goo blog サービス終了のお知らせ 

鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

如月最終日(2025)/コウノトリの産卵

2025-02-28 22:03:44 | 自然・気象

日中は、20度近く迄、気温上昇でも、ぼんやりとした薄曇りの春っぽさ。それでも、朝方は氷点下近く迄、気温が下がるので、朝は冬。

あまり陽差しがなかったので、朝干した洗濯物が、乾かないかも・・・と思ったのだけれど、夕刻前には、厚手の木綿のトップスも乾いていて、『春』の底力?か・・・と季節を感じる。

 

一昨日・・・。

遊水池のコウノトリ観測台の望遠鏡で、人工巣塔の上に、白い鳥の顔だけが見えていた。

相方は、アヒルちゃんだと言い張ったけれども、本日のローカルニュースで、コウノトリのカップルの産卵を確認と伝えていた。

巣塔の上に頭だけしか見えなかったのは、コウノトリが、卵を温めていたため、頭しか見えなかったようだ。

今年で、6年連続の自然繁殖。

季節が良くなってきたから、観測台には、ギャラリーのご老人達の集会所?になるんだろうなぁ・・・。

 

 


春の遠足のような一日。

2025-02-26 22:43:12 | Weblog

最高気温17度近く迄、上昇。

一気に春が来たような。

 

朝から、旧居住地の銀行等。

相方も、我が旧居住地に御用があるということなので、車を出してもらう。

相方は、金融機関のインターネットでは変更できない?個人情報の変更処理など行い、私は、県内では旧居住地にしかない都市銀行へ。

久しぶりに訪れた旧居住地は、やはり懐かしいし、空気も違う(ような気がした)。

日差しは春だけれど、時間が経つにつれて、冷たい強風が吹く。

アレコレ巡っているうちに、正午を過ぎて、旧居住地から南に向かい、隣県の古民家カフェへ。

結構?有名な古民家カフェで、某国営放送で、数年前に紹介されていたそうで、玄米酵素ご飯のランチが売りのお店のようだった。

最近は、ちょっと著名なお店は、予約しないと食事ができない(コロナ流行中は、特に予約がなくても、食事ができたけれど、コロナ以前に戻ったのかな)ので、前日の昨日、予約を入れた。

既に、13時半でも、ほぼ満席の状態。予約最後の客となったようだ。

店内は、ほぼ女性客。男性は相方ともうお一方居た。

柔らかく炊いて発酵させた玄米酵素ご飯。メインの魚料理以外、動物性の材料は使っていないようだった。

デザートのシフォンケーキと夏みかんジャムと豆乳クリーム、ほうじ茶アイスクリームと充実した内容。

おなかもいっぱいになったので、来た道を戻りつつ・・・ふと、国道の案内版に、遊水池まで、2kmの表記。

暖かいし(風は強いけれど)寄ってみようか・・・ということで、遊水池へ寄り道。

ここは、母の亡くなった年の5月に、道の駅に食材を買い求めに行って、やはり国道の『遊水池迄、10km』の表記をみて、何気なく訪れた場所だった。

あのときは、二羽のコウノトリのヒナが孵化して、河川敷?には、某国営放送の定点観測のカメラが、観測所に設置されていて、隣の休憩所は、ギャラリーがたくさん居た。

母の死後、2カ月経っていた頃で、随分と悲しい気持ちで、遊水池の道を歩いたけれど、あのときは、気温30度でかなり暑い日だったことを覚えている。

コウノトリの人工巣塔が見える望遠鏡が設置されていたので、のぞいてみた相方が、

『鳥のアタマが見える!』

というので、私も望遠鏡をのぞいてみると・・・まあるい白いアタマのコウノトリが居た。

『コウノトリだ。今年はまだ産卵していないと思うのだけれど???』

あのコウノトリは成鳥なのか・・・否か・・・???

