鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

静脈フェチ・・・

2008-10-29 20:29:22 | Weblog
秋も深まって・・・。
夕方から、シャワーのような時雨。

去年の今頃になりますか・・・。
このブログで、11日間の入院について、何回か書かせていただきましたが、その入院中、毎日の日課だったのが、午前中の点滴。
ワタシの場合は、『腰椎間板症』というやつで、早い話が、ギックリ腰の少し重症なやつ。
別に手術を伴う症状じゃなかったんで、ただ、ただ安静にして、痛み止めと栄養剤の点滴を受けておりましたが、この点滴・・・。
『静脈が細くて針がはいらないのよ。』
と看護師さん泣かせの静脈でした。

袖を捲くると、手の先から、腕を通って、青いような緑色のような静脈がラインを作っている訳で・・・。
良く見ると、そんなに細かないんじゃないかな・・・と思える・・・というより、ほかのひとより、むしろ、太いんじゃないかと思えるんですが・・・。

それ以来、なぜか、ひとさまの静脈が気になって、気になってしかたながい・・・。
綺麗な???(何が基準なのか、いまひとつ決めてに欠けますが・・・)静脈をしているひとを見るともう・・・ドキドキ・・・。
『きれ~な静脈してますね・・・。』
とは、言えないしな・・・メンと向っては・・・。

綺麗な静脈の条件なんか、改めて考えてみましたが、肌の色の白い方のほうが、青さが際立つんで、やっぱ色白さん。
痩せているひとは、くっきり、はっきり浮き出ているんで・・・これは、ちょっと目立ちすぎ・・・。
出ず入らず・・・ってあたりが丁度いいか・・・。

男性でも、綺麗な静脈をお持ちの方いらっしゃいますね。
まず、腕まくりした姿がカッコイイ方・・・これは、静脈綺麗度がかなり高そうです(別に、統計とったわけじゃないけどね)。
メタボな方は、論外(だって静脈みえないんだもん)。

腕の内側を手首から、指で、す~っとなぞってみたくなる美しい静脈・・・。

ときめき・・・ますね・・・???って、ドラキュラか・・・。

☆☆☆

明日から、暫くのあいだ、不定期な更新となります。


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秋の日のおでかけ③-――『グッチ兄さん』

2008-10-28 20:55:50 | Weblog
良く晴れて、気持ちの良い秋の日。
明け方は、特に冷え込みました。


道にまよいましたけれど、銀座は、大きな通りから少しそれたところにも、有名なお店が一杯あって、時間があれば、もっとウロついてみたい場所ですね。

和光のお店の中には、ガードマンがいたりして、ひとりで入るには、ちょっと躊躇するところです(特に用件は、ないので、入りませんが・・・)。

グッチのお店の店員さん(コンシェルジュ?とでも言うのだろうか???)の美形なこと・・・。
カッコイイお兄さんが、黒ずくめのスーツで、ドアの側にたっていらっしゃる。
スーツもネクタイもシャツも黒ずくめ・・・。

まぁ・・・ワタクシも大抵黒ずくめのカラスですが、このグッチ兄さん(・・・と勝手に呼んでいる)は、相当、洗練されたスタイルでございます。
あのネクタイは、シルクサテンなんだろうな・・・。
高級なメンズ・ファッション誌から抜け出したモデルさんのよう・・・。
上から下まで、みんなグッチなんだろうな(・・・ワタシ、ブランド音痴なんで、よくわかんないけれど・・・)。
・・・ということは、あれは、やっぱ制服というカテゴリーでいいのか・・・支給品なのかな・・・などと、シミったれたことを考えるあたり、やっぱり、ブランド・ショップには、縁がなさそう・・・。

ひとりじゃ恐ろしくて、入れないもん・・・。
勇気がいるもん・・・それも一生?分くらい・・・。

高級品店の店員さんは、お客を値踏みするのがウマイ。
本当のお客か、或いは、冷やかしなのか・・・そのあたりを一瞬で見抜いてしまうようで、お財布の中身やクレジットカードの限度額を気にしているようじゃ、そ~ゆ~高級店に入る資格は、なさそうです。

ただ、ブランドかそうでないかの枠を超えて、自分の本当のお気に入りを見つけて、購入することが出来れば、最高なんですけどね・・・。
(でも、・・・お財布に相談しても、大抵は、断わられるに決まっているけど・・・)

