鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

朝食

2014-01-31 22:50:02 | Weblog

朝から天気晴朗なれど、強風。

昼夜逆転の生活を送っていて、最近は、深夜2時半~3時半の間に、起床(・・・と言うほど、きちんとしたものでもないのだけれど)するようになった。
この深夜の時間帯に目が覚め、眠いようなら、暫く、床の中で、うとうとして、本格的に覚醒したら、本を読み(読んでいる間にまた眠ってしまうこともあったり・・・)、去年から時々やっている筆ペン書道を、ほんの少しやって、気が向けば、簡単な数学を、これまたほんの少し(方程式を1問か2問解いたり)。
そんなことをして、遊んでいると、朝と呼ばれる時間帯に突入する。
5時半くらいになると、何故か、空腹を覚えるようになった。

かつて、わたくしの辞書には、『朝食』という文字は、存在しなかった。
あったとしても・・・お茶1杯だとか、プリンかヨーグルト1個・・・、もう少し重いとチーズフロマージュ1個に珈琲・・・(この重いヤツは、午前中の通院の日だとか、どうしてもカロリーを必要とするときに仕方がなくやっていた)。
それくらいしか、食することが出来ずにいた。

仕事をしていたときにこそ、エネルギーは、必要なのであるが・・・。
朝は、全くダメだったのだ。

・・・ところが、深夜というか早朝というか、午前3時半前後に起床して2~3時間すると、空腹になる・・・外出の予定もないから、厳冬の台所で、朝から、ゴソゴソと朝食を作り始めるようになって、1週間。
深夜3時前後に起きても、また眠ってしまうこともあるし、そのまま、何も食べずに夜になったりしてしまうこともある・・・というより、働いていないし、動いていないから、基本的に、カロリーは、あまり必要としないようなのだ。

最初は、パンケーキを焼いてみた。アメリカのファーストフード?風に、茹でたソーセージを添えて、珈琲で。
次の朝は、豆餅。お正月の残り物の青のりと大豆の入った御餅をグリルで焼いて、海苔を巻き、磯部風・・・お醤油に、昆布出汁の顆粒をホンの少しのお湯で溶かしたものを混ぜてから、海苔につけて巻いて食べてみたら、絶品だった。・・・朝から、モチが旨いとは・・・。焙じ茶で。
よく翌朝は、賞味期限の納豆と卵焼きとモズクのお吸い物。ご飯は、冷凍したものを解凍。
・・・もちろん、朝食べると、夕食は、食べない。
だいたい、20時あたりには、眠くなるので、そのまま眠ってしまって、再び、翌日の3時に起床というサイクルになってきている・・・このままいけば、また少しづつ、ズレこんで、行くに違いない。

お勤めは、規則正しく生活できる点では、ありがたいものだった・・・となんとなく思う。


パスタ・ジェノベーゼ

2014-01-30 22:50:36 | Weblog
くもりがち。夕刻雨。


昨日の拙ブログ・・・『モディリアーニの鏡』の続きです。
モディリアーニは、イタリア出身の画家。
イタリアっていえば、やっぱ・・・パスタとかピザだとか・・・。美味しい物がおおいよな~~~。

私は、ポモドーロ系のソースで食すパスタが好きです。
トマトとガーリックとオリーヴオイルと塩・・・。
この材料だけで、作る簡単なソースのパスタが一番好きかも・・・。
このあっさり系のトマト・ソースに合うパスタのサイズは、少し細麺がいいかもしれない。
昔は、スパゲッティという名称で、大体1.5mm~2mmくらいの太さで、標準ゆで時間が、10分くらいの乾麺しか売られていませんでした。
有名どころでは、マ・マー・スパゲッティ。

でも、今は・・・天使の髪の毛と言われるくらい?細いカッペリーニ、それよりも少し太めのバーミセリ・・・この辺の太さは、夏場に冷たく冷やして食べてもいいくらい。
・・・で、お馴染みなスパゲッティーニ・・・こちらは、大体、オールマイティに使える面の太さだし、日本のきしめんのような平べったいフィットチーネとかも売られていて、短気なワタシは、標準ゆで時間が短い方がいいのだけれど・・・やっぱ・・・お馴染みなのは、標準ゆで時間8~10分程度のスパゲッティーニ・・・くらいの太さでしょうか・・・。

