鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

その香水・・・苦手なんだ・・・②

2008-01-30 21:07:29 | Weblog
霧の朝。
今週は、曇りがちで、暗いせいか、なんと3日連続で、起きるのが、7時半を過ぎてしまいしたとさ・・・。
しかも日を追うごとに、少しづつ遅れ来ようです。困った。 

明日は、間に合うでしょうかね・・・???

先週の土曜日に今年の初観劇ってことで、双眼鏡をなくしたとか、蜥蜴のせいで、道に迷っただの益体の無いことばかり書いております。
もともと、お役に立つようなブログではありませんから・・・。

さて、今回の観劇は、オペラ・グラスなしのハンデ戦だったこともあったのだけれど、お隣に座られてた女性の纏っていらした香料が、私の嫌いな香りだったので、ちょっと苦しかったということでございました。

『その香水・・・。苦手なんだ・・・。(天才脚本家)』

この科白(セリフ)については、去年の10月10日のブログでも書きましたが・・・。

とてもパウダリー(粉っぽい)なフローラルで、女性的だし、上演時間は、ソワレ(夜)なんで、決してマナー違反とかっていうのでは、ないのですし、T.P.Oは、充分弁えておられたようなのですが、ワタクシは、なんだか、酔っ払って、頭が痛くなる感じだったのですね。
まあ、要するに、ワタクシが嫌いってだけの話で・・・。
特に、今回は、上演時間3時間越えの長いものだったので、出来るだけ、そっち(香り)に気が行かないようにしておりましたけれど・・・。

同じ香りを長く続けて使っていると、嗅覚が麻痺してしまって、つけ過ぎってことも、ありますね。

気温や湿度によっても香り方が全然違うようで、ホントに難しいものだなぁ・・・と・・・。

香りもヒトによって、激しく好みがありますからね・・・。

ワタクシも、早く、グリーンとかシプレーとか、ラヴェンダーとかのアロマ系、及び、メンズ・フレグランスを脱して、本当の香りを解する大人になりたいものでございます。

でも・・・

『その香水・・・大っ嫌いなんだ・・・!!!』


☆☆☆明日、明後日と決算突入のため、ブログはお休みの予定です。






怒れ!演劇ファン!!!!!

2008-01-29 20:34:52 | Weblog
天気予報では、雪だったのだけれど、今は、雨。

このお正月にかけて、チケット販売各社では、システムの変更だとかで、以前とは、違う仕組みになってきているようです。

いままで、先行予約も特別料金(システム使用料だとか、先行予約料?だとか)を一切取っていなかったローソン・チケットまでも、特別料金と発券手数料を取るようになっちゃったようです。

eプラスなんかも以前は、座席が気に入らなければ、キャンセル可能だったのに、最近は、キャンセル不可になっちゃったし(・・・といってもeプラスは、会費無しだけど・・・)

ぴあなんかの会員先行も以前から、上乗せしていろいろ手数料とっていたけれど、なんで、会費までとっているのに、そのうえ、更に特別料金をとるんだろう・・・。
しかも1枚につき・・・だもん。1枚千円くらいの割高は、覚悟しないくちゃいけないんだよ。
お昼ご飯くらいラクにたべられてしまう金額だもん。

一体何のための会員(会費)なんでしょうかね・・・。
メリットなくても、金払えってか・・・。
会費払っても、先行でもチケット取れないのに・・・。
チケット取れなくても、電話料金なんかの通信料金は、バッチリ取られるし。
0570のシステムも通信料金は、割高だしな・・・。

演劇・音楽その他のファンの足元をみてるとしか思いようがありませんね。

そりゃあね・・・・。
なかなか手に入らないから価値のあるのが、チケットってもんだし、みんなが欲しがってるんだから、少しくらい高くたって我慢しろよ・・・ってことなんでしょうけれど、じゃあさ、
松竹さん(歌舞伎とか)なんかの割引見てくださいよ。
会員さんは、5%引きで、送料無料ですよ(もっとも会費は払うけれど、たくさん行けば、モトとれちゃうのよ)。
これが、ホントの会員サービスだと思うんですけどね。

・・・このところ、ことごとく抽選販売にハズレまくっているんで、怒ってます。
再び、叫ぶ・・・何の為に会費はらってんだよぉ~~~!!!!!!