相方は、

『アレは、絶対アヒルだ!』

と言い張るのだけれど、アヒルはあんなに大きくないし、絶対、コウノトリなんだけれども、コウノトリのような鋭角的?な顔ではなくて、白くてアヒルと言われれば、そんなフォルムと言えなくもない。

そんなこんなで、暖かいんだけれど、風は冷たい遊水池を後に、ただひたすら北上し、帰宅。

なんだか、楽しい春の遠足?のような一日であった。

 


早春の感傷~母不在の春の感傷

2025-02-25 21:35:31 | Weblog

日中は穏やかに晴れて、暖かいものの、早朝は、氷点下4度。

夜間、外に出てみると、それ程、寒くはなくて、やはり明日は、予報通り暖かいのかもしれない。

寒い寒い・・・と言っている間に、春は確実にやってくる。

春になりかけのこの時期は、母の亡くなった時期だし、長年一緒に暮らした三毛猫も姿を消した日でもあって、やはりこの時期は、ちょっと感傷的になったりする。

そろそろミモザの花の出回る時期だろうし、フラワー・ショップに入荷されていたら、また買いたいと思う。

母も猫も・・・。

なんの未練もなく?私の前から居なくなったけれども、彼女達は、本当に居たのか・・・と言えば、居たかもしれないし、居なかったのかもしれないし・・・。

でも、確実なのは、今現在は、居ない・・・ってことだけで、もう過去には戻ることができないし、確かめようもないけれど、彼女達の居た頃の写真は、存在の唯一証明なのかもしれない。

でも、この写真は、本当に母と猫なんだろうか?どこか知らないよく似た他人と猫なのかもしれないし???

私が、半世紀住んでいた家も、まだ有るのだろうし(これは、現地に行って確認ができることだけれど、あの愚弟とは会いたくない。会いたくもないヤツが実在していて、会いたい母が、居ないなんで、なんて、皮肉なんだろう・・・と、いつも考えてしまう。それ程、確執があるのだろう。ホント・・・もう二度と会いたくもないけれど、今年は兄の三回忌だから、会うのは必然かな?でもあの愚弟は、母の三回忌に、喪主なのに、法要に来なかった。だから会わずにすめばいいな・・・と思っている)あの家に、母と猫が居た頃が、たぶん、私には、一番、幸福な時期だったんじゃないか・・・と思ったりする。

母が、割と元気で、好きな事をしていた時期と猫が居た時期が重なっていた。

猫については、迷いネコで、いつの間にか、居ついてしまったので、私の意志は関係ないせいか、いつも、きっと、いなくなってしまうんだろうな・・・と考えていて、いついなくなってもいいように諦めることにしていたので、ちょっと姿が見えないと、もう帰ってこないんだ・・・と思う癖がついていて、もう諦めた・・・と思うと、ちゃんと戻ってきたりして、そんなこんなで、15年くらい一緒に居た。

母に関しては、居なくなる・・・ということが、想定できずにいたけれど、やはり歳を取って、母が外出して、ちょっと帰りが遅くなると、どこかで、倒れているのではないか、事故にあったのかも・・・と悪いことばかり想像していて、無事に帰ってくると、今度は、いろいろと煩くて、居ても居なくても、心配していた。

・・・今は、その心配はない。

だって、もう母は、居ないんだもの・・・えっと・・・そう・・・もう居ない。

居ないのだけれど、居たことはあったのだけれど、今どこにいるんだろう???ああ、そうだったそうだった・・・あの日・・・ものすごい風の吹いた日に火葬して、そのあと、四十九日の法要で、あの日も、風が強くて、おまけに雨も降ってきたりして、あの川の崖っぷちにある墓所に納骨したではないか・・・。

わかっているのに、わからなくなる感覚は、夢をみた後と同じような感覚。

そのうち、そっちへ行くからさ。ちゃんとお迎えに来てよ。

『向こうで待ってるよ。』

って、そんな手紙をくれたっけ・・・。

猫には、会えたかいな???

なんだか、よくわからないヘンな文章になってしまった(いつもだけれど)。書いてる本人も何が言いたいのかよくわからなくて、ちょっと混乱していたりするすこしだけ暖かくなった春宵。

 

 


暖かくなったら・・・。

2025-02-24 21:24:57 | Weblog

日中は日差しが暖かく、少しだけ寒気も緩んできたかな・・・と思える連休最終日の週明け。

連日、氷点下5度の朝。

あと数日で、春めいてくる・・・という予報だけれど、暑くならないといいな・・・とか、勝手に思っていたりもする。

朝方、またキジバトの啼き声が聞こえてくるようになったので、廂と雨戸戸袋の隙間を物理的に埋めてしまおうと考えている。雨戸戸袋は、何故だか、鳩さん達のお気に入りの場所のようで、100円均一ショップで、鳩避けのトゲトゲのマットを設置したけれど、そんなものモノともせず、侵入してくるし、去年は、放置してひどい状態になった庭の雑草対策で防草シートなど貼ろうと考えている。