お金がなくても、銀座のお散歩は、楽しい。
お金があれば、もっと楽しいのかも・・・。でも、今は、雰囲気だけ楽しんでみよう・・・。

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秋の日のおでかけ②-――『惑う』

2008-10-27 21:05:36 | Weblog
良く晴れました。でも夜から雷雨・・・。


・・・と言う訳で、3週連続週末のお出掛けとあいなりましたが・・・。

一昨日のお出掛けは、歌舞伎座ってことで、銀座。
歌舞伎座は、上演時間が休憩を含めて4時間以上って場合が多いんで、食糧持参となりますが、いつもですと、銀座・三越で、食糧Getというパターンがほとんどなんですが、今回は、ナゼか・・・朝から、
『銀座・スエヒロのステーキ弁当が食べたい。』
という思いに取り憑かれ?通常の『上野駅⇒銀座線⇒三越⇒歌舞伎座』という定番のルートではなく、
『上野駅⇒山手線⇒東京駅・大丸地下⇒山手線⇒有楽町⇒歌舞伎座』というルートなりました。
・・・で・・・、やっぱりね・・・。
道に迷ってしまいました。

前回の歌舞伎座(8月15日)のときもそうだったんですが、有楽町駅方面から銀座に向うとナゼか、歌舞伎座に直に、行けないんですね。
もしかすると、『ボケ』たんだろうか・・・と思いつつ、同じ場所のもどってやり直し・・・。
数寄屋橋交差点・・・まで、戻ることになってしまいました。

家に帰って、地図サイト『ちず丸』で、迷ったルートを探ってみると、
どうも、ワタシの頭の中では、中央通りと晴海通りが逆にインプットされていたようです・・・。
『いつもは、地下鉄で、三越の上に出るから、左折せにゃいかん・・・』
ということが、こびりついていて、有楽町方面から、晴海通りをまっすぐ築地方面に行くのなら、何も三越で左折する必要が、まるでない・・・ということに、気付いていなかった訳でした・・・。

地下鉄も出口をひとつ間違えると、地上の風景が、まるでちがっていて、夜なら完全に迷ってしまうところ。

30分近く(ちょこっと焦りながら・・・)の銀座早足散歩となりました。
普通のお散歩なら、充分楽しかったと思いますが、いかんせん、開演時間が迫ってるし、このままだと開演前に食事をするのが無理だな~(・・・でも、今日は、起きたのが、昼過ぎで、寝起きは、まるで食欲ないし、16時頃、食べると丁度いいんだけどな~なんて思いながら・・・。)

そんなこんなで、一幕幕間の18時・・・普通より1時間くらい早い夕食となりました。

美味でしたよ。銀座スエヒロの『炭火焼き和牛ステーキ弁当』。
劇場の狭い座席で食べるのもまた楽しい・・・。


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芸術祭十月大歌舞伎

2008-10-26 20:52:19 | Weblog
土曜・日曜とどんよりしたお天気。

昨日は、歌舞伎座へ。
今月は、三週連続の週末のお出掛けになりました。
先の二週は、月曜日が祝日・会社が何故か休日だったので、三連休が二回だったので、まあ、なんとか予定していた三公演とも見に行くことが出来ました(重畳、重畳・・・です)。

今回は、夜の部。
本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)『十種香・狐火』
歌舞伎三姫のひとつ『八重垣姫』を坂東玉三郎さんの美し~い姫様姿、お相手役の武田勝頼役・尾上菊乃助さんの美々しい若侍姿に会場から、ほ~っと溜息。
曙染の大振袖、紫繻子の裃、袴と絵のように美しい。
勝頼の腰元・濡衣役に中村福助さん。お二人の朱色の衣装に対して、こちらは、落ち着いた黒い衣装。
目にもあやな衣装は、歌舞伎の楽しみのひとつですね。

二幕の玉三郎さんの薄紫の衣装もほんとに綺麗で、窮地にたった恋人の命を助けるために、諏訪権現の狐に導かれ、湖を渡る場面を、踊りながら表現されて、とても幻想的でした。
あの重たい衣装でのイナヴァウワーも必見。


親子で、恋人同士を演じるのは、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)での、尾上菊五郎さん、菊乃助さん。
花魁姿の菊乃助さん・・・お母さんの富司純子さん(この方、よく改名されるんで、漢字違っていたらすみません。最初の芸名は、藤純子さんと言ってた様な気がしますが・・・)にとてもよく似ていらして、お父さんも美男ですが、息子さんも美男ですね~~~。
追われる男と花魁のせつない恋のお話でした。