怒れ!演劇ファン・・・。

興行モトの正規の値段で、チケット売ってくれ!





迷い蜥蜴--Diamond Lizard② 

2008-01-28 19:51:20 | Weblog
またまたヘンな益体もないタイトルですみません。
別に自宅に、何処かのペットのトカゲが迷い込んだ訳ではありません。
去年の12月21日のブログの続きです・・・。

メタル・バブル状態のワタクシが、ちょっと贅沢して購入したダイヤモンドのトカゲのブローチのお話です。
・・・何故だか、このLiza君(ブローチの名前)と一緒に都内に出ると、道に迷う事が判明しました。
しかも、一昨日は、何度も訪れている青山劇場ですよ・・・。

1度目は、品川教会迄の道に迷い、2度目は、Shinjuku-Maze になかなかたどり着けず、今回は、判りきったはずの青山劇場・・・。
何故に~?????

まあ、たしかに地下鉄・表参道駅は、改装されましたし、出口を間違えたということもありますが・・・。
まさか、あの場所で迷うとは・・・。

方向がまるでわからなくなって、しかも夜だし、風景が、昼間と全然違うし。
寒いし、開演時間は、迫ってくるし・・・なのだけれど、何故か、開演時間までには、到着してしまう・・・ということも判明・・・いいんだか・・・悪いんだか・・・わかんないです。

一応、開演前に余裕をもって劇場に到着して、ゆっくり開演を待つ時間が好きなんですけど、最近は、全然、そうならないの・・・。
時間は、充分にあるはずなのに、想定外の出来事(電車の遅れとか、道に迷うとか)に、いつもギリギリ。

ワタクシの体内時計の時間軸が、大幅にズレてきてるんでしょうか・・・。

都内に在住しないワタクシの観劇は、大抵、土曜日なのですが、最近は、ソワレ(夜興行)の方が多くなってきていることも関係あるかもしれません。
・・・昼と夜とでは、街は、こんなに違う顔になる・・・なんだか不思議な気もしますね。同じ場所なのに、空気もまるで違うようで・・・。

劇場も同じですね。
客層とか、雰囲気とか、マチネ(昼)とソワレでは、全く、違う色になります。

以前は、夜の電車が嫌いだったので、もっぱらマチネばかりだったのですが、夜の雰囲気もそれなりに楽しめるものがあります。

ただし、ソワレに行って、帰宅して、寝るのは、大抵、午前3時過ぎになりますけどね・・・。

・・・で、蜥蜴のオチはどうしたんだ・・・と今頃、思い出しましたが、今度、Liza君とお出かけして迷ったら、やはり、Liza君は、迷い蜥蜴ってことで・・・。





圧巻のラスト!劇団☆新感線『IZO』

2008-01-27 16:11:02 | Weblog
昨日は、今年の初観劇。
青山劇場まで、劇団☆新感線の『IZO』を観にいってきました。

今回は、後方のサブセンターでの観劇。
昨日、無くした双眼鏡『フラビーノ7』が使えない状況でのハンデ戦?です。
モノ・アイ(単眼)[SAFARI]で、焦点があわせづらくて・・・。

今回の演目は、座付脚本家の中島かずきさんではないそうで、今までの雰囲気とは、まるで違っていたので、前半少し戸惑いました。

去年3月のロック・オペラ『TOMMY』で見せた3D多様の演出は、この作品の前哨戦ともいえるものだったようです。スクリーンを最大に使って臨場感とスピードのある場面転換・・・いちいちセットを組んでいたらホントに大変です。歴史ものだし、文字と視覚的な補助がないと、理解しづらい物語をわかり易く展開させてくれました。
3Dならではの俯瞰的視界からの導入や、シルエットでのストーリー展開は、今までの演劇と映像の合体で、ヴィジュアル的にも面白かったです。