と・こ・ろ・が・・・。
トマト・ソース以外でも、好きなパスタ・ソースがあって、ソレの名前が、どうしても、出てこない。
何故に・・・?大好きなソースなのに・・・アレだよ。アレ・・・バジルソース。
フレッシュ・バジルと松の実とオリーヴオイルとパルメザンチーズでつくるあの緑色のソース・・・名前何て言ったっけ・・・?
夜中中・・・悶々とする。あのパスタ・ソースの名前は・・・ええと・・・???
アラビアータ、カルボナーラ、プッタネスカ、ナポリタンは、ポモドーロのアメリカンナイズされた名前で、イタリアには、無いらしい・・・ナポリは、近いんだけどな・・・夜が明けても思い出せない・・・あああ・・・やはり、ボケ老人への道は、相当近い・・・。

そしてふと・・・ああ・・・そうだ・・・!そうだった!!あの港町・・・ジェノバだ、ジェノバ・・・コロンブスが、新大陸発見のために船出した・・・あの港・・・???
そうそう、ジェノバ・・・で、ジェノベーゼでありました。

・・・しかし・・・それだけで、問題は、解決したわけではありません。
今度は、このジェノベーゼを構成するパスタの名称が思い出せません。

そして、上記のパスタの太さを思い出しながら・・・リングイーネにたどり着くまでには、すでに、陽はのぼり、太陽は、沖天と差しかかり・・・。


モディリアーニの鏡

2014-01-29 22:55:50 | Weblog

空気は、冷たいが、日差しは、春に移行中。


昨日、一昨日と、事あるごとに、思い出すことが困難な固有名詞(名前)に遭遇しておりました。

まずは、仮面ライダー1号を演じた役者さん。
因みに2号(佐々木剛さん)は、簡単に思い出せたのですが・・・。床の中で反転しながら、思い出せない気持ちの悪さを存分に味わう・・・。
・・・深夜から明け方にかけて、悶々とした結果、藤岡弘。さんだったと思い出しました。

次が、劇作家で演出家の三谷幸喜さんの奥さんだったひとで・・・『やっぱり猫が好き』の長女・次女(もたいまさこさん、室井滋さん)は、思い出すものの・・・三女って誰だっけ・・・小林麻美さんは、別の人だよなぁ・・・。ええと・・・映画の『廃市』に出ていた女優さんで・・・ええと・・・これも、暫く悶々として、小林聡美さんだったことを思い出すのに、1時間。

そして、今度は、風の谷のナウシカの・・・あの列強の・・・皇女様っていうか・・・まず、列強の名前が思い出せない(トルメキア)・・・で、あのひとは・・・そうだった、クシャナ殿下であった・・・で、ペジテの双子の王族は、誰だっけ・・・松田洋治さんが声だったんだけどなぁ・・・再び、床の中で、真夜中、悶々とする・・・。
これは、しばらくしても、思い出せなかったので、調べてみると、アスベルとラステルでした。

あああ・・・記憶力が・・・私は、このまま、ボケ老人へ一直線なのか。

極め付け。
私の自宅の浴室の横にある洗面台の鏡なのだが、2メートルくらい離れると、鏡に映る像が、妙に細長く、デフォルメされて映るのでした。

ええと・・・こういう画風の画家・・・だれだったっけなぁ・・・ヨーロッパ系で、しかも南欧系だと思うのだけれど・・・全く思い出せない。
恋人が、窓から飛び降り自殺したんだよなぁ・・・あれれ?コレは、違う画家だったか?
ええと・・・。誰だっけ・・・結核だったか・・・ううん・・・思い出せない・・・えっ~~~~~~とぉ・・・・。ヒントすら出てこない!

気持ちが悪い・・・全くもって、不快だ。

仕方がないので、インターネットで検索。

画家、画家・・・誰だ・・・結核で死んだのか、自殺だったのか、夭折?だったのか・・・ええと・・・。
近しい?というか・・・いや、全く近しくもないケド・・・エゴンシーレでもなくて・・・?