英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくじし)を舞うのは、中村福助さん。
お正月に、某国営放送で放送される『鏡獅子』・・・あのピレネー犬のような毛の鬘をグルングルン振り回す女方ヴァージョン。
会場はいつまでも拍手が鳴り止まない・・・お見事。
歌舞伎の見どころのひとつにアクロバティックなとんぼ切がありますが、助走をつけずに、トンボ切るのは、体操部にでも入って修行しないと無理なんじゃないかな~などと、運動神経の鈍いワタシなどは、つくづく感心してみております。

歌舞伎座っていいな~。
清元さんがなに唄っているのか、よくわかんないし、セリフもむずかしいけれども・・・。

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怒りの金曜日シリーズ---基本的文法

2008-10-24 21:04:12 | Weblog
先々週、先週と何故か、金曜日に、仕事関係の怒りの文章を書いてしまっておりますが・・・。
だったら、怒りの金曜日シリーズ③ってことで、今回も、お怒り編。

今日は、仕事のお話じゃないんだけれど、最近、自宅のパソコンで、eメールをチェックすると、来るわ・・・来るわ・・・ひっきりなし・・・。
所謂、出会い系とか、アダルト関係とか・・・タイトルからして変な(淫らな?)メールが、てんこ盛り。
世の中には、暇な方・・・多いんですかね・・・。
もちろん、タイトルだけで全部、デリートするのだけれど、スパムが、上手く振り分けられず、バンバン入ってくるものと思われる。

さて、この迷惑メール・・・ほとんどが、駄作なんだけれど、中には、極稀に、官能小説を思わせるくらい上手な文章を書かれる方もおられる・・・。
勿体ないな・・・こんなに上手な文章なのにな・・・(内容は、ともかく・・・)。

最悪なのは、コレ。
『わたしゎ~』とか『今日ゎ~』
で、はじまるメール。
『て、に、は、を』・・・まず、基本的文法からだ。

この『わたしゎ~』の『ゎ』これは、文字を覚えたての子供なら許せる。
『は』と『わ』の使い方は、文字を覚えたての子供には、区別できないのは、致し方が無い。
子供ならば、充分可愛らしいし、可愛い子供の字で、こんなふうに、書かれるのは、ほほえましい。
だがしかし、こんなメールを送信しているあたり、もう充分な大人なのだろうし、少なくとも、顔もしらない他人様に始めて出すメールでは、なかろうと思う。
こういう商売のマニュアルでもあるんだろうか?

この『わたしゎ~』と書いて『かわいい~』とか褒められでもしたんだろう・・・と類推するが・・・。
如何なものだろう?
とにかく、この手のメールの書き手の文章は、まず文法からしてかなりあぶなっかしい。日本人なのか?
大体、この『ゎ』を打つのに、パソコンならば(ローマ字変換の場合だが)『X』、『W』、『A』と変換、都合4回打たねばならない・・・馬鹿げていないか?
携帯電話のメールならもっと手短に打てるのだろうか?(ちなみに、ワタシは、まるっきり打てない。・・・あんな、一文字一文字、拾いながら、よく文章が構成できるもんだと、感心している。文字を拾っているうちに、何を書こうとしていたのか忘れてしまう・・・ので)。

私に、メールを送るなら、もっと格調高く、洗練された???メールを送ってみやがれ!
そしたら、こっちも、それなりの返事を送ってやっても良いのだが・・・(でも、スパムメールだしな・・・)。

ムキになって怒る事もないし、捨てておけばいいのだが・・・と、それでも、怒りの金曜日。

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水くぐる衣②

2008-10-23 20:44:28 | Weblog
灰色の空。午後から雨。

今年の5月21日のブログで、ワタシは、基本的に水洗いできない衣類は、嫌いということを書きました。出来るだけ、買わないようにしているのですが、どうしてもクリーニング屋さんのお世話にならなければ、ならない衣類ってありますね。
コートとか、スーツとか(・・・あんまり着ないけれど)。
つい、うっかり、洗濯表示を確認せず、買ってしまったりして、
『ありゃりゃ・・・。水洗い不可かい・・・。』
なんてこともあったりで、年間2~3回利用していますが、いつも利用しているお店が、改装?のため、一時期閉店とあいなってしまって、仕方が無いので、近所にできたクリーニング屋さんに始めて出かけてみました。

冬のコート類をクリーニングに出すのを、すっかり忘れていたんで、そろそろ出しとかんとな~と思い、
そのお店のカウンターへ持っていくと、先客あり・・・。
でも、店員さんが2名いるのに、もうひとりの店員さんは、まるでシカト・・・(・・・なんで?もしかするとレジが1台しかないからかな・・・)と思いつつ、順番を待っておりました。

