memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

巨大オヒョウを漁獲   アイスランド

2011-12-13 08:30:58 | 水産・海洋
Kleifarberg ÓF 2の乗組員が長さ258センチ、重量250キロのオヒョウを木曜日漁獲した(12月10日 Icelandic Review)

この魚はアイスランド水域では最大の記録である。「昨年ドイツの釣り人によりWest Fjordでの漁獲248センチがこれまでの世界記録であった」と甲板員Trausti Gylfason はいう。 ドイツの趣味の釣り人Gunther HanselがBolungarvíkで釣り上げたものは広く報道された。彼はその魚を450,000アイスランドクローネ (USD 3,800, EUR 2,800)で販売している。

写真は昨年Hanselが釣った248センチのオヒョウ。

漁船での奴隷労働     タイ

2011-12-13 08:30:31 | 亜細亜海道
タイの漁業部門ではたらく人々の中には暴力的な悪夢の状態に置かれ、逃げることも助けを求めることもできない人々がいる(12月1日Phuket Gazette)

もしあなたがこんどプーケットのシーフードレストランで食事をすることがあったなら、ビルマ・カレン族のShan州からきたMinのことを考えてほしい。Minは数えきれないほどの出稼ぎ労働者の一人で、生活費を稼ぐための最後の手段として、タイに人身売買された一人だ。それがどこであるのか、どんな仕事かを知らず、ビルマを抜け出した。彼はその試練を思い出すが先月出版されたMahidol Migration Center (MMC)による人身売買された労働者の実際の姿を描いた「タイにおける人身売買被害者のスナップショット」にも載っている。

Minはタイの飲食店か工場労働者として月6,000バーツを約束された。ブローカ費用が12,000バーツであったが、それを支払うことが出来ぬ彼はのちの賃金で返済することにした。「何日か働いた後にMinは漁船に連れて行かれた。モン族とタイ人が労働者の見張りをしていた。タイ人は銃器を持ちそれで労働者を威嚇した。Minは働くほかになく、働かなければ胃のあたりを蹴り上げられたりしたと報告書は述べている。
すし詰めの状態での生活で昼夜の別なく働かされたが、その賃金は支払われることはなかったという。

Minとその船の仲間が魚を盗み船の排気管で調理したとして殴打された。かれはどうしたら逃げられるのかわからず。桟橋に着けば労働者らは狭い部屋に閉じ込められた。一度、労働者が逃げ出したが、捕まった「その労働者らはボートに戻され足を半分水に漬けられた状態で柱に縛られた・・・電気ショックを与えられタバコの火を押し付けられた。そのあと彼は船尾に連れてゆかれ頭を撃たれた」とMMC報告は述べている。
10月にビルマ人の漁民が反乱を起こしインドネシア水域で、彼らの船の船長と機関士を殺しそののちプーケット沿岸で捕まった。 殺害を自白した男は物理的精神的に絶え間ない暴虐に耐えられなかったからという。(以下省略)

標識をつけたコククジラがカムチャツカに向かう

2011-12-13 08:29:52 | 水産・海洋
衛星標識を付けたコククジラがサハリンからカムチャツカに向かっている、その後はアラスカに向かうようだ(12月2日VLADNEWS)

衛星テレメトリーを利用したコククジラのオホーツク朝鮮資源研究プログラムのチーフVyacheslav Roznovが発表。コククジラは20世紀中盤にサハリン沿岸では消滅、しかし1983年科学者らは20種類の哺乳類を発見、オホーツク朝鮮系群のクジラ125~150頭であることを示唆していた。しかしながら、2009年に研究者らはこれは単独の資源ではないかとの仮説を立てた。北太平洋には単独の資源がありそれがオホーツク海で数を増やしたのではないかと。

もしこの仮定が正しければコククジラは以前考えられていた韓国や日本からではなく北方ルートを通りアラスカに回遊するのでは。この仮説を検証するため2010年にロシアと米国の研究者チームによる研究が始まった。昨年12月科学者らはサハリンの北東沿岸沖合で1頭のコククジラを発見、Flexと名前を付けた。この動物の動きを衛星データで解析することが期待された。この標識は2011年2月まで働き、1500以上のクジラの所在位置を伝えてきた。最後の信号はアラスカ沖合からのものであった。

今年の夏には専門家らがサハリン近くで5頭のクジラに標識を付けた。現時点ではそのうちの2頭の雌から発信され、クジラの名前は Barbaraと the Agentである。夏季の調査で科学者らは依然行方を追尾できなくなったFlexが元気であることを捕えている。「現在クジラはサハリンからカムチャツカに到着、一年前のFlex同様アラスカに向かうであろう。しかし結論を出すためにはさらなるデータが必要。したがって来季も標識追尾を継続する」とRoznov.科学者らによればThe Agentは雌の6.5歳で2005年以降サハリンで目撃されていた。Barbaraは8.5歳でロシア沿岸で最初に目撃されたのは2003年であった。