気温の上昇は、嬉しいけれど、またいろいろと対策も必要。

寒ければ、寒い也に、暑ければ、暑い也に・・・なかなかに住み難い。

 

ふと・・・。

そういえば、もう長いこと、母に会っていないな・・・と思う。

眠ってみる夢には、ちょいちょい姿を現すものの、仏壇の写真などみると、死んだことを認めていない自分が居て、旧居宅に戻れば、なんだか、まだそこに居るような気がする。

一時的に離れているだけ・・・みたいな感覚が消えない。

もう会えないのになぁ・・・。

五回忌迄、あと2週間。

暖かくなったら、墓所に行って、墓所内に落ちているドングリの撤去だな・・・と考えて、やはり母にまた会いたいし、いろいろとハナシもしたい。愚弟の悪口を言いたい・・・。母の不在を責めたい。

 

 


耐用年数

2025-02-23 23:23:33 | Weblog

今冬最低気温氷点下6度の連休中日の日曜日。低温注意報続く。

階下のキッチンは、氷点下4度迄、下がっていて、部屋の中に居ても、外にいても、そんなに変わらないのかも・・・冷蔵庫より寒い訳で・・・なんて思いながら。

 

10年前に購入したレーザープリンターが、とうとう寿命。旧居宅に居るときに、ケーブルに足を引っかけて、50cmくらいの高さから落下させても、健気に働いてくれた(紙送りのフック?みたいなのが、折れてしまって、自動紙送りが機能しなくなっただけで、手差しでは充分に使えていたのだった)。

それなので、新しいモノクロレーザープリンターを購入。昨日届いたので、とりあえず、有線ケーブルで繋いでみたのだけれど・・・ウンともスンとも・・・言わない・・・(使用できなくなったブラザーの機種は、有線接続のみだったけれど、ケーブルをつないだだけでインストール出来たような?如何せん、10年以上前のハナシなので、記憶が曖昧で・・・)

iphoneだって、新旧機種を並べておくだけで、データ移行出来るってのに・・・有線ケーブルでつないだだけじゃプリンタドライバーのインストールなんて、やってくれないのか・・・。そういえば、プリンターの箱にインストールCDが添付されていたけれども、このパソコンついていないのよね・・・CDドライブが・・・。音楽CDも再生できないんだった・・・と改めて思ったりで。

・・・なので、メーカーのHPから、ファイルをダウンロード。

そしてイザ、印刷をしてみると・・・用紙は、プリンターの中へ吸い込まれていくのに、印刷できない。

そして印刷の際に、白煙がたちのぼる・・・コレって大丈夫なのか・・・???と不安になった。

ちょっと調べてみると・・・コピー用紙が湿気っていたりすると、焼き付ける際に、ミストが発生する場合がある・・・とのことで、氷点下4度の室内に、プリンターの箱とコピー用紙も置いてあって、たぶん、寒さによるもの・・・かも???

トナー本体に設置不備があったのかも・・・5、6回振れと書いてあったので、振ってみてセットしなおすと、ウッスラとプリントされていた。

無線接続は、後でやることにして・・・。

 

それにつけても・・・もう、あのサイズのレーザープリンターは製造中止になるかも・・・。店頭にも種類がなくて、キャノンとブラザーだけだったような???家庭用レーザープリンターは。

考えてみれば、家電(パソコンとかプリンターも家電のカテゴリーなのかな?なんか違うような気もするけれど、家庭で使う電化製品なんだから、やっぱ家電でいいのかもね)の寿命って、短くなったなぁ・・・と思う。昭和、平成の家電の耐用年数は、10年はゆうにあったように思う。

今は、パソコンで、5~6年ということだし、最近とみに価格の上昇している携帯電話・iPhoneなどは、3年くらいしか耐用年数が設定されていないらしい。

一番安価な機種でさえ、10万円を超えてくるご時世だから、寿命と代金が、釣り合わないような気がする。

この間、機種変更したばかり・・・だと思っていた iPhone SE3 なんか、バッテリー容量が、まもなく80%で、そろそろ機種変更時期です・・・ときたもんだ。

まだ3年しかたってないよ???