舞台音楽も今までのバリバリ・ハードロックとは一転、静かな雰囲気でした。
新感線リズム隊には、ちょっと物足りないか・・・。
それでも、印象的な音楽は、岡崎司さんならではのもの・・・。

主役の森田剛さん・・・ほとんど出ずっぱりで、ちょっと声が枯れていたような気もしますが、『岡田以蔵』の内面にせまるラストは、感涙。
2005年の『荒神』以来、新感線では、2度目の顔合わせ、田辺誠一さん・・・あの清潔感と目的のためなら、人を切り捨てる冷徹な『武市半平太』を凄くカッコよく演じてました。

今回はいい役でしたね。粟根まことさん。勝安房守(海舟)だもん。すごく決まっていて、あわぼんファンのワタクシとしては、とても嬉しい。今回は、メガネなしの登場でしたが、メガネがなくても超素敵!。
坂本龍馬役の池田鉄洋さん、雰囲気のある役者さんですね。声もいいし。

前半が終わるまで気がつかなかったのですが、田中新兵衛役は、なんとあのpiperの僧正こと山内圭哉さんだったとは・・・。キャスト表みるまでわからんかった・・・。いつもは、スキンヘッドか、それとわかるズラで登場するんで、すぐわかるんですが・・・一体どなたかと思っておりました。でも、声は、僧正そのものだし、この方、こんなにハンサムだったのね。

上品な京都の飲み屋さんのご主人役の木場勝己さん、存在感たっぷりの山内容堂役西岡徳馬さんといい、おじさんたちもバッチリ脇を固めて鉄壁でしたね。

ラストは、圧巻。
会場からは、洟をすする音があちこちで・・・。泣かせるラストです。
前半の緩やかな展開は、このラストを引き立てるためにあったようなものでした。
花びらが散って、感涙のラストでした。




探し物はなんですか・・・?

2008-01-25 22:30:22 | Weblog
今日も、冷たい空気に包まれた1日。

さて、先程から、探し物をしているのだけれど、見つからないの。
♪♪カバンの中も机の中も探したけれど、見つからないのに・・・なんて、井上陽水さんの『夢の中へ・・・』 なんて、歌っている場合ではないんですけどね・・・。

一体何を探しているのか・・・といいますとね。
『フラビーノ7』なんですわ。
双眼鏡でございます。
明日は、今年の初観劇で、しかも席は後列。
オペラ・グラスは、必需品なんですけどねぇ・・・。
いつも鞄の中にいれてあるのに・・・無い!何故に~???

鞄の中にないとなると・・・やはり、あそこに置き忘れて来たか?
去年の年末にいったチェロ・コンサートの会場かな・・・?
あれ以来、使ってないしな・・・。

わずかな可能性だけれど、自宅には、片付け魔がひとりいる・・・。
所在を知っているかもしれない・・・?

夜間に、失せモノは、見つかる可能性って少ないような気もしますがね・・・。

昨日は、風が強くて、その話題を書いてしまったので、今日こそは、皆川博子さんの著書『戦国幻野-新・今川記』(1月23日の続き)を書こうと思っておりましたが、それどころでは、なくなってしまいました。

探し疲れた(・・・と言っても、30分くらいしか探していないけれど・・・)ので、今日は、もうあきらめて、明るくなったらまた探してみよう・・・。

出てきてくれよぉ~。結構、高価だったんだからさ。

・・・と言う訳で、明日のブログは、お休みです。



こ・・・呼吸が出来ない!ゼフィロスの復活

2008-01-24 22:27:56 | Weblog
朝の濃い霧がはれたと思ったら、こんどは、強い西風。

久々にゼフィロスの復活を見た・・・(・・・だからぁ、ゼフィロスは、欧州では、春風なんだってば・・・ていうブログを今年の初め頃[1月4日]書いたのだけれども、何度見ても、ボッティチェリのヴィーナスの誕生のゼフィロスは、春風には見えない・・・青いしさ・・・。どっちかと言えば、タナトス[死神]系でしょ~が・・・。それなんで、私のイメージとして冬の冷たい風という前提で書かせていただきます。すみませんね。イメージ先行で・・・)。

