memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

2012年世界の船舶の喪失は106隻  AGCSレポート (2)

2013-01-30 00:00:50 | 海事
あたらしい規則は人的ミスの問題に焦点を当てている。海事労働条約The Maritime Labor Convention (2006)は2013年に発効する。これにより海員の福祉と労働条件の改善が図られる。一般的に客船はIMOの取り決めに年中注意を払っており、客船業界は規則の強化と実地運用面の改善を図っている。

*船橋でのチェックとバランス
主要な船社はCosta Concordia事故の後、自主規制の取り組みを行なっている。国際客船協会および欧州客船審議会は提携して業界全体に国際規制基準の上を行く自主的な政策適用を図っている。さらに航空業界など他の産業界での先駆者の動きあるいは有力な船主の動向などの力を集めている。

たとえば、この業界に広く採用されているのは”機能本位の船橋”のコンセプトで船橋での指揮が従来の船長一人によるものから”チェックとバランス”方式に代わってきている。「こうした業界の自己規制は安全の確信となるドライバーである」とGerhardはいう。, 彼は乗客の安全を最優先する場合そのような考えはすぐに別の部門にも流れてゆくと考えている。
さらに2012年7月の電子海図表示及び情報システム方式ECDISの導入義務付けにより事故我減少することが期待される。しか効果的な訓練や管理監督が正しく適用された場合である。「技術は訓練があってはじめて有効となる。またわれわれは人的要素をいつも見ているわけではない。我々が見るべきは最上の船主は積極的な安全管理を行い、最小限の基準を超え組織の上から底まで気を配る。これにより安全管理向上に資するものだ」とGerhardはいう。

AGCS社は世界で有数の海上保険会社で、タンカー、バラ積み船、客船、ヨット、プレジャーボートまでにいたる広範な保険を扱っている。AGCSは貨物の損失や毀損についても国際また国内輸送の両方で扱っている。2011年のAGCS社の保険料は9.4億ユーロである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