 


酷寒アルコール

2025-02-22 20:32:03 | 食・料理

氷点下5度に近い朝続く・・・。

午後になると雪雲が流れ込んできて、チラチラと雪舞い。このところ毎日。

寒気の底で、抜け切るのにまだ数日この寒さ。

本日、『猫の日』。来月は、旧居宅で長いこと一緒に暮らしていた三毛猫の二十一回忌だなあ・・・なんて思いながら・・。それにつけても、寒さの続くことよ・・・。

 

昨年までは、脂っこい食事には、ビールが合うので、週に一度くらいは、ビールを飲んでいた。

最近は、リキュールとレモンに、ジンを少し加えて炭酸で割って、ジン・ソーダにしている。

キッチンの窓の下は、アルコール壜の定位置。

ガラス戸は、1900年代の英国アンティークのステンドグラスなんだけれど、何分、キッチンに取り付けたので、あまり光も入らないので、少しだけの背景。

真ん中の『コアントロー』は、オレンジの皮などを漬け込んだリキュール。透明な色で、よい香りがする。

左側は、フランボワーズリキュールの空瓶で、先月迄、甘いフランボワーズリキュールにジンを少し足して、炭酸で割って飲んでいた。軽いので、つい飲みすぎてしまうので、300mlくらい入っていたけれど、すぐに無くなってしまった。

2月になってからは、レモン半分を絞って、左側のジンと混ぜて、炭酸ソーダにして飲んでいた。

・・・で、今は、真ん中の『コアントロー』と『ジン』を同量くらいいれて、更に、レモン果汁を結構、多めに入れ、炭酸で割る『柑橘ソーダ』と銘?打って(カクテルなんてお洒落なもんじゃないので)・・・三日置きくらいに飲んでいる。

美味しくて、身体が温まる。

元来、頭が良くないので、アルコール希釈度数の計算ができないのだけれど、(感覚的な酔感は)、アルコール度数7~10度くらいで、これまでのビールなどよりは、少し強い感じがしないでもない。

アルコールは少量でも、脳に悪い・・・らしいが、この寒さである。少々のアルコールで、暖を取らないと眠れない・・・。

北欧などでは、アルコール度数97度の『スピリタス』とか、やはりアルコール度数70度超えの『アブサン』などのアルコールがあるのは、寒さの厳しい季節には、強い酒のまなきゃ、やってらんない・・・からであろうか。

『アブサン』は、ニガヨモギの葉が原材料で、ニガヨモギは、いろいろな薬効があるという。

画像真ん中の『コアントロー』もオレンジの皮を漬け込んだもので、柑橘系の皮は、天日干しすれば、漢方薬の『陳皮』となる。これは冷え性、胃腸に薬効がある(らしい)。

そう・・・漢方薬なのよ・・・ってな訳で・・・私は、レモン果汁を100mlくらい入れちゃうので、ビタミンC補給にもなるだろうし・・・???と適当な理由で飲んでいる。

極北のグリーンランドでは、アルコール中毒者と自殺者が多いのは、日照が少なくて、太陽が、地平線から少しだけしか見えない・・・所謂、極夜が冬の間続くし、夏には、太陽の沈まぬ白夜だし、睡眠のサイクルがことごとく狂うらしく、人間は、やはり、昼と夜が丁度よく巡ってくる場所に住むのが自然なんだろう・・・とか思ったりする。

だいたい・・・グリーンランドなんて、テキトーな国名で、人を呼び込むためのイメージ的な名前で、実際は、過酷な極北の地。都市部のヌーク以外、あまり人が居ない・・・らしい・・・。

今年の1月は、暖冬のまま春になるのかな・・・と甘い期待をしていたけれど、2月になって情け容赦ない寒気団の襲来で、私も、ちょっと強い酒飲まないとやってらんないので、ちょっと強い酒?を飲んでいる酷寒の2月の連休。

 

 