ああ・・・ありました。ありました。そうです。そうです・・・今日のタイトルのとおりです。

『アメディオ・モディリアーニ』でした。

自宅の鏡は、私の像を、まるで、モディリアーニのように、映し出すのでした・・・。
首が異常に細長くて、縦長で・・・そして、黒目はなく・・・私近視なんで、そこまでは、見えないんですけどね・・・。




晴読雨読

2014-01-28 22:54:21 | Weblog

朝方の冷え込みは、強いけれど、日中は、穏やかな冬晴れ。


失職して、早5ヵ月がすぎようとしているけれど、なにやら、毎日が、夢のように過ぎてしまい、積極的な就職活動は、全く行っていない。
当面は、生活には、困らぬ身なれども、やはり将来は、どうなってしまうのか・・・そんなことばかり考えている。

考えてはいるものの・・・出来得ることなら、会社とか・・・組織の中では、もう働きたくないのが、本音と言えば、本音。
でも、本音では、生きて行けない。
自分自身で、身を立てることが出来ぬから、時間と能力(コレは、能力などという立派なモノではなくて、ただ、コレのみが、金銭に変えることが出来るであろう現在の私にやれること)を、切り売りしなければ、餓死するのみ。

しかし・・・これから、まともに働けるであろうか・・・?

願わくば・・・このまま、ずっと晴耕雨読ならぬ、晴読雨読の生活がしたいものである。

今の処・・・。
読書主体に生活しているつもりだけれど、眠くなれば眠り、起きたくなれば、起きて、食事も、空腹になれば、食べる・・といった・・・ヒトとしては、全く、成り立たぬ日々を、送っている。

睡眠に関しては、相変らず、2時間持続すれば上出来で、これを、細切れに繰り返すような効率の悪い眠り方をしている。

夢ばかり見て、全く、身体が、休まらない。
身体が、休まらなくても、仕事をしている訳ではないから、全く、困らぬと言えば、困らない。

気が付いてみれば、未来に在るのは、憂いばかりであるが、考えようによっては、現在、私は、過去に描いた理想の生活をしていると言えば、そう言えなくもない。

体質的に低血圧で、寝起き、寝付きとも最悪だから、勤め人という職業は、全く不向きなのだ。
この忌むべき体質でなければ、生来の努力と完璧主義で、最高学府を出て、キャリア路線を、まっしぐら・・・とまでは行かないけれど、上級公務員試験くらいは、通っていたかも知れぬ???なんてのは、冗談であるが、地方公務員で、某市立公園の鴨のエサ係くらいには、なれたのではないか・・・(そんな係が、あるのかどうかは、不明だけれど)と思っている。

とにかく・・・今、私は晴読雨読の生活を送っている。



某国営放送における変遷

2014-01-27 22:49:56 | Weblog

朝は、底冷えなれども、日中は穏やかな月曜日。


数年ぶりに某国営放送の大河ドラマを拝見させていただいて、思うことの続き。

以前(・・・といっても、相当昔にさかのぼるけれど)、大河ドラマは、もっともっと凄く凄く・・・重厚だったと思います。
何時の頃からでしょうか・・・セリフを覚えられない、セリフの意味が解らない・・・などという役者なのかアイドルなのか、それとも、歌手なのか・・・そんな得体のしれないメディアの亡霊が、主役を演じるようになったのは・・・。

某国営放送は、日本の放送局にあって、唯一、視聴率にとらわれることなく運営できる機関であったハズです。

大河ドラマばかりではなく、普通のドラマ・バラエティ・・・その他・・・。
何故に、ここまで、民放化するのでしょうか?
いいんですよ・・・あなた方は、視聴率に関係なく、報道『だけ』を旨とすべき、機関なのですから。

ああ・・・コレが、あのシェイクスピアを朗読させたら、たぶん、完璧にセリフを言えるであろうアナウンサー達を育成していた機関の番組か・・・と・・・嘆く視聴者も多いのではないかと思います。

変わりゆく時代の中で、そう・・・国民から受信料なる資金を調達して作る番組が・・・コレ・・・って?

