処理をしていない排水が海に流入、2つの港からの油汚染などこの都市近くの海洋生物は絶滅の危機にある(7月4日Scroll.in)
5人の疲れ切った漁師たちが3日間のアラビア海の操業から戻ってきた。
グラグラ揺れる30フィートのボートをカラチの歴史的漁港のIbrahim Hyderiに錨を入れた後, 彼らは漁網を陸にあげ、プラスチックのバスケットを空にした。最終的には漁獲物を積み上げたが小魚ばかりであった。3日間の操業で得たのは7漁師一人当たり3,000パキスタンルピー ($30)で魚粉工場のみが市場値段より安値で買い付けることになる。
「岸近くに魚はいない、沖に出て魚を見つけるしかない」と40歳の船長 Abass Mallahはいう。この古い漁港の住民らは運を使い果たし、パキスタン最大の都市の汚染の対策方法を見つけ出さねばならない。今日、彼らは強力なモーターボートを必要とし数日間魚を見つけることに費やし、規模の大きな網漁具が必要となり、追加の乗り組みも必要とする。
「ゴミの投棄や排水の流入が魚に悪影響している 」とこの村の漁師Saleh Muhammadはいう。 桟橋から数ヤードしか離れていない場所はゴミの山で浜辺に捨てられたものである。地元民によれば影響力のある人物がゴミのトラックを招きそれが市内のゴミを海に投棄している。彼らはその後隣接地を大金で販売しようと期待している。
集落の外そこは巨大な水ためになっている。底からは黒く濁った水が白い泡を吹きながら海に流れ込んでいる。この廃水は都市からのものだ。ここカラチには6つの工業団地がありおよそ10,000の企業が繊維から化学品、ペイントなどを製造している。最も汚染がひどいのは化学製品の排水でそれは皮なめしのためである。