のイメージがあって、楽曲中にも、馬の蹄の音?らしきもする。区

 

5月も半ばともなれば、日の出も早く、日の入も遅く・・・そして、来月には雨期到来前の本当の夏になるまえの・・・解放感の或る季節で、そして、午後には雷雨・・・。

 

雷都・風雷・夏の招聘。

 

 


風雷の街

2024-05-02 23:42:02 | 雷都日記

昨日の雨天から一転、朝から爽やかな五月晴。

初夏。

 

旧居住地へ。

やはり、長年住み慣れた街だなぁ・・・と思う。 勝手知ったる・・・的な。

転居先には、なかなか馴染まない。 

・・・私は、なかなか馴染めない気質で、学校にも会社にも、長年居ても、一切馴染めなかったな・・・。

それでも、旧居住地は、生まれた場所だし、空気感も違う。 

田舎者が、街中に住むのが間違っていたのだろうし、かといって、旧居宅では、不仲の姉弟が一緒に居ても、気の休まる暇もなし・・・なので、ここに居住を決めたからには、なんとか馴染みたいところだけれど、如何せん、生活音に悩まされる。

県道を走る車の音、近隣の車のドアの開け閉め、施錠音、自宅前の通過音、(古い住宅地で、ご老人が多いせいか、毎朝毎晩の)軋んだ雨戸の開け閉め、前の御宅の深夜の給湯器の音・・・。

 

そして何より、風の音。

雷都が、こんなに風の強い土地だとは思わなかった。

日光連山???から吹き降ろされる風なのか、別の要因なのか・・・。

・・・冬でも、鳴り続けるお隣の風鈴の音(季節ものだし、冬の間は仕舞って欲しいが・・・)。

 

こういう騒音が、旧居住地に居た頃は、殆ど無かった。

風は、むしろ、雑木林の葉擦れの音が心地よかったんだけれど・・・。

 

でも・・・住めば都、慣れれば都・・・???

 

 


市内ドライヴ花見/やっと・・・今頃になって

2024-04-11 22:12:39 | 雷都日記

明け方冷え込み、日中花曇り。夕刻は肌寒い・・・。

 

雷都の染井吉野標本木が、満開の発表。

標本木が遅いのか・・・市内の染井吉野は、散り始め↓・・・といったところ。

午前中、市内を車で走行。

市内は、川の多い街で、川沿いでは、桜まつりと称して、屋台など夜店の出店も・・・というニュースも。

とにかく桜の多い街。

濃いピンク色の枝垂れ桜ピーク。

環状線を巡ると市内一周できるらしいけれど、まだ全周走行したことはなくて、混雑している市内中心部の片道3車線は、ちょっと恐怖。

自転車かバイクだったら、狭い通りでもスイスイかも・・・。

 

お昼前になって、市街から外れた環状線より北側の古い宿場町のパン屋迄。

小さなパン屋さんで、週3日しか営業していないので、開店と同時に、人が数名並ぶ。

フランスパンは、本日は、仕込みなし・・・ということだったので、ライ麦パン、総菜のキッシュ、レモンマフィンとバナナケーキを購入。

ライ麦パンとキッシュは、本日の夕食。キャベツとマッシュルームの有り物野菜スープ。

 

家に戻り、レモンマフィンと珈琲で一服。

 

冷蔵庫の上に、ダンボール箱に入ったまま、開封することもなく積まれていたオーブントースター開封・設置の儀。

このトースターは、母が亡くなる数日前に購入し、届いたのが、母が亡くなった後だった。

旧居宅で使っていた電子レンジが、そろそろ寿命か・・・と思われるような動作を始めたので、買っておいたものだったけれど、届いたのが、母の葬儀が、終わった頃で、そのまましまい込んだものを、現居住地に持ってきて、開封する事もなく、相変わらず、そのままになっていた訳で。

小さい台所の小さい冷蔵庫の上に収まった。

今日買ってきたキッシュなど温めてみたけれど、温度スイッチが適切ではなかったようで、あまり温まった感がしなかったのだけれど。

本当に・・・今頃になって・・・。

 

改めて、母が亡くなって、4年目に突入・・・母の知らぬ土地で。

雷都に住んで、初めての春。初めての桜。

 


春雷(2024・お彼岸)/路線バスに乗ってみる

2024-03-20 18:40:22 | 雷都日記

寒いお彼岸の御中日。

曇りがちの日中だったけれど、午後3時を回った頃から、暗雲立ち込める。

4時になって、雷鳴と稲光り。氷混じりの雨となる。

 

一昨日(18日)。

旧居住地で使っていた銀行の預金通帳が、一杯になって繰越しなくては・・・と思っていて、ちょうど旧居住地で、見たい映画の上映があって、母のお墓参り序でに、映画でも見ようか・・・と思っていたところ、県北の異父姉から、一緒にお墓参りしましょうとお誘いがあり、映画を断念。

そして、旧居住地で鑑賞を断念した映画が、現居住地で上映中で、今週(明日21日)、上映終了とのことで、この映画館は、私鉄駅のすぐ近く。

現住居から徒歩5分のバス亭から乗車して、乗り換えなしで、私鉄駅迄、行ける・・・と言うことを知り、路線バスに乗ってみようか・・・と思い立った。

私鉄駅のバス停前には、旧居住地で使ってた銀行の支店もある。

預金引出と通帳繰り越しと映画・・・全部1日で、完了する。

私鉄駅周辺は、官公庁街と商業施設の隣接する交通量の多い場所で、車で行くには、私には多少、難易度が高いので、二の足を踏んでいた。

バス路線も、一度JR駅前で、乗り換えせねばならないのか・・・と思っていたところ、直通の路線があったのだった。

 

・・・と言う訳で、雷都に来て、丁度、4カ月目に、路線バスに乗ってみた。

雷都に来て、初めて乗ったバスは、ロンドンのバスのようなお洒落な赤と黒のカラーリング。

JR駅を経由して、私鉄駅を繋ぐ大通りを走る。

 

路線バスは、かなり昔・・・まだ中学・高校生だったころ、通学に使って以来、殆ど乗車することもなかった。

旧居住地は、車がないと生活できないような場所だったので・・・。

それでも、運転免許を持たない母などは、片道15分以上歩いて、バス停に向かい、巡回バスを利用して、JR駅や市内の東西に点在するショッピングモールなどに出かけていたのは、平成の頃の話。

令和になって、脚を悪くし、殆ど外出しなくなって、やがて、亡くなった。

 

私鉄駅迄、バスで35分。

車なら、15分前後だけれど、駐車場を探すのもちょっと大変。

市役所も至近なので、市役所の駐車場に車を留めてもいいけれど、3月はお役所もその駐車場も混雑しているので、出来れば避けたいところ。

私鉄駅は、某・デパートの地下?にあるので、某・デパートで、お買いモノをして、駐車料金を浮かす手もあるけれど、生憎、買いたいものも無かったので・・・。

単独では、行きづらい場所も、バスなら、簡単に行けそうだ。