宇都宮美術館・宇都宮美術の現在展

2025-02-21 21:31:41 | 藝術

乾いた寒い晴天。

このところ、毎朝氷点下5度前後迄、気温が下がり、酷寒。低温注意報続く・・・。

午後になると強い北西風。日光連山から吹き降りてくる雪雲からにわか雪。

 

一昨日(19日)。

宇都宮美術館の企画展・宇都宮美術の現在展へ。

宇都宮市にユカリのあるアーティストの作品展。

洋画・日本画・書画・彫刻・陶芸・写真など。

美術が本業?ではない???作家さん達もいらっしゃるようで、そんな作品を一堂に、集めて面白い作品が盛りだくさん。

肩肘張らずに楽しめる面白い作品たち。

モノづくり・・・楽しそうだな・・・。

常設展は、たぶんこの美術館のメダマの・・・過去に6億円で購入したというあの作品の展示。ルネ・マグリットの『大家族』がお出迎え。

この作品の前に立つと、何故か・・・

『また来ましたよ。』

って心の中で言ってしまう。

時々、他の美術館に貸し出したりしているから、いつでも会えるわけではなないのだけれど。

円安ドル高ユーロ高で、倍くらいにはなっているのかも・・・???よい投資をした?市民の税金???で。

描かれてからまだ、半世紀と少し・・・だけれど。アンティークではなく、まだヴィンテージってとこかな


映画:愛を耕すひと

2025-02-16 21:54:31 | 演劇・映画

最高気温15度近くまで上昇。

朝方も、氷点下になることもなく・・・寒さから解放されてほっとする暖かな日曜日。

 

一昨日(14日)。

午前中確定申告の書類作成のお手伝い。

夕刻より、映画『愛を耕すひと』を鑑賞。

鑑賞前は、勝手にストーリーを想像していたけれど、全く違っていた。

もっと・・・神聖な・・・慈愛の物語かと思っていたのだけれど。

デンマークの退役軍人のルドヴィー・ケーレン大尉は、貴族の称号と充分な資金を調達するため、これまで誰も成功しなかった荒地(ヒース)の開拓に着手するも・・・。

貴族の称号は、ルドヴィーの出自に深く根付くもので、なんとしても克服しなければならない目的でもあって、その称号を手にすることによってはじめて、彼は自由になれて、これまでの出自のための屈辱を払拭することができる。

・・・そして、様々な障害が彼の前に立ちふさがる。

領主達や官僚達の妨害、酷寒の気候、自然の脅威、仲間の暴殺。

そして、彼を取り巻く3人の女達。

荒地に、ジャガイモの栽培に成功するものの、王室の官僚、領主達は、更に妨害の手を緩めることもなく。

領主・デ・シンケルに捉えられ、瀕死の拷問を受けるが、心の支えとなった使用人のアン・バーバラと領主の婚約者エレル嬢によって、救い出される。けれども、二人は、彼の元を去る結果になった。

娘のように育てたタタール人の少女・アンマイと厳しい荒野で穏やかな生活を送る日々も、やがては終わりを告げ、少女の成長とともに、同じタタール人の青年の元へ去り、ひとり荒野に取り残されたルドヴィーは・・・。

 

主演のマッツ・ミケルセンの洗練されたノーブルな北欧貴族的風貌は、この映画での一番の見どころだ。

マーベル映画だの、インディージョーンズでは、悪役が多いけれど、正統派の二枚目俳優であると思う。

 

ふと・・・この物語の下敷きになっているのは、シェイクスピアの『マクベス』だろうか・・・などと根拠もなく考えた(いや・・・ただ単に、荒野に3人の魔女というか・・・)。

或いは、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』の雰囲気?もあるかも・・・とか。

 

それにつけても・・・。やはり、アングロサクソンの映画だなぁ・・・。情け容赦ないなぁ・・・。厳しいなぁ・・・。報われないよなぁ・・・。

 

荒野でひとり生きるのは、過酷で寂しく辛すぎる・・・。

過酷な開拓と貴族の称号を捨てて、彼は、荒野を後にして、海辺へと向かう・・・。

 


訪問勧誘は、二度ベルを鳴らす?