最初のお客さんが終わって、ワタシの番だが、
『会員さんですか?』
と聞かれました。
『えっ・・・(もしかすると会員さんじゃないと受付てもらえないんかいな?)。いや、始めてです。』
『こちら、会員制となっておりますので、ご住所とお名前と生年月日と電話番号をご記入下さい。』
と紙を渡され、記入欄に指定の個人情報を書き込んでる間、もってきたコート類の洗濯表示をチェックして、
『こちら、綿素材となっておりますので、多少の色落ち、縮みがあるかもしれませんが・・・。宜しいですか?』
と、のたまう。
『えっ・・・?(色落ちしても責任持てないってことなのか)はあ。』
『こちらのコートは、海外製品で、洗濯表示がありませんので、万一の場合保証がききませんが、宜しいですか?』
『えっ・・・?(万一の場合って、どういう想定なんだ?)はあ。』
『こちらのシャツは、ちりめん素材となっておりますが、女性用ですよね?』
『は・・・?(だって、ボタンが右についてんだから、オトコものに決まってるじゃん!)いや、オトコものです。』
~ハックション!(店員さんのくしゃみ)
ワタシの持っていった洗濯物は、ほこりだらけだったもんで、すみません。

会計をしてもらって、驚きました。
『ナンカの間違いかい?』
と思えるくらい、金額が安い・・・。
コレだけ安いから、とにかく、何が起きても、責任持てないってことなんだね。このお店は・・・。
・・・納得。
クリーニング屋さんへ行って、こんなに疲れたのは始めてです。

でも、ワタシ、あのコートお気に入りなんだよね。万一がないことを祈るのみ・・・です。


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秋の日のおでかけ

2008-10-22 21:07:40 | Weblog
緩やかな日差しの秋の一日。

先週の土曜日、都内に観劇にでかけましたが、その途中・・・でのアクシデント。

自宅から最寄駅まで、ちょっと距離があるもんで、駅の近くの駐車場まで、車で移動するわけですが・・・。
運転席に座ったときから、なんだか、ヘンテコな違和感がありまして、ナンだろう・・・とおもっていたのですが、まあ、電車の発車時刻まで、時間もあまりないし・・・ってことで、出発しました。

5分くらい走って、
『あれれ・・・?やっぱナンカ??ヘン???』
座席シートと自分の大腿部の裏側にチクチクした痛みが・・・。
触ってみると、何か硬いものがあって、
『これは、もしかすると、虫(蜂?)かもしれない・・・。もしかすると、私の腿の圧力で、押しつぶされて、虫のナカミが、出てきたら気持ちわるいし、シミになっちゃうかも・・・。かなりヤバイ・・・。』
チクチクは、更に激しくなっていく一方。
仕方がない・・・一端、戻ろう・・・と言う訳で、自宅へ逆戻り。
ドアの鍵を開けて、玄関先で、ジーンズを脱ごうと思ったのだけれど、今日の指には、超ひっかかる指輪を着用してまして、このまま引っ掛けたら、折れるかも・・・と思いつつ、指輪を外し、ゲタ箱の上において、ジーンズを脱いでみたところ、何もでてこない・・・
裏返しにして、バサバサ振ってみたところ、飛び出してきたのは、全長15mmくらいある『カメムシ』くんでした。
『カメムシ』の硬い背中がワタシの太腿の裏側の柔らかい皮膚に押し潰されそうになって、必死で動いていたらしく、あの『悪臭』を発する暇もなかったようです。
『やれやれ・・・。』
太腿は、カメムシの硬い背中で摩擦されて、少し赤くなって、わずかに山椒のような匂いがしていましたが、濡れタオルで拭いて、用心のため、虫刺されの薬をつけておきました。

無事、ワタシの太腿から、脱出したカメムシは、何処かへ飛んでいきましたが・・・。

もともとは、天気のよい秋晴れの前日、ジーンズを洗って干しておいたのだけれど、それを、軒下につるしたまんま、たたみもせず、そのまま、履いて出かけたワタシが、無精者だったせいですね。
洗濯物は、一度、きちんと畳んでから着用すべきでした。

