memories on the sea 海の記録

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カナダとデンマークの漁業紛争

2010-02-19 00:01:27 | 水産・海洋
カナダとデンマークの間で漁業をめぐる紛争が過熱している。その原因はグリーンランドの沖にある小さな不毛の岩礁のハンス島をめぐるもの。しかしながら、この場所は北海えび(アマエビ)の主魚場として知られる。(2月8日)

カナダの連邦漁業相Gail Sheaは先週ニューファウンドランド沖の国際水域での デンマークによる乱獲を非難。デンマーク保護領とファロー諸島に所属するデンマーク漁船に対して警告を発した。北大西洋漁業機構の保護取り決めによるえびの漁獲は334トンまでとする取り決めに来週から従わなければ、違反船はカナダの港から締め出すというもの。

カナダ政府の報道官は「デンマークは二国間協定に基づかない3,100トンの漁獲枠をグリーンランドとファロー初頭の漁船団に与えている。それはカナダの350km先の経済水域で3Lとよばれる海域である。このことはこの魚種の保護に大きな影響を及ぼす」ハンス島とはカナダとグリーンランドの間のケネデイ海峡に存在する小さな無人島である。この島の帰属は両国にとって数年来の紛争の種であった。

デンマークのエビの漁獲枠はその全体のわずか1%であるのに対して、カナダは80%に相当する。カナダ外交筋はグリーンランドとファロー諸島の漁船は他の港で水揚げしなければならないと警告している。しかしながらこの海区に砲艦が直ちに出動するようなことはないという。

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