memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

地中海難民で稼ぐビジネス  (2)

2015-07-07 00:15:53 | 海事

彼らはバックパックを作り、一年以上それを持ち続けた。「その中にはライフジャケット、水、スニッカー、チョコレートのGalaxy barにナツメヤシの実(dates)を詰めた。州に一度食品は詰め替えた。

最近電話がまたかかってきた、そこで子供たちを送り出した。しかしすぐに戻ってきた。ボートに向かって水の中を歩いたが、密輸業者らはエジプトの沿岸警備隊をみて慎重になり、行動を中止した。

この家族は密輸市場の需要側の中身を見せたが、あるエジプト人密輸業者は 供給側の内幕をNPRにのぞかせた。彼はエジプト北部海岸のBaltimに住む漁民であった。彼は夜間に人々を密輸する。それは違法行為だから彼はAbu Aymanという名前を使っている。Abu Aymanはスーダンからリビアまで繫がる大規模な密輸組織の小さな歯車に過ぎない。彼の仕事は難民をエジプト水域から運び出し沖合いにいる大型船のに届けることである、このボートが数百人を載せて欧州に向かう。逮捕される恐れもあるのに、彼はこの仕事をする。「いい金になる」と彼はいう。

一日二日の料では運がよければ彼は65ドル稼げる。しかし、密輸の仕事に関れば一人650ドルになる。2ヶ月前の最後の仕事では彼とその仲間は20人をはこび13,000ドル稼いだ。 Abu Aymanは彼が難民を送り出す場所の砂丘と椰子の木の並ぶ海岸を指差した。しばしば難民はボートからボートへと泳がねばならないという。彼は休日用の小さな小屋をみせた、そこに難民は集まり漁師らが運んで行くのだという。

次の密輸が何時できるかはわからないという。沿岸警備隊が取締りを強化している。難民の溺死のニュースに接するたびに彼の罪悪感が増している。「いつの日か審判にかけられるのではないかと恐れている」という。

 


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