受信料払ってでも、見たい番組・・・そう・・・それは、19時台のニュース・・・只、コレのみ・・・だって良いハズなのですが・・・。
それと秀逸だったのは、ドキュメンタリーと文化芸術番組・・・そっち方面に、更に力をいれて欲しいところですが・・・まあ・・・国民自体が、幼児化しているこの国では、無理か・・・誰も、見なくなっちゃうから・・・それが、かの国営放送局のホンネかもしれない。

旧き良き某国営放送をのぞむのは、もう無理・・・というものであれば、願わくば、いま少しばかりの格調高さを取り戻してほしい・・・なんて、言ってるのは、たぶん、ワタシだけ・・・。

・・・しかし・・・なにか・・・報道を必要とする、大事件が起きた時に、たぶん、一番、信頼のおける報道機関が、某国営放送ってことは、否めない訳で・・・。
先の震災のときも、かの報道局ばかりみておりましたし・・・。

まあ、とにかく、もう少し、以前の品格を取り戻して欲しいと勝手に思っている某国営放送の大河ドラマを見でおきながら、ほざいている・・・暇なワタクシ・・・。



軍師 官兵衛~某国営放送の大河ドラマの視点。②

2014-01-26 22:00:57 | Weblog

穏やかな冬日和。

黒田官兵衛を演じた過去の俳優さん・・・あまたあれど・・・。

記憶に新しいのは、テレ東での新春時代劇ドラマでの高橋克典さん。
相対する竹中半兵衛は、山本耕史さんでしたかね。

ちょっと古い記憶では、江守徹さんが、大河ドラマで演じていたような記憶があります。竹中半兵衛は、誰だったかなぁ・・・???

小説では、吉川英二の『黒田如水』(2011年6月28日の拙ブログをご参照下さい・・・私、先ほど、読み直したら、本日のブログと同じような事を書いていました。重複の感ありで、すみません)。
坂口安吾も『二流の人』で、短編的に書いていましたね。
どちらも、長編ではなくて、短いものでしたが・・・。
それだけ、黒田官兵衛は、ドラマ的に構築するのは、少し難しいのかな・・・と思っておりました。

黒田官兵衛といえば、この軍師と対になるのが、竹中半兵衛ですが、こちらは、古谷一行さんの半兵衛役が印象に残っています。
今だったら、やはり、堺雅人さんだとか・・・。
昨日のブログでも書きましたが、今回主役の岡田准一さんもどちらかって言えば、竹中半兵衛役の方が、似合っているような気がしますが・・・。

古今東西、軍師のドラマは、少ないような気がしますが、やはり、『諸葛亮(孔明)』というひとで、一応の完成をみたのかどうか・・・。

あとは、山本勘助ですかね?武田信玄の軍師。
これは、内野さんやってるしなぁ・・・。

作戦参謀になるようなひとは、英雄の影にかくれてしまっているのかもしれません。

真田幸村は、知将だし、もし作戦参謀業務?だけだったら、どうだったでしょうか?

石田三成の軍師っていうか・・・島左近も凄かったらしい・・・三成に過ぎたるものふたつあり。島の左近と佐和山の城・・・ってくらいだし・・・っていうか、コレは、三成への過小評価?

織田信長の軍師は、豊臣秀吉だったのだろうけれど、竹中半兵衛は、豊臣秀吉の軍師になっているから、秀吉は、軍師?から天下を取ってるから、やはり英雄なのだろうし、さて、最後の天下人・・・徳川家康の軍師ちゃ・・・誰だ・・・?本多忠勝・・・じゃないよなぁ・・・?

まあ、ふだん、主役適用除外の軍師さん達ですが、戦略担当ってことで、スポットを当てていただけて、軍師ファンのワタクシとしては、嬉しい限り・・・でもあるんですけどね・・・。


軍師 官兵衛~某国営放送の大河ドラマの視点。

2014-01-25 09:33:25 | Weblog

曇りがち。

お正月からスタートした某国営放送の大河ドラマ、

大河ドラマ・・・ここ数年、ご無沙汰しております。
学芸会っぽい戦国三姉妹とか、お歌も歌うし、ルックスもいい彼の明治維新のあのひとだとか・・・まあ、いろいろあったかもしれない。

去年・・・じゃなくて、一昨年でした・・・アレは、アレだよな・・・でも、あの時代(平安)は、某国営放送くらいしか取り扱ってくれないしなぁ・・・。十二単だとか貴族趣味で、大変なんですわ・・・なんて、各放送局の台所事情も考えてもみました。

