memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

違法操業の損失は年間数百億ドルにのぼる

2013-05-19 00:01:42 | 水産・海洋
密漁、違法な漁獲は当局に報告されず、環境的配慮や規制をないがしろにしている(5月8日REUTERS)

これによる世界全体での損失は100億から230億ドルと見積もられているとNPOの保護団体が報じた。密漁された魚は闇市場で売られる。そのため経済的影響の解読は困難だ。しかしワシントンに本部のあるOCEANAは国連に報告された国ごとの記録と各国での水産物販売の統計を比較した。

これらの双方の数値が一致しない場合、この団体OCEANAでは密漁分が欠落しているからと推測している。
米国NOAAの管理者 Jane Lubchencoは「密漁は米国漁業や漁業共同体にとってもっとも深刻な脅威だ」という。 報告によれば違法な取引は1100~2500万トンにおよび、少なくとも世界水産物全体の20%を占めるという。違法操業は高価な魚種を狙う。エビ、フグ、ロブスター、アワビ、ウニなどである。罰則は多くの場合、利益の中のほんの一部でしかない。米国の場合違法漁獲の価値が100万ドルに対し罰金はわずか3.5万ドルである。違法取引は海洋漁業に携わる2.6億人の仕事を脅かしている。

たとえば、香港でのフカヒレの取引では実際には報告数値の3,4倍のサメが殺されているという。フカヒレの取引金額は2.92億から4.76億ドルにもなる。フロリダの取り締まり部門の推計では密漁者は合法的な漁業者から毎週1,400ドルのサワラを奪っていることになるという。順法漁業者が同じ市場で魚を販売すれば、環境面や衛生面に配慮しない密漁物にかなわないことになる。加えて、成人や子供が人身売買されて違法操業に加担させられているともある。

ロシアのベニサケの密漁は報告数値の60~90%に達するというy。その損失は4,000万から7400万万ドルとOCEANAはいう。闇市場で取引されるクロマグロは年間40億ドルにおよび、公式漁獲の10倍に相当するという報告がある(以下省略)



沿岸漁民の漁獲は好調、5年間で最高  ロシア・沿海州

2013-05-19 00:00:47 | 水産・海洋
沿海州直の漁業会社は2013年の第一四半期で、過去5年間で最高の結果を出した(5月6日VLADNES)

沿海州漁業水産資源局によれば2013年第一四半期の総量は345,700トンであった。(過去の同時期の結果は2009 - 241,500 tons, 2010 - 314,900 tons, 2011 - 331,300 tons, 2012 - 331,300 tonsであった)スケソウダラが沿岸漁民お主対象であることを思い出して欲しい。この魚の比率は今期79%であった。沿岸漁民らはすけそうだら漁獲枠の53%を消化した。昨年に比べると漁獲は1,123トン増加している。スケソウに続く魚種はニシンである。当局によると、沿海州での漁獲は4月1日時点で60,700トンとなり昨年比14,600と増えている。

カツオマグロまき網漁船が太平洋で人命救助   西部太平洋

2013-05-19 00:00:21 | 海事
西部太平洋にカツオ漁のために出漁していた米国漁船Pacific Princess が予期せぬ漁獲をした。(5月2日SanDiegoUniounTribune)

金曜日のこと、海から魚を獲り上げるかわりに乗組員らが2人の男が乗ったアルミ製の14フィートのボートを甲板に上げた。彼らは船外機の故障で3週間以上海上をひょうるううしていたもの。Pacific Princessは1978年にサンデイゴで建造され、1981年以降は米国領サモアで活動している。操業航海の半ばで乗組員が漂流している小船を発見したと船長のAlfred Canepaはいう。彼はソロモン諸島の首都ホニアラからサンデイゴに電話連絡してきた。

「我々はちょうど魚の探索をしていた。自分はレーダー画面上に鳥群のような反応を発見した」と Canepa, 54歳はいう,彼はLittle Italyで成長した人。「鳥群れが魚をひきつけることもあり探していたところ浮遊物を見つけた。それがボートだった。鳥を探していなかったらボートは見つからなかっただろう。幸運なことだ」ボートの2人は年齢20歳と40歳で、420海里離れたギルバート諸島からのものであった。kれらは非常に弱く脱水症状であった。彼等が体験した生命にかかわる状態を考慮すれば、依然健康状態は良かった。

この二人は釣った魚で生き延び、雨水をバケツにためた。この水がなくなると彼らは海水を飲んだ。華氏90度の気温と湿度がさらに生存を困難にした、と。