本邦じゃ、風の神様といえば、俵屋宗達のあの『風神・雷神』屏風でしょうかね。
あの大きな袋(・・・でよいのだろうか?)もってる方・・・。
いかにも風をはらんで、暗雲に乗って、空を翔る姿は、不思議なグルーブ感さえ感じますが・・・。
お顔は、割とキュートで、ファニーフェイスなんだな・・・これが・・・。
あの空間の広さは、西洋画にはない行間を読み取れってことでしょうか・・・
屏風絵ですしね・・・。


さて、本日は、追い風に乗って、電動アシスト自転車ってのはこんなものなのかな・・・などと、悦に入っておりましたが、行きは、ヨイヨイ・・・帰りは、モロ向かい風・・・。
呼吸が出来ない・・・窒息する・・・ってな訳で、まあ、仕方がない・・・降りて歩くか・・・。

しかし、強風でございましたね。
これだと、風が強すぎて、凧揚げもままならない。
糸切られますからね・・・。

今日の風の冷たさは、氷をふくんでいるような冷たさ・・・。
シベリアからの冷気が、惜しげもなくやってくるようで・・・。

明日の朝は、冷え込むようです。
起きたら、氷の世界だな・・・。

どなた様も暖かくしてお休みくださいませ。






今更、なんなんですが・・・去年の大河ドラマ『風林火山』

2008-01-23 19:39:49 | Weblog
そうなんです。今更なんなんですが、去年の大河ドラマ『風林火山』・・・やっと録画で、最終回迄見終わりました。
ああいう終わり方でしたか・・・。

内野聖陽さん、市川亀治郎さんをはじめ、前半の俳優さんについては、夏頃、このブログ内で書いてしまったので、今日はその他ってことで・・。
それにつけても、上杉謙信役のGacktさん・・・いいとこ取りでしたね。垂髪ですもん・・・。
あれに反感を感じた方も多かったんじゃないでしょうか。
お衣装も直衣といい、色といい、貴族のイメージでしたね。白馬に乗ってたしな・・・。ヴィジュアル系のタレントさんとしては、面目躍如でしょ。

今回は、女優さん達が、綺麗なんだけど、大人しい感じの方ばかりだったな。
最終回とその前の回に、久々に見たぞ。緑魔子さん・・・霧読みのお婆(おふく)役だもんな・・・あのままシェイクスピアの作品に使えそうだったな。

寿桂尼役の藤村志保さんもなかなか野心的ないい役でした。

最終回で、平蔵(佐藤隆太さん)が、力尽きて倒れたところに、おふく(緑魔子さん)の登場があったから、命は、助かったのだろうか?奥さんの水川あさみさん(ヒサ役)もなかなか凛とした美しい女優さんだな・・・と。なんとかヒサのモトに帰りつけよ。平蔵・・・。

新旧・大衆演劇の女形・松井誠さんと早乙女太一くんの北条親子もまた見どころだったんじゃないかと思いますが、やはり、女形のスタイルの方がよさそうだな・・・。松井誠さんの品格のある北条氏康もなかなか・・・でしたが・・・。

春日弾正役の田中幸太郎さん・・・カッコいい役者さんです。

しかし伝兵衛(有薗芳記さん)と葉月(真瀬樹里さん)が夫婦になっていたとはなあ・・・。
ほのぼのした展開でした。

さて、もうひとり、今川義元役の谷原章介さん・・・素敵ですね・・・高飛車で、公家風のお坊っちゃま役でしたが、ノーブルなお顔立ちなんで、ぴったりでした。
最後、ちょっとあっけない終わり方でしたけどね。
今川家の軍師・雪斎は、伊武雅刀さんでしたが、この方もなかなかクセのある難しい役をさらりとこなしていましたね。

