memories on the sea 海の記録

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海賊の横行で漁船が消えた     ケニア

2011-10-29 10:57:55 | 海事
東アフリカ沿岸での海賊の横行により外国漁船からの稼ぎが消えた(10月5日businessdailyafrica)

漁船はより安全なアフリカ南部、大西洋、太平洋などに移動した。過去4年間で漁船数が80隻から今年の35隻にまで減っていると海洋沿岸漁業局長のMwaka Barbaraはいう。「過去数年で明らかに減少したのは東アフリカ水域における海賊の影響だ」とMwaka女史はいう。

「外国漁船は年間450万シリングの入漁料を支払っていたが昨年はそれが200万シリングになった」とMwaka。東アフリカ遠洋漁業会社の常務Jose Gonzalezは会社の漁船MV Sakobaが昨年海賊にハイジャックされたという。東アフリカ沖のインド洋での操業は海賊のため漁業者にとって大きな危険となった。漁業者は漁獲物を地元で処理せず、ポルトガル、イタリア、スペインなどに輸出している。これは環境変化の場合のシフトが容易なためだ。

過去3年間、ソマリア沖を主な対象として海賊の攻撃が増えた。今年の6か月間だけで26隻が襲われ、昨年の196隻に比べ襲撃が増加とロンドンに本部を置くIMBはいう。ケニア海釣り協会(KASA)の会長Simon Hemphilは治安悪化によりこの部門の収益は減少しているという。「運航者らはモンバサの救難センターと連絡を取る必要があるため、通信の途絶を恐れて遠出はしない」とHemphil 氏はいう。

とはいえ、ソマリア水域では25隻以上の艦艇がパトロールしている。この地区警備は観戦にとっての大きな役目である。ケニアは漁船を監視する術を持っていない。ケニアが遠洋漁船を投資しなければ15万トン以上の漁獲を失うことになる。モンバサの大型加工会社は外国船からの魚に頼っている。魚種としてはマグロ類であるが遠洋で漁獲され、外国船から地元市場にも流入してくる。警備力の不足によりケニア水域ではケニア船籍でない漁船による違法操業もある。
写真:スペイン艦隊の士官とソマリア海賊とおぼしき男、モンバサ


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