memories on the sea 海の記録

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魚の大量死が発生    シンガポール

2015-03-19 00:02:20 | 亜細亜海道

先週日曜日朝Bryan Ang がジョホール水道の養殖イカダの上で目覚めると彼の魚の殆どが死んでいるのを発見ショックを受けた(3月6日BBCNEWS)

「目が覚めるとすべての魚が腹を上にして死んでいた」 「壊滅的だった」と彼はいう。彼だけではなかった。数百トンの魚が水道の東部で死んだ。養殖業者らは数百から数千ドルを一晩で失った。流れ出した魚は浜辺やマングローブ林に漂着、海蛇、タツノオトシゴからイカやウツボまでが死んだ。

自然ガイドで生物学生のSean Yapはこうした写真を見て驚いた。彼は東部のPasir Ris 海岸を土曜日夕方ジョギングしていて悪臭を感じていた。彼はこれを大量死と描写、死んだ魚が浜に打ち揚げられた。「日曜日朝には清掃業者が仕事を始めたが、夜に満ち潮になると新しい大量の魚が運ばれてきた」

環境当局はこの大量死はプランクトンの発生によるものと発表。ある種のプランクトンが急速に増殖、魚の鰓に障害を与えたものという。こうした現象は温度や高栄養の海水と、水の入れ替わり不十分であると発生する。政府機関はBBCにその数値を提供することは出来なかったが、海の生物の多様性に明らかに衝撃を与えることを懸念、原因究明と養殖業者らの回収作業を支援する。

Mr Yapはより環境変化に強いナマズやハゼまでが死んだことは警告であるという。また無脊椎動物のような虫までが死んだことも警告である、これは食物連鎖の基盤に影響するという。こうした大量死は5年前にも発生している。当局は事前に養殖業者らに魚を保護された網生簀に入れ水の流れを促進するポンプの活用や養殖施設全体を安全な水域に移動することを勧告した。(以下省略)


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