私は、山本勘介と雪斎については、ちょっと違うイメージでいたんですけどね。
皆川博子さんの著書『戦国幻野-新・今川記』のイメージが強くて、慣れるまで、ちょっと違和感があったのですけど・・・。

・・・という訳で、やっと見終わりましたわ。
次回のブログでは、皆川博子さんの著書『戦国幻野-新・今川記』について書こうかなとも思いますが、果たして文章になりますかどうか・・・。



『孤高を噛むピーマンも噛む:明川哲也・著』

2008-01-22 19:32:12 | Weblog
・・・しかし・・・寒い。
朝など、呼吸をすると冷気が肺の奥まで沁みこむような気がしますね。

1月20日のブログで、ドリアン助川さんの著書『食べる-7通の手紙』で、少し書きましたが、本日は、そのドリアン助川さんが、名前を変えてからの著書『孤高を噛むピーマンも噛む』。

禅の本・・・だそうです。

・・・とご本人もおっしゃっております。

昨日のブログ(すみませんね。さっきから過去へ戻ってしまって・・・)で、私が現在の職に移った日のことを書きましたが、丁度その頃(・・・だと思うのですが・・・)明川さんの消息――いや・・・ここでは、ドリアン助川さんと言った方がよいのだろうか――がわからなくなって、本なども出版されなくなってしまっていて、どうしたのかなぁ・・・と思っていました。
・・・タレントや執筆活動を止めてしまったのだろうか・・・と気にはしていました。

この時期だったのか、もう少し早い時期だったのか・・・活動をニューヨークに移されていたようでした。
アメリカでの環境の変化なのか、明川さんの髪は、抜け始め・・・彼は、焦りだしたそうです。
そのとき、ピーマンの種が、育毛に効く・・・という記事を読んで、試されたそうです。
若い時分から、髪を安価なスプレー染めたり、で立ち上げたりして(パンクスですからね・・・)、かなりいたぶって来た由・・・。
そんなちょっとクスっとわらってしまうような書き出しで、この本は、始まっています。

子供が大嫌いなピーマンもじっくり炭火で丸ごと焼いて食べたときのあの感動。
大人にならなきゃ、わからない味もあるのでしょう。

辛いなら、苦しいなら、それそのものを味わってしまえ。
痛いという感覚を味わってしまえ・・・。

物理的に身体の何処かが痛いときって、痛みにばかり気がいってしまうのは、仕方のないことだと思います。
早く治ってラクになりたい・・・と思うのは当然ですね。
その時、一寸だけ、痛みってこんな感覚だったのか・・・じゃあ、もう少し、この痛みと付き合ってみようか・・・なんて思えたらどうでしょうか?

生きているから痛いのだし、苦しいのだし、辛いのだし・・・。

そんなことが、孤高を味わい尽くした?明川さんの優しい筆致で書かれているようです。





切り捨てられて・・・そして・・・

2008-01-21 19:05:07 | Weblog
今を去ること丁度6年前の今日。
私は、現職についたのである。
・・・あれから、もう6年か・・・と思うと感慨深い。
某通信事業及びメーカで、チマチマ、データ入力なんてやっていたのだけれど、構造改革とか、大規模な組織改変とか、成果主義の導入とか・・・そんなこんなで、私の所属していた組織も大移動で、都市部の基幹工場へ移された。
・・・まあ、切り捨てられた訳で・・・。

・・・で、会社も変り、現職に落ち着いたのが、それから1ヵ月後の今日なのだけれど・・・。

最初に驚いたのは、環境の違いだった。
今度の場所は、メイン工場の中二階と呼ばれる場所で、とにかく寒い。
以前は(いちおうインテリジェント・ビルってことなんで、エアコンは快適)、冬でもコットンシャツ1枚でラクに過ごせたのに、セーターを着こんで更にそのうえから、フリースのジャケットを羽織り、それでも寒い・・・。
火災予防の為、ヒーターなんかの足元器具は、ご法度。
おまけに、陽の当たらない場所なので、暗い。
工場内の事務所なので、朝、机を拭いても、夕方には、埃が溜まる・・・
パソコンのOSは、Windows 94?96だったかな(←とにかく古いヴァージョン)。
お手洗いの個室は、ドアに5mmくらいの隙間がある!

