memories on the sea 海の記録

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クロマグロ・キャンペーンで地中海に移動 シー・シェパード

2010-01-28 00:03:39 | 水産・海洋
シー・シェパード保護団体は対日反捕鯨活動で得るものはなくその"ワルチング・マチルダ"作戦を終了。この団体の2隻の船Steve IrwinとBob Barkerは南の海から離れ地中海に向かう。その対象はクロマグロの違法操業阻止であると。(欧州漁業NEWS,1月25日)

「我々は世界全体に向けて世界でもっとも特徴のある魚種のクロマグロについての関心を喚起する必要がある。この魚は日本の強欲な需要により高値となり消滅の危機にある」と、この団体の創設者であり会長であるポール・ワトソン船長が発言。

2週間前にはこの魚が日本(築地市場)で11.1万米ドルで取引されている。地中海のマグロ産業は絶滅の危機にあり、その資源は3年以内に消滅すると。しかし不正行為や市場での高値が保護努力の妨げになっている。絶滅危惧種の国際取引に関する会議(CITES)はクロマグロに関して3月に会議を開く。しかし、この会議までの間EUは、フランス、マルタ、イタリア、およびギリシアの漁師の反発をかわぬよう議題からクロマグロを除外した。

サルコジ大統領はクロマグロ漁業の禁止を試みたが、自国の漁民によってねじ伏せられた。現在彼はクロマグロの日本への輸出禁止措置を模索中、これにより得るところは大きいものの、仮にフランス漁民は自らの欲するものが得られなければ港湾封鎖も行なうであろう。今年はクロマグロ保護にとって重要な年となるだろう。シー・シェパード保護団体は違反操業者と戦い、漁業者による脅威や暴力には負けない。我々の南の海(南極海)における日本捕鯨船に対する6年間の活動は我々に経験を与え、世界中の違反操業者の暴力に対する解決方法を編み出した。「我々は船舶を失うかもしれない、しかしクロマグロ資源を喪うよりはよい」 「船は消耗品だが、資源は違う」とワトソンは発言。

>>>これで、シー・シェパードがふたたび南極海に現れなくなるのか・・・?というところまでは不明である。


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