memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

廃れ行く鵜飼漁  中国

2013-07-25 00:04:40 | 亜細亜海道
Huang Yuechang とHuang Mingdeの兄弟は一生鵜飼を続けてきた。目の前に座っている74歳のHuang Yuechuangは自分がこれまでに見たことのない事業家である(7月15日thatalantic)

白いヤギ髭をたたえ、手製の漁の服を着て、伝統的な竹で出来た円錐形の帽子をかぶった彼は, どう見ても古老の漁師に見えた。笑顔をたたえた針金のような元気な彼Mr. Huangは広西壮族自治区の興平漁村近くの風光秀麗な漓江で一月のうち25日仕事をしている。このところ漓江では魚が少なくなった。だから十代の頃から漁師として育った彼らは毎年数百万人の観光客が訪れる対象となっている。兄のHuang Migde82歳とともにMr. Huangは長く続けていた陽朔を基地としたツアーガイドを自分で辞めた。その理由は金銭面で、彼の妻は数年前に糖尿病と診断された。このため家族は毎月インシュリンの費用が必要となった。

鵜飼漁は廃れ行く芸術である。数千年のながきにわたり漁師らは鵜を飼いならし中国の河川や湖で漁をしてきた。その過程は単純である。漁師は鵜ののどの辺りに紐をかけて大きな魚を飲み込むことが出来ないようにする。でも小さな魚はのどを通り飲み込むことが出来る。鵜が魚を捕らえたら、漁師は鵜を引き入れ竹の甲板の上に吐き出させるのだ。今やMr. Huangやその兄のように鵜飼漁をする漁師は数少ないが観光業にサービスを提供することでまともな生活が出来る。(以下省略)

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