・・・で、今年は・・・黒田如水なのね。
・・・いや、タイトルは、官兵衛だから、黒田如水になるまでが、メイン・・・なのかしらね???
なんて、ことで、ほんとうに、数年ぶりに、某国営放送の大河ドラマを拝見させていただきました。

しばらく見ていないうちに、驚きました。
CGばっかなのね・・・。
まあ、そりゃそうよ・・・今時、屋外で、ロケやってごらん。
画面に送電線が映り込んでいたのは、もう・・・数十年前の大河ドラマの話ですが・・・。

・・・して・・・。あの黒田如水ね・・・主役が、あのほっそりして、スタイリッシュで、良く言えば、ライトなあの俳優さん。いいの?後で困りそうよね。
だって・・・黒田如水って、投獄監禁されて、湿度の多い地下牢で、衛生状態から、皮膚病を患い、片脚も不自由になっちゃう訳で。
・・・どうみても、内野聖陽さんでしょ・・・黒田如水って・・・ああ、官兵衛でしたわね。タイトルロールは・・・。
・・・で、岡田准一さんがやっちゃうのね・・・どっちかって言えば、竹中半兵衛よね?えっ・・・半兵衛さんは、谷原章介さん・・・あらそう・・・まあ、いい線。でも、もうちょっと、結核っぽい人の方がいいかもしれないわね?

・・・だけどぉ・・・まあ、某国営放送だし、初回から、マッスン(升毅さん)、上杉祥三さん、麿赤児さんの舞台組も出演してるし・・・ここんとこは、佳き哉。佳き哉。

・・・ワタクシ的には、もっと期待している役者さんがいるのね。
そう・・・足利義昭(だったかしら?違ったらゴメン)役の吹越満さん・・・。かなりイッちゃってる将軍様をやらせたら、この人以外いないでしょ・・・っ。

いやはや・・・さすが某国営放送・・・かのテレ朝と同じように舞台組の起用で、嬉しい私。

ちょっと、ハスに構えた某国営放送の大河ドラマの別の見方・・・でした。



遠景・・・もしくは、記憶の遠景

2014-01-23 22:55:31 | Weblog
 
穏やかに、冬晴れ。


一昨日。
何十年かぶりで、市内の商工会議所を訪れた。
就職活動セミナー参加のためであることは、一昨日の拙ブログに記載したばかりでもある。

却説。
その商工会議所。今回で、確か3度目だろうか・・・?
過去の2回は、検定試験の申込と試験で訪れた。
英文タイプの級の認定試験である。
当時・・・、自前で買ったばかりの手動のオリベッティのタイプライターを自転車に載せて、この場所を訪れたような・・・?はっきりとした記憶はないけれども。

そのとき、試験場へ続く、この建物の西側の暗い階段を上った記憶があった。

一昨日も・・・。

ゆっくりと登る仄暗い階段。

あのときも・・・たぶん、なにかに躓いていたような気がする。

タイプライターの重い重いキー。
スピードのズレで、絡まるキー。
小指、薬指には、力が入らず、単語の印字が薄れるのは、減点の対象。
同じ単語を何度も、何度も打ち間違える・・・。
折角、ノーミスできたのに、文末で、決定的な印字ミス・・・。

・・・それでも、私は、あの文末を知らせるベルの音が、大好きだった。

商工会議所の仄暗い階段の4階の踊り場から見える日光連山。
白く雪をかぶった峰々と輝くような群青を放つ雪雲。
再開発の市街地は、遠くから見ると、それ程、変わっていないような・・・もう何十年も昔なのに。

そんな遠景を見ながら、やっぱり、いまでも、躓いているなぁ・・・と思う。

いつもいつも何かに躓いているような気がする。

あの仄暗い階段の踊り場からみた遠景は、あのときとちっとも変っていなかった。

あのときも・・・そして今も、あの場所と思いは、綯い交ぜになって、過去の私と出会う記憶の遠景。



水鳥達

2014-01-22 22:59:30 | Weblog

わずかな薄日だけの寒い一日。


先週、平日の都市公園を散歩途中で、公園内に設えられた池で、冬のゆるい日差しの中、ゆったりと時の流れの中に、ただ身をゆだねて、日蔭では、氷の張った水の中を泳ぐ水鳥達に出会った。
この地域で、水鳥といえば、鴨類だと思うけれど、胸にたっぷりと脂肪を蓄え、つやつやの羽毛は、これもまたたっぷりと空気の層を含み、揺蕩うように浮かんでいた。