2025-02-13 21:33:11 | 社会・経済

朝から強い北西の風。

雷都に引っ越ししてきてから、訪問販売とか、勧誘のひとが、拙宅の呼び鈴を鳴らす。

『ピンポーン!』

煩い。

宗教勧誘、屋根修理詐欺、買取業者、生命保険勧誘、牛乳宅配の勧誘・・・。

そりゃ、確かに、民家の密集した住宅地なんだけれど。

相方に、

『セールス、勧誘が多くてさ。』

とぼやいてみたところ、相方はさもありなん・・・と言いながら、

『コロナ終わって、訪問販売が増えたんだろうな。君んちの周辺は、(君を含めて)老人ばっかり住んでるからね。』

そうだったのか・・・。老人ばかりだから、狙われ?るのかも・・・。

そんなこんな・・・。

先日は、耐震診断とかで、拙宅の呼び鈴を、大胆?にも、二度も鳴らした猛者?がいる。

『二度鳴らすなんて・・・郵便配達じゃないのだし(映画、『郵便配達は二度ベルを鳴らす)、猪口才な・・・』

対応するために玄関を開ける(本当は、インターフォンとかほしいとこで、開けたくないのだけれど)。

勧誘のひとは、若いにいちゃんで、なかなかに美男であったのだが・・・。

必要ない旨、お断りしたが、いろいろと聞いてくる(ご主人は?とか)ので、なんで、見ず知らずのひとにこちらの情報を渡さなにゃらんのか・・・と思ったりする。

色々と危険な世の中である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


銅製湯たんぽ

2025-02-08 20:38:08 | Weblog

夜明け頃は、明るくて今日は、晴れの予報だなと思っていたら、空が暗くなってきて、にわか雪?

再び晴れても、夕刻頃には、また黒い雲。

宵になって再びの弱い雪。

毎日、少しづつ雪が降ってくる。

最高気温5度どまりの酷寒の土曜日。

 

最近のエアコンは、随分と節電できるようになっているものの、同じくらいの光熱費でも、灯油ストーブは、お湯が沸かせるので、沸かしたお湯を銅製湯たんぽに使っている。

中古の木造住宅で、建主が、大工さんだったと聞いていたけれど、兎にも角にも窓の多い家で、外出のときの鍵かけで、越してきた当時は、ちょっと神経質になった。旧居宅に居たときは、終日、母が家に居たし、外出時にも、家の鍵など持って出ることも無かったから、今は、鍵を紛失しないかと出先で思い出したように確認していて、とても疲れる。脳(アタマ)が阿呆なので、一度確認しても、気になってしまい、自分でもおかしいのでは・・・と思ったりする。

・・・で、その中古の木造は、窓が多いので、寒い。

因みに本日は、(午前中しか日の当たらぬ)階下の部屋は、最高気温が、3度以上にならなかった。

 

エアコンでも、薄っすら寒いので、灯油ストーブを購入して、使っている。

灯油ストーブで沸かしたお湯を湯たんぽに使うというリサイクルというか、二次利用ができるのは、あのグリコの『一粒で二度おいしい』というか、(私は、本来、ケチなので)副次的に再利用できるのはお得な気がしている。

灯油ストーブを買う前は、2リットルのペットボトルに、給湯器から60度のお湯を入れて、ゆたんぽ替わりにしていたけれど、結構、早く冷めてしまうので、銅製の湯たんぽを使ってみることにしたのだった。

銅製ゆたんぽは、保温力が高くて、かなり暖かい。ただ・・・お湯の出し入れが面倒だ。面倒だけれども、もうひとつ良い点は、カカトが、ガサガサにならない・・・という事だろうか。電気毛布や電気アンカだと、乾燥がひどくて、カカトがおろし金のように、ガサガサになってしまうのだけれど、湯を入れる湯たんぽに替えたら、カカトが、荒れずに済んでいる。

ペットボトルゆたんぽは、給湯器から直に給水できるのは簡単でいいけれど、拙宅は、都市ガスを引いておらず、LPガスなんで、光熱費がかなり高額。いかんせん、ガスを使用していなくても、1か月、最低1760円の管理料金を徴収される。都市ガスは、その半分以下。

こういうインフラの不平等もあったりで、都市ガスのご家庭はうらやましい限り。

光熱費の値上がりも、半端なくて、随分と暮らしにくくなった。