特に、秋、冬は、蜂などの昆虫が、外干しした洗濯物にくっついてくる場合もあるので、要注意です。

・・・再度、出発ってときに、今度は、
『外した指輪が見つからん・・・ゲタ箱の上に確かに置いたのに・・・。』
必死で探して、ふとみると、ゲタ箱のうえの白いレースの上に、保護色になっておった・・・なんてこったい・・・。
見えているのに、見えていない・・・。脳が認識してくれていないのです・・・。

時間は、大幅に遅れましたが、なんとか、予定していた次の電車に乗ることができた秋の日のアクシデントでした。


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『サド侯爵夫人』③---どうしようか・・・と思っちゃった舞台の総括

2008-10-21 20:35:04 | Weblog
二晩に渡って、サド侯爵夫人の舞台について、綴ってきたけれど、本日で、ファイナルとしよう。

三島由紀夫の戯曲は、『黒蜥蜴』、『近代能楽集/葵上・卒塔婆小町』などを見てきたけれど、いづれも、セリフが長く、かなり難しい戯曲だと思う。

美輪明宏さん、麻実れいさんなどのかなり力量のある役者さんが演じてきている。
今回の篠井・加納コンビも、その顔合わせだけでも、『見たい!』と思わせるし、セリフの罠に絡め取られた感は、なきにしもあらずだったけれども、今回の舞台、それなりに楽しめたことは、事実。

ワタシの後方に男性二人連れのお客さんがいて、一幕後の幕間に、
『・・・で、アルフォンス(サド侯爵)は、誰がやるの・・・?』
なんていう会話が聞こえてきた。
・・・この芝居、セリフの中の『アルフォンス』を観客に想像させるのが、醍醐味なんですがね・・・。
実体をもつ、アルフォンス役は、出てきません。

金髪で、美しいサディストの『アルフォンス』を、想像するだけで、楽しい。そのあたりが、三島マジックなんですよ!

さて、今回、セットは、殆ど無い・・・。
現代女形(女方)ふたりと登場する男優さんたちの女性の衣装、そして、セリフ・・・それだけである。
衣装も綺麗だった。
とくに三幕のアンヌが、着ていたあの衣装の生地で、私はジャケットを作って、着てみたい。
黒いベルベット状の生地に、赤・紫・朱色の紅葉(だと思う)の刺繍が極めて美しい。
篠井さんのドレスも綺麗だった。
一幕・三幕の加納さんの衣装もとても良かった。
三幕全部で、衣装替えが行われて、透けるような薄い手袋やアクセサリー(男性用に作るの大変だったんじゃないかと思えるほど・・・)もキラキラで、セリフの輝きを助ける小物としても充分効果を発揮していたと思う。

ほんとに(役者さんにとっては)大変なお芝居は、始まったばかりである。

もし、叶うのなら、こんなキャストで実現したらいいな・・・と思うところを書いておこう。
三島由紀夫の言うとおり(チラシにあったのだが)、モントルイユ夫人役を女形でやらせるということも考えたのだが、新劇における女形文化の無伝統を考えるとやはり女優でやることにした・・・ということなので、女優でやるなら、モントルイユ夫人を、白石加代子さんか或いは、高畑敦子さんなんか適役じゃないかと思う。
女形でやるならサド侯爵夫人ルネ:坂東玉三郎さん、モントルイユ夫人:美輪明宏さんで、やってくれたら最高なんだけれど・・・。松竹さんあたりで、やりませんかね?

篠井・加納コンビもそれなりによかったんですけどね。

ちなみにサド侯爵については、拙ブログ2008年6月21日あたりの『SとM』あたりをご参照下さい。


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『サド侯爵夫人』②---どうしようか・・・と思っちゃった舞台

2008-10-20 20:04:58 | Weblog
全国的に平日ですが、何故か、本日、会社がお休み。
休日出勤したっていいんですが、会社が休みなんだから、行っても仕方ないか・・・。

・・・昨日の続き。
『サド侯爵夫人』

原作は、三島由紀夫さん。
この方のお芝居は、修辞・修辞・修辞、比喩・比喩・比喩・・・所謂、レトリックとメタファーな表現。
しかも、流れる音楽のようなセリフに、これは、相当、力量のある役者さんじゃないと、セリフに振り回されて、セリフを言うだけで、もう一杯一杯・・・といったところ。

