帆船NADEZHDAが日本海の放射能調査 ロシア

ネベリスク国立海事大学の帆船Nadezhda がウラジオストック港から日本海に向けて出港した。目的は福島原発事故のあとの放射能調査である。（5月3日itar-tass通信）

このミッションはロシア地理学研究会の後援によるもので、同様の調査は調査船Pavel Gordiyenko によって太平洋で行われる。NADEZHDAの専門家は大気、海水および海の動物について日本海の様々な位置で行う。調査船Pavel　Gordiyenkoからのデータとあわせ福島の放射能事故の状況についてはっきりとした結果を得ることに役立つ。

Nadezhda は5月末に母港に戻り、そのあと沿海州のPlastun居住区に向かう予定である。またその後本帆船は改修を行い2012年のAPECサミットにあわせて太平洋での航海を行う。ロシア地理学協会のための調査船 Pavel Gordiyenko による航海は4月22日に始まった。本船はウラジオストック出港ののちロシア極東海域の放射線調査を行う。本船は津軽海峡を通り、千島列島とペトロパブロフスク・カムチャツキーの沿岸を調査する。放射能の調査結果は気象データとともに集積される。