記念の世界最大の錨 香港に到着

かつては世界最大であった歴史的な船舶の36重量トンの錨が、インドのグジャラートからWILHELMSENシップサービスで運ばれ香港に到着した。香港の新しい海事博物館で展示されることになっている。（7月9日WMN）

Wilhelmsen 船社は去る2月に広東省でノルウエー大使より本件の輸送を要請されていた。この錨は世界最大の船舶であるM/T　SEAWISE GIANT（旧船名はJahre VikingおよびKox Nevisで、今年インドで解撤されたもの。本船はULCCとして世界最大でありスクラップされるまで35年間就航した。この記念品は香港海域におけるノルウエー海運の19世紀以来の係わり合いをあらわすための贈り物という。インドから香港までの輸送はノルウエーが負担したもの。

本船は1979年にCY TUNG(OOCL社の創設者)が建造、その後彼の家族が売船し、ノルウエーの船舶会社が運航していたもの。この大錨は20のチエーンで、7メートルのシャンク長さ、4.45メートルの錨爪を有し厚みは1.13メートル。Wilhelmsenは購入から書類手続きなどすべてを行い、アランに在る解撤場所からPipanay港までは40フィートのフラットトレーラーで陸送した。その後はNedloyd Barentzで香港まで運ばれたもの