終日くもりがちでも、夏日。
晩春なのか、初夏なのか・・・。
一昨日迄、寒いくらいだったのに・・・。
日中は、夏日でも、朝などは、まだストーブが欲しい。灯油は使い果たしたので、カセットガスのソロストーブで、朝の珈琲の湯沸かし。
明日は、真夏日の予報で、一気に夏に向かうのか・・・。
寒い冬から、春に向かう季節は、新陳代謝が活発になって、やたらに疲労感漂う。
クエン酸がよいそうな?
市販の粉末の(安価な)クエン酸は、カビから抽出するそうな???
レモンなどの柑橘類で、クエン酸を摂取するほうが、健康的かも?
無農薬のレモンは、近隣のスーパーでは売っていない。
郊外の道の駅などの農産物売り場に或る時もあるけれど、常時はない・・・よく無駄足になることも多いので、インターネットショップで、購入してみた。
箱入りレモンちゃん2Kgのなかに、枝葉のついたままのものが2個はいっていて、取れたて感が素敵。
初夏の気温だしね・・・レモンジンソーダ。
無農薬だから、皮を捨てるのはもったいないね。
皮を剥いで、薄細切りにして、砂糖と一緒に煮て、レモン・ママレードを拵える。
塩に浸けて、塩レモン。
スピリタスを買って、レモンリキュールも作ろうかなぁ。
レモンは、梅雨時くらいまで。そのあとは、夏みかん以外の柑橘類は、秋が深くなる頃まで、お休みかも・・・。
作家の森茉莉が、『檸檬(レモン)』という漢字は、綺麗だと書いていたけれど、うんうん・・・そうだよね。
今は、パソコンで、一発変換だけれど、筆字で、『檸檬』は、なかなか書けない(ような気がする)。
『菫(すみれ)』という漢字も美しい。
父親はかの森鴎外。陸軍軍医として、ドイツに留学。娘の茉莉は、オット(夫)である山田環のフランス留学で、一緒に渡仏。
十代で、欧羅巴(よーろっぱ)の洗礼を浴びる。
欧羅巴という漢字も綺麗だね・・・。
レモンを檸檬と漢字表記したのは、誰だったんだろう???
『鬱病(うつびょう)』の『鬱』に至っては・・・シャーペンでも難しいゾ。
『薔薇(そうび・ばら)』だって、書けそうでかけないし。
梶井基次郎は、『檸檬』って短編小説で、檸檬を時限爆弾と想定して、本屋に置いてみたりして、高村光太郎は、千恵子とレモンの詩を作った。
・・・そんなにもあなたはレモンを待っていた。
・・・かなしく白くあかるい死の床で・・・
高村光太郎は、カタカナの『レモン』だった。
そんなトパアズ色の香気のレモンを愛した?千恵子さんだけれど、あの詩を読むと、若くしてお亡くなりになったのか・・・とか、思っていたけれど、存外長生きで、享年四十八であった・・・48歳が長生きかどうか・・・あの時代では、そう若くはなかったような気がするし、精神分裂(今は、統合失調症というらしい)のうら若き妻・・・なのだと思ったら、割と年喰っていたんだな・・・と、ちょっとガッカリ・・・した記憶があったりで。
梶井基次郎は、若くして亡くなったけれども、イメージと実像が一致しなくて、ガッカリした文学少女諸姉も多いだろう・・・ネットでは、文学少女ネキ(アネキ)とでもいうのかな・・・今時は。
結核で若くして亡くなった文士・・・檸檬と白皙の美青年・・・だと思っていた彼の写真(ヴィジュアル)をみて、一気に熱が冷めたったンゴ・・・。