鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

梅雨寒の日のおでかけ。③帰路

2015-06-30 05:27:40 | Weblog

 (昨日の続き)


交通事情も変わりつつある昨今のお出かけ。

復路は、東京駅が、始発となるであろうという誤った予測のため、いつもの予定を変更して、昼食は、東京駅の隣接デパートの御蕎麦屋さんに行くことにした。

中継点のメガデパートの14階にある御蕎麦屋さんの系列店であるけれど、一階下の13階(デパートのレストラン街は、上層へ行く程、単価が高くなるようだけれど、このメガデパートの御蕎麦屋は、13階の方が高いような気がする・・・単価的には、14階より安いのだれど、如何せん量が少ない)の御蕎麦屋で、御蕎麦が食べたかったのだけれど、途中下車するのが、面倒だったので、東京駅まで行っちまえ・・・と思った。

東京駅隣接のデパートで、いつも利用する鰻屋さんは、満席で、座席をの空くのを待っている人が多く、お店の外においてある待ち人専用椅子は、満席だった・・・鰻もいいけれど・・・昨今の鰻は、バカ高い。
漁獲量が減っているのだろうし、鰻自体も激減しているそうな・・・比較的安価な隣の大陸産は、ヤバイ物質が多そうなので、スーパーでも敬遠している。国産の鰻(というか、一切れ10cm×4cm程度?)は、半身1000円か1500円で、手がでない。
家人に言って、中国産は、買って来るな!と厳命してあるが、国産は、やはり高いので、買ってこない。
せいぜい、土曜の丑の日に、丑の日だからと、自分に言い聞かせないと買えない・・・だから、以前は、ランチに鰻重は、定番だったけれど、最近は、御蕎麦に移行している。

食事も終わって、デパートのフロアをいくつか見て回り、帰路についた。

東京駅で、地元へ向かう電車が、東京始発でないことを知った。
東京駅から、乗る電車は、小田原・熱海が始発なのであった(だったら、上野まで行ってしまえばよかったな・・・と後悔する)。

東京駅から、上野までノン・ストップの上野東京ラインという路線が出来たことさえ、その名称を、帰宅後、JRのHPをみて、初めて知った訳だが、その東京上野ラインの大宮から更に北西方面へ向かう電車が、丁度、ホームに来たので、ソレに乗って、上野駅まで行く。

上野駅まで、5分くらいだった。

上野始発で、座席を確保し、地元へ向かう。

・・・お昼のあの蕎麦屋へ行くのだったら、病院沿線の西荻の『鞍馬』へいくべきだったか・・・と思う。
もう何十年もご無沙汰だから、味は、変わっているだろうか?

あのお店の御蕎麦は、美味しかったな・・・。


なんだか、いろいろな変化についていけず、消化不良気味のお出かけでもあった。



梅雨寒の日のおでかけ。②上野・東京ライン

2015-06-29 06:43:23 | Weblog

(昨日の続き)


往路は、予約時間に間に合うかどうか・・・そればかりが、懸案だったけれど、予定通り、辿りついた。

私が都内へ出かける日には、何故か、電車が遅れる・・・めったに外出しないのに、外出すると、ヤレ、事故だ、人身事故だ、線路内にヒトが立ち入っただとか、何かの故障だ・・・とトラブルである。

確率が高すぎやしないか・・・などと思いながら、人身事故ってのは、一体、どういう事故なのだろうか・・・と改めて思う。
一番に思い浮かべるのが、自殺などの電車に飛び込む・・・ということなのだろうけれど、こういうときに、インターネットは、役に立つ。

ググってみると、5分~10分程度の遅れは、接触などで起こる事故、閉まるドアに挟まれただとか、ホームにヒトが落ちたとか、電車内で、病人や、怪我人が出たとか・・・命には、あまり別状のない場合が、多いようである。
40分以上の遅れは、飛び込みなどの自殺などで、救出作業には、最低でも40分以上は、掛るということらしい(40分じゃ終わらないと思うけれど・・・)。

