memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

白身魚漁船を省エネのために改造    英国

2014-05-02 00:01:57 | 水産・海洋
シェットランドの白身魚漁船2隻が燃費改善のため機関とギアボックスを改善した(4月20日shetlandnews)

2隻の漁船Venture (LK 641)とFairway II (LK 270)はこの改造で燃費を抑えても出力を増すことができたという。この工事はNorth YorkshireのWhitbyのParkol Marine Engineeringが行なったもの。

Venture の延長Jerry Pottinger,はシェットランド沖合いのハドックを中心とした漁から戻り、機関改造の効果は思っていた以上であるという。「当初の燃料の4分の一を節約することが出来た」 「より低い回転数で曳き力を増すことが出来た」と発言。「また同時にノイズと振動を明らかに抑えることが出来、より効率的で静かになった」という。
Mr Hughsonは船を母港に戻すためにWhitbyに来ているが、本船の調子をこれから見てみるという。Parkolの乾ドックで漁船 Ventureは新しいギアボックスに交換、主機関のCaterpillar 3508エンジンは メンテナンスが行われた。新しい舵柱はこれまでより後ろに設け、2,200mm直径のノズル・プロペラを装備した。一方 Fairway II は新しいギアボックすとともに新しいプロペラ軸と2,100mm直径のプロペラと入れ替えた。

潜水鐘の利用  SEWOL号海難事故で

2014-05-02 00:01:13 | 海事
Diving bell (潜水鐘)の準備が4月30日までに整った。これによりSewol船内に閉じ込められている90人以上の人々の捜索がはかどる見込みである(4月30日SNT)

その船体の大半が泥の海底に埋もれているため、ダイバーらの捜索が困難となっている。この潜水鐘の利用はダイバーらをより深くより長く海中にいられるようにすることが目的で提案されたもの。政府の災害対応チームは珍島近くの海で15日目の捜索を継続している、ダイバーらは強風と強い潮流の中で果敢に沈船の船室内を捜索しているが浮遊するゴミや瓦礫と視界の悪さが遺体の捜索の障害となっている。

あらたに5遺体が徹夜の捜索で第4、第5甲板から発見され死亡者の数は210人となり行方不明者は依然92人である。ダイバーらはガイドロープをフェリー船尾の第4甲板に取り付けている。またこの潜水鐘を吊るすためのバージ(台船)もすでに到着している。(以下総略)

千島列島に軍事設備150を建設する  ロシア

2014-05-02 00:00:45 | 海事
MOSCOW発:ロシアは千島列島のIturup および Kunashir島に150箇所以上の軍事施設を建設する。この千島列島では日本との間で領土紛争が生じていると軍上級司令官は話した。(4月18日NOVOSTI)

「Iturup および Kunashir島での軍事拠点の建設についてはすでに承認されている」とロシア東部軍管区 のSergei Suvorkin大佐は話している。「必要な施設の数は150箇所で、2016年までに建設される」という。ロシア政府は極東の千島列島のロシア軍の改編を行う決定を2011年に行っている。日本とのこの列島についての領土紛争のある中サハリンも加えて、ロシアは領土確保を強化する。

ロシアと日本の関係は北太平洋の千島列島Kuril Islands の紛争の影響をソビエト連邦時代から受けている。ロシア国営建設会社Spetsstroi が居住キャンプ、スポーツ、娯楽施設、そのほかの施設の建設に当たることが予定されている。同じような計画がサハリンでも2020年までに行なわれることになっている。
Surovkin大佐は来年、千島列島守備隊は120の武装特殊車両を受け取り、今後3年以内に最新鋭の武器350単位を配備するという。

紛争下にある4つの島Iturup, Kunashir, Shikotan、Habomai(北方領土4島)は第2次世界大戦の終盤にソビエトに与えられたものであるが、日本は依然その返還を主張している。この両国は第2世界大戦以降に平和協定に調印していないが、その理由はこれらの島の紛争があるためである。そこをロシアは南クリル諸島Southern Kurilsと呼ぶが日本は北方領土と呼んでいる。