冬の水鳥って・・・いいよなぁ・・・。

そのゆったりとした佇まいに、焦る事しかできなかったこれまでの自分に、もっと、もっと・・・ゆっくり生きてもいいんだよ・・・と言われているような気がした。

この公園内の水鳥達は、エサを貰っているらしい。

衣食住・・・しかも、市内の一等地で、こんなに広くて、森林もあって、やはり、衣食足りて礼節を知るのだろうか・・・。もっとも、衣は自前だけれど、コレは、食糧あってのたまもの。

同じ水鳥でも、公園内に棲息する鳥たちは、原野や山野に棲む水鳥達とは、また一線を画す存在なのだろう。

もし・・・来世。
生まれ変わりを余儀なくされて、転生先を選べるとしたら、ここの水鳥になるのもいいかもしれない。

お母さんカモになって、春になったら、たまごをたくさん産んで、可愛い雛を育てる。
初夏には、雛鳥をつれてお引越し・・・コレは、カルガモか・・・。
鴛鴦(おしどり)と鴨とは、また違うかもしれないけれど、生涯、連れそう優しい夫がいて・・・。

鴨とカルガモとオシドリが、混在してしまったけれど・・・。

そう言えば、オシドリは、羽の色が綺麗だよな・・・。
中国だとか・・・大陸系の絵画に縁起のよい鳥として描かれる。
つがいの雌雄のどちらかが死ぬまで、添い遂げる仲睦まじさ。
鳥でさえ、そうなのに、何故ヒトは、目移りするのかなぁ・・・などと、とんでもない方向にまたズレ初めてしまった。

たゆたう冬の水鳥に、こころ惹かれる大寒の頃。



失業日記④

2014-01-21 22:54:48 | Weblog

日中は、暖かいものの、夕刻、冷え込む。夜みぞれまじりの氷雨

今日は、午後から、商工会議所で、就職活動セミナーに参加。
1ヶ月に2回の求職活動の実績がないと、雇用保険が支払われないので、今月は、セミナー参加で回数を稼ぐことに・・・。

開始15分前には、商工会議所へ着いたのに、会場の座席は、三人掛けの真ん中しか残っていなかった。
唯一、中央部の通路側があいていたのだけど、最前列で、講師の真正面。
仕方がなく、そこへ座らせていただく。

第一回目は、求職活動事始め(←すみません。勝手に命名しました)。
職務経歴書と自己PRの書類の作成のための準備段階・・・といった内容で、お話が始まる。

講師の先生(・・・こういう表現でいいのだろうか・・・講師と先生は、どう違うのか・・・???)は、一度定年退職された方で、お声の良い方であった。
長年、企業と求職者のコーディネイトをお仕事とされていた方であるらしい。
3時間中、休憩20分を挟み、お話は、澱みなく続く。
これも芸のうちなのだろうなぁ・・・受講者を飽きさせない話術というか・・・。

特に、選考側の立場から、書類選考で落ちる人残る人の違いなど、意外な盲点をご披露された。
選考者は、何を見ているのか・・・という視点からの面接の対応の仕方などをご教授。

テキストなども、民間の会社に委託しているようで、そちらの会社の方が、会場で受付などされていたし、お国の事業なのに、民間へ、丸投げなのね・・・と、どうでもいいようなツッコミをいれてみたくなるのは、ワタシが、天邪鬼なせい・・・。

失業者あっての仕事だもんな・・・職業訓練やこういったセミナーも。
そこに、カネを生む仕組みがあるのね・・・。

そう・・・例えは、違うけれど、ガンが、撲滅されたら、困るのは、製薬会社とお医者さんだもん・・・とそんなことを考えてみる。

だって・・・派遣法に、振り回され、正社員だったものを無理やり?辞めさせられて、期間社員にさせられたのに、解雇ですもん・・・やってられませんわ・・・。