いづれにしても、予定時間に遅刻が許されない場合には、1時間くらい余裕をみて、外出すべきなのだろうと思った次第。


私の利用する路線の終点(或いは始点)は、上野駅だったけれど、上野駅が、終着・始発の駅でなくなってきていることを最近、知った。

コレは、先月、相方と観劇にでたおりに、上野駅が、既に通過駅になっていることが、わかった。

上野駅から乗車したにも関わらず、空席がなく、ラッシュ時のような満員電車状態だったのだ(それで、途中で、気持ちが悪くなって、そのときも、幸運にも、立っていた前の席が空いたので、座らせてもらった)。
体力がなく、起立性低血圧という体質で、長時間の起立には、耐えられないので、山手線の西側(池袋・新宿・渋谷)から、地元駅までの直通の電車が出ているにも関わらず、帰路(復路)は、いつも上野駅で、始発に乗ることにしていた。
けれども、今年の3月から、山手線の東側(上野・東京・浜松町・品川)を通過し、小田原・熱海が、始発・終点になっている『東京上野ライン』という電車が増えているらしい(主に、快速だと思うけれど)。コレでは、帰路に座席を確保するのが、面倒になった(でも、たぶん上野駅の13番線~15番線の低いホームからに出る電車は、始発と見てよさそうだ)。

我が居住地も首都圏に近くなっているのだな・・・と思う。


・・・もっとも、最近は、外出しないから、関係ないと言えば、関係ないか・・・。





梅雨寒の日のおでかけ。

2015-06-28 09:29:09 | Weblog

昨日のぐずついたお天気とは、一転。
深夜には、轟音を立てて降ってきた雨も止んで、極上の真夏日になりそうな6月最後の日曜日。

開け放した窓から、少し冷たい風が吹いてくる。


昨日(27日)は、霧雨の降る中、都下の病院へ4カ月に一度の通院。
気温21℃と少し寒い感じだったので、綿のケーブル編みの7分袖サマーニット(最近は、コレばかり着ている)にしたけれど、やはり6月の湿度の中、動くと暑いか・・・。でも冷房下では、丁度良かった。
着るものの難しい時期でもある・・・五月、六月は・・・。

このところ外出していないので、やはり時間通りには、出かけれらない。
病院の予約時間、電車の時間・・・ちゃんと準備したはずなのに、車に乗り込もうとして、アレ忘れた、コレも忘れた・・・と二階の自室に取りに行ったり、階段3往復などして、やっとのことで出かける。
いつもの駅より少し遠目の駐車場は、先月より、100円も値上がりしていて、開場当時の100円駐車場から、半年で、3倍になって、300円駐車場になっていた。阿漕な商売である。駐車場は、舗装もされておらず、砂利で、ボコボコ、地面は、傾いているのに。

出掛けにアレコレ、アタフタとしたので、電車の時間ギリギリだ。
なのに、券売機の前は、長蛇の列・・・モタモタと小銭を探す人、スイカチャージの料金不足の人・・・列が、ナカナカ短くならない。
到着寸前に、駆け込んで、ホームまで行けて、なんとか乗車する。
ラッキーにも席がひとつあいていた。

ほっとしたのも束の間。
信号機の点検とやらで、減速運転。しかも、電車の中のドア上の電光掲示板には、乗換えの路線で、人身事故だとぉ・・・???

・・・ワタシ、今日無事にたどりつけるのだろうか・・・あの病院は、遅刻すると診療して貰えないからなぁ・・・(前日の金曜日の夕方、珍しく病院から電話で、キャンセル、変更はないかとの連絡を貰っていたのだった)。

乗換駅に5分遅れで到着。乗り継ぎの路線の電車も普通に動いていて、予約時間の10分前には、受付を済ませて、順番を待つ。
・・・いつもは、10分、20分・・・ひどいときには(前の人が長引いて)1時間半待ち・・・ということもあったけれど、今回は、予約時間5分前に診療室へ入ることできた(珍しい!)。

