memories on the sea 海の記録

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マイワシが消えた   カナダ

2013-10-31 00:12:57 | 水産・海洋
マイワシが消えたことで深刻な経済的、環境的影響がカナダ西海岸で起きている(10月15日CANADACOM)

3200万ドルの漁業がどういうわけか今年完全に崩壊した。マイワシ船団は一握りのマイワシをも漁獲できずに母港に戻った。この小さな群れをなす商業対象である魚の消失は食物連鎖に影響しザトウクジラにまで影響を与える。Tofinoを根拠地とする太平洋野生動物基金のJim Darlingがイナタビューにこたえた。夏場にバンクーバー島の西沖ではザトウクジラが数百頭も見られる。然し今年はそれが散発的であった。クジラウオッチ・ビジネスも同様であった。

「ザトウクジラは我々に変化が起きていることを知らせている」と彼はいう。 「海の仕組みは複雑で、その意味することの理解は難しい。一年だけであれば、警告を発する理由はないと思う、しかし興味を持つべき理由は確かにあるのだ」ザトウクジラははるか沖合いで確認にされている、たぶんニシン、コウナゴ、カタクチイワシあるいはオキアミなどを代替として接餌しているのだろう。しかし陸ガン近くでは今年は確認されていない。

ピルチャードという名前でも知られているマイワシには魅力的な歴史がある。マイワシはカナダB.G.州沿岸で1920年代中盤から40年代中盤にかけて漁業を支える主体であっておよそ年間4万トンが水揚げされていた。その後ナゾの消滅の事態がその後何十年も発生した。その初回のものは1992年であった。連邦政府による科学調査目的の操業がバンクーバー島の西側のBarkley Sound 出行われた。マイワシの再出現がザトウクジラに影響を当てあえたのは1995年のことで、クジラウオッチで主役を演じるコククジラにザトウクジラがとって代わった。

Ocean Outfitters 社の主任ガイドでありスキッパーでもあるPeter Schultzeは, ザトウクジラは普段は岸から10kmまで近づくが今年の場合はそれが18~31kmになっている。このため沖だ時間と燃料を要し、ザトウクジラを楽しむ時間が短縮された。
乱獲がB.C州沖のマイワシのいなくなった原因として非難された。しかし、研究者らは舞いわしの好まない海洋環境の変化が原因という。B.C州ではマイワシの商業漁を2002年に開始、2013年の許容漁獲量は25,000トン、それに対し資源推定量は 659,000 トンである。「今年は予想外だった」とバンクーバーのカナダ漁業海洋資源管理者のLisa Mijacikaはいう。マイワシ漁業はカルフォルニアとオレゴンでは行われた。「この魚は回遊魚であり海洋環境に大きく影響される」と。カナダ、米国、メキシコの研究者らはマイワシの動きについて解明すべく12月に会議を持つことになっている」(以下省略)

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