memories on the sea 海の記録

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漁師も魚を買わざるを得ない   マレーシア・ケランタン州

2013-01-26 23:59:52 | 亜細亜海道
PASIR PUTEH発: Cherang Rukuの沖合いで操業する漁師等は陸にとどまり市場で魚を買うことを選んだ。(1月9日thestar)

これはケランタンの沿岸を台風Sonamuが襲うという気象局の警報を受けてのものである。「もちろん収入は減るが、自分たちが食べる魚は市場で買うしかない。金もかかるが」と30年間沖合操業をする65歳の漁師Husain Awangはいう。彼は悪天候のために沖合いに出ることの出来ないおよそ500人の漁師のうちのひとりである。この状況は10日以上続いていて、距岸20km以内の操業権利を持つ漁師らの魚を買っている。

「昨年のモンスーン時期は運がよかった。しかし今年は悪い状況が長引き、いつになったら安全に海に出られるのかが判らない」とHusainはいう。20年間沖合い漁師を続けている漁師のFauzi Idris 45歳はこうした長引く悪天候を体験したことがないという。「以前は悪天候と荒波による待機は4日程度までだった。しかし今年は10日以上それが続いている」と彼は嘆く。また彼は魚を買ったことは初めてでそうしなければならないことが残念という。

Suhaimi Ismail 40歳は収入の減少を心配。「地元の漁民組合の援助が必要になりそうだ」という。「先行きが見えないので両氏の誰かが自暴自棄で海に出るようなことがあったとしても驚かない」一方、この州の国家安全委員会のMohamad Rosle Mamat は漁民らに我慢し状況に注意するよう求めている。「岸辺では普段と変わらないように見えても外洋での危険は知ることが出来ないから。だから状況回復まで待つよう漁民に我慢を求めている」と。

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