目の前が真っ暗になってしまった。
・・・こんな処で耐えられるのだろうか・・・。

それでも、なんとか持ちこたえ、現在に至っている。

やはり、現金収入を得る術がここにしかなかったからである。

その後、最悪の環境からは脱出することが出来た。
部内で引越しがあって、明るい事務所に移ることも出来たし・・・。
仕事面でも、自分で考えなければ誰もやってくれないので、ほんの少しだけだけれどスキルアップしているような気もしている(給料は据え置きだが・・・)。

失職するときに、思ったことは、
月に1回演劇を観に行けて、週に1回外食ができて、読みたい本を買える生活が出来れば、それで満足しよう・・・と。

この頃、大分、わがままになった。
人の仕事に対する態度なんてどうでもいいことにハラたてて、イライラするし、そんなことは、私には関係無い筈なのに・・・。

今日は、初心に帰ろう・・・。そう思った寒い一日。



塩――『食べる――7通の手紙:ドリアン助川・著』

2008-01-20 16:57:02 | Weblog
ブランド名が『赤穂の塩』という塩が売られている。
フツーの塩より高価なんだけどね。一応、赤穂ブランドだしな・・・。
赤穂・・・といえば、塩である・・・。忠臣蔵の赤穂浪士の生活を支えていたのだって、藩の経済の基盤は、塩だもんね。
・・・赤穂浪士は、まあ、関係ない。
赤穂の塩である・・・この塩を作るための海水は、なんとペルーだったかアルゼンチンだったか・・・どちらかだったかは、失念したけれど、赤穂の海水ではない・・・なんて記事があった。
ペルーの塩だってアルゼンチンの塩だって、いいと思うんだけれども、やはり日本人にとっての塩の名産地?は赤穂なんだろうな・・・。

『食べる――7通の手紙』は、著者のドリアン助川さん(現:明川哲也さん)が、7人の有名人に宛てたお手紙形式のエッセイである。

ドリアン助川さんは、現在、改名されて(改名でいいのかな?)明川哲也さんとして活躍されているex.ロックシンガー(今でもロックシンガーですが・・・)である。
21世紀になる前か、なったあとか、テレ朝の深夜番組『金髪先生!』なんかでお馴染みの方も多いのではないかと思う。

この方の小説の方は、まだ、読んだことがないだが、エッセイは、何冊か拝読させていただいた。
(ここでは、ドリアン助川さん時代の著書なので、ドリアンさんと書いていく)

多分、この方の人生の方が、小説よりドラマティックなんだろうな・・・と思う。
・・・だって、卒論書くために(早稲田大学・東洋哲学科)インドへいってコレラ?に感染して、15kgもやせたとか、燃える闘魂の某国会議員と共に、海外特派員として、内戦のカンボジアに視察にいっちゃったり、やはり内戦中の東ヨーロッパに潜入したり、バンドが軌道に乗ってきたところで、メンバーの麻薬所持違反で、必然的にバンドは、解散になってしまったり・・・。
劇的・・・と言わず、なんと申し上げてよいやら・・・形容詞が見つからない。

さて、『食べる――7通の手紙』では、ドリアンさんは、カンボジアの大虐殺者ポル・ポトに対して、
塩は必要だけれど、多すぎてもイケナイ・・・と書いていらっしゃる。
親切や、慈愛から出た行動でも、度が過ぎると相手を傷つけ、死に至らしめる場合もあるのだと・・・。

他にも、兼高かおるさん、川崎のぼるさんに宛てた、食に関する多彩なお手紙でつづられた1冊となっている。

ドリアンさんの言葉は、限りなく優しい。
多分、挫折も多かったのだろうと思う。

日曜日の23時から放送中のNHK『つながる@ヒューマン』で、頑張っている人を応援する歌(詩)を毎週発表されている。

ちなみに私は、ゲランドの塩っていうのを使っている。