今回の『サド侯爵夫人』に出演者のみなさんも、この三島マジックというか、華麗なる罠に落ちてしまっていました。

まず、出演者のみなさんのほとんどが、セリフを噛む、言いよどむ・・・最悪だったのが(これは、或いは、演出だったのだろうか・・・)あの花組芝居の座長・加納幸和さん・・・セリフが出てこなかったんじゃないかと思う一面も・・・。
モントルイユ老婦人という役柄上、そうしたセリフの言いよどみ・・・を演技していたなら、これは、成功・・・と言えるのですが、三島由紀夫の作品で、それは、有り得ない・・・んじゃないかと思えます。
あのセリフ廻しは、音楽を聴くようでなければ、まるで意味がないから・・・。
・・・見ていて(どうしようか・・・)と思ってしまった訳です。

同じ花組芝居のご出身で、加納さんとは、暫く共演のなかった、篠井英介さん。
静かで、貞淑なサド侯爵夫人ルネを、淡々と演じていらっしゃるようでした。
もちろん、この方も、あの膨大なセリフに惑わされたおひとりには、違いないのですが、今回のメンバーのなかでは、セリフのミスが少なかったように思います。セリフの抑揚もまずまず・・・といったところ。

石井正則さん・・・敬虔なクリスチャンの貴婦人役で、三幕では、シスター姿で、可愛らしかったな。
あの緊張した舞台での唯一和み系。

サディステックで、スキャンダラスなサンフォン夫人は、天宮良さん。あの長ゼリフには、かなり苦戦していた模様。

サド公爵夫人の妹で、姉のルネとは対照的なアンヌを演じていたのは、小林高鹿さん・・・実は、侍女役のシャルロット役の山本芳樹さんと、どっちがどっちなんだろうな・・・と思っていたのですが、多分、これでいいのだと思いますが(配役が逆だった場合にはお許し下さい)・・・。
お二人とも、端正なマスクの持主なんで、近くで見ていてもわからなかった。

唯一、セリフ数の少なかった山本芳樹さんだけが、完璧に見えた・・・。
セリフが多ければいいってもんじゃないみたい・・・。


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『サド侯爵夫人』---どうしようか・・・と思っちゃった舞台

2008-10-19 20:36:47 | Weblog
昨日は、先週に引続き、都内へ観劇。

今回は、出掛けにちょっとアクシデントがありまして、そのお話は、またいづれ・・・。

お天気にも恵まれて、ワタシの行く手は阻むのもなし!・・・と思い込んでおりましたが、駅の電光掲示板で、京王線人身事故のため・・・云々。
・・・全然、関係ない?路線だけれど、もしかすると、運行状況に影響があるのかな・・・と一抹の不安。
・・・全く、影響はありませんでしたけどね。

さて、日暮れも早くなって、先週の同じタイム・スケジュールだけれど、今回は、ひとり観劇だったもんで、蕎麦屋で、軽く腹ごしらえ。
新大久保駅で降りて、さて・・・。
しばらくぶりだったし、あたりも暗い。東京グローブ座って、こんなに駅から離れていたっけ・・・???
もしかすると、降りる駅間違えた???と思うくらい、通りは、人がおらず(時間帯の関係だろうか?)
なんだか、不安になってくる。
劇場脇の舗道にも、路上生活者さん達が、お休み?になっていて・・・なんだかサビレタ・・・カンジは、否めない。

劇場入り・・・。
今回は、右サイドの最前列。
最前列は、結構、ツライ。左斜め上ばかりみていたので、首にキタ!

土曜日のソワレ(夜公演)だというのに、空席が目立つ。二階席は、ほとんど人がいない。
演目のせいか、それとも世の中・・・不況なのか・・・。
・・・この状況は、バブル崩壊時期にある劇場で、体験したパターンによく似ている・・・。
そのときは、土曜マチネ(昼公演)でも空席が目立っていた・・・。
今日のマチネ(昼公演)の入りは、どうだったのだろうか・・・???
三階は、料金も割安?なせいか、それでも、まばら・・・。
一階席も、後方は空席だ・・・。
いままで、かつてない経験である。土曜日で、1階席にこれだけ空席がある・・・ってことは・・・・。
少し、不安になる・・・。
もしかすると、かなり期待の出来ない舞台なのだろうか・・・と。

・・・で、どうしようか・・・と思っちゃった舞台だったのです。
『サド侯爵夫人』
ワタシにどうこう出来る訳では、ないのですが、なんか・・・どうしようかと思っちゃったんですね。

平日の芝居なら、多分、コレくらいの客の入りなんだろう・・・と思うんだけれど、土曜日のソワレで、これってことは・・・役者さんたちのテンションってどうなんだろう・・・と・・・。
(たしかに、テンションは、そう高くなかったようです)

・・・今回も、前振りが長すぎました。

続きは、明日。


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