特に異常もなくて、レントゲンも取らずに済んだ(佳き哉、佳き哉)。



ライディーン

2015-06-24 13:18:33 | Weblog

昨夜の雷雨から、一転。

良く晴れて、爽やかな夏日。

昨夜は、久々にビールなど飲みながらの夕食だった。
家酒である・・・と言っても、缶ビール(330ml)1本。
家酒のよいところは、グデングデンに酔っぱらっても(私は、酔うという経験がなくて、酔う前に眠くなってしまう)、そのまま、スライム化(というより、たれぱんだ状態)しても、せいぜい、家人から、文句を言われるくらいで、世間的には、何方にも迷惑をかけることが無い・・・というが、最大のメリットであろうか・・・。

…案の定。
すぐ眠くなってしまったので、早々に(19時・・・幼稚園児より早い)、寝入ってしまった。
おあつらえ向きに、雨も降りだして、遠雷が聞こえていた。
どれくらい・・・眠ったのか、バリバリッ!ドスン!というハンパない音で目が覚める。

おお・・・雷神が、暴れとるな・・・と思ったら、鋭い閃光。
ニ、三回落雷したような地響き・・・。

私の居住地は、雷の多発する地域で、夏に雷は、つきものだけれど、あまりにもスゴすぎる。

停電には、ならなかったけれど、以前、パソコンのモデムが、ダメになったことがあったので、サンダーブロックというものをつけている。

雷は、雷神様。
このへんの御老人は、『ライ(雷)さま』と呼ぶ・・・うちの家人だけか・・・?

俵屋宗達の風神・雷神は、ダイナミックな屏風絵だけれど、アレは、日本の様式美。
西洋なんか(大雑把なくくりで済まない)は、ユピテルになるのかな。ジュピターの方が通りがいいか・・・?ジュピター=ゼウス・・・雷神というよりは、軍神っぽい感じなのだろうか・・・。

・・・で、思い出したのが、80年代のテクノポップ。
YMOの『ライディーン』。
これなんかも雷のイメージですかねぇ?『雷電』。
印象的な楽曲で、曲中に、馬の蹄の音も入っていて、正に軍神というか、天翔る雷電、雷神。
騎乗の神のようなイメージが、あったりする。

私は、YMOが、好きでしたね。



夏至の朝。

2015-06-22 04:04:21 | Weblog

夏至---Mid Summer

夜明けが、早い。

午前3時半をまわった頃から、急速に明るくなってきて、早起きの鳥達が歌いだす寿歌。

夏至の頃だけれど、曇りがちで、朝晩、半袖だと少し寒いくらい。


昨日(21日)の日曜日は、朝から、会計仕事の手伝い。
微々たるものだけれど、弱小零細倒産寸前の会社の小口現金を会計ソフトに入力する(一応、その前に、手書きの出納帳を記帳してそれからの作業)。

一昨日の土曜日にやってしまう予定だったけれど、相方、夏風邪で発熱のため、1日延期して、日曜日の作業となった。

・・・この作業を3カ月くらいやっている(ひと月に1日か2日程度だけれど)。
私の現在の微々たる収入源である。

今月は、まだあと1/3くらいあるけれど、途中の出来るところまでやっつけてしまう計画。

5時間くらい作業して、自宅へ戻るとちゅう、大粒の雨が降り出した。
少し薄日も差していたから、大丈夫かな・・・と思ったけれど、梅雨の時期だから、油断はできない。

寒気の影響で、このところ、凌ぎ易い日が続いているけれど、私も夏風邪状態で、あまり体調がよくないから、5時間の作業で丁度よいかもしない。

このくらいのパートタイムの仕事がないだろうか・・・と思っている。

今日を境に、今度は、日中の時間が短くなっていく。
今日明日すぐにという訳ではないから、あまり実感がわかないけれど・・・。

来月の今頃は、夕方も暮れるのが早いのではないだろうか。

夏マジかなのに、季節は、足早に転換していくようで、なにやら、切ない様な、虚しい様な・・・。




医師のいる文学史⑦:『花埋み:渡辺淳一・著』

2015-06-21 05:28:54 | Weblog

今年の1月頃、シリーズ化しようと思っていて、とぎれてしまったけれど、『医師のいる文学史』シリーズ。

著作者の渡辺淳一氏を取り上げるのは2回目。

コレも積読(積んでおくだけで、読んでいない)の『新釈・びょうき辞典』なる著作を、引っ張り出して、パラパラ開いてみると、やはり、『性豪?(←こういう言葉あるんだろうか?)』と呼ばれるのにふさわしく???、成人病(今は、生活習慣病・この書が出版されたのが、1999年の文庫だから、病気の名称が変わったものがいくつかあった)では、『インポテンツ』、感染する病気では、『AIDS』、『性病』などがあって、一つの章として、女性の病気なる独立した章もあった。

やっぱ・・・性関係に特化した作家さんなのだね。

さて。今日のお題。

日本初の女医さんは、誰ぁれ~~~~だ。
この問いに答えられる人は、たぶん、今日のお題である『花埋み』を読んだことがあるひとだとおもう。
公的な免状を取った女性第一号は、荻野吟子女史である・・・とこの書には、書いてある。

シーボルトの娘さんである楠本イネ(オランダおイネ)は、産科に特化した女医さんで、公式な免状はないそう(時代が違うしな・・・)。

幕末前頃から、西洋医学(オランダ医学)を志す医師が多くなり、漢方から蘭方へ、そしてドイツ医学への道を辿っていく日本の医学界は、当然、オトコ社会。

普通に嫁いで、幸せに暮らすハズだった吟を襲ったのは、花柳界で感染した夫から、うつされた『淋疾』・・・所謂、性病。
病気が病気だけに、女性は、男性医師には、かかりたくない・・・、抗生物質がなかった時代、完治するのが、困難で、治療そのものが、屈辱である・・・そんな苦悩を味わい、自ら、女性を助ける医師になることを決める。

しかし、医師を養成する医学校に、女子入学の途は、閉ざされていた。

努力の甲斐あって、入学を果たすも、学校側でも女子の受入れは、初めて。
男子用のトイレしかない設備に、女子用のトイレを設置するか否か・・・そんなところが始めねばならなかった・・・。

離縁され、病の症状である熱などの悩まされながら、医師を志し、日本の女医の道を開いた功績は、大きい。




夏風邪

2015-06-20 07:48:16 | Weblog


気温の変化が急激で、昨日などは、最高気温が、20℃前後で、少し寒いくらいだった。
それなのに、今日は、30℃近い暑さの予報。

一昨日あたりから、咳が出るようになって、気管支がオカシイ。
咳をするたびに、剥がれるような痛みというか、刺激がある。

冬の風邪とは、全く違うようだけれど、原因は、やはり気温差なのかもしれない。

膝から下が、冷たくて、やはり風邪だろう・・・と思う。
脚が妙に、怠くて・・・コレが、非常に、イヤな不快な怠さで、なんだか、もう生きて行けないような???(相変らず、自分の身体となると大袈裟な気もするけれど)、そんな脱力感を伴う、モヤモヤした怠さなのだ。
それなのに、背中は、汗をかいていたりして、身体の部分によって、温感が全く違う。

食欲もないので、家人ストックのエイヨウドリンク(ファイトーいっぱ~~~つ・・・って、アレ。イメージでは、アリナミンの方が、なんとなく医薬品的が気がする。単に気がするだけで、成分なんかは、大して変わりなさそうだ。以前、24時間闘えますか?で、ブレイクした黄色と黒は、勇気?の印・・・コレ最近どうなんだろう・・・トキトウサブロウさん???タモリさんの超高額栄養ドリンクなども効きそうだけれど)など、失敬してきて、飲んで横になっている。

今日は、相方の勤める会社の経理事務を手伝う約束をしていたけれど、こんな状態じゃなぁ・・・と思っていた矢先、早朝の4時少し前に、相方からメールが来た。
昨日の夜から、体調不良になり、熱でダウン。今日の仕事依頼は、キャンセル。明日に延期願う・・・という内容だった。

相方も調子悪いのか・・・。
普段から、身体の丈夫さだけには、自信がある・・・と言っていたけれど、去年年末からの倒産劇、子会社の存続を巡り、土日返上で、人事・総務・経理をひとりで引継ぎ、本来の業務である設計からハズれても、仕事を続けてきたから、疲れが出たのだろうと思う。

本当は、設計者でありたかったのに、去年本社が、なくならなければ、今頃は、3年計画の設計部立て直しが、実を結ぶ直前だっただけに、何もかもが水泡に帰した・・・その気落ち・・・半年の気苦労が、ここにきて、顕在化したのだろう。


気候不順なおり、みなさまも、体調管理には、一層、気を配っていただけますよう。





『戦国夜話:遠藤周作・著』

2015-06-19 22:33:31 | Weblog

桜桃忌。
太宰治の誕生日でもあるし、入水して、その遺体が発見された日・・・だったと思う。

いつもこの時期、思い出してしまうのは、太宰治と雨がセットになっている・・・ということかもしれない。湿度のある作家・・・少なくとも、スッキリ、爽やか、快晴・・・のイメージはない・・・もっとも、文学を志すモノ・・・能天気では・・・ちょっとね・・・と勝手に思っていたりする。


今日のお題。
太宰治で、始まってしまったけれど、遠藤周作・・・狐狸庵先生。

私が、狐狸庵先生の著作を読んだのは、高校生の頃だったか・・・。
ユーモアエッセイの達人で、つい・・・うふふ・・・と嗤ってしまう・・・前述のスッキリ、爽やか、快晴・・・というイメージがあった。

知識人を起用し、♪ダバダ~~~~で始まる珈琲のCMでも、ひとランク上のインスタントコーヒーのCMにも出ていたし、あのCMに出演するのは、一種のステータスだったのかもしれない。

文壇の寵児でもあったし、狐狸庵先生である。

そんなユーモア作家だと思っていたのに、実は、クリスチャンで、宗教と人間をテーマした深淵な小説を書いていると知ったのは、だいぶあとになってから。
意外なところでは、『マリー・アントワネット』という著作もあったし(・・・今にして思えば、当然かもしれない。コッチが本職、エッセイは、副業?)、権力に阻まれ、殉教か棄教かを選択する人間の姿を描いた『沈黙』など、どうして、ユーモアとは、対極にあるようなテーマの小説を発表されている。

『戦国夜話』は、過酷な戦国時代に生きた織田信長、豊臣秀吉をはじめ、あまり一般的ではない前野将右衛門、荒木村重、戦国の花、お市の方、その娘、澱君、そして、キリシタン大名、大友宗麟、小西行長、高山右近、遣欧使節の支倉常長など、主にキリスト教徒と戦国の関わり、宗教の弾圧を敢行した施政者を短い文章で、綴っている。
いづれも解りやすく、読みやすく、語りかけるように、そして、その戦国を生きた人々が暮らした土地を巡り、空気感迄感じられる珠玉のエッセイ集である。

奥付が、1996年6月1日初版発行となっているから、狐狸庵先生が、お亡くなりになる半年前頃、出版されたものであろう。

ずっと、約20年間、ダンボールの隅に眠っていて、読まれるのを待っていたのだろう。

そんな一冊。




雨音

2015-06-18 23:17:18 | Weblog

この数日、随分と梅雨らしくなってきて、雷を伴い、シャワーのような雨が降ったり、止んだり。
時折、薄日が、差すものの、気温25℃に満たず、少し肌寒いくらいの(私にとっては、丁度よい)気温で、凌ぎやすい。

梅雨には、ザーっと豪快に雨の降る陽性型、しとしと、じめじめ、ぽつぽつといった陰気な陰性型、全く雨の降らないカラツユの3パターンがあると思うけれど、今年は、今の処、カラツユ転じて、陽性型にシフトしていきたのかもしれない。

・・・となると、これから、気温も上がって行って、不快極まりないまさに梅雨・・・ということになるのかもしれない。

私の希望としては、ザーっと豪快に降って、気温が低い・・・という梅雨が好みである。

シャワーのような雨音を聞いていると眠くなってくる。

もっと、もっと聞いていたいのに、睡魔は、降りてきて、そして、ちょっと眠ったかと思うと、その眠りを破る・・・そんなことの繰り返しだ。

やっぱり、日中は、適度に労働した方が、身体のためには、よさそうな気がする。

先週、起立性低血圧による『脳貧血』らしいことが、判明して、本当に、身体を動かさないと弱っていくばかりである。

・・・それでも、なかなか動けない。
冬眠中に、掘り起こされた爬虫類のように、寝起きは、全く動けないから、困っている。

血圧系の疾患(・・・というより体質)は、精神的レベルでみると、『問題に正面から立ち向かえず、ひたすら、無意識に逃げる』ことから起こる・・・と記載されていた。

拙ブログにも何度か記載したけれど、『病気が教えてくれる、病気の治し方:T・デトレフゼン/R・ダールケ:著』を再び、手にしている。

結局のところ・・・今の私には、何もすることが出来ず、ただ現実から逃げるだけで、何の解決にも至らない・・・ということだけは、明確だ。

・・・どうしたら、いいのでしょうか・・・。

だた、見よ。観察せよ・・・それしかない。自覚して、症状の訴えることを聞け。
それは、抑圧され、無かったことにされた心の叫び・・・ということまでは、わかったけれど。

相変わらず、難解ですかね?理解できないだけ・・・???



第18回目の観月会

2015-06-16 08:17:25 | Weblog

昨日(15日)は、某所15階展望レストランにて、月例定例の観月会。

一昨日(14日)の蛍狩りも、そうだったのだけれど、夕刻からの、とにかく陽が沈まないと始まらない夜のイヴェント続きである。

夏至をまじかに控えて、薄暮が、闇に溶けるまで、まだまだ時間のかかる19時スタート。
陽は完全におちているものの、15階の展望室から眺める市内に、闇が降りてくるには、あと30分の待ち時間があった。

『夜の7時なのに、まだまだ明るいね・・・。』

同じセリフを、2日連続で、同じ相手に言ってしまう。夏至のチカラ・・・???


太陽の力が強いのだろう。

薄暮は、白い。

緯度の高い北欧などでは、太陽すら沈まない・・・ということだから、白夜のシーズンに精神疾患を患う人が増えるというのが、なんとなくわかる気がする。
たぶん、ヒトに光が必要なように、闇もまたヒトにとっては、必要不可欠なのだろうと思う。

この世から闇がなくなったら・・・。
ヒトは、ねむらなくなるのだろうか・・・???
少なくとも・・・睡眠時間は、減るに違いない。

闇は、恐ろしい世界でもあるけれど、優しい世界でもあるようなのだ。
・・・ワタシは、このところ、この闇の時間帯に起きていることが多いから、特にそう感じるのかもしらない。
ずっと、ずっと・・・闇に沈んでいたいなどと感傷的なことを考えている。

今回の観月会。
このところ・・・ずっと月の無い観月会であった。
昨日は、二十八夜で、今日の新月を待つばかり。
しかも、宵にかけて雷雨でもあった。

メニューは、相変わらず季節の旬の野菜をふんだんに使った手の込んだ料理が次々と登場。
新ジャガ、玉葱、オクラ。鮎。

18回続いた観月会であるけれど、来月の15日は、お店の貸切で、翌々日に変更となった。
毎月15日という定例が崩れたので、相方は、物凄く落ち込んだ。

折角、18回連続したのに・・・と納得行かないらしい・・・その程度のことで、これ程ダメージ?を受ける相方は、やっぱり、偏執的なのかもしれない・・・と思ったりした観月会であった。