沈没の際、大量のコカインを積んでいた Costa Concordia号

"Costa Concordia"がその最後の航海の際にマフィアが所有する大量の麻薬を積んでいたことが判明したと捜査当局が発表した（3月31日SNT)

イタリアのCalabrian州の犯罪組織 Ndranghetaが2012年1月にこのクルーズ客船に麻薬を隠していたことがギャングらの会話の電話盗聴から明らかになった。「世界中に笑いの種を我々にもたらしたのと同じ船だ」とNdranghetaの首領 Michele Rossi が仲間のMassimo Tiralongoに語ったと麻薬捜査に当たる警察当局が語った。

このCosta Cruisesのほかにも、Ndrangheta は麻薬を欧州、北米、カリブ海などを周航するMSC社やNorwegian Cruise Linesにも配置したということを犯罪取り締まり局がLa Repubblicaで明らかにした。フロレンスの 組織犯罪取締りグループはCosta Concordiaの船上で麻薬はいまだ見つかっていないという。上級士官、会社上層部は知らないのではないか。乗組